黒い歴史

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この記事「黒い歴史」は何故か「黒歴史 」とネタや題材がダブっています。どちらが真実なのかは神のみぞ知ります。

黒い歴史(くろ-れきし)とは、日本の菓子の名称である。製造会社は一社に限らず、数多の企業・団体・個人が同名・同コンセプトの菓子を作成している。製造に乗り出すとマスコミがこぞって取り上げるが、「黒い歴史」ブランドで商品が流通してからは露出量が減り、その後は主に口コミで広まるのが特徴である。

その独特の香ばしさ・苦味には定評があり、製作者は独自の味の追求に余念が無い。

概要[編集 ]

黒歴史

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黒い歴史の製造は、日本では古くより行われてきた。黒い歴史はラング・ド・シャクッキーでチョコレートを挟んだ菓子だが、手抜きによる調理や必要以上の高温、吟味に吟味を重ねた劣悪な材料の使用などにより、特徴的な苦味や香ばしさを醸し出す。派手な旨みは無いものの、日本人的な珍味として各地で製造が行われてきた。
また、黒い歴史は商品名ではなくジャンル名(「かっぱえびせん」ではなく「ポテトチップス」の様なもの)であり、独占的に製造している企業はない。時代によって様々な企業や団体が黒い歴史の製造に着手している。

特に芸能界・アニメ業界などでは、盛んに黒い歴史の製造が行われてきた。タレントは「自身のイメージを変える」副産物(例:川島なお美氏の「お笑いマンガ道場」時代)として、テレビ番組では二匹目の泥鰌を狙った際の販促グッズとして(例:「野猿」の次に仕掛けられた「女猿」)、アニメの分野では制作費・スケジュールを限界以上に切り詰めた相乗効果として(例:ヤシガニ)、黒い歴史の製作は恒常的に行われてきたといえる。

しかし、1999年まではこの商品に名前が無く、消費者は「なにか後ろめたい味のする珍味」といった呼び方で黒い歴史を嗜んでいた。全国に展開はしていたものの、大っぴらに宣伝されることはなく、ファンたちは独自の情報網で情報をやり取りし、各社の黒い歴史を収集しては喜んでいた。

命名[編集 ]

密かなブームとなりながらも名称の無かったこの菓子は、富野由悠季氏の作品にあやかって「黒い歴史」と呼ばれる様になった。氏は作品「∀ガンダム」の中で、シリーズ中の数多ある宇宙戦争の数々を「黒歴史」と呼称される歴史の中に収録、広がりすぎたパラレルワールドを統一するという荒業を見せた。

「黒歴史」が限られた者しか触れることを許されない禁忌の資料であること、並びに「黒」い「歴史」という名称が、後ろ暗い味のする香ばしい菓子にぴったりであることなどから、この菓子の名称として相応しいのではないかと考えられた。その後、ガンダムSEEDの第一話を視聴した富野氏の言葉「黒い歴史たちが降ってきたよ」という言葉が、この菓子の名称を決定付けたとされる。

その後[編集 ]

名称が付いたことにより、「黒い歴史」を取り巻く流れは一般化した。かつては先に挙げた「なにか後ろめたい味のする珍味」、あるいは具体性を持たせ「ヤシガニ的なもの」「セーラームーンやミュウミュウにおけるあれ」などと様々に呼ばれていた菓子を「黒い歴史」と手軽に総称できる様になったことで、敷居が一気に下がり、全国で愛好家や収集家が増加した。

また、黒い歴史そのものの認知度も上がり、多くの企業・団体・著名人が「黒い歴史」の開発に没頭している。どれも黒い外見と香ばしさ・苦味は維持しながら、独自の味付けを工夫している。

こうした敷居の低下は、黒い歴史を有り触れたものとしてしまい、引いては「黒い歴史」そのものの価値が下がってしまうのではないか、と心配するファンもいた。しかし、現在のところ黒い歴史の開発者とマスコミは巧みに連携を取っており、黒い歴史の発売・流通についてはマスコミ側で規制を掛けている。
開発に着手したことのみを大々的に宣伝し、黒い歴史そのものはひっそりとリリースする、という手法により、古来からのマニアックさを維持している。マスコミによる好事家達への配慮が行き届いている、典型的な例といえるだろう。

種類[編集 ]

黒い歴史の商品名は「黒い歴史ブラック」といった様に「黒い歴史」の後にバリエーション名を続けるのが一般的である。以下に、黒い歴史のバリエーションを紹介する。

しかし、前出の通り、黒い歴史の製造元・種類数は枚挙に暇が無く、すべてを網羅するのは困難である。ここでは比較的親しみやすいアニメ分野を主として、代表的なもののみを紹介することとする。

全体を網羅したい場合は、黒歴史の項目を参照のこと。

黒い歴史ヤシガニ
アニメ業界における黒い歴史の雄。その強い香ばしさは今でも語り草である。この作品辺りから、重要なベース香料であるかんたん作画が認知される様になった。同様の手法を使ったものに「黒い歴史須弥山編」や「黒い歴史ガンドレス」、「黒い歴史キャベツ」などが挙げられる。製作陣によって確信的にかんたん作画を用いた「黒い歴史島編」は黒い歴史に相応しいかどうかで、好事家の間では今でも議論が起こっている。
黒い歴史Splash☆Star
単一の描写やキャラクターのみならず、存在意義を含めて1シーズンまるごと苦味ばしっている画期的な商品。このカテゴリに「黒い歴史ナージャ」を含めるかどうか、そもそも「黒い歴史ナージャ」という商品が存在するか否かで、好事家の間では今でも議論が起こっている。
黒い歴史Web大王
1つ200円でWeb販売された黒い歴史。その後のテレビシリーズが普通に良い出来だった為、ますます香ばしさが増した。同様の手法に、宇多田ヒカルが参加した「黒い歴史ブラックジャック」がある。
黒い歴史Giuhen
前作の「黒い歴史Weiβ」もスケジュールの破綻による香ばしい風味が特徴であったが、続編の本作は熱心なキャラクター原案者と制作会社のコラボレーションにより、放映前から大掛かりな黒い歴史を焼き上げた。スケジュールを完全に割り込み新キャラクターデザインでほぼ全編を作り直し、多大な損害を負った上でリリースされた「黒い歴史Giuhen」は、彩りが黒いだけでなく、中身も充分苦味ばしっていた。

関連項目[編集 ]

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