2010年11月8日月曜日

住めば都を体で覚える

またまた所用で首都アクラに行って、戻ってまいりました。

任地アカチに着いたら、もう日暮れでした。



そういえばガーナに来たての頃に行われた

「田舎に泊まろう!」的ホームステイプログラムが終わった時は、

早く「都会の味」「日本に近い味」が食べたくて、

ドミに戻らず、そのまま首都の中華料理屋へ直行したっけ。

でも、最近はその中華料理屋にもあまり行かないなぁ。


アクラで他の隊員と会うのはとっても楽しみにしているし、実際楽しいのだけど、

アカチのパパさんママさん、シスターズは元気かなと思うようにもなってきました。


アクラを歩くと「オブロニ!」(外人)とチュイ語で声をかけられるのだけど、

アカチに戻って「ジュン!」と呼ばれると、やっぱりホっとします。

エウェ語であいさつをされると、アカチに帰ってきたなぁって安心します。


早いもので、赴任して5カ月目に突入。

「あれもこれもない、これじゃ何もできない」って思っていた赴任当初の不安は今はなく、

「あれもあるじゃん、他に何ができるだろう」とアカチで思えるようになったのは、

我ながら少しばかりの成長かもしれません。

そして、アカチに顔なじみの人が増えて、住みよい場所になってきたのもうれしいこと。


今自分がいる所がよい場所かどうかは、すべて自分のとらえ方次第なんだなとしみじみ。

これを読んでいる日本の若者よ!

もしも今の生活がショボいと思えるなら、その前に自分の心がショボくないか振り返ってみよ!

と、エラそうに言ってみたり。



最近何かと移動が多い日々。

来週もアクラ、再来週は北の町タマレへ再び行きます。

人生とは旅であり、旅とは人生であると世界のナカータが言いましたが、

移動も楽しみながら、任地での生活にこそちゃんと両足をつけて過ごしたいと思います。


今週も楽しんでいきましょ!

今日も読んでくれたあなたにも、Same to you!

2010年11月6日土曜日

Honesty is such a lonely word

毎授業が「はじめまして」で始まる今日この頃。

自己紹介の後に「オーチタオチタ」で遊ぶのが恒例になってきました。

発音が簡単だし、「雷」や「げんこつ」の説明で、ヘぇーってなるし。


でも、一番これに助けられてるって思うのは、「正直であれ」ということを伝えられること。

みんなで練習した後は本番のゲームに入るのですが、間違えちゃったら座ろうねと言います。


でも、間違えても誰も座らない。笑顔でごまかす。これはどこの学校でもいっしょです。

そこで、一言。


「私との授業では、間違いはノープロブレム。自分に正直であることが大事だよん。」


その場は「イエス、サー」といい返事が返ってくるのですが、やっぱり間違えても座らない。

で、間違えた子は周りから「お前、間違えただろ!座れよ!」とプチケンカになるわけです。


結局しぶしぶ座るわけですが、

「えらいね、君は正直だよ。立派です。はい、拍手!」

ってみんなからガーナ流の拍手をもらうと、次から正直に座る子がグンと増えます。

その後の活動も、ルールを守ったり間違いを恐れないということが伝えやすくなります。


みんなで勉強するには、最低限のルールがあります。

これは、人が集まって「クラス」である以上、どこの国に行っても変わらないと感じています。


たいていはこんな感じでほんわかと進んでいくのですが、今日のクラスは手ごわかった…。

6の段の練習の終わりに、何問か問題に取り組ませている時のこと。

これでもかってくらい、ほぼ全員が周りの答えを写して「先生できました!」って。




筆者:あかんて、それじゃ自分のためにならんよ。

生徒:イエス、サー。(そして、3秒経たぬうちに堂々とカンニング再開)

筆者:あのね、間違えても怒らんし、またいっしょに練習すればいいから。

生徒:イエス、サー。(そして、何事もなかったかのようにカンニング再開)

筆者:くそぉ…。そんなにノート見たいなら一生見ときよし!

  許さん!全員起立じゃ!ムキー!!怒

生徒:ソーリー、マスター。

筆者:謝るくらいなら最初からやるな!あのな、カンニングってのは…




この後懇々とジャパニーズ闘魂を説教したわけですが、

普段は答えが合ってないとバシバシとしばかれてるこの子たち、

きっとカンニングが「しばかれないための必死の作戦」なんだろうな。


先生も答えが合ってることが一番大事と考えているようだから、なかなか難しいです。

でも、ちゃんと「学ぶ」ためにはこういうことも覚えていかなくちゃね。


自分もこの国でしばらく生活していきたいわけだから、

ちゃんとこっちの人の考えは知りたいと思うけど、あかんものは、あかん。


こっちの事情に最大限配慮はするけど、遠慮する必要はないです。



Billy Joel はしれっと大事なこと歌ってます。


Honesty is such a lonely word

Everyone is so untrue

Honesty is hardly ever heard

And mostly what I need from you

(Honesty / 1979)


ガーナの担い手よ、めざせ正直者。めざせ誠意大将軍。

ま、まずは自分からですが…。

2010年11月5日金曜日

神に気持ちを奉げる方法

今日はDEMOという小学校に。

教室の裏はこんな感じで自然が広がってますが、



敷地内には大きな教会が。

学校の中に教会があるのか、教会の中に学校があるのか。どっちだろう。



他の学校と同じように、8時頃から朝のつどいが。

しかし、なんだか先生の話がいつもより長い。

現地語なのでよく分からないが、確実にいつもと何かが違う。



…と思ったら、突然歌が始まり、踊り始めた!AKB48もビックリの勢い!



ドラムブラザーズも激しくエイトビートだし!



あーーー!お金出し始めてるーーー!



全校生徒でかれこれ50分くらい歌って踊って、お金出してました。

これ、実は授業の一環で「神に気持ちを奉げる方法」を教えているのだそう。

なーるほど。そういえばこんな風景、日曜の教会で見たっけ。


それにしても、こういうことを週1回やっているって、すごいなあ。

こうやって覚えていくのね。他の町はどうなんだろう?

ちなみに集まったお金は手を洗う時の洗剤などの購入費に使われるとのこと。


授業後に校長先生がくれたスプライト。

もしかしてあれ、みんなからのお布施で買ってたりして…。


飲み終わってからそんなことを考えてしまい、ドギマギしてしまいました。

2010年11月4日木曜日

フィリピン発チキンアボカド炒め

フィリピンの理数科隊員、Hさんからメールをいただきました。

そう、彼こそが「ご飯飲む?それともビール食べる?」とのたまった大明神様です。


彼も現職教員ですが、こんな先生がいたら楽しいだろうなぁ。

お元気そうで何よりです。


(あ、この写真、所属芸能事務所通した方がいいっすか?)



で、「チキンのアボカド炒め」なるものを伝授していただきました。

名前からして、これは間違いなくウマそうです。


チキンに強火で焼き色をつける。ワインをふりかけて中火で待つ。

しょうゆとにんにくで味をつける。アボカドを加えて、ササっと炒める。


以上です。で、こんな感じ。



どうでしょうか?アボカドがちょっと熟しすぎてたか?

ていうか、焼いてる時のニオイがよすぎて、つまみ食いをガマンできず…。

本当にウマかった!チキンとアボカドってあいますのね。


Hさん、ありがとうございまっす! お互いのんびりまったりで。


追記:

協力隊のブログというより、日本のママさんブロガーのようになってきましたが、

協力隊は健康第一、食事はかなりの楽しみということでご容赦を。

皆さん、いつもメールありがとうございます!

そして、まだまだメールお待ちしております!

2010年11月3日水曜日

アルバロ新フレーバー発売記念

ガーナで唯一と言っていいほど「これはウマいなぁ」と思えるジュースがあります。

その名も、alvaro。アルバロです。



パイナップルと洋ナシの2種類のフレーバーがあるのですが、

今回待望の第3弾が!ニューカマーはパッションフルーツ味!

パッション屋良ではありません。


すでにケニアにはあるというウワサを聞いており、

「ちぇ、いいよなケニアは都会で」とちょっとスネておりましたが、

これを読んでくれているケニア隊員とも同レベルで話ができそうです。



うまいよ、本当にどれもおいしい。

日本の皆さん、ビジネスチャンスです。

今すぐググって、輸入権獲得の準備を!

2010年11月2日火曜日

楽しかった新歓パーティ

22年度2次隊の皆さんがはるばるやって来られたというわけで、

週末は隊員連絡所(ドミ)で新隊員の歓迎会が行われました。

フリマや宴会など、70人くらいのお客さんが集まった盛大なパーティになりました。


今回の幹事は私たち1次隊と、その1つ前の4次隊。

協力隊にはいろんな職種がありますが、我々の顔ぶれも豪華絢爛。

力を合わせて運営したすばらしき仲間たちを紹介させていただきます。




ソフトな物腰でフリマのお客を大量購入のスパイラルへ! 家電量販隊員



今回の黒字は彼女たちのマネージメントのおかげ! 会計受付嬢隊員



ビンボー隊員に愛の手を、そしてそのまま悪の道へ…ふぉーふぉっふぉ! 喪黒福造隊員



スタイリッシュな司会進行でみんなハッピー! MC(削除) ハマー (削除ここまで)隊員



人気のマッサージコーナー、もめばもむほど乳酸が減る!黒字が増える! あんま隊員



女子力全開!料理もプレゼントの裁縫もアタシにまかせとき! 給食のオバチャン隊員



料理の腕に磨きが!廃人生活もムダじゃなかった! お鍋隊員



料理を生かすも殺すも出し方次第!笑顔は口から作れ! カリスマウェイトレス隊員



オレの舌はごまかせないぞ!ていうか食いたいだけ! 味見隊員



唐揚げがこんなにおいしくできるなんて、香田晋もビックリ! 唐揚げ隊員




いかがでしょうか。協力隊を目指す方、応募職種の参考になりましたか?



あ、かつての職場でお世話になったU村先輩へ。

「宴会もできない奴が、教育を語るな」との教え、ちゃんと守ってます。

余興の前にも、教えられた通りに集中を高めました。


まあ、いつものようにドン滑りだったわけですが…



仲間のポテンシャルに尊敬を改める機会にもなり、ものすごく楽しかったです。

来てくれた人も、楽しんでくれていたならうれしいな。

2010年10月30日土曜日

肩を貸したり借りたり

移動が多い今日この頃。

トロトロに揺られ、ガーナ人もうとうとしちゃいます。



首都アクラに上がってきます。 皆さま、よい週末を。

2010年10月29日金曜日

木の下の学校

やって来ました、「木の下の学校」。


こんな感じで、4~6年生が木の下で仲良く授業を。



黒板はこんな感じ。



いつものように、算数と理科の授業をしました。

授業がはじまれば、場所なんて関係ないなと感じました。かけ算も理科の実験もやるよ!


写真は担任のドメネク先生が撮ってくれました。

ちゃんとティームティーチングしてくれるドメネク先生、ありがとう!



「よし、次の実験は、外に行ってやろうか」と、屋外で言い放ってしまいました。

ちょっとした実験でも、子どもたちがグワっと寄ってきます。


真剣なのはうれしいが、おい、ちょっと寄り過ぎだぞ…



今回は以上です。(モザンビークやんぶろ風)

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