生徒会選挙
生徒会選挙(せいとかいせんきょ)とは、ひとつの学校(小 中 高)において複数の立候補者を募り、主に秘密選挙によって生徒会長をはじめとする生徒会委員を決定する国政選挙である。
公職選挙法第二百七十六条に則って行われるが、供託金を一切寄託する必要が無いことが最大の特徴であり、毎年日本でもっとも多く行われる選挙である。
概説[編集 ]
全国各地の小中高学校において、おもに毎年夏〜秋にかけて行われる選挙であり、複数の立候補者の中から一人の生徒会長を決定する。
他の国政選挙のような規模による区分(大選挙区、中選挙区、小選挙区)は存在しないのが通常であり、また比例代表制による繰り上げ当選などが存在しないことが特徴。また、学生による民主主義という表向きの建前を持っているため、公布当時は選挙者は学生に限られていたが、近年の規制緩和を受けて学生以外でも立候補できるようになっている。しかしその条項には「立候補する際には空気を読むように」と書かれているため、おおむね立候補者は空気の読めない泡沫候補が多くなる傾向にある。
ある学校では学年や部活動ごとに選挙区を設定し選挙人の「勝者総取り方式("Winner takes all")」を採用したために、選挙が盛り上がってしまい、学業が数日間そっちのけにされる事態が発生した。なお、この生徒会選挙では、顔が猿に似ていて他校との戦闘を呼びかけるキチガイが当選したので、選挙制度を変える羽目となった。
1950年にそれまで衆議院議員選挙法・参議院議員選挙法の各条文、地方自治法の条文を統合し、公職選挙法を定める際、戦後の日本教育の方針を明確にし、支える目的で追加された。もっともこれは、廊下を走る、黒板に落書きをする、黒板消しをドアに挟んだトラップを仕掛ける、といった生徒の行動に対する当時の日教組からの当てつけ的な側面が非常に大きかったと思われる。
生徒会長は毎年進学による改選があり、それぞれの学校行事に則って行われている。しかし引継ぎなどの問題から、重に夏〜秋にかけて行われる傾向にある。被選挙者は二学年時の春頃から担任教師によって素行などが調査され、学活の時間における他己推薦と言う名前の無言の圧力によって最終的には立候補により、各クラス1〜2名程度が選出され、公示される。選挙期間は主に1〜2週間程度であり、選挙活動として前役員による臨時生徒総会が開催されるケースが多い。
また、リコールの回数は非常に少ないかもしくは行われないことも特徴。基本的に押し付け合いの面が多いためであり、対立候補者が泣くとも無理やり対立候補を立てて取り合え得ず選挙の形を作ることがままある。
ネタで立候補したところ意外に人気が集って当選する、ということがあり問題点として挙げられている。
問題点[編集 ]
しかし近年において日本政府の各党が、その学校が抱える将来的な人材を政党支持者にしようという思惑から立候補者を推薦するといったケースが増加しつつあり、また多くの泡沫候補が参戦する。このため、時にお茶の間の話題となる。
こうした風潮を受けて贈賄などによる摘発者が増加していることも問題。2007年9月、東京都沖ノ鳥島高等学校の生徒会選挙においては、自民党が推薦する少年A君がクラスメイト一名に給食の際にミルメーク一袋(チョコレート味)を贈与したとして摘発された。前任者が推薦する立候補者であったため、投票に混乱をきたしたのみならず、自民党においてもその責任が問われ、結果的にシンゾーが辞任するにいたった。
なお、容疑者は「安倍政権による逆風が吹き始め、自分の立場がどんどん危うくなっていくことを感じていた。不利な選挙状況をひっくり返したかった」、「ミルメークはバナナ味のほうがよかった」、「え?バナナ味なんかあんの?」、「あるよ、マジ。マジ」などと、おおむね容疑を認める供述をしている。
また、生徒会選挙においてもマニフェストを公布するケースが増加しているが、投票者であり、下部組織として組み込まれる委員会側との対立・および摩擦、あるいはやる気のなさによってほぼ完全に封殺・無視するといった事例が増加しているうえ、公布する側もほぼそれを実行せずに終えるケースが後を立たない。これに関してコリアン・レポート編集長の辺真一氏は「いずれ、このような選挙体制を続ければ北朝鮮のように独裁体制が展開されてしまう」と述べている。
生徒会選挙には巨額の資金が必要となることも問題である。
北海道夕張市では市の条例で中学校における生徒会選挙の費用を市が全額負担すると定められていた。その制度を悪用し市内全ての中学校で「交通費(自宅の車のガソリン代)」「食費(高級パフェなど)」「運動費(わ○しろまるろ)」などと偽って多額の資金を騙し取る行為が横行。ついに毎年生徒全員が選挙に立候補するようになった。(何人かを除いて投票日前日に立候補辞退。)そのため年間10億円以上の資金が流失。その結果夕張市の財政が破綻し財政再建団体となった。
また同じく北海道にある碧陽学園高校では、選挙が事実上の人気投票となり、ポピュリズムの発生が懸念された。その為、公選以外にも「優良枠」を設け、成績優秀者を1名任意で生徒会に入れている。第32回選挙では無所属の桜野くりむが当選した。
現在行われている生徒会選挙[編集 ]
近年は選挙期間がそれぞれ細分化されたため、ほぼ毎日開票が行われている。
アンサイクロペディアは将来を担う人材を輩出するこの選挙を監視という名の下にニヤニヤする目的で選挙速報を ここをクリックすることによって見ることができるようにしてある。
これに関しては、「アンサイクロペディアは生徒会選挙に対し、真摯(であるかのような何か)かつニヤニヤな支店で取り組んでいくべき」という当時の日本国首相であった吉田茂氏の方針に従ったものである。
アンサイクロペディア高校生徒会選挙[編集 ]
アンサイクロペディアを運営している団体のひとつである、莫迦大学付属鷽八百第一高等学校生徒会選挙が開票された。おそらくはアンサイクロペディアを将来担うであろう選挙であったため、この項では特筆するとともに、生徒会選挙の一例として掲載する。
候補者名 | 得票数 | 推薦団体 | 当選 |
---|---|---|---|
俣利伊蔵 | 25 | 日本愛犬協会 | ◎にじゅうまる |
雄略天皇 | 15 | 日本天皇教 | |
F | 13 | 無所属・新 | |
春日 | 13 | 日本幼女連盟 | |
又吉イエス | 1 | 世界経済共同体党 |
※(注記)投票率33%、主要な立候補者以外は省略、名前は届け出通りに表示。詳細はこちら
関連[編集 ]