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■しかく障害者避難所シンポジウム〜障害者の避難、避難生活を円滑に進めるには〜

日時:2016年10月9日(日) 午後2時〜5時 (開場 1時半)
場所:大阪市中央会館 ホール(要申込/資料代500円)

〒542-0082 大阪市中央区島之内2-12-31
地下鉄堺筋線・長堀鶴見緑地線「長堀橋」下車 徒歩6分

■しかく趣旨

東日本大震災を教訓に各地の自治体では障害者の避難対策が進んできたように思えました。福祉避難所協定は東日本大震災後、格段に広がりを見せた。国も2013年災害対策基本法を改正し、自治体は平時から避難行動要支援者名簿を作成し、災害発生後は本人の同意なく名簿を開示できることとした。これによって障害者の安否確認は進むとされていました。

しかし2016年4月14日、16日に発生した熊本地震ではいずれも役に立ちませんでした。

今後の災害に備えて、避難所、福祉避難所はどうあるべきか?安否確認の方法はどうあるべきかなど、東日本大震災で抱えた課題はそのまま残っているといえます。

今回は、熊本地震で福祉避難所や障害者の避難所にかかわった方がたにお越しいただき、今後の大規模災害に備え、我々はどうしていくべきか、また自治体にはどのような備えが必要なのかを考えていきたいと思います。

■しかくプログラム

基調講演

「東日本大震災と熊本地震 障害者の避難状況はどうだったのか」

立木(たつき) 茂雄(しげお)さん(同志社大学教授)
阪神大震災以降、様々な災害において障害者・高齢者の避難について研究。
NHKテレビ出演他講演も多数。現在「大規模災害発生時における自立障害者の生活 支援に関する広域連携拠点の整備事業」委員会の委員を務める。

パネルディスカッション

「今後の大規模災害について障害者はどう避難すればよいか?」

パネラー

鈴木(すずき) 徳和(のりかず) さん(社会福祉法人石巻祥心会石巻 サンネットなごみ就労自立支援センターコスモス管理者)
東日本大地震発生後から福祉避難所を立ち上げ一般の避難所にいる障害当事者及びその家族の受け入れを行う。また熊本地震ではチーム石巻として、熊本県身体障害者福祉センターで避難している障害者支援を行う。

阿部(あべ) 一彦(かずひこ) さん(社会福祉法人仙台市障害者福祉協会 会長)
仙台市内で福祉センターなどの管理委託を受けていたことから、市内3カ所で福祉避難所を開設し、運営を行う。JDF被災地障害者支援センター宮城の現地代表も務める。

吉村(よしむら) 千恵(ちえ) さん(熊本学園大学水俣学研究センター研究員)
熊本地震発生以来熊本学園大学が避難所となり、健常者、障害者合わせて800人の人が避難するバリアフリー避難所となった。その現場で支援をし、様々なコーディネイトを行った。

植田(うえだ) 洋平(ようへい) さん(ヒューマンネットワーク熊本 事務局次長)
4月16日の地震で自らの事務所が使用不能になり、ヘルパー派遣を受けている障害者らが熊本学園に避難。また益城町で住めなくなった障害者を近くのレストランを借りて避難させる。

助言者

立木 茂雄さん

司会

八幡 隆司(認定NPO法人 ゆめ風基金 理事)
(手話通訳・要約筆記あり)

■しかく主催

NPO法人ゆめ風基金

■しかくお問い合わせ

被災障害者支援NPO法人ゆめ風基金
〒533-0033大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662
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*作成:小川 浩史