ヅラ
ヅラ(づら かつら 鬘 英語:Wig または Wigs)とは、主に地球上の男性の人体の頭部で局所的に起きる、砂漠化の進行、森林伐採、オゾンホールの拡大、海岸線の侵食、サンゴの白化現象などに代表される、近年急速に深刻化する環境問題に心を痛めたエコロジストが参加する自然環境再生プロジェクトのひとつであり、このプロジェクトで用いられる身に着ける工作物や積極的な活動家への愛称としても用いられる。桂じゃないヅラだ
特徴[編集 ]
このプロジェクトの大きな特徴は、徹底した対症療法と人工的な環境再生に拠る啓蒙活動に特化した所にある。即ち、すでに損なわれてしまった自然環境、もしくは進行途上にあるが有効な解決手段を持たない環境破壊に対し、元にある自然環境に見せかけた人工的な工作物で覆い隠してしまうことで、見せ掛け上でのみ環境への対策を行うものである。この方法は、現代の技術では回復が不可能ないかなる自然破壊にも対処でき、その効果も絶大である。反面、見た目上の問題解決によって自然環境の再生へのアプローチはないがしろにされる傾向にあり、強力な温室効果を持つ工作物そのものの環境への影響も懸念されている。
歴史[編集 ]
このプロジェクトで使用される工作物は、ヨーロッパで古くから見た目だけを良くする装飾品として貴族達に愛用されてきた物をルーツとしている。特に、ロココ時代のフランスでは貴婦人の間で、船や建物の模型を乗せたり、やたらと大きく豪華に仕上げた物が流行した。フランス革命後の近代化によって貴族文化が廃れた事に伴い、豪華なヅラを愛用する人はいなくなったが、より自然に近い形のものが環境問題を抱える人々の間で密かに使用され続け現代に至っている。
課題[編集 ]
前述のような背景を持つことから、ヅラの使用は一般的に「最終手段」と捉えられ、個人が持つ深刻な環境問題を嘲笑の対象とする社会的イメージと、対外的な印象を気にして必死にその本質を隠そうとする姿が合わさり、それが非常に滑稽であるとして活動を行うエコロジストに対する差別が発生する。そのため、いかに他人に知られずに自然環境の再生を全うできるかがこのプロジェクトの最大の課題となっている。
プロジェクト[編集 ]
このプロジェクトはその特徴から極秘に行う必要があり、環境問題への取り組みを推進するプロジェクトリーダーと、計画の具体化とプロジェクトに合わせた工作物を製造する信頼のおける外部業者のみで進められることが多い。プロジェクトリーダーはプロジェクトの機密を保持するため、雨の日は出歩かない、暑い日は水分を極力控える、資金面で余裕がある場合は一定期間ごとに工作物を交換する、周囲の人の視線に細心の注意を払うなどエクストリームスポーツさながらの努力が要求される。
しかし、何らかの理由によって秘密が漏れた際は、自分と秘密を知った相手との間で全力を挙げて見逃す行為や精神的な駆け引きを毎日繰り返すことになるので無理に隠そうとせず、素直にヅラの使用を認めることが望ましい。プロジェクトリーダーの普段の行いにも拠るが、多くの場合においては暖かく受け入れてもらえ、逆に評判をあげることもできる。但し、場合によってはお察しください。また、機密を保持している時に結婚した場合は訴訟されることも覚悟しなければならない。
都市伝説[編集 ]
ヅラはその機密性から、一部では都市伝説として扱われる。特に会社の偉い人がこのプロジェクトにかかわっているのではないかと言った噂やヅラを使用している確からしい目撃情報は後を絶たず、それに比べて実際に明らかになる事が少ないため、疑心暗鬼のまま噂だけが一人歩きしていることが多い、また、決定的瞬間の目撃証言があっても、相手の社会的地位から全力で見逃す状態に陥っている例も少なくない。
プロジェクトリーダー(と目される人物)[編集 ]
- 森田一義 - 長年にわたり関連が噂されるが、未だに物的証拠が上がっていない。当の本人は増毛であると主張しているが、その真偽は定かではない。いずれにせよ別の方法を含めて環境問題に取り組んでいるものと目されている。
- 綾小路きみまろ - スポーツ新聞で決定的瞬間が報道され、本人も自ら秘密を公開して多くの人に受け入れられた例、今では自身のネタとしてヅラを利用している。
- 姉歯秀次 - 耐震設計とともに自然環境も偽装していた建築士、ヅラを身に着けての出廷は許可されないため、現実の自然の状態そのままで法廷に立った。
- 小倉智昭 - 決定的瞬間の目撃情報や、確からしい証言が相次ぐ中でも機密を保持し続け、周囲から全力で見逃す状態になっている例。機密保持の達人であり、7つのヅラを曜日ごとに変えているのではないかという噂が存在する。
- パンチョ伊東 - 誰から見ても明らかなのにもかかわらず愛され続け、暖かく受け入れられていた、すでに伝説となっているヅラの愛用者。その存在は決定的瞬間をあらわす動詞「パンチョ-る」として使用されるほどである。
- キダ・タロー - 東のパンチョ、西のキダ・タローと並び称される。キダ・タローのヅラについての言及が禁則事項であること自体が大阪民国の芸人共有のお約束として、大いに活用されている。
- 草野仁 - 日産自動車のTVCMではわざわざ特注のヅラを装備してセールスポイントを強調するキャラを見事に演じきるほどのヅラ愛好家。
- 草刈正雄 - キャラクター的にカミングアウトできない、ある意味かわいそうな人。
- 渡瀬恒彦 - 呂布やチャック・ノリスとも渡り合う斯界きっての武闘派であるため、周囲も全力で見逃さざるを得ない。増毛説も有力。
- 某D - 何かを被っている