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H24 06-ウ(第29回福祉住環境コーディネーター検定試験3級試験問題)
2013年05月25日 H24 06-ウ(第29回福祉住環境コーディネーター検定試験3級試験問題)
住環境整備と整理収納に関する次の(a)〜(d)の記述について適切なものを○しろまる×ばつとしたとき、正しい組み合せを1〜4から1つだけ選び、解答用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。
(a) モノにあふれた住まいは、福祉住環境整備の視点からは、特に安全面と衛生面において問題となる。安全面では、床に散乱したモノにつまずいて転倒や高いところのモノを取ろうとして踏み台からの転落など、衛生面ではホコリ、ダニなどの発生が問題となる。
(b) モノの出し入れによる身体的負担を軽減し、行動動線や介助スペースを確保し、家庭内事故を防止するためには、モノの量を減らすことが重要である。モノの量を減らすことは、廃棄することにほかならない。本人の同意なしに処分を強制することも必要である。
(c)収納スペースは、立位の人の場合は、押し入れであれば最上段と中段、目線から腰までの高さが使いやすい。車いす利用者の場合は、座ったまま手の届きやすい範囲は、押し入れであれば最下段であり、立位の人と異なり足元からひざまでの高さが使いやすい。
(d) モノを収納するには、いかにしまうかではなく、いかに使いやすく、取り出しやすくするかに視点を置くことが大切である。モノの収納のポイントとして、適正量の維持、行動動線への配慮、使用頻度別の収納、グルーピング、定位置管理が挙げられる。
1(a)○しろまる (b)×ばつ (c)○しろまる (d)×ばつ
2(a)○しろまる (b)×ばつ (c)×ばつ (d)○しろまる
3(a)○しろまる (b)○しろまる (c)×ばつ (d)×ばつ
4(a)×ばつ (b)○しろまる (c)×ばつ (d)○しろまる正解(2)
(b)モノの量を減らすことは廃棄以外にも、人に譲る、リサイクルなどがあげられる。また、家族が処分を望んでも、本人の同意なしに処分すべきではない。
(c)座った状態では、足元は使いにくい。押入なら中段が使いやすい。
したがって(b)(c)の記述は誤りである。 よって正解は2n-35596291 at 9:0 | この記事のURL | |