ものろぐ

プロトタイプ

今日は古楽器の練習に行ってきました。
練習会場は大阪市内の公民館のようなところ。

コンマスさんとロビーでしゃべってたら、
おばちゃんがいっぱいお部屋から出てきました。
大阪のおばちゃんがめちゃたくさん。そりゃもうニギヤカです。

「ちょっとすんませんけどなぁー」
「あ、楽器邪魔でしたか?すぐどけます・・・」
「いやいや、ええねんけどな、それ、何が入ってますのん?」
「ああ、ヴァイオリンが2本入ってるんですよ。ケース大きいでしょ」
「はぁー。2本も入ってますのんー。
いや、私もねぇ、最近ヴァイオリン始めたんですよ。ボケ防止でねぇ。。。」
「へぇー。そうなんですかー。」

...って、2人して気よく相槌打ったのが試合開始のゴング。

ヴァイオリンは目と指を使うからボケ防止になる。

以前はフルートやっててんけど、孫に言われてヴァイオリンをはじめた。
「吹く楽器は歯が無くなったらできへんから、ヴァイオリンにせぇ」って。

楽器は、学徒動員(!)で亡くなったおじさんのがあった。
バケて出られたら困るから捨ててへんかった。

楽器自体はなんともなかったけど、弦はあかんかったし、
楽器の中から干からびたゴキブリが出てきて楽器屋さんに叱られた。

要約すると、こんな感じ。
いやー、ものすっごい語ってくれました。
たまたま通りかかった指揮者が「始めるでー」って声かけてくれなかったら、
練習時間終わるまで続いてたかもしれません(笑)

マイペースに、相槌打つ暇も与えず喋りまくるおばちゃん。
たじたじのわたしを尻目にサラリと対応するコンマスさん。

どちらさんも立派な大阪コテコテさんです。

さすがー!( ?m ?)