『延命の医学から生命を与えるケアへ』
日野原 重明 19830615 医学書院,202p.
■しかく日野原 重明 19830615 『延命の医学から生命を与えるケアへ』,医学書院,202p. ISBN-10: 4260135511 ISBN-13: 978-4260135511 1260円
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[kinokuniya] ※(注記) t02
■しかく内容
■しかく目次
「時」を与える――序にかえて
1 生と死について
生と死とのかかわり
死の読みとりと死にゆく人への対応
人間に必ずくる死
死の告知によりもたらされた劇
何が末期ケアか
死の哲学的、宗教的理解
医学の敗れるとき
望まれる全人的ケア
死にゆく患者の心の受容
解剖学者の死との対決
白血病で死んだ少年の遺書
癌を告知する医師が背負わなければならないもの
患者をどこまで理解しているか
患者をどこまで理解しているか
患者によって違う千差万別の死に方とそれへの対応
予期しない死の訪れ
2 末期患者への対応
心身医学との出会い
「死にゆく患者」とはどんな存在か
死にゆく者の定義
末期患者の定義
末期患者の四つの条件――タマルティの定義
末期と診断するkとの難しさと重さ
末期患者と家族へのケア
治療からケアへ
3 医学と看護は死にゆく患者とその家族に何を与えることができるか
医学と看護は単なるサイエンスではない
私はどのようにして臨床医となったか
徴兵検査では
末期患者とはどういう状態をいうか
急性疾患にも慢性疾患にも「末期」がある
末期であることを、だれが、どういう基準で判断するか
末期ケアはクオリティが問題
もっと患者の言葉に耳を傾けよう
患者の手記からたくさんのことが学べる
沈黙してそばにいることもケアである
本当に末期を予測することは難しい
医師や看護婦は夜も目を覚ましていなければならない
末期患者にはこう対処している
4 延命の医学から生命(いのち)を与えるケアへ
死になれっこになっている医療者
差し迫った死の姿
四十三年前に十六歳の女工さんに教えられた「死の臨床」
時間を注射するような訪れのケアを
患者が主役、医師や看護婦は脇役
「悩みの診断」ができなければケアはできない
人間全体が病むという認識
最後に私たちはどこへ行くのか
5 ホスピスの意味するもの
はじめに
日本の医学に欠けているもの
すべての人が死ぬという事実
ホスピスの言葉の意味
ホスピスの精神とチーム
臨死患者の求めているもの
ホスピスのもつ四つの鍵
近代医学に欠けるもの
心と体の両面から
病気の各期(ステージ)の分析と対応
英国・カナダ・アメリカ合衆国のホスピス訪問
ボランティアの意味するもの
若い世代をつくる
老人も参加する
家庭の主婦も専門職も、ともに参加する
あとがき
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:
岡田 清鷹