毛虫

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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毛虫(けむし)は、ゴキブリに匹敵する害虫である。

概要[編集 ]

先からにかけて出没し、の葉を食い尽くして景観の破壊と光合成能力の低下を引き起こす。害虫としてのスペックはあのゴキブリをも上回る。ライフスタイルも、一定量の葉を食べると脱皮し一回り大きくなってまた葉を食べるという悪循環。天敵がいないわけではないが、一匹や二匹食われても痛手にならないほどの個体数がそれを完全にカバーしている。殺虫剤による一斉攻撃が行われることもあるが、その毒は毛虫だけでなく木まで痛めてしまうというリスクがあり、使用者を悩ませている。

主な能力[編集 ]

極小の毒針
針というより毛である。全身を覆うように生えていて、刺さると激しい痒みや痛みに襲われる。毛虫を毛虫たらしめている一番の要素であり一番の武器である。まれにこの毒針を風に乗せて遠距離攻撃をしかけることもある。
イモムシ体型
不人気のイモムシ型ボディを採用している。その気持ち悪さはヘタレどもを寄せつけずに食事に専念するのに最適。
数で勝負
とにかく数が多い。一匹ずつ潰していては終わらないほどの大群である。その大群で一斉攻撃されたらもう検閲により削除 になる。
ダミーを残す
脱皮した後の皮は遠目に見ると死体のようであり、「何か知らんが全滅した」と人間に誤解を与えて油断させる効果がある。しかもこの皮には毒針がそのまま残っていて、迂闊に触れれば前述の通りの症状に見舞われる。
動く
地面を這っている毛虫を木の枝で突つくなどの刺激を与えると、狂ったように『ぐねぐねぐねぐねぐねぐねぐね』と気持ち悪いほど体をくねらす。混乱して靴で踏み潰してしまわないよう注意が必要である。

蛾との関係[編集 ]

大量に葉を食べて何度か脱皮した毛虫は、(が)に変身する。蛾は毛虫の成虫だと思われがちだが、実際にはを越す準備のためだけの姿であり、能力は毛虫に劣る。毒は使えないし、羽を損傷すれば移動手段もなくなってしまうのだ。成虫より優れた幼虫など存在しないという常識と照らし合わせて考えれば、蛾が成虫でないことは明らかである。他の昆虫でいうサナギのようなものだろう。この蛾が何をするかというと、交尾してを産んで死ぬだけ。害虫時代の悪行の数々と比べると実に小規模で情けない。しかも卵は小さく、生まれた新しい毛虫は葉を食べて大きくならないと使い物にならず、蛾になるまでの苦労は何だったのかと思うような弱々しい姿をしている。まったくもって何がしたいのか分からない形態である。

主な種類[編集 ]

アメリカシロヒトリ
最もスタンダードな毛虫。木があれば割とどこでも見つけられる。はありそうでない。
ドクガ
なんと蛾になっても毒を保有したままという危険種。あまり関わらないほうがいい。
イラガ
蛍光ペンで塗りたくったような派手なカラーと最強クラスの毒針で身を固めるチビデブ。刺されるととんでもなく痛いらしい。
クスサン
近年、北海道で大発生している奴。白い毛に覆われているためシラガタロウという異名が存在する。栗とかめちゃくちゃ食う。こいつのせいでくり拾いが中止になったりしている。

関連項目[編集 ]

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