門前雀羅

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ウィキペディア 専門家気取りたちも「門前雀羅 」については執筆を躊躇しています。そのような快挙を手際よくやりおおせたことは、我らの誇りです。

門前雀羅(もんぜんじゃくら)とは、旅行などで長期間家を留守にする際、泥棒などの防犯対策として飼い慣らしたの軍隊に門番をさせること。及び、その門番を務める雀の軍団を指す。雀の群れに門番をやらせる事を「門前雀羅を張る」という。

雀が門前に列なっている(「羅」という漢字には連なる、並ぶという語意がある)、あるいは羅刹の如く凶暴な雀達が門前を固めていることが語源だと言われている。

概要[編集 ]

スズメは人間社会にもなじみの深い鳥であり、公園や街道など、あちこちで見かけられる。カラスなどと比べると小柄なこともあっておとなしい印象が強いスズメだが、群れると途端に凶暴性を増すという恐ろしい鳥でもある。

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これは古くから伝わる、「一羽、二羽では大人しいが、群れると凶暴化する」というスズメの恐ろしさを端的に示した警句である。事実、子供がスズメを追い掛け回して遊んでいたら、仲間のスズメが大量にやってきて、逆に子供が袋叩きにされたという被害も聞かれる。話はそれるが、群れると途端に強がるという点では、人間も大して変わらなかったりする。むしろ群れることでの増長ぶりは人間の方が酷い。

さて、そんなスズメを番犬代わりに利用する人達がいる。やり方は簡単で、まずその辺を飛び回っているスズメを飼い慣らし、忠実な下僕にする。毎日スズメがチュンチュン鳴いてうるさいというデメリットもあるが、自分の家の軒先などに巣を作らせてやると尚良い。続いて、その雀たちに徹底した軍隊式のスパルタ教育を施す。ただしあまり厳しすぎるとか弱いスズメはすぐ死んでしまうので、酷使しない程度にビシビシ鍛えてやろう。ここまでやればスズメ達は君の言うがままに動くだろう。後は旅行などで長期外出する際雀達に門前で見張らせるだけでよい。もし泥棒などの怪しい男が入ってこようものなら、徹底的に突っつき回して糞をぶっ掛けフルボッコにする。泥棒は絶望のあまり目の前が真っ暗になってしまうだろう。

戦闘力[編集 ]

たかがスズメ、と馬鹿にしてはいけない。今から数百年前の源平の時代、富士川の戦いという戦があった。通説ではこの戦い、水鳥の羽ばたきを平家軍が夜襲と勘違いし源氏と戦うことなく遁走したというが、源氏のとある武将が飼い慣らしていたスズメの軍団にボコられて這う這うの体で潰走したというのが真実である。戦国時代の武将、太田資正は、軍用犬を多数飼い慣らしていたことで有名だが、軍用犬の数を補うためスズメの大軍を飼育し、戦に使っていた。犬と違って小回りが利く上空中からの奇襲も可能なため、夜襲やゲリラ戦では犬以上に役に立つと資正も書状に書き残している。

番犬よりも優れている点[編集 ]

番犬は基本的に一匹だが、門前雀羅達は数匹、数十匹もいる。単体での戦闘力ではスズメは到底番犬に及ばないが、数の力を得れば圧倒的にスズメが有利なのは言うまでも無い。その上、スズメは付近の虫や木の実を餌にし、犬と違って散歩も必要ないため飼育費も浮く。まさに良いこと尽くしである。

デメリット[編集 ]

利便性が高い門前雀羅だが、無論彼らを飼育し、扱うすることのデメリットも存在する。具体的には

  • カラスほどではないが馴致させるのが意外と大変。飼い主としてガラガラヘビを手懐ける蛇使いレベルの飼育能力が要求される。
  • 近所迷惑甚だしい。鳴き声が五月蝿い、糞を飛ばしてくるなど、近隣住民から憎悪を向けられる事は間違いない。
  • 泥棒どころかその辺のおばちゃんなどの通りすがりに対しても襲い掛かってボコボコにしてしまう危険性がある。
  • 上記のような理由の為、やがて門前雀羅を張っている家の周辺には誰も住み着かなくなり、その家は陸の孤島となる。

余談[編集 ]

ポケットモンスターの世界では門前雀羅を張ることは我々の世界よりもはるかに容易である。ポケモンの世界でスズメに相当する生き物はポッポオニスズメだが、ひのきのぼうなどで痛めつけてからコンビニなどで200円ちょいで売ってるモンスターボールを投げつけるだけで捕まえられる上、訓練を重ねて馴致させずともボールで捕まえただけで忠実な下僕にできてしまう。その上ポッポやオニスズメはその辺の道端にうじゃうじゃ居るため探す手間もかからない。この為ポケットモンスターの世界では泥棒の被害件数は相当少ないのである。[1]

注釈[編集 ]

  1. ^ 別にポッポでやらなくても、ポケモンの世界にはもっと凶暴な生き物がいるじゃんとか、あの世界は泥棒も大抵ポケモン、それもポッポより強いの持ってるだろとか色々ツッコミ所はある、が、気にしてはいけない。
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