コウガイビル
コウガイビル(KGB)とは、ミミズやナメクジを捕食する扁形動物であり土壌生物だと考えられているが、実際はソ連国家保安委員会の諜報部員である。
世界各地で軍関係者を監視し続けており、冷戦終結後の現在も、世界各地で冷徹な諜報活動を続けている。
このままでは、家は焼け畑はコルホーズ、あなたも私もシベリア送りだろう。
歴史[編集 ]
1920年代、レーニンの命を受けた科学者たちは、土壌生物を諜報部員として使用する計画を開始した。
その際カタツムリやナメクジを使い、ある程度効果を挙げていが限界があり、科学者たちはシベリア送りの恐怖に怯えながら研究を続けていたといわれる。
やがて1946年、コウガイビルの一種を用いた実験が成功を収め、品種改良と調教が本格的に開始された。
1953年11月15日、国家保安機能の回復に伴い国内でのテロや反革命の防止、さらに西側諸国の動向を探るため、彼らを全世界に放ったのだ。
職員[編集 ]
彼らは軍と同等の階級を持つが、モスクワ本部やさらにあの人の指示を待たずとも動ける独自の権限を持っており、あらゆる手段で情報を得ようと暗躍している。
彼らは体長5cmを超えた頃から本格的に活動をはじめ、20cmを超える頃にはベテランとなり、まず失態を犯すようなことはなくなるようだ。
本国との連絡は這った後の粘液で行っているため、粘液を回収する専門の諜報部員がおり、彼らはある階級の人々に偽装している。
諜報の手段[編集 ]
「ヤツらは情報を得るためなら、アンリアルトーナメントを欲するドイツの少年のように、どんな常軌を逸したこともやってのける。」―拘束された男の言葉―
「君は雨上がりに、淡褐色に黒い縞模様をつけた細長いヒモ状の生物が道を悠然と這っていくのを見たことがあるのなら、それは一仕事終えたヤツらだ。」―アメリカ兵の間で1960年代に流行したジョーク―
拷問 [編集 ]
気味の悪い粘液で覆われた身体を巻きつけ相手を拘束する、それだけではなく、身体の裏側から消化液を分泌し、相手を生きたまま溶かし消化することで激痛を与えるのだ。
監視 [編集 ]
もし花壇や植え込み、或いは家の塀をコウガイビルが這い登っていたのなら、監視されていないか注意が必要だ、だが彼らは視覚が良くないため、音声(振動)による盗聴の方を得意としている。
増殖 [編集 ]
彼らは雌雄同体で、容易に"同志"を増やすことができるが、時に一体が分裂したり、或いは切断されることによっても数を増やし、さらに非情なエージェントが数を増やしていくことになるだろう。
日本に潜伏している者たち[編集 ]
本国に多く潜んでいるのは以下の2種で、発見したら戸締まりをより用心すべきである。
- オオミスジコウガイビル(Биплум・ нобiле)
- クロイロコウガイビル(Биплум・фусчатум)
その他[編集 ]
ヨーロッパでは耐寒性を備えた近縁種が独自の判断で蜂起し大量発生した、彼らの狙いはミミズを大量殺戮し、農業を危機に陥れるために違いない。
環形動物のヒルとは縁もゆかりもなく吸血はしないため、彼らの方がいくらかマシに思えるが、もし彼らを放っておいたなら、君の新しい歴史教科書は真っ赤になっているだろう。