ソニックブーム
ソニックブーム(英:sonic boom)は、ソニック・ザ・ヘッジホッグの人気が爆発する現象。主に欧米で発生し、日本では殆ど観測されない。
概要[編集 ]
日本のSEGAが開発したコンテンツである「ソニック・ザ・ヘッジホッグ(通称:ソニック)」の流行。「ソニックのブーム」という意味で「ソニックブーム」と名付けられた。ゲームのヒットをはじめとし、スピンオフ作品である漫画や、アニメ、映画の成功もソニックブームの引き金となる。
尚、ソニックブームが発生すると、ソニックの知名度とソニックグッズの売り上げが大きく向上しSEGAにお金が入るため、SEGAはソニックブームの発生に向けて労力を惜しまない。
主な発生場所[編集 ]
ソニックブームは主に欧米で発生する。これは海外でのソニックの知名度は日本での知名度に比べて遥かに高い事が原因だ。[1] ソニックのクールな見た目や小生意気な雰囲気は欧米人から支持されており、その人気はあのマリオにも匹敵する。即ち、欧米はソニックブームの発生に適した土壌であると言えよう。
結果として、ソニックブームが多く発生する欧米でのソニック関連の売り上げは国内のそれを大きく上回っており、莫大な利益をSEGAに垂れ流している。
主な発生時期[編集 ]
SEGAはソニックブームを発生させる事に命を懸けているため、比較的高頻度でソニックブームが発生している。その中で主なものは以下の5回だ。
- 1991
- ゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の影響。全世界売り上げ3120万本以上という驚異的な記録を叩き出したことから大きなソニックブームであった事が分かる。ただ、日本での売り上げは同年代の大ヒットゲームと比べると僅か10分の1程度と伸びておらず、日本でソニックブームは起こらなかったと言えるだろう。
- 1993-1995
- アメリカで放送されたアニメ「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の影響。アニメ自体は1994年に最終回を迎えたものの、このアニメを元にした漫画は24年間も連載されたほど人気であったことから大きなソニックブームであった事が分かる。ただ、日本人はこのアニメの存在も知らなかったため、日本でソニックブームは起こらなかったと言えるだろう。
- 1999-2000
- フランス、イギリス、アメリカで放送されたアニメ「ソニック・アンダーグラウンド」の影響。三か国で放送されていたのだからその流行ぶりに疑いの余地はなく、大きなソニックブームであった事が分かる。ただ、日本人はやはりこのアニメの存在を知らなかったため、日本でソニックブームは起こらなかったと言えるだろう。
- 2020
- 映画「ソニック・ザ・ムービー」の影響。アメリカでのビデオゲーム映画化作品の中で歴代最高の興行収入を記録したことから大きなソニックブームであった事が分かる。ただ、日本での興行収入はアメリカでの興行収入の1%にも満たず、日本でソニックブームは起こらなかったと言えるだろう。
- 2022
- 映画「ソニック・ザ・ムービー ソニック VS ナックルズ」の影響。全世界興行収入544億円のメガヒットを記録したことから大きなソニックブームであった事が分かる。ただ、日本での興行収入は全体の300分の1程にとどまり、日本でソニックブームは起こらなかったと言えるだろう。
日本での発生[編集 ]
ご覧のようにソニックブームは日本では殆ど発生していない。しかし、2022年の「ソニック・ザ・ムービー ソニック VS ナックルズ」がヒットした後しばらく経ってから、「日本ではマイナーなコンテンツ[2] が海外では大人気である」という事実が広まって、衝撃波を起こし、あまりの意外さに一部で轟くような反響を呼んで、小さなソニックブームが発生した。しかし海外での流行など日本人にとっては関係のない話であったので、このブームは超音速で消え去った。