こんにちは、はならぁと事務局です。

先日無事『奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2021』の開催が決定し、概要を公式webにて公開いたしました!!

今年は、こあを天理市内の商店街で、さてらいとを橿原八木・宇陀松山・桜井にて開催いたします。さてらいとは例年通り秋開催ですが、こあは来年2月の開催となりますので、お間違えないようにお気をつけください。

昨年度から引き続き内田千恵キュレーター先導のもと、「地球に優しいエコロジカルな芸術祭」がテーマです。7月末には出展アーティストやコンセプトなど詳細をwebにて更新予定なので、お楽しみに…!!

先日の開催決定発表と同時に、今年度のメインビジュアルが公開されました。

昨年度のメインビジュアル同様、こあ開催地である天理市内で浅野豪さんが撮影された写真をデザイナーの塩谷啓悟さんがビシッとクールにまとめてくださいました。凛とした表情で佇む鶏と、淡いピンク色、どういった経緯でメインビジュアルになったか気になりませんか。

この鶏は、天理にある石上神宮(いそのかみじんぐう)にいる鶏なんです。

石上神宮は日本最古の神社の一つで、国宝の七支刀(しちしとう)など貴重な宝物が納められ、非常に由緒ある神社です。

以下、石上神宮公式サイトより引用します。引用元:http://www.isonokami.jp/map/17.html

ニワトリは石上神宮の一番の人気者です。現在約30羽が参道をはじめ境内の各所にいます。
長鳴鶏(ながなきどり)の一種の東天紅(とうてんこう:高知県産・天然記念物)、烏骨鶏(うこっけい:天然記念物)、採卵用種のレグホン・ミノルカなどが棲んでいます。

- 中略 -

ニワトリはすでに『古事記』『日本書紀』に登場し、暁に時を告げる鳥として、神聖視され、神様のお使いともされています。広い境内で自由にいろいろな物を啄(ついば)みながら、生息しており、職員も玄米をはじめ野菜など与えています。また毎年秋の新米の収穫が終った後には、氏子・崇敬者の方々よりニワトリの飼料にして下さいと、玄米が持ち込まれます。

この鶏は、神様のお使いなんですね。

天理エリアをデザイナーさんとカメラマンさんが歩き回り、色々な場所で撮影し、最後に行き着いたのが石上神宮だったそうです。鶏の力強い生命感と「環境問題」というテーマがマッチした結果、こちらの写真が使われることになりました。

しろさんかく撮影中のカメラマンとデザイナー

さらに、独特の淡いピンク色は、スイスの建築家ル・コルビュジエが制作したカラーパターンの中から選ばれています。(昨年度の緑色も同様)色を徹底的に研究したというル・コルビュジエ。包容力のある穏やかで美しいピンク色ですよね。

現在、チラシやポスター制作に向けて、情報整理真っ最中です。

印刷物ができたらまたこちらでご報告できればと思います。

神の使い、鶏さんに見守られる今年度の『はならぁと』もどうぞご期待ください!

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