『PTSDと「記憶の歴史」――アラン・ヤング教授を迎えて』
立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点 20080229 立命館大学生存学研究センター
生存学研究センター報告1,195p. ISSN 1882-6539
[English] /
[Korean]
last update: 20190514
■しかく立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点 20080229 『PTSDと「記憶の歴史」――アラン・ヤング教授を迎えて』,立命館大学生存学研究センター,生存学研究センター報告1,195p. ISSN 1882-6539 ※(注記)
*ご希望の方は生存学研究所にご連絡ください。
送料実費でお送りできます。連絡先は以下のとおりです。
生存学研究所事務局
E-mail:
ars-vive@st.ritsumei.ac.jp
TEL:075-465-8475、内線:2393(9:00〜17:30)FAX:075-465-8342
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1立命館大学
「なお、在庫切れの場合は、生存学研究所HPにて公開しておりますPDF、テキストをご覧ください。」
https://www.ritsumei-arsvi.org/publication/center_report/
*
他の書籍と一緒の場合
■しかく目次
まえがき
松原 洋子... .................................................................................... 3
特別公開企画「PTSD と「記憶」の歴史――アラン・ヤング教授を迎えて」
プログラム ....................................................................................... 9
開会の辞
西 成彦....................................................................................... 11
Allan Young 教授の紹介
宮坂 敬造....................................................................................... 13
基調講演
"PTSD in the War on Terror"
Allan Young 教授 通訳:宮坂敬造... ................................................... 17
指定質問1
「記憶の変化」
小宅 理沙.................................................................................... 45
指定質問2
「記憶を紡ぎ出す「場」を巡る問い」
片山 知哉.................................................................................... 49
Allan Young 教授のリプライ
Allan Young 教授... ..................................................................... 54
研究報告1
「 先端医療におけるインフォームド・コンセント
―想像できない手術を受けた経験の語り」
植村 要........................................................................... 63
研究報告2
「 NICU において親と子がどのように関係性を築いていくのか
―18 トリソミー児の親の語りから」
櫻井 浩子........................................................................... 71
全体討議コメント1 池田 光穂............................................................... 78
全体討議コメント2 天田 城介............................................................... 84
Allan Young 教授のリプライ
Allan Young 教授 通訳:宮坂敬造・北中淳子... .................................... 88
フロアからの質問および Allan Young 教授のレスポンス........................... 94
閉会の辞
松原 洋子... .................................................................................... 110
司会:サトウタツヤ(立命館大学文学部教授)
資 料
"Changes of Memory"
Risa Koyake... .............................................................................. 115
"Questions over "places" to spin memories"
Tomoya Katayama........................................................................ 119
配布資料「 先端医療におけるインフォームド・コンセント
―想像できない手術を受けた経験の語り」
植村 要.............................................................................. 125
配布資料
「 NICU において親と子がどのように関係性を築いていくのか
―18 トリソミー児の親の語りから」
櫻井 浩子.............................................................................. 139
"Informed Consent in State-of-the-Art Medical Care;
A Narrative of a Person’s Experience of Experimental Surgery"
Kaname UEMURA... ..................................................................... 155
"How Parents and Children Build a Relationship in the NICU;
From Narrative of Parents Who have Infants with Trisomy 18"
Hiroko Sakurai... ........................................................................... 171
あとがき
立岩 真也... .................................................................................... 191
■しかくまえがき 松原 洋子(立命館大学大学院先端総合学術研究科 教授)
病や、老い、障害など、ままならない身体とともに生きること。
それは、福祉や医療の援助の対象である前に、人々が生きていく過程であり、生きる知恵や技が創出される現場である。その人々の経験や語りを集め、社会との関わりを解析し、人々のこれからの生き方を構想し、あるべき社会・世界を実現する手立てを示す―「生存学」創成拠点はこれを目標に日々活動している。2007 年 5 月にはグローバル COE 拠点に採択されたが、その最初の大きな催しに、生存学の志とひびきあう研究成果をあげてこられたヤング氏を迎えられたことは、大きな幸運であった。
本報告書は、2007 年 7 月 21 日に立命館大学衣笠キャンパスで開催された、「PTSD と『記憶』の歴史―アラン・ヤング教授を迎えて」の全記録である。内容はヤング氏の講演、大学院生報告を中心とするワークショップ、コメントと応答の3部構成となっている。 ヤング氏は、1938 年米国に生まれ、ニューヨーク大学などを経て、現在、カナダのマッギル大学教授を務めておられる著名な医療人類学者である。現在は進化精神医学や脳の進化など幅広いテーマにわたり、精力的に研究活動を展開しておられる。日本では『PTSD の医療人類学』で知られる氏であるが、本企画でもアメリカ同時多発テロ後の PTSD 研究の諸問題を重層的にとらえ、洞察力に富んだ講演で聴衆を魅了した。
また、登壇した4名の大学院生は立命館大学大学院先端総合学術研究科に学び、当事者や支援者としての現場に生きつつ、そこから発した問いを研究として深めつつある人々である。この院生たちからの指定質問、報告の原稿を準備段階から熱心に読みこみ、真摯に応答してくださった姿に接し、ヤング氏の研究者として、また教育者としての情熱と懐の深さに感銘を覚えた。
なお、本企画はヤング氏を日本に招聘した慶應義塾大学グローバル COEプログラム「 論理と感性の先端的教育研究拠点形成」との共催で実現した。企画の実現にご尽力いただいた慶應義塾大学の宮坂敬造氏と北中淳子氏、またコメンテータとして参加してくださった池田光穂氏(大阪大学)にこの場を借りてお礼申し上げたい。
■しかくプログラム
PTSD と「記憶」の歴史
特別公開企画 立命館大学グローバル COE プログラム「生存学」創成拠点
PTSD と「記憶」の歴史――アラン・ヤング教授を迎えて
日 時:2007 年 7 月 21 日(土)13:00 〜 18:00(開場 12:30)
会 場:立命館大学衣笠キャンパス以学館 2 号ホール
▼プログラム
13:00 〜 13:05 開会の辞 西成彦(立命館大学大学院先端総合学術研究科長)
13:05 〜 13:10 紹介 宮坂敬造(慶應義塾大学文学部教授)
13:10 〜 14:10 基調報告 Allan Young 教授
"PTSD in the War on Terror"[通訳:宮坂敬造(慶應義塾大学文学部教授)]
14:10 〜 14:25 指定質問1 小宅理沙(立命館大学大学院先端総合学術研究科院生)
14:25 〜 14:40 指定質問2 片山知哉(立命館大学大学院先端総合学術研究科院生)
14:40 〜 15:00 Allan Young 教授のリプライ
15:00 〜 15:20 休憩
15:20 〜 15:40 研究報告1 植村要(立命館大学大学院先端総合学術研究科院生)
15:40 〜 16:00 研究報告2 櫻井浩子(立命館大学大学院先端総合学術研究科院生)
16:00 〜 16:20 Allan Young 教授のコメント
16:20 〜 16:40 休憩
16:40 〜 16:55 全体討議コメント1 池田光穂(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授)
16:55 〜 17:10 全体討議コメント2 天田城介(立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授)
17:10 〜 17:30 Allan Young 教授のリプライ[通訳: 宮坂敬造(慶應義塾大学文学部教授)・
北中淳子(慶應義塾大学文学部助教)]
17:30 〜 17:50 フロアからの質問 & Allan Young 教授のレスポンス
17:50 〜 18:00 閉会の辞 松原洋子(立命館大学大学院先端総合学術研究科副研究科長)
司会:サトウタツヤ(立命館大学文学部教授)
■しかく言及
◆だいやまーく立岩 真也 20140825
『自閉症連続体の時代』,みすず書房,352p. ISBN-10: 4622078457 ISBN-13: 978-4622078456 3700+
[amazon]/
[kinokuniya] ※(注記)