桃太郎
桃太郎(ももたろう)は、日本に古くから伝わる伝説的なサクセス・ストーリー。 紙芝居作品などで有名だが、一方で出版社によれば内容が食い違うものもある。
概要[編集 ]
序章[編集 ]
ある日、川で洗濯をしていた婆さんが巨大な桃を拾ってきた。爺さんがコンビニに煙草を買いに行っている間に婆さんがその桃を切って食べたところ、20代の美女に若返った。
爺さんがコンビニから煙草を盗んで戻ると若い女性がいることに驚く。婆さんの話に半信半疑であった爺さんも試しに桃を食べてみたら逆に老い、ぼさぼさ髪のじじいへ変わった。
その夜、年齢差が激しい夫婦がしかるべきことを行い、約10ヶ月後に子供が生まれた。やばい夫婦には子がなかったので大変喜び、「桃を食べて生まれた子」ということで「桃太郎」と名づけられた。
戦争の経緯[編集 ]
成人した桃太郎は、なんとなく鬼(日本の伝統的な悪魔の一種)を殺すことを思いつく。桃太郎は鬼の本拠地「鬼が島」には大量の財宝があるのだろう、また鬼には人権など存在しないなどの理由により島に忍び込んで財宝を奪ってくることを考えた。
夫婦に「鬼の征伐」を目的とうお名目をつけ幕府から補助金を騙し取り出発した後、道を歩いているとドーベルマン(犬の一種)の群れが歩いてきた。桃太郎は貴重な戦力になると考え、そのリーダーに岡山県(かつての吉備国)から伝わる、黍を使って作った吉備団子を与えて味方に加えた。
その後、今度はゴリラ50匹の群れと雉や鷹の群れを見つける。同じようにリーダーに団子を与えて味方にし、いよいよ鬼が島を眼前とした海岸についた。
桃太郎は夜襲を決意し、まず航空戦力である雉と鷹&烏に火薬を持たせて襲撃させる。鬼達は奇襲攻撃により混乱状態に陥った、運悪く防空指令担当の鬼が爆撃により重傷を負ったのが手痛かった。近年の研究では雉と鷹だけと思われていた航空戦力にはオウムも混じっていたことが分かっており「謀反発生、謀反人討つべし」のデマを流した情報戦の効果もあったようだ。その次にドーベルマンによる電撃戦により鬼側の防衛拠点はほぼ陥落、引き続きゴリラによる強襲白兵戦力を加え、さすがの鬼も戦力を大福に消耗した。
桃太郎は鬼のボスに攻め寄って財宝を要求し、鬼側全権大使は降伏し鬼ヶ島講和条約に署名した。桃太郎は賠償金として50万両(今なら約2500億円)相当の金銀を手に入れた。領土については鬼達の領土を鬼ヶ島に限定し、その他は接収し桃太郎を長とする総司令部の管理地とした。
ここに、「鬼ヶ島事変(第一次人鬼戦争)」が終結する事となる。
戦後処理[編集 ]
鬼達の戦時犯罪については鬼ヶ島臨時国際軍事法廷が開かれ、十数頭の鬼がA・B級戦犯として絞首刑や懲役刑に処された。一方、桃太郎の「管理が面倒」という意向により親桃太郎派の新政府が樹立され、ほとんどの捕虜(鬼)は恩赦されている。
凱旋と第二次大戦[編集 ]
桃太郎は財宝を抱えて村に凱旋し、財宝の50分の1を協力した動物に、1000分の1を村に寄付した。こうして日本一の富豪となり、村も周辺地域をしのぐ繁栄を見せた。
しかし周辺町村など、それを妬むものも多かった。それらの者の一派が、鬼が島に赴いて鬼と共同で桃太郎を征伐することを考えた。桃太郎はその動きをいち早く察し、鬼が島へ先行して財宝の一部返還を条件に共同戦線を結んだ。
周辺町村を巻き込んだ戦は寝返った鬼を味方につけた桃太郎の勝利で終わる。桃太郎はその後、独裁者の姿を見せて幕府を倒すことまで目論むようになった。当時の幕府は腐敗がひどく、国民の批判も高まっていたので、チャンスだと考えたのである。結果はあっけない勝利で終わり、ここに桃太郎を国家元首(皇帝)として戴く「桃太郎帝國」が誕生した。また財閥も形成し、「桃太郎銀行」・「桃太郎電鉄 」・「桃太郎映像出版」などの傘下企業も多く生まれた。
現代の桃太郎[編集 ]
ある日、川で洗濯をしていた婆さんが巨大な桃を拾った。婆さんは意地悪な爺さん(DVのことである)に桃を与えず、独りで桃を食べようとした。すると、桃の中から、元気な子が飛び出てきた。そして、その子を桃太郎と名づけた。この桃太郎の世話が、DVを受ける婆さんの生きがいになった。
すくすく育った桃太郎は例の如く、鬼退治に旅たった。101匹のダルメシアンと猿と雉を味方につけた桃太郎は鬼が島に奇襲攻撃を仕掛けたが、爺さん(正体は鬼)が鬼たちに桃太郎が来ることを口添えしていた。桃太郎は苦戦し、余儀なく敗走した。追ってきた鬼たちは婆さんを人質にして、桃太郎の首を引き換えに出すよう迫った。しかしことは一転、地球防衛軍が現れ、鬼たちは銃殺となったり、A・B級戦犯として死刑になったり懲役刑になったりした。
しかし一部の鬼は脱獄して、インターネットを通じて鬼たちに「蜂起しるべし」と煽り、全国に住んでいる鬼たちが一揆を起こした。美しい鬼娘を使って桃太郎の暗殺計画を実行に移すが、鬼娘が桃太郎に惚れて裏切り失敗。多国籍軍の介入によりあっさり鎮圧され壊滅状態に。なお一部の鬼は妖怪と協力して抵抗を続けている。
そのため桃太郎は鬼にリベンジを決めるべく要職に志願、全国を旅をしながら鬼退治を続けていると伝わっている。
元傭兵による仮想計画[編集 ]
元傭兵・グリーンベレーで元ニューヨーク市警官の某氏によると、鬼100人に対して犬、猿、雉各一匹では話にならないという。
せめてドーベルマン50頭、ゴリラ30頭、鷹500羽、手榴彈1000個が必要である。
鬼ヶ島の裏手に地雷原があると想定し、両サイドから二手に分かれて攻めこむ。鷹に手榴弾を落とさせて撹乱、続いてドーベルマンを一気に放ち最後にゴリラを城内に入れる。この三部攻撃で敵の戦力がガタガタになる。そこで宝を奪い逃げる。
これが氏の仮想計画「砂の嵐作戦」である[1] 。
新桃太郎[編集 ]
都内の絵本コンクールに入選した絵本新桃太郎がにわかに注目を集めている。作者は現役の警察官で巡査長、監修は上記の元傭兵である。
審査は「個性的でよい」と「いやくだらん!」という意見の真っ二つに分かれたという。内容は依頼を受けたプロのハンターが仲間(コードネームINU,SARU,KIJI)を集め、鬼ヶ島を爆撃し、征圧。その後に鬼と手を組んで都を征圧するという話である。累計売上冊数は50万部を記録。
髭親父版[編集 ]
武装した亀の老夫婦は突然変異で生まれた娘に「ピーチ姫」という名前をつけて養育していたが、例によって恐ろしい宇宙海賊亀に目をつけられ、ピーチ姫は無抵抗のままさらわれてしまう。老夫婦は囲炉裏にソファという和洋折衷な部屋で何も手につかない生活を送っていたが、ある日宇宙から桃型の宇宙船が落ちてくる。宇宙船の中からは、髭を生やした元気のいい(削除) おっさん (削除ここまで) 赤ん坊がブルマ一丁で飛び出してくる。
髭面の赤ん坊は超毬男と名づけられるが、何を思ったか亀討伐を思いつき、義父と義母を殺害して銃とマジックマッシュルームを強奪。クッパ星に向かう道中では、マジックマッシュルームで正気を失わせたパタメット、友達のいないブーメランブロス、よく喋るエスカルゴン声のガボンという3匹の裏切者を仲間にする。
クッパ星の常時オープンゲートを通り抜けた超毬男とその一味は、クッパを倒し、ピーチ姫と財宝を強奪した。
なお、この作品はアマダ社により映像化されたが、従来のアニメではなく「声つき紙芝居」という斬新な映像表現がとられた。
評価[編集 ]
「勧善懲悪」的要素が強い話ではあるが、「目的は手段を正当化する」「正義を主張して侵略を正当化する」という批判の声も現在では存在する。
大東亜戦争前は大日本帝国の小学用教科書にも掲載されていたが、これは大日本帝国の姿勢が桃太郎とそっくりだったからではないかとも言われている。
また、現在の桃太郎は現代社会の象徴といえる。
もゝたろふが、おにがしまにゆきしは、たからをとりにゆくといへり。けしからぬことならずや。たからは、おにのだいじにして、しまいおきしものにて、たからのぬしはおになり。ぬしあるたからを、わけもなく、とりにゆくとは、もゝたろふは、ぬすびとゝもいふべき、わるものなり。
〜 桃太郎 について、福沢諭吉
関連項目[編集 ]
- 桃太郎電鉄
- 桃太郎ランド
- 岡山市・犬山市(伝説)
- 浦島太郎
- 高橋英樹
- ビルマの桃太郎
- 剣桃太郎
- 松原桃太郎(元CHA-CHA)
- 桃太郎印のきびだんご
- 宇喜多直家
- かぐや姫
- UnNews:おじいさん、桃内の赤ん坊殺害容疑で逮捕
外部リンク[編集 ]
- 芥川龍之介版の桃太郎。正直、当記事よりこちらの方が秀いでている。
脚注[編集 ]
- ^ 秋本治『こちら葛飾区亀有公園前派出所』85巻「新説桃太郎!の巻」