2017年02月14日
2月阪大大野合宿 1日目
2017年02月12日
JA2333整備 2日目
JA2333整備 1日目
最近何かと天気に恵まれない2回生の朱宮です。
京都大学グライダー部保有のASK-21 (JA2333)の整備のため大野に来ております。
朝から雪が降り続いて、5センチほど雪が積もっていました。気温も氷点下になるほどの非常に寒い一日となりました。並行して行っていた名大合宿は中止でしたが、整備はファクトリーの中での作業なので問題はありませんでした。しかし機体や翼に至るまですべての部位が冷えており、みんな手足の感覚がなくなっていたようです。僕も特に手先がおかしくなっていました。
さて、さっそくファクトリーに入って作業開始。まず、ファクトリーでみる333は普段滑空場で見る333よりかなり大きく見えました。こんなにでかい機体が空を飛ぶのかあと思うと、整備に対する気持ちも引き締まります。
シートパン、シートベルトを外し、順調に作業を進めていきます。キャノピーを外し、ダイブブレーキ、ギアの整備に取り掛かります。様々な工具を使って機体の整備をするのは個人的に楽しいと思いました。一連の中で一番苦労したのが、主翼とエルロンの間に貼っていたテープをはがすことでした。作業としては、テープをはがして粘着剤をきれいに落とすだけの単純なものでしたが、これに非常に手間がかかりました。というのも、粘着剤は強力に主翼にへばりついており、こすっただけでは取れなかったからです。まず初めにエタノールを使ってキッチンペーパーでゴシゴシこすります。正直ほとんど効果はなく、アウト。次にホワイトガソリンをウェスにしみこませてゴシゴシ。若干取れやすくはなったものの、かなりの力が必要でした。疲労がたまったためアウト。最後にヘキサンを大量にウェスにしみこませてゴシゴシ。ようやくまともに粘着剤が落ち始めました。効果はでたものの、貼ってあったテープが思いのほか長く、すべての工程を終えたときは翼の冷たさで手の感覚がマヒしていました。また、有機溶剤が手につくと皮膚がカサカサになりました。これも作業を終えた達成感として考えれば悪くないですね。この作業を延々と繰り返して1日が終了したような気分です。
そのほかにも、ギアの取り外し、空気入れなど初めての作業を自分でできたのはよかったです。僕はこの1日のみの参加でしたが、グライダーの構造をくわしく理解できました。
写真:
雪合戦をする部員、僕の帽子と手袋をつけた雪だるま、333整備の様子
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