ヴェニスの商人

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ヴェニスの商人(-しょうにん)とは、中世においてキリスト教徒がいかに偏見的にユダヤ教徒を見ていたかを示した、ウィリアム・シェークスピアの代表作である。シェークスピア自体は当作品を「喜劇」扱いにしていたが、実際にはどう見ても財産を奪われた上に改宗を迫られた「シャイロックの悲劇 」であるといえる。

どんなお話?[編集 ]

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アントニオとかいうキリスト教徒のヴェネツィア商人が、普段蔑んでいたシャイロックとかいうユダヤ教徒の金貸しへ「返済が遅れたら俺の身体の肉をどこでもいいから1ポンド!やるぜっ!!」とか無謀なことをホザいて無理矢理彼から金を借りていき、しまいにゃ返済ができず(踏み倒し)、シャイロックが「心臓の肉を1ポンド」を請求すると、裁判を起こし、バッサーニオ(アントニオの親友)の奥さんがしゃしゃり出てきて「肉はやるけど血は一滴も流しちゃだぁ〜めっ☆ きゃはっ!!☆★☆★」という無茶なことを言って借金を踏み倒すお話。

しかもその後、シャイロックは教会によって全財産を差し押さえられている。なんともムゴい話で、当時のキリスト教の心の狭さを思い知らされる話である。

ついでに言うと、その時の裁判官が得意げにユダヤ人のシャイロックに「キリスト教に鞍替えするなら財産の半分は残してあげるよ」とか言ってるもんだから、目もあてられない。 似たようなお話でペニスの商人 が存在する。

舞台[編集 ]

シェークスピアはこの作品の舞台をイタリアヴェネツィア(ヴェニス)に設定していたが、そのせいで現地民からは猛顰蹙を買っている。なぜなら当時のヴェネツィアはユダヤ教徒だけではなく、イスラム教徒などが交易のために訪れ、彼らから複式簿記の技術を習得するなどヨーロッパの中でも国際色が強かったところであり、「キリスト教徒による異教徒差別」が他地域ほど見られない場所であったためである。

さらに言えば、当時キリスト教総本山のローマ・カトリック教会が率先して利子に関する抜け道を生みだしていたため、作品にみられるようにキリスト教徒が利子を取ることを卑しいと考える風潮はなく、現実にヴェネツィアやジェノヴァなど当時のヨーロッパを代表する商業地において金融業を営んでいたものの多くはイタリア半島出身のキリスト教徒であり、ユダヤ教徒で金融業を営む者が、その職を理由としてキリスト教徒によって貶められる風潮があったとは考えにくい。

また、主人公のアントニオが日頃蔑んでいた人間からわざわざ巨額の金を、それも一人からまとめて借りるなど、登場人物の行動にも問題がある。ヴェネツィアは上述した通り中世のヨーロッパでは商業の中心として機能しており、それゆえ保険、為替、株式の元祖となるようなシステムが自然とそこの商人によって生み出されるようになっていた。仮に船で荷を運ぶのなら、保険を用いて難破時の損失に備えるとともに、いくつかの船に資産を分散してリスクを最小限に抑えるのは当たり前であり、それを担保に金を借りるのであっても、複数の人物から分散して借用するというのが当時から既に常識と化していたのである。作中の登場人物のほとんどは作品名に反し、「ヴェネツィア(ヴェニス)の商人」失格であった。

彼はおそらく、自国で起こっていたユダヤ人差別を元にこの作品を書いたのだろうが、自分の国の出来事にはしたくなかったため、問題をイギリスではなくイタリアに転嫁させたのではないか、と見られている。

ちなみに、シェークスピアはイタリアに来たことなど一回もなかったので、描かれているのはすべて妄想である。

作品名[編集 ]

なおこの作品がイタリアで顰蹙を買う理由は、もう一つある。作品名である。

作品の舞台であるヴェニスはあくまで英語の表記であり、イタリア語ではヴェネツィア(ベネチア)と呼ばれるのが一般的である。「イギリスの作家が書くんだから英語でもおかしくないじゃん!」というコメントが入るかもしれないが、同じ英語でもフランスの首都であるパリは本来「パリス」と表記すべきところなのに、実際には英語圏を含むどこの国へいっても「パリ」で通じる。イタリアだけが不遇にも英語名で呼ばれてしまっているのである。

よってイタリアではこの作品の刊行に当たり、「ヴェネツィアの商人」に作品名を変えろとイギリスを含む諸外国に要請しているが、いまだ実現していない。

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