ダイダロス

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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア 専門家気取りたちが「ダイダロス計画 」の項目を執筆しています。

ダイダロス (Daedalus) は国連宇宙軍が1970年から1990年にかけて開発した恒星間兵器である。

太陽系から約5.9光年の地点にあるへびつかい座バーナード星向け、1990年から1992年にかけてに実際に発射された。

概要[編集 ]

1960年代にバーナード星に知的生命体がいることがわかって以降、国連宇宙軍総司令部はこれを非常に憂慮すべき事態とし、対策を講じる必要に迫られた。宇宙に人類以外の知的生命体が存在することは、いずれ恒星間の交流が増した未来に、人類にとって意見の対立から害を及ぼすと考えられたからである。

したがって国連軍は1970年に、バーナード星の予備的な敵対性知的生命体に対する対策として、莫大な運動エネルギーをもってバーナード星の惑星を爆撃する運動エネルギーロケット弾、ダイダロス(Daedalus)の開発に着手した。

開発は順調に進み、1990年には発射準備が完了。同年に1号弾を発射、その後2年間に合計3発のダイダロスが発射された。

計画[編集 ]

設計[編集 ]

効率よく系外惑星を爆撃し、全知的生命体を消滅させるため、アラン・ボンド率いる多数の科学者エンジニアが立案した結果、ダイダロスはキネティック(運動エネルギー)弾頭を使用する核融合パルスロケット弾として開発されることが決まった。

弾頭炸薬核爆弾を詰め込むよりも、核融合パルスロケット推進によって運動エネルギーを蓄え、直接そのエネルギーで爆撃したほうが、攻撃目標への到達時間が短くなる、惑星中心に向かって攻撃のエネルギーを集中させられるなど、利点が多いとされたためである。

また、攻撃目標であるバーナード星の惑星への到達時間は最も重視された点の一つであり、このことから国連軍が、バーナード星の文明の成熟を非常に危惧していたことが見てとれる。

計画によるとダイダロスは54,000tの初期質量を持ち、そのうち燃料が50,000tで、実質的なペイロードは500tである。

このペイロードには、ダイダロスの要のひとつとなる、誘導装置やその他すべてのシステムが搭載されている。 そのため、わずかな塵との衝突が核爆弾並みの衝撃を与えかねない、光速の12%という速度での航行中に破壊されないように、炭化タングステン製の厚さ180mmのシールドを前方に備えている。

また、ペイロードは、より広域に、より多くのダメージを狙うため、着弾直前に散弾する様に設計されている。放射性物質などの毒性物質をペイロードに積み込む案も検討されたが、着弾時の超高温、超高圧で無害化される可能性があったほか、標的の生命体がどのような性質を持つのかわからなかったことを理由とし、採用されなかった。なお、燃料タンク、エンジンなどは切り離さずに、弾頭とともに目標を破壊する。

高性能の核融合パルスエンジンにより、5年間で燃料タンクなどを含む弾頭は光速の12%まで加速され、その後は45年間ほどの慣性飛行を行い目標に着弾する。したがって、現在飛行中のダイダロスの着弾予定は、2040年頃である。

性能[編集 ]

光速の12%まで加速する性能は化学ロケットの性能の限界をゆうに超えており、またオリオン計画で研究されたタイプの核パルス推進の能力さえも超えている。

そこでダイダロスは、電子ビームによる重水素/重水素の慣性核融合を使った核融合パルスロケットで推進する方式をとった。1秒間に250個の燃料ペレットが爆発し、そこから生じたプラズマは磁気式ノズルにより制御される。

この高性能エンジンにより、バーナード星惑星の文明成熟前の迅速な着弾と、莫大な運動エネルギーによる莫大な破壊力を達成する。

さらにその破壊力は、核融合エンジンによって得た運動エネルギーをそのまま攻撃の手段とするため、使った分の燃料をそのまま核爆弾として爆発させたものとほぼ等しくなるといってよい。

×ばつ1021ジュール、62万メガトンのTNT爆薬のエネルギーに等しく、直径数百mほどの小惑星が衝突したのと同じくらいの破壊力となる。

この爆撃を受けた場合、いわゆる核の冬のような寒冷化、生物の絶滅のような深刻な被害をもたらすと考えられ、文明に深刻な被害を与えるには十分であると考えられる。

しかし、これではダイダロス計画の目標である、知的生命体の消滅には足りない可能性高く、合計3発の弾頭が発射されることとなった。

また、中途半端な攻撃は逆襲を招きかねないことから、今後もおおよそ50年から100年周期で二次三次と、数回同じような爆撃を行い、文明を根絶やしにする構想が現在練られている。

建造[編集 ]

ダイダロスはその大きさから、組み立てて軌道上に運ぶわけにはいかない。したがって、地球軌道上で建造されることとなる。

4,000tの質量を持つダイダロスの大部分の部品は、月にプラントを建設しいちから製造、そこからマスドライバーを使って軌道上に送られた。 さらに完成後は、月で採取した少量の燃料を使い、木星へ移動したのち、50,000tの燃料を補給する方法がとられた。

このダイダロス建造、燃料補給等にかかった費用は1機あたり280兆円と、莫大な額になったが、後にアメリカの圧力から日本が90%を支払うこととなった。現在の日本の借金はその名残であるが、現在アメリカ率いる国連宇宙軍は、前述の二次爆撃に使用するダイダロスの建造費用をも、日本の思いやり予算から引き出そうと企んでおり、日本国民は、決してこの問題を他人事で済ませることが出来ない状態にある。

現状[編集 ]

2025年現在、ダイダロス3機からは規定どおりに自身の健康状態を示す信号が送られている。このままでいくと前述のとおり、2040年ごろには立派にその役目を果たすと考えられる。

関連項目[編集 ]

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