銀河 (列車)
銀河(ぎんが)とは、在りし日に東京と大阪を往復していた寝台急行列車。現在は名称を受け継いだ新たな列車が運行中。
概要[編集 ]
戦後まもなく、国鉄は日本を支える大都市である東京と大阪を結ぶ夜行列車の運転計画を発表し、東京駅〜神戸駅間で運行を開始した。列車の愛称である「銀河」とは、東京を銀河系の中心、大阪を地球が存在する太陽系に見立てたものである。いつかは宇宙を自由に旅できるようにという国鉄の願いが込められている。一時期は姫路まで運転され、本数も二往復あったが、車両が老朽化したため末期は一往復になっていた。
試験[編集 ]
2001年12月に快速銀河という新型客車を試作。客車先進国であるフランスなど海外の技術を導入した。ベルギー、イタリア、スペイン、およびソビエトロシアでは日本の倍の電圧で運用される。このため、日本でも従来の1.2倍というスピードアップを実現した。製造は東芝が担当した。
在来車よりは静粛性能が向上しており、またかつての客車列車でみられたような、沿線の洗濯物を黄ばみさせるようなこともなく、インドア派利用者と、平日洗濯物が溜まってしまう忙しい人には好評であった。しかし、重量の重さと、運用には昇圧を要することから量産は中止された。
爆破事件と廃止[編集 ]
以上のように衰退する寝台列車の中でも大都市を結んでいるために比較的乗車率はよかったが、大阪駅改良工事のため2008年3月16日から1ヶ月ほど運休する予定だった。
ところが、その一週間ほど前に「なぜ我々のところが銀河系の端っこなんだ、だから大阪は赤字になるんだ!」と支離滅裂なことを橋本弁護士が発言。即座に発言を撤回したものの、一部の過激派が触発され急行銀河爆破計画を秘密裏に進めた。そもそも過激派による爆破計画は1975年頃から存在したものの、彼らの心の奥深くに僅かに残っていた良心によって行われずにいた。
3月15日の数日前、インターネット上(主に2ch)に「3月15日の急行銀河はEF65レインボー機で運転、客車はトワイライト仕様」などという嘘八百の内容が流れ、それを信用したDQNな鉄オタが東海道本線沿線に集結した。そして3月15日、東京駅にて多くの衆人が監視する中で列車は爆破された。駅に集結していた鉄オタと駅員、それに列車の取材に訪れていた多数のマスコミが巻き込まれ、大混乱となった。奇跡的に死傷者は出なかったものの、車両の大部分が全焼する被害が出た。
この事件によって車両が足りなくなったため、JRは「大阪の東京の格差を助長する」として当列車を廃止した。なお、マスコミは「利用者滅により永久に廃止」と捏造した。廃止後に余った車両は、銀河系にすっ飛ばされお星様となった。一部は、地球に再突入して、タイに着陸した。
過去の栄光の歴史[編集 ]
- 1949年9月15日:ダイヤ改正により「銀河」、東京駅〜神戸駅間において東海道本線経由で運行を開始。
- 当時は一等・二等車のみで運転されていたので乗客は米軍程度で、空気輸送さながらの利用状況だった。尚、同じような列車は戦前にも存在していたようだが、愛称は付いていなかった。
- 1950年10月1日:ダイヤ改正により3等車連結。同時に明星、月光など多数の急行列車が登場。
- 1965年10月1日:ダイヤ改正により山陽本線姫路駅まで延長。栄光の過去である。
- 1967年10月1日:ダイヤ改正により寝台列車化。
- 1968年10月1日:ダイヤ改正により東京駅〜大阪駅間で運行されていた寝台急行列車「明星」をブラックホールの使用により吸収して2往復化。
- 1975年3月10日:ダイヤ改正により1往復に削減。これを気に徐々に過激派の動きが活発になる。
- 2001年3月3日:ダイヤ改正により1両減。
- 2008年3月15日:先述の爆破事件により急遽廃止。
廃止後の動き[編集 ]
急行銀河は運賃面では夜行バスはもとより新幹線にも劣っていたが、ビジネスマンの他に夜行バスを避けるお年寄りや小さな子供を含む家族連れが多く利用していた。
ビジネスマンは新幹線や夜行バスを利用するので問題ないが、赤字を理由に廃止されたことにより東京〜大阪間の人の動きが以前よりも悪くなった。これにより大阪の赤字化はさらに進行し、現在では夕張市以上の赤字を抱えることとなった。さらにJRの安易な行為がイメージ低下を招き、飛行機の利用増加や新幹線の利用者減少を引き起こした。
その打開策として、JR東海と西日本は速度と外観のダサさに定評のあるN700系を東海道新幹線に投入し、利用者回復に躍起になった...が、大した効果は見られなかった。窮地に立たされたJRにはもはや「銀河」復活ぐらいしか残された道がなかったが、JR東海が「復活させてもまた爆破されるだけだ」とゴネて復活案を受け入れなかったため、進展はほぼなかった。
復活[編集 ]
ただでさえ金がないJR西日本のこと、一刻も早く新たな打開策を講じる必要があった。そして2019年、「大阪を銀河系の中心に見立てました」とごまかして過激派の追及をかわし、ついに「銀河」の名を冠する列車の復活を決定した。
以前の車両は全部お星様になっているので新たに用意する必要があったが、金がなくて新車を作れないので、40年ぐらい前に新快速という暴走族に属していた117系という老兵を引っ張ってきて、西お得意の魔改造で寝台車に生まれ変わらせた。
なお、以前はあくまで移動を目的とした列車だったがもはや利用が見込めないため、新しい列車は短い距離をわざわざ長時間かけて行くというスイーツ(笑)向けの観光列車となった。そのため運行時間の半分ぐらいが通過待ちで占められているのは検閲により削除 。
そして2020年、「WEST EXPRESS 銀河」は運行を開始。多くの好き者の利用を見込んでいたが、いきなり新型コロナウイルスが蔓延したためまともに運行できなくなる。加えて「銀河系の端っこ」扱いを受ける島根県や山口県では不穏な動きが観測されており、インターネット上に爆破予告が書き込まれるのではないかという懸念もある。
この「銀河 (列車)」は、混雑がひどく、両数を増やす案が出ています。両数を増やして下さる協力者を求めています。 (Portal:スタブ)
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