円陣
円陣(エンジン)とは、組織を動かすための原動力である。
概要[編集 ]
円陣とは三人以上の集合体が一丸となって一つの物事に取り組み、成果を勝ち取るために人の輪を持って形作る方陣である。集団を丸く収めて団結するという意味で行われる願掛けであり、これを行うことで円陣構成メンバーが一体となり組織を動かす燃料となって終わりを迎えるまで動くことができる。基本的には円陣を行ったメンバーは燃え尽きるまで絆の力によって動かされる。一般的にスポーツでの試合前や劇団の舞台前などに行われることが多く、円陣前には特定の掛け声を持つ集団も多い。
プロ野球の円陣は一種のギャンブルとなっている。「掛け声」を出した人がディーラーとなり、試合に勝ったら掛け金を貰えるが、負けると支払えなければならない。
また、紙に人の名を放射状に並べることでも疑似的に円陣の効果を発揮することができるとされる。よく使われる場面としては卒業する先輩へ送る色紙やプロスポーツチームの集合サインなどがあり、サインされる色紙やTシャツなんかには呪いや感謝を込めることができるとされる。
起源[編集 ]
円陣の起源は魔方陣にあると伝えられており、中世ヨーロッパでは人を持って方陣をかたどることによって行う大規模魔術をたびたび行ってきた。近代になり大規模魔術を表だって行えなくなってからは、人間魔方陣は二つの方向に進化していった。一つは組体操という名で人間をピラミッドや円筒に見立てて力を集める方法であり、表に見つかっても体操ですといってしらを切った。もう一つがこの円陣であり、掛け声は呪文の名残として残った。円陣は組体操と違い儀式的な意味合いが強いとされ、体育会系を筆頭とした願掛け文化がまだ残っている集団以外ではすたれていった。
紙に記す疑似円陣に関しては円陣の派生であり、例えば中世から近世にかけての日本では上の画像のように人の名を円陣状に載せ、領主に呪いをかけて反逆を成功させることを願った。そのとき放射状署名を円陣と呼ぶとオカルトみたいで差しさわりが悪いということで一般的には唐傘連判状と呼ばれている。
人間の盾[編集 ]
今では願掛けの意味で半ば慣習的に行われている円陣であるが、この円陣に再び儀式的な意味を持たせようとしたとある魔術組織がNPOを装ってある大規模術式を敢行した。その名を人間の盾といい、守りたい場所を円陣で囲むことにより絆の力で9条バリアを呼び出して円陣の中を防衛するという新たな試みである。実際のところは円陣の中は守れても円陣構成員一人一人をぶっ殺すことで術式効果が切れると証明されており、むしろ構成員を殺したことで非戦闘人間に手を出した最低野郎のレッテルを張られるほうが相手にとって厄介だという悲しき結論がでてしまった。つまり今人間の盾を行使する組織が現れたとしたら人間の盾を生贄としたまた別の術式を目的にしているのではと疑いたくもなってくる。