無気力症
無気力症(むきりょくしょう)とは自慰行為の後に一時的に得られる「悟り」に近い状態の事である。言わば燃え尽き症候群のもっとすごい版のようなものである。この状態に陥ると世俗との縁を断ち切り煩悩から解脱したかのように泰然とした発言をする患者が多い為、ヘブン状態に対応する形で「賢者状態」と呼称される事もある。
症状[編集 ]
無気力症は抑圧されていた性欲が解放された後に取る行動の傾向で大きく2パターンに類型する事が出来る。
一時的に悟りきった気分になり客観的になる賢者タイプ(K型)と強い自己嫌悪に陥る愚者タイプ(G型)が存在する。
賢者タイプ[編集 ]
一般的にはこちらの方が潜在患者数が多いとされる。射精に伴う喪失感により無気力状態に陥る前に、尊大な態度を取る事で精神の均衡を図る。この言動が如何にも賢者染みてるのでこのような呼称が当てられる事となった。
行動と発言に余りに顕著な乖離が見られる為、無自覚のうちに脳内で何かしらの記憶の抹消・改変作業が行われているのではないかという理論すら発表されている。この事柄は沢尻エリカの事を散々ボロクソに貶しておきながら、いざ「ソックリさんAV」が発売されるという話になれば話題で持ち切りになるという点からも考察出来る。
よく槍玉となる「ミニスカ履いときながら裾押さえる女 」議論では「見せたいのか見せたくないのかハッキリしろ」「ミニスカ履くようなビッチには興味ありません」「見せパン(笑)」「隠さなかったら隠さなかったで幻滅するのはお前らだろ」という賢者同士による高度な論争を見る事が出来、学術的な関心が集まっている。
以下一時的に冷静になった人の代表的なツッコミの例。
- お前らこんな時間に何してんの?
- 最近のアニメは萌え系ばかりで本当に良いと思えるキャラがいない。(ソフトな表現に意訳)
- 女なんてただの肉便器だろwww
- 俺には俺さえいればいい。他人は必要ない。
- ウソみたいだろ......死んでるんだぜそれ
愚者タイプ[編集 ]
過剰なまでに自虐的になってしまうこちらのケースは背徳的なシチュエーションをオカズとして自慰行為を行った場合に発症しやすいとされている。愚者タイプの発症者同士がオカズ議論を始めた時は「俺の方が最低だ」というマゾ合戦の様相を呈する事が多くこの様子も学術的に多いに関心が集まっている。
しかし近年の研究により一部の発症患者は自分の事を最低であると卑下し、又その姿を世間に披露する事で新たにマゾヒズム的な快楽を得ようとしており、性的快感は射精後も依然として高揚し続けているという見方が主流となりつつあり、この状態も含めて自慰の一環であるとするならばそれは無気力というよりむしろ性的な愉悦に対しとてもアグレッシブで貪欲な姿勢を取っているとも評する事が出来よう。
以下背徳的なシチュエーションで抜いてしまった人の代表的な言い訳の例。
- 妹は妹でも義妹なんだよ?
- だって見舞いにいったらいきなりおっぱい出てんだもん!
- おちんちんの生えた女の子なんだよ! あの子は!
- いくら授乳っつってもおっぱいが丸出しである点は事実だろ!
- むしろ布一枚でここまで高まれる俺を褒めるべき。後、パンツ下さい。
- ウソみたいだろ......死んでるんだぜそれ
対応策[編集 ]
まず自慰を行わない事が第一の予防であるがそもそもそれは坊主にお経を上げるなと言うように無理難題というものであり、健康な男子ならまず一日複数回の自慰は欠かせないものである為、自制を促す事は難しい。
国会でも何度か新法の立法が求められマスコミでも大きく取り沙汰されたが、よくよく考えてみれば無気力症によって誰かが社会的損害を被った、大怪我をしたというような事例自体皆無である為、別段懸念されるべき問題でも無いので結果的に「よっしゃ、オナニーしようぜ」という結論に落ち着き、その場で総理大臣自ら自慰を表明した事で各議員らも負けじと自らの一物を引っ張り出して事に及んだ。これはさすがに問題となった。
尚、セックスの事後にも同様の症状に見舞われるケースが多いと言う報告もあるがそちらは未検証である。
アニメ「PERSONA -trinity soul-」に於ける無気力症[編集 ]
PERSONA -trinity soul-とは花もカウパーどっくどくの14歳神郷洵がメインヒロインを務めるアニメ番組である。番組内での無気力症の扱いは現実のものとは異なり、言わば五月病のもっとすごい版のようなものである。作品内の世界ではかなり大きな規模でこの疾病が蔓延しており社会問題と化している。
この状況を重く見た政府によって無気力症を誘発する原因の一つと考えられている遊戯「影抜き」の禁止を呼び掛けるポスター等も作られている。
影抜きとは手を触れずに相手のペルソナを引き出す行為の事で、これにより対象の人間は心オナニーに似た恍惚感を得られる。自分で自分に影抜きを施す事は不可能なので必ず二人以上で行う必要があり、心オナニーになぞらえれば影抜きとは「心セックス」であるとも言い換える事が出来る為、世間は風紀の乱れを懸念して殊更影抜きが不徳行為であるという認識を定着させつつある。
第一段階[編集 ]
「マンドクセ('A`)」「別によくね?」が口癖となり、何事に於いても興味が湧かず、やる気も減退する。この状態の患者数は現在相当数存在しているが、第一段階は影抜きをしなくても精神同士が呼応する形で流行する為に厄介。その為、完全な予防は今のところ非常に困難であり、人との関わりを絶つ事くらいであると言われている。
ただそうして社交を控えたとしても結局それはそれで無気力症と変わらない状態であるという落とし穴がある。 直接的な実害は少ないが社会全体にこの症状が蔓延している為、経済的に大きな損失があり近々国家危機レベルの大不況が到来すると見込まれている。
第二段階[編集 ]
常習的に影抜きを行う事でこの段階へと進行する。
影抜きに対して異常なほど執着するようになり、禁断症状が起こるので四六時中影抜きを必要とし不特定多数の相手と関係を持ったり、耐性が出来て普通の影抜きでは満足がいかず更に影抜きの上手な人を探し続けるという行為に出る為に人間関係の破綻や生活崩壊を招き、それで余計自棄になり更に影抜きへ深入りするという悪循環を起こす患者も少なくない。
無気力症という呼称に対して活発に動き回っているかのように見えるが一切の興味が影抜きだけに集中している為、社会生活を営む事は困難となっている点では第一段階よりも遥かに事態は悪化している。
常に酩酊に近い状態で彷徨・徘徊を繰り返すので犯罪にも巻き込まれやすく最近では影抜きをしてやると称してわいせつ行為を働く「ヌキヌキ詐欺」が多発しているので注意が呼び掛けられている。
極稀であるが影抜き中毒(通称ヌキ中)の患者が暴徒化するケースも報告されており、公務中の刑事が背後から襲撃されるという事件も起こっている。
第三段階[編集 ]
影抜きのし過ぎでペルソナが剥離し、廃人化してしまう状態。意思疎通が不可能となり、反射も示さなくなる。
影抜きの上手な人、ペルソナの能力に比例して反動が増すらしく、重篤状態となっている患者はいずれもその筋の人であったと報告されている。
現在懸命に治療法が研究されているが有効なものは発見されていない。最近では諦めずにずっと話し掛け続けていたら少し患者の意識がはっきりしたような気がする等という報告がある。しかしいずれも関係者の希望を含んだ観測の域を出ず、いまいち学術的根拠に欠ける。
ひとつ飛んで第五段階[編集 ]
無気力症が危険視される最大の特徴として末期に至ると一周りして逆にバリバリとやる気が湧いてくるという点がある。 どういう風にやる気がバリバリ湧くのかというと、いけ好かない人間を祟り殺しまくった末に全裸の無修正炉を追い掛け回して吊り橋から転落したり、村中の人間や作品のメインヒロインをズタズタに切り裂いて拷問した末に殺したり、宇宙人陰謀説を唱えて校舎にガソリンを撒き生徒を鉈で脅して人質に取り篭城したり、「殺られる前に殺ったるんでございますですわ」と息巻き一緒に自然公園を観光していた両親を背後から奇襲し、崖から突き落として殺したりするくらいやる気がバリバリ湧いてくるので非常に危険である。
一度この状態まで達すると最早完治は絶望的であると言われ、発症者を発見したらすぐに通報して(※(注記)くれぐれも単独で注射してやろうとか思わないように!)自分は即刻その場から立ち去る事が懸命である。
第二段階とこの段階の参考画像は色々な意味で余り違いが無いので分かりにくいかも知れないが中の人はとても感じの良い人なので応援してあげると良い。