仮名遣
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仮名遣(かなづかい、かなづかひ)とは、ひらがなやカタカナなどの文字を使って、どうやって日本語を書き表すのかを定めた規格。
- 注意: この記事は広辞苑前文方式で書いてあります。
代表的な仮名遣[編集 ]
- 仮名遣 1.0 (万葉仮名)
- 日本で最初に使用されたもの。厳密には仮名遣ではないが、便宜上1.0と呼ばれる。
- 初め日本には文字が無かったので、読みの同じ漢字を適当に当てた。即ちひらがなやカタカナの前身であり、「よろしく」を「夜露死苦」などと書くアレである。
- 現代でも、一部の暴走族などが粋がって使用する。
- 仮名遣 2.0 (定家仮名遣)
- 現代的な仮名遣の始まり。
- 新たに「ひらがな」「カタカナ」「訓読み」の概念が組み込まれ、漢字を本来の意味でのみ使用することが可能になった。これにより文章にメリハリがつき、また読み書きのし易さも向上した。
- 永らく使用された仮名遣だったが、現代では廃れた(obsolete)規格であり、使用すべきではないとされる。
- 仮名遣 2.x (歴史的仮名遣)
- 仮名遣 2.0の不具合を修正し、国際化対応を施したもの。
- 具体的には、アクセントではなく語源に従った表記の採用、「・.....?!「」」といった記号の統一、「ヴァ」行の採用など。
- 現在、最も完成度の高い規格であるとの声もあり、俳句や短歌で使用されるほか、根強い人気がある。
- 仮名遣 3.0 (現代かなづかい)
- 先の戦争に敗れたのをきっかけに、「仮名遣を簡単にすれば、世界に肩を並べる国力を得られるのでは」といったノリで策定された、やっつけの規格。
- 語源を無視し、読みと表記のずれを中途半端に近づけたため、教育界は大混乱した。更に「ゐ」「ゑ」は禁じられた仮名となってしまった。
- あまりにも急進的な内容だったが、神社新報を除く各新聞が何故か全面採用したのをきっかけに、ほぼ全国に広まった。
- 仮名遣 3.2 (現代仮名遣い)
- 仮名遣 3.0のあまりの酷さに対し、一部から湧き起こった猛烈な批判を鎮めるため、仮名遣 3.0の前文をちょこっと書き直しただけの代物。
- その際、正式な規格ではなく「推奨規格」(よりどころ)とすることで、賛成派・反対派両方の顔を立てようとした。
- しかし現代では、事実上の標準であり、最も普及した規格。
- 仮名遣 4.0
- この規格は策定中である。名前はまだ無い。
- 2つの規格が含まれるが、単に「仮名遣 4.0」と云ったら、それは「Strict」の方を指す。
- 公開直後に不具合が発見され、「仮名遣 4.01」に取って代られるのではないかとの噂。
- 仮名遣 4.0 Strict (厳格)
- 仮名遣 2.xの流れを汲み、「言葉が本来あるべき姿」を重視した規格。字音仮名遣(後述)は分離する方向で検討中。
- 仮名遣 4.0 Transitional (過渡的)
- 仮名遣 3.2にしか馴染みの無い人のために残された規格。内容は仮名遣 3.2とほぼ同じ。
- しかし、とっとと4.0 Strictに移行することが望ましいとされる。
- X仮名遣 1.0 (拡張可能仮名遣(仮))
- 具体的に何を拡張できるのかは不明。ネーミングもダサい。
字音仮名遣[編集 ]
ジーク・字音!
〜 字音仮名遣 について、ギレン・ザビ
字音仮名遣(じおん―)とは、漢字を輸入した際に、その発音をできるだけ忠実に書き表すために作られた規格。極論すれば、音読みのための仮名遣。
読みを現代日本人の発音通りに書き写した場合は、擬音語の一種と見なし、字音仮名遣の規格外とするのが普通。
字音仮名遣は音読みの数に比例した巨大な規格であるため、仮名遣 4.0では、字音仮名遣を仮名遣の推奨サブセットとし、必要用件とはしない方向で検討中。