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お稲荷さんの眷属はおきつねさんと

そうです。会ってしまった。月曜日の朝、黄色に輝く長いものを。川沿いの道、三分の二ほども横たわるその種が、そもそもダメで、

マジかーマジかーなんでぇ月曜の朝から

と泣きそうになりながら、見ないように道幅の三分の一をすり抜けたそのすぐあと、軽自動車が後ろから来て、事の成り行きを想像して背中がゾクッとし、思わず逃げ出すように走り出し。

帰ってからも、気持ち悪いとか、おぞましいとかそんな事を言葉にして。

翌朝、PASMOと家の鍵を入れたミニバッグをゴミと一緒にゴミ置場においてきた。娘にすぐ回収に走ってもらいセーフ。

仕事帰り、バス停まで走っている間に財布を落とした。駅前交番に届いていてセーフ。

財布もICカードもなくまさに無一文。交通の便の悪い職場と駅間の3キロばかりを行ったり来たり探している時、同僚と会えて千円貸してもらえた。

ついてるのかついてないのか、わからないけど、お稲荷様の眷属である白蛇さまを、事もあろうに気持ち悪いだのと罵り、クルマに轢かれたかもしれないのに助けることもしなかった、できるわけもないのだが、その怒りに触れたのかと思い至り、生卵と鬼殺しワンパックをお供えしたのでした。

しかし今日も、駅の売店から出たところで、うしらから、携帯落としましたよと声をかけられるなど、白蛇様の祟りは続くのでありました。

これは祟りではなく、世の中の愛なのですね。財布と一緒に落としたと思われる老眼鏡はまだ出てきませんけど。

2019年06月01日 耳いた | 固定リンク

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