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2020年04月29日 2019年構造9(二級建築士学科試験問題)
地盤及び基礎構造に関する用語とその説明との組合わせとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
負の摩擦力━軟弱地盤において、周囲の地盤が沈下することによって、杭の周面に下向きに作用する摩擦力
ヒーヒング━砂中を上向きに流れる水流圧力によって、砂粒がかきまわされ湧き上がる現象
圧密━透水性の低い粘性土が、荷重の作用によって、長い時間をかけて排水しながら体積を現象させる現象
液状化━水で飽和した砂質土等が、振動・衝撃等による間隙水圧の上昇によって、せん断抵抗を失う現象
直接基礎━基礎スラブからの荷重を直接地盤に伝える形式の基礎
砂中を上向きに流れる水流圧力によって、砂粒がかきまわされ湧き上がる現象はボイリングである。ヒービングは、軟弱な粘土質地盤を掘削する場合に、根切り底面に周囲の地盤が回り込み、ふくれ上がる現象である。
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2020年04月28日 2019年構造10(二級建築士学科試験問題)
木造建築物の部材の名称とその説明との組合わせとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
破風板━切妻屋根や入母屋屋根などの妻側において、山形に取り付けられた板材
無目━鴨居及び敷居と同じ位置に設ける、建具用の溝のない部材
振れ隅木━平面上、隅木が桁において、襖や障子を建て込むための溝のある水平部材
まぐさ━開口部の上部において、襖や、障子を建て込むための溝のある水平部材
上がり框━玄関等の上がり口の床の縁に取り付けられた化粧材
開口部の上部において、襖や、障子を建て込むための溝のある水平部材は鴨居である。まぐさは出入口や窓などの開口上部に渡す水平材をいう。
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2020年04月27日 2019年構造11(二級建築士学科試験問題)
木質構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ボルト接合においては、一般に、接合部が降伏する前に、木材に割裂、せん断、引張り等による脆性的な破壊が生じないようにする。
針葉樹合板を釘で接合する場合、打込み過ぎにより釘頭部が合板に過度にめり込むと、終局耐力や靱性が低下しやすくなる。
ドリフトピン接合は、ボルト接合と異なり、降伏後の耐力上昇が期待できないので、終局せん断耐力は降伏耐力とほぼ同じ値となる。
ボルト接合部において、せん断を受けるボルトの間隔は、木材の繊維に対する加力方向の違いに関係なく一定とする。
木ねじ接合部は、一般に、ねじ部分の影響により、釘接合部に比べて変形性能が小さい。
せん断を受けるボルトの間隔は、木材の繊維に対する加力方向が、繊維方向の場合と繊維直角方向の場合で異なる。
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2020年04月26日 2019年構造12(二級建築士学科試験問題)
木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
曲げ材は、一般に、材せいに比べて材幅が大きいほど、横座屈を生じやすい。
曲げ材端部の支持点付近の引張側に設ける切欠きの深さ(高さ)は、材せいの以下とする
トラス梁は、継手・仕口部の変形、弦材に生じる二次曲げ応力などを考慮したうえで、各部材の応力度が許容応力度を超えないように設計する。
胴差の継手は、できるだけ応力の小さい位置に設ける。
水平力が耐力壁や軸組に確実に伝達するように、水平構面の剛性をできるだけ高くする。
曲げ材は、一般に、材幅に比べて材せいが大きいほど、横座屈を生じやすい。
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2020年04月25日 2019年構造13(二級建築士学科試験問題)
壁式鉄筋コンクリート造2階建ての住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
構造耐力上主要な部分のコンクリートの設計基準強度を、18N/㎟とした。
各階の階高を3mとしたので、耐力壁の厚さを15cmとした。
長さが45cmの壁で、かつ、同一の実長を有する部分の高さが200cmである壁を、耐力壁として壁量計算に算入した。
基礎梁にプレキャスト鉄筋コンクリート部材を使用したので、部材相互を緊結し基礎梁を一体化した。
構造計算によって構造耐力上安全であることを確認したので、壁梁は主筋にD13を用い、梁せいを40cmとした。
1つの耐力壁の実長は、45cm以上かつ、同一の実長を有する部分の高さの30%以上とする。実長は45cm以上であるが、200c×ばつ30%=60cm未満であるので耐力壁とみなさない。
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