ゲルググ
ゲルググ(GELGOOG)はジオン軍のモビルスーツのうち、宇宙世紀を世界観とする作品に登場する豚鼻(型式番号:MS-14)。世に言う「量産の暁には連邦などあっという間に叩き潰せる」はずの兵器である。頭部はモヒカン。顔は豚鼻。腹はでべそ。持ってる得物は三匹が斬る!「たこ(燕陣内)」よろしく、両穂先のビームナギナタと言う、外見に大変特徴がある機体である。
概要
ゲルググはジオン公国において初めてビームライフル(ビーム兵器)を装備したモビルスーツとされている。ビーム運用型ザクやアクトザク?TVシリーズに出てないからカウント外。。ビームライフルと大型のシールド、そして場合によりビームナギナタやビームサーベルを装備するなど、ガンダムのデザインを盗作したことで有名である。
ゲルググ最大の特徴は豚のような鼻のパーツである。なぜこんなデザインにされたかは定かではないが、
- ジオニック社の趣味。
- ジオニック社の技術者が豚だった。
- ジオニック社の技術者がデブ専だった。
- ジオニック社の技術者は樽ドルファンだった。
など様々な憶測が流れている。どちらにしろジオニック社はデブに並々ならぬ興味を抱いていたことは確かであり、ライバル兵器会社ツィマッド社のデブで有名なゴッグ(GOGG)を自社流に解釈したとの説もある。名前も一部パクったとされる(ばれないようにスペルはG→Oと誤魔化してある)。
装備
ゲルググはジオンのモビルスーツにしては大型のシールドやビームライフル、ロケットランチャーなどきわめて常識的な武装をしていることで有名であるが、その一方で変態国家ジオン公国らしくビームナギナタというよくわからないものを装備している。これは発振器本体の両端から薙刀状のビーム刀身を形成する武器で、当然の事ながら下手糞が振り回せば自分の機体を切り刻むことになる。このビームナギナタは後に本家スターウォーズや魏延に盗作された。当然の事ながらこんな使いにくい武器はその後は使われることなく、後のゲルググマリーネやゲルググイェーガー、ガトー専用ゲルググなどにはかわりに使いまわしのいいビームサーベルを持たせることとなり、ますますガンダムに似てくることとなる。実体ブレードだったこともあるって?見間違いだよ。
シールドはビームコーティングが施され、ちょっとしたビームならはじくようになっているが、その頃のジオン軍にはシールドをしっかり使えるほどの腕のパイロットが居なかったため、多くの学徒動員兵らはシールドを背中のシールドラッチ(これもガンダムの盗作である)に乗せたまま、ビームライフルで撃ち抜かれることが多々あった。アーケードゲーム「ガンダムカードビルダー0079(0083)」ではこの学徒動員兵のようにシールドを使わないままビームライフルで蜂の巣にされて沈むゲルググをよく見かける事があるが、これは史実のゲルググに対するガンダムファンのオマージュであろう。決して戦術変更の余裕がなかったわけではない。
バリエーション
YMS-14先行量産型ゲルググ
漫画版「ガンダム戦記」のモテモテ外人部隊小隊長ケン・ビーダーシュタットの機体。実はゲルググより高性能な機体となっている。血の対価を払え!
YMS-14 (MS-14S) 先行量産型ゲルググ(シャア・アズナブル専用機)
通称シャゲルグ、シャアゲル。ご存知シャア・アズナブル専用の赤いゲルググだが、この頃のシャアはアムロ・レイにコテンパンにされる役回りだったのでいいとこなしである。また、シャアは出撃前に「赤くない」「角が無い」と喚き散らし、急ピッチでペイントさせた。
MS-14A ゲルググ(量産型)
- MS-14A ゲルググ(量産型)(アナベル・ガトー専用機)
ポニーテールが可愛い核テロリスト、アナベル・ガトーがア・バオア・クーで使った機体。デカイ専用のビームライフルを持って地球連邦軍に悪夢をお届けする。
ただし、このゲルググは先行量産型ではないかと言う説もある。
- MS-14A ゲルググ(量産型)(ヘルベルト・フォン・カスペン専用機)
MSイグルーに登場したゲルググ。「カスペンであるっ!」に始まり「ジーク・ジオン!」に終わるお約束な機体。バックパックが中途半端にB型っぽいが形式番号の末尾に"B"はついておらず、この機体がA型なのかB型なのかで研究者は大論争を繰り広げている。(ちなみにカスペン専用はカラーが銀色である。某エースよりハデ)
MS-14B 高機動型ゲルググ
割と高機動なゲルググ。バンダイの都合により、MSVで大量生産された。
MS-14C ゲルググキャノン
ゲルググの背中にビームキャノンをポン付けしたお手軽な機体。やはりMSVご用達。
MS-14D デザートゲルググ
一年戦争時はあまり目立たなかったが、10年ほど後、子供の乗ったガンダム相手に大活躍。
MS-14G 陸戦型ゲルググ(ゲルググ陸戦仕様)
陸戦型のゲルググで、Zガンダム風のグレネードランチャーつき。イカす眼帯親父ヴィッシュ・ドナヒュー機とヤリチン外人部隊隊長ケン・ビーダーシュタット(ゲーム版、というかゲーム版の主人公)機の二機が確認されている。が、ジェイクもガースキーも普通に乗れる。ガンダム戦記においてはこのゲルググを手に入れるか否かでゲームの難易度がコロっとかわる最強兵器。
MS-14F ゲルググM
海兵隊仕様のゲルググ。MMP80マシンガン片手に突っ込み、スパイクシールドとビームサーベルでぶん殴る漢仕様のゲルググだが、腕にはちゃっかり機関砲(マシンガンよりも口径がでかかったりする)がついている。実は安物。
MS-14Fs ゲルググM(指揮官用:シーマ・ガラハウ専用機)
でかいビームライフルと専用のシールドを持つ、紫とカーキに塗られた悪趣味なゲルググ。こっそり頭にバルカン砲がついているあたり、シーマ様のお茶目なセンスが伺える。 普通の指揮官用のはビームマシンガンである。
MS-14JG ゲルググJ(イェーガー)
大型狙撃用ビームマシンガンという、狙撃したいのか弾幕を張りたいのかわからない武装を持つ。腕にはピコピコビームがついている。実はドイツ第23山岳猟兵旅団(Gebirgsjägerbrigade 23)のパクりであることは内緒。
MS-14J リゲルグ
新兵教育用なのか指揮官用なのか分からない機体。はっきりしているのは「出番がない」と言う事くらいである。アクシズの堅物っぽいけど実は何かエロそうなピンク髪のお姉さんが乗っていた。名前は「リファインド(元気になった)ゲルググ」の略。 笑えるほどデカイ肩アーマーが特徴。中にはお土産が仕込んである。
OMS-14SRF シャルル専用ゲルググ
このシャルル専用ゲルググのかっちょよさは知ってる人にしかわかりません。知りたきゃ今すぐ中古ゲーム屋にダッシュ!知ってる人は我がモビルスーツに続け! (Portal:スタブ)
通称シャルゲル。旧式のモビルスーツを誇りにしているくせに、タヌキ呼ばわりしているクロスボーンに作ってもらった機体。この少佐、嫌味なまでにビームライフルを鬼避けしたり、無駄にビームシールドで格闘したり、最新鋭機をもらってノリノリである。RFドムで追従させられる部下の身にもなれっちゅうに。 ゲルググの原型を留めてない。