ウィザードリィ
ウィザードリィ(うぃざーどりぃ、Wizardry、WIZ)とは、主に地下に建設された施設に(不法に)侵入し、当該施設の住人から金品を強奪することを指す。転じて、感染するとそれらの行為に没頭してしまうウイルスの名称。本項では後者について詳述する。
概要[編集 ]
ウィザードリィという概念の発祥は文明の発生とほぼ同時期だと考えられているが、概念を整理し広範な層に伝播させたのはアメリカ人のロバート・ウッドヘッドとアンドリュー・グリーンバーグである。彼らはウィザードリィという概念をウイルスによって多くの人間に感染させようと試みた。
彼らによって作成されたウイルス、ウィザードリィはまずアメリカ北東部の学生に感染し、アメリカ西部、ヨーロッパ西部、アジア西部と感染域を拡大した。亜種を含めると(後述)現在の感染者数は数千万の規模に上ると見られる。日本では言語中枢に感染する種が多く見られ、これに感染した患者は「コボルドを激しく突いて、そして外した」などという意味不明な虚言を繰り返すことが報告されている。
症状[編集 ]
まず、ウィザードリィに感染するとコンピュータのモニタの或いはテレビの前で長時間動かなくなる。患者は食事や排泄、入浴といった行為すら行なわなくなり、生活に著しい障害をもたらす。多くの患者はこれによって職を失う。 また、最近では携帯ゲーム機を媒介とした感染も報告されている。
さらに、患者をモニタやテレビ、携帯ゲーム機の前から引き離すことができても、移動が必ず90 ゚単位になってしまい、斜めに移動することができなくなってしまう。また、患者は首が固定されてしまっているため振り向くには体全体を使わなければならなくなる。
近年の臨床研究により、敵の攻撃によりレベルを下げられた患者は突発的な自棄行為に及ぶ危険性があることがわかっている。また、キャラクターを LOST したプレイヤーは石の中に隔離する必要がある。
性質[編集 ]
ウィザードリィはRPG型ウイルスと呼ばれる。これらのウイルスの特徴は自己に類似するウイルスを患者に作成させることにある。例えば日本人の堀井雄二は1980年代前半にウィザードリィに感染し、『ドラゴンクエスト』を作成した。『ドラゴンクエスト』はRPG型ウイルスの中で最も著名なものの一つである。更に『ドラゴンクエスト』に感染した坂口博信は『ファイナルファンタジー』を作成し、更に多くの人間がRPG型ウイルスに感染した。
1990年代後半にはMORPG型の『ディアブロ』が米国で発生し、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ諸国、アジア諸国に損害を与えた。2000年代にはMMORPG型のウイルスが猛威を振るっている。特に韓国、中国ではこれらのウイルスによって甚大な被害がもたらされている。
彼らの加齢は一定した速度では進まず、過去に同年齢だった場合でも一部の人間だけが歳をとってゆくという現象が確認されている。馬小屋が深く関与しているらしいが真相は謎である。これは相対性理論 (量子力学)を裏付ける、貴重なケースとされている。
日本文化が異様な形で持ち上げられるように見えるが、実際凄まじく強く一種の真理であり、それを「間違っている」とする日本人はいない。
映像業界にも重篤な患者が時折見られ、ジェームズ・キャメロン(エイリアン2)や押井守(機動警察パトレイバーシリーズ、アヴァロン)などのように自作品にウィザードリィ的な要素を込めて発表する症例が存在する。
現在でもこれらのウイルスに感染した患者による亜種の作成は継続しており、大きな問題になっている。
対処法[編集 ]
まず、コンピュータやテレビを部屋から取り除くことが肝要である。これらは窓から投げ捨てられるのが望ましい。