弁当
弁当(べんとう)とは、格差を最も著実に表した食品である。
概要[編集 ]
弁当とは、弁当箱に入っているご飯とおかずが一緒になった食事体系の一つ。その始まりは米とたくあんと味噌を笹の葉でくるんだだけのものだったと言われている。現代でも弁当は受け継がれているがその内容は大きく変わってしまった。飽食の時代にあり、弁当も豪華であることが求められ様々なおかずが盛り込まれて値段も格段に上がる結果となった。ここで発生したのが格差である。市販の弁当と手作り弁当の格差、値段による格差などなど。富める者は富み、貧しいものは貧しいという、現代社会の縮図である。
また、金持ちの弁当が腐ることは人生が転落したととらえることができるだろう。
主な弁当[編集 ]
日の丸弁当 [編集 ]
- 白米に梅干しのみというシンプルイズベストを地で行く現代の弁当の始祖にして、すべての弁当が行き着く先と言われている。この弁当を持っていくと、学校ではネグレクトを疑われ、また極右であることを疑われる。
- 日の丸弁当と銘打ちながらおかずや漬物が入っている事があるが、偽物であるので注意していただきたい。白米と梅干しの配置が逆の逆日の丸弁当も同様である。
- この弁当を食べる人は決して貧乏ではない。何故そのような弁当を食べるかというと、天皇陛下やひよこ陛下に貢いでいるだけなので間違えることが無いように。
のり弁[編集 ]
- 白飯の上に海苔を敷いて真っ黒にした弁当。ストーンズはこれにインスピレーションを得て「黒く塗りつぶせ」を歌ったとされている。永ちゃんじゃない。
- 尚、高級品はオカズが付けられている。また弁当でないのに「黒い」という理由でのり弁扱いされることもある。
鮭弁当[編集 ]
- 通称シャケ弁。鮭の切り身が入っていることを除くと特筆性のない定番商品。コンビニなどで日本中どこでも売られている。
- しかし、北海道など鮭が採れる地域では信じられないくらい豪華なシャケ弁がさも当たり前のように売られている。もちろん値段も信じられない。これを食べてしまうとコンビニのシャケ弁なんて食べられたものでなくなってしまう。
- 同じ商品名でも産地の違いというのは残酷である。
駅弁 [編集 ]
- 鉄道教信者でなくとも買ってしまう旅のお供。空弁、速弁などの派生種が存在する。
- その土地の威信と見栄をこれでもかと盛り込んだ贅沢な一品。名産品が大量に入っているが、地方に格差があるように名産品にも格差がある。その程はお察し下さい。
詳細は「駅弁」を参照
早弁[編集 ]
- その名の通り素早く食事をするために特化した弁当。箸で掴みやすく食べやすい大きさと形のおかず、かきこみやすいように品種改良された米、喉に詰まらないように計算された水分量など現代科学の結晶である。
- 消化のいい食品を使っていて素早く食べても消化不良なども起こりづらい、そのため本来の早弁は値段がかなり張る。学生が早弁と称して食べているのは普通の弁当であり正式には早弁ではない。
手作り弁当[編集 ]
- 手作りという付加価値に目がいきがちなものの、実際は昨日の残りものと冷凍食品のオンパレードというトップレベルで残念な一品。そのため普通に売られている弁当に比べ格段に経費がかかっていない。現実を如実に表したある意味最も現実的な弁当でもある。
- しかし、漫画などで見る豪華な弁当も存在する。朝にそんな時間があったのかということは考えてはいけない、お昼に食べられる量じゃないとかも考えてはいけない。作ってくれる人がいる、その時点で勝ち負けが決まってしまっているのである。
愛妻弁当[編集 ]
- シャケ弁とは違い、愛妻は入っていないらしい。これ自体が一種のアイデンティティであり、リア充の証でもある。
- 上記の手作り弁当のランクアップした品でありこの存在自体が格差である。定義は愛妻が作ったものとされている、っておいこれは愛妻弁当なんだよ。日の丸弁当じゃねぇよぶっとばすぞコラ。
半額弁当[編集 ]
- スーパーの閉店間際に、売り切りのために値段を半分に下げられた弁当。
- しかし半額だからと言って侮ってはいけない。この弁当をゲットするために毎夜命を賭けた戦いが行われており、素人ではまず手に入れることは出来ないシロモノである。
- 半額になるのを待ちきれずに3割引の段階で手にした場合、「豚」と呼ばれ、謂れのないさげすみを受けなければならない(店側にとっては少しでも高く買ってくれる客が良い客である事に変わりはない)。
- 壮絶なる死闘の末半額弁当を手に入れた者は、勝利と栄光を手にすることになっている。
と、このように羨望の眼差しを日々受けている弁当である。
関連項目[編集 ]
この弁当は、まだ火が通っておらず、生焼け状態です。このまま食べるとお腹を壊します。あなたがしっかりと火を通して下さい。でも、どこかのどじっ子のように、塩と砂糖を間違えてはいけませんよ。 (Portal:スタブ)