囚人のジレンマ

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囚人のジレンマ(しゅうじん-)とは、ある種の魔法使いが使用する呪文について、その際になされる選択によって被害を受けるものが変化するが、全体として魔法使い以外が得をすることがないという絶望的な状況の例としてよく出される問題のことである。この問題自体は非常に現実的なように見えるが、実際現実になっている。

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囚人のジレンマ[編集 ]

問題[編集 ]

ある男が深夜の電車内で立っていると、女性が近づいて来てぶつかった。女は突然呪文この人痴漢です!」を発動、そしてその場で泣き崩れる。そこへ別の男(甲南大学)が飛び出してきて男(容疑者)を拘束、鉄道 警察隊に引き渡した。

もちろん容疑者は否認するが、警察の取り調べは長く厳しく、また痴漢冤罪は無罪を証明しにくいことを映画を見て知っていたため、容疑者は精神的にもつらくなっている。このまま冤罪を主張するか、それとも今の苦しみを逃れるためにの自白をするか、迷っている。

実は容疑者は知らないことなのだが、容疑者を拘束した男(甲南大学)は女に呪文を行使し、容疑者から得られる賠償金を分けることを持ちかけていた。

最初、女はこの計画に乗って演技をしたのだが、次第に罪の意識に苛まれ、警察に自白するかしないか迷っている。

ちなみに、この計画をした男(甲南大学)は自白しない。

解説[編集 ]

この時、容疑者と女が"自白""黙秘"のどちらを選ぶかによって、次の4通りの結果が生じる。

容疑者自白・女黙秘
裁判は比較的スムーズに進む。見た目はよくある痴漢裁判と何も変わらないため、マスコミから注目されることはない。女と甲南は金銭を得、容疑者は社会から抹殺される。
(容疑者:-10、女:5、甲南:5)
容疑者黙秘・女自白
女は「甲南に言われてやった」と弁解することができる。そうすることで、非難は甲南に集中させることができ、女は実名が晒されることもない。容疑者には、得るところは何もない。
(容疑者:0、女:0、甲南:-10)
容疑者自白・女自白
容疑者が必要の無い自白を強制されたことがはっきりと明るみに出るため、甲南はもちろん、検察も非難される。女は上と同様に言い逃れができる。もちろん、容疑者には得るところは何もない。
(容疑者:0、女:0、甲南:-7、検察:-3)
容疑者黙秘・女黙秘
容疑者が徹底して否認し、裁判に持ち込まれた場合、女と甲南の関係が明るみになる可能性がある。しかし女はどの時点で自白しても非難されないので問題ない。裁判になるというだけで当事者達の地位・信用は失墜するので、容疑者と甲南は社会的に抹殺される。
(容疑者:-5、女:0、甲南:-10)

このように、どのような選択をしても魔法使いたる女が損をする事は一切無く、誰が損をするかが変化するのみであるという点がニクいところである。

女の側は、決して損をする事はないので、5の得を得る可能性がある黙秘を選択する。

容疑者の側は、これが冤罪である事はわかっているが、女が自白する事はないということも上記から論理的に分かっているので、自分の損が少なくなるように黙秘する。

この話を持ちかけた甲南が-10の損を受けるのが当然という事になる。ジレンマは存在しない。





......あれ?

本当のジレンマ[編集 ]

このように、囚人のジレンマは実際には論理的にパレート効率的な結論が出される、ジレンマではないことがわかっている。ところが実際の魔法経済学では、互いの選択的ヒューリスティクスが働くことで(容疑者黙秘・女黙秘)という選択から外れることがよくあることが判明している。

アメリカ政治学者にして悪の帝王であるロバート・アクセルロッド(Robert M. Axelrod)は1980年にこの問題について多数のサンプルから研究を行い、論理と実際の違いを「脳内麻薬の分泌による『しっぺ返し戦略』の回避」に原因があることを突き止めた。

つまり、

308 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/12/22 04:44
 「もしもししろまるしろまるです」
 「しろまるしろまるか?」
 「はい、そうですが」
 「本当にしろまるしろまるか?」
 「ええ、どちら様ですか?」
 「お前、15年前、裁判で嘘の証言をしただろう」

というのを回避するためである。女の側から見れば、このような「しっぺ返し」を回避するためには5の得を捨てても、そして甲南を裏切っても構わないという心理が働くことがわかっている。

アクセルロッドは、この研究によってノーベル生理学・医学賞を受賞している。

関連項目[編集 ]

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