ミニ四駆

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ミニ四駆(みによんく)はタミヤ社が開発する世界最小の組み立て式 軽自動車である。小ささと運転の容易さで全盛期、特に1990年代中盤から後半の第二次ブーム期には子供から大人まで幅広い世代の足元をすくい、人気を集め、総販売台数は2億台に迫った。この数字はトヨタ自動車やフォード社の記録をも上回り、ギネス記録に認定された。速さはだいたいマッハ。

コンセプト[編集 ]

以前からRCカーという自動車を開発、販売していたタミヤ社は自社製品も含めたそれまでの自動車に大きな不満を持っていた。特に大きさ、価格、そして運転の難しさに問題があると考えた同社は、それまでの常識を覆す全く新しいコンセプトの自動車を開発し、ミニ四駆と名付けた。以下はその主な特徴である。

  • 一般的な自動車の32分の1という超小型化や、空気抵抗を最小限に抑えた車体デザインを採用する事でマシンの高速化を可能にした。
  • それまでの自動車にあったハンドル操作を無くし、エンジンのON/OFFの切り替えと前一直線の移動のみで運転できる、シンプルな操作を実現。これにより自動車免許無しでの運転が可能となり、小中学生から大きな支持を得た。
    なおコーナーで安定しない事に当初は不満の声が相次いだが、後にローラーを標準装備にする事でこの問題は解決された。
  • それまで完成した形で販売されていた自動車をドライバー自身による組み立て式にする事により、工場での大幅なコスト削減を実現した。この結果、一台600円からという驚異的な低価格での販売に成功した。(現在発売中のミニ四駆PROシリーズでは、フィリピン中国のおばちゃんが気合を入れて組んだ完成車も特別販売されている)
  • タミヤ社は、他の自動車会社が批判的だった改造をドライバーに推奨し、数多くのグレードアップパーツを販売した。これには同社がミニ四駆によるレース競技の運営をしており、その普及には改造が不可欠であると判断したという経緯がある。またドライバーの多くが自動車購入後も定期的にパーツを購入したため、タミヤ社に安定した利益をもたらした。

車種[編集 ]

レーサーミニ四駆シリーズ[編集 ]

レース競技での使用を前提に開発された最初の第1世代シリーズ。1980年代末期から90年代前半の第1次ブームを支えた。前述のローラー標準装備はこのシリーズで最初に実現した。他にも高速ギアの搭載など、ミニ四駆におけるレース競技の基礎を作り上げたシリーズである。現在では多くの車種が生産中止になっているためプレミアが付き、ミニ四駆界のクラシックカーと呼ばれている。実は地味に干支ミニ四駆やシャーシを2.5〜2.75世代化したプレミアムシリーズとして年末年始に再生産されてたりする。

フルカウルミニ四駆シリーズ[編集 ]

第2次ブームを支えた、全シリーズ中一番の人気を誇る第2世代シリーズ。最大の特徴は、タミヤ最先端の技術を駆使した内蔵ICチップである。このICチップはドライバーの声を理解し、命令を受けてスピードアップしたりコーナーを曲がったりできる。また、マグナムトルネードなどの必殺技を持つ車種が多いのも特徴的である。しかしこの必殺技は、ただ跳んだり跳ねたりぐるぐる回ったりするだけでレース展開におけるメリットはないという批判もある。フルカウルの中にタイヤを押し込める必要があって大径ホイールが使えないため段差とかコース継ぎ目にちょっと弱い。

スーパーミニ四駆シリーズ[編集 ]

フルカウルミニ四駆の影に隠れて地味な第1.5世代的存在。フルカウル全盛期の小学生の間では持っているとマニアックだと周りから敬遠された。しかし大径ホイールの標準装備や、軽量かつ低重心のボディを採用した事でプロ指向のレーサー達に重宝された。

エアロミニ四駆シリーズ[編集 ]

フルカウルミニ四駆の後続として登場した第2.5世代シリーズ、人気は下火だったものの、完成度は高く、フルカウルマシンを30%も上回る。

マイティミニ四駆シリーズ[編集 ]

スーパーミニ四駆の後釜として出てきた第2.75世代シリーズ、知名度はお察しください

ミニ四駆PROシリーズ[編集 ]

第3世代シリーズ。マス集中のために両軸出力モーターがど真ん中に縦置きされており、ペラシャフトを兼ねている。初心者仕様の完成品があったり、モモーイ初音ミク仕様があったりと迷走してる感が強い。でもよく走るよ。

ミニ四駆REVシリーズ[編集 ]

第4世代のミニ四駆で今のところ一番新しいシリーズ。 空力を完全に味方にして第2世代以上のダウンフォース力を誇る。

トラッキンミニ四駆シリーズ[編集 ]

2010年に新発売されたピックアップトラックのボディを持つマシン、え?20年前からあったって?

リアルミニ四駆シリーズ[編集 ]

第2次ブームのフルカウルミニ四駆シリーズと同時期に展開されていた「魅せるため」のディスプレイ専用シリーズ。最大の特徴は「走らない」事であり、四駆と名乗っておきながら一切走行することの出来ないモデルとなっており、通常のミニ四駆だと思って購入し、痛い目を見る子供も多かったが、まぁ箱をちゃんと見れば分かる事ではある。フルカウル、エアロミニ四駆のマシンデザインと同じ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の作者、こしたてつひろによる、リアルなメカニカルデザインは多くの者を魅了した。ボディを無加工、もしくは多少の加工で通常のシャーシに換装することでレース用マシンとしても使用できる。

ミニ四駆シリーズ[編集 ]

無印シリーズ、コミカルミニ四駆ともいわれる初代シリーズ、実在の4WDをモデルにしており、エコカー主流の現在、なかなか新車が出ずどんどん影が薄くなっているもっとも不遇のシリーズ。

ワイルドミニ四駆シリーズ[編集 ]

ビッグタイヤを装備し走破力を重視したシリーズ、サーキット走行用のパーツなんてものも出ているが、もちろん公認大会では使えないよ?重心が高いため意外と急坂は苦手。

レーザーミニ四駆[編集 ]

最新シャーシVZを採用し、新たに始まった第5世代シリーズ...になるはずだったのだが、元となる漫画重機人間ユンボルばりに打ち切られてしまい、僅か3車種でシリーズ打ち切り。

派生商品[編集 ]

ミニF-1[編集 ]

1/28スケール、二輪駆動など、似ているようだが全くの別物、はっきり言って「ミニ四駆のコースを走れるモーターライズのフォーミュラカープラモデル」 有名なレブチューントルクチューンは、元はこのシリーズのものだった。

ダンガンレーサー[編集 ]

半バトルレースを公認したシリーズ、しかしミニ四駆の二番煎じに終わり、挙げ句の果てに新幹線と化した。

しかし、この技術が第3世代のミニ四駆たるMSシャーシを生み出した。

ラジ四駆[編集 ]

ミニ四駆から独立しようとして失敗し、出戻りしてきた集団、しかし、一部新パーツを生み出したのでまったくの無駄というわけではなかった、ボディが1/24スケールのためでかくて重い。

関連項目[編集 ]

この項目「ミニ四駆」は、執筆者自身は結構気に入っていますが、どう見てもクソの山 です、本当にありがとうございました。ダチョウ倶楽部に訴えられないうちにとっとととりかえることをお勧めします。 (Portal:スタブ)

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