八百万の神
八百万の神 (やおよろずのかみ) とは、日本に代々伝わる神道における神の数である。
概要[編集 ]
神道は多神教であり、生命、宇宙、そして万物(鼻をかんだティッシュや道端の石ころなど)には神が宿るという考えを持ち、「数え切れない」という意味を込めて、八百万という数字に設定したと考えられる。ここで、百万ではなく八百万にしたのは、八が末広がりで縁起がいいからだとも、嘘八百からきているとも言われている。
全ての神には性格があり、嫌な奴からツンデレまで存在することになる。
なお、神の命名の方法には一定の規則があり、全て覚えることは想像よりは簡単である。
分類[編集 ]
神はどのような成り立ちなのかによって大きく分類できる。
自然[編集 ]
八百万の神のうちの75%以上を占めると言われている。全ての自然には神が宿るという考えに基づくと、全植物、全動物、山、川、海、空、石ころ、雨、土の一粒一粒にも神様がおられることになる。しかし、いくら神一人ひとりが人格を持っていて、個性があってみんな違ってみんないいのであれば、名前が「アマツブノミコト25388」のように番号管理しなければならなくなるため、一般的にはグループでまとめて呼ぶことになっている。
実在人物[編集 ]
実在人物が神になることもある。有名なところでは菅原道真がいる。藤原氏の陰謀で左遷され失意のままに没すると、死後霊として現れ、藤原氏の屋敷をピンポイントで雷による爆撃を行ったため、藤原氏は彼を神として祀り祟りが起きないようにした。今でも菅原道真は学問の神様として、わざわざ太宰府天満宮、北野天満宮、防府天満宮、大阪天満宮の4つの天満宮を建てて祀られている。
ただし、ここで注意すべきは、地位が高いなど、偉い人でなければならず、さらには死後霊として現れ祟りを起こせるほどの恨みを持っていなければ、このようにはならないということである。
霊[編集 ]
人が死んだ後に、消滅せずに霊となることがあるが、それらも神となる。ただし、これらの神は呪いや祟りをおこし、得なことは一つもないので、神としての扱いを受けていない。
創造神[編集 ]
キリスト教における神ではない。創造神は、山、海、川、空、大地を創造したり、神自身を創造することができる。現在神を創造する権限を持っているのは、「イザナギ」と「イザナミ」のみである。
命名規則[編集 ]
一般的な神の命名規則について記述する。
- 神の属性
- 例えば、雨粒の神様なら「アメ」、土の神様なら「ツチ」、のようにつける。
- 敬称
- 神様は敬称まで含めて名前である。「ミコト」などは、神様専用の敬称の一種である。つまり、「アメニギシクニニギシアマツヒコヒコホノニニギノミコト」を呼ぶときは、「アメニギシクニニギシアマツヒコヒコホノニニギノミコトミコト」と呼ぶべきである。
有名な神 (敬称略)[編集 ]
- イザナギ、イザナミ
- 日本を作ったことで有名。彼ら自身以外のすべての神の創造主。唯二の創造神であり、思うままに神を消したりできる。ただし最近は怠け気味で新しい神はあまり生まれていない。
- 日本を駆け回った戦士。妻は人間であったと伝えられている。
- 前述の通りである。実在人物の神としては天皇の次に偉いほどである。
- 歌の題材になり、一躍有名になった。まお、トイレの神様がべっぴんさんにする権限は保有していないことは確認済みである。
- 近年では人間の血が多く混ざり、ほぼ人間となっている。詳しくは後述。
神のすること[編集 ]
神はそれぞれに権限が与えられており、自然の神は自然についての何らかのアクションを起こす。例えば、アメの神は、アメを降らしたり、雷の神は雷を降らせたりする。また、地震の神様は定期的に地震を起こし、地球のプレートの保護を行っている。
霊の神様は、祟りを起こし、未練やうっぷんを晴らそうとしてくる。なお、それらの神は一度うっぷんを晴らすと二度と現れない。恐らくは創造神が削除したのだろう。
神の子孫[編集 ]
創造神の子孫のうち、文献に残っている最古の人物は神武天皇であり、実在するという確認が取れた最古の人物は崇神天皇である。初期の天皇は寿命 が150年以上と、人間よりは神に近い存在であったが、だんだんと人間に近づいていったとされる。
全てのものは神が作り出した、ということは全ての人は神に作られたということになるが、天皇は神がぴーをして作ったという意味では特別である。