美術館&レトロな洋館を巡る、 福岡のアートを体感する街巡り
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福岡市の須崎公園から清流公園までの、開放的な那珂川沿いのエリア(リバーフロントエリア)。ビルが立ち並ぶ街の中心でありながらも、水や緑を感じられると注目のエリアです。
そんなリバーフロントエリアにおいて、自然も街も、そしてアートも感じる街巡りはいかがでしょう。
2016年7月にリニューアルした「水上公園」。
水上公園は2016年のリニューアル後、レストランが楽しめる施設も加わりゆっくり休憩したり、待ち合わせしたりと、オシャレで開放的な場所として人気です。
水上公園
住所/福岡市中央区西中洲13-1
ウェブサイト:http://suijo-park.jp/
アジアの近現代アートを揃えた唯一無二の「福岡アジア美術館」
川端商店街に面した「博多リバレイン」の7・8階にある「福岡アジア美術館」は、アジアとの交流の取組みの一つとして1999年に開館した美術館です。
アジアの近現代の美術作品を中心に展示する、世界唯一の美術館として、福岡はもちろん海外からも、そのユニークな作品や展示を観賞しようと多くの方が足を運んでいます。
「福岡アジア美術館」が収蔵・展示するのは、アジア23ヶ国・地域の、多様なジャンルの作品約5000点!
その作品は、クスッと笑ってしまうユニークなものやビビッドな色遣いのものなど、ワールドワイドな感性に触れるものばかり。「芸術鑑賞」といった堅苦しい雰囲気はなく、気軽に新進気鋭の作家の作品が楽しめるのも魅力です。アジアのアーティストを招いての滞在制作やワークショップなども行っているので、HPなどでチェックしてみるのもいいですよ。
ファン・リジュン《シリーズ 2 No.3》1992年
「ミュージアムショップ ロンホァ」では、美術館の所蔵品をモチーフとしたオリジナルグッズや出版物のほか、アート、デザイン、アジアをキーワードにした多彩な小物なども!
その他、アートとカフェと本が同時に楽しめるオープンスペース「アートカフェ」や、ドリンクや軽食が楽しめる「MUSEUM CAFE by IENA COFFEE」、ベトナム出身の美術作家がプロデュースしたキッズコーナーもあるので、アートに触れながらゆったりとした時間を過ごすのにもピッタリです。
「アートカフェ」には、国内外のアジア・アート・旅に関する約1 万冊も! アジアの絵本や積み木などで遊べる「キッズコーナー」
福岡アジア美術館
住所/福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8階
Tel/092-263-1104
開館時間/9:30~19:30 (※(注記)金曜・土曜は20:00まで)
ギャラリー観覧時間 9:30~18:00 (※(注記)金曜・土曜は20:00まで)
休館日/水曜日(水曜日が休日の場合はその翌平日)及び年末年始(12月26日〜1月1日)
入館料/無料(アジアギャラリー観覧料/大人200円、高・大生150円、中学生以下無料)
※(注記)特別展入場料は別途
HP/https://faam.city.fukuoka.lg.jp/
文化財で、レトロな気分に浸る「貴賓館」
「福岡アジア美術館」から徒歩で10分弱ほどの場所に、国の重要文化財に指定されている「旧福岡県公会堂貴賓館」があります。
「貴賓館」は、1910年(明治43年)に明治時代に来賓接待所として建てられました。1984年(昭和59年)に、明治期のフレンチルネサンス様式の木造建築物を残す貴重な遺構として国の重要文化財に指定されています。
絢爛豪華な貴賓室
貴重な遺構ながらも一般開放されており、広間や貴賓室、食堂など、館内を自由に見学することができ、往時をうかがい知ることができます。
10時〜16時の間、ボランティアによる館内ガイドも受け付けているので、機会があれば案内してもらうのもおすすめです。「貴賓館」にまつわる歴史やエピソードも交えて楽しく案内してくれますよ。
急勾配の屋根、ドーマー窓 (屋根窓)、角の 円形塔などを特徴としたフレンチルネサンス様式。
屋根や窓、手すり、装飾品などの細部に至るまで、レトロモダンを感じさせてくれます。
建築に興味がなくても、到るところにアートを感じる装飾があるので、館内をぐるりと回るだけでも楽しめますよ。
また、1階は「貴賓館カフェ」があり、気軽にコーヒーや紅茶などのドリンクやケーキなどを味わうこともできます。
ノスタルジックな雰囲気でティータイムを
さらに、より当時の気分を味わいたい方は、ドレスやタキシードなどレトロな衣装を実際に体験できる「レトロな衣装体験」も。
レトロな衣装を身に着けて館内を巡れば、往時にタイムスリップした気分が味わえるかもしれませんね。
旧福岡県公会堂貴賓館
住所/福岡市中央区西中洲 6-29
Tel/092-751-4416
開館時間/9:00〜18:00(最終入館 17:50)
休館日/月曜日(休日の場合は翌日休み)及び 12 月 29 日から 1月3日まで
入館料/大人200円・児童100円
団体(30 名以上より)大人160円・児童80円
※(注記)6歳未満、65 歳以上の方は無料。
HP/https://www.fukuokaken-kihinkan.jp/
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この特集に関連するスポット
大正13年、当時皇太子であった裕仁親王(後の昭和天皇)の御成婚記念事業として整備され、御成婚の日に記念公園として開園した福岡市初の街区公園です。2016年7月に、福博を流れる水辺空間を活用した市民の賑わい・憩いの拠点としてリニューアルオープンしました。公園内には屋根上のスペースやシンボリックな勾玉型のロングベンチなど、座りたくなる場所が多くあり、心地よい休憩スポットとなっています。また、公園内にあるレストラン施設「SHIP'S GARDEN」では那珂川の眺望を楽しみながら食事ができます。
※(注記)駐車場および駐輪場は公園内にはありません。※(注記)トイレはありません。お近くの天神中央公園をご利用ください。
博多旧市街エリア
博多リバレイン内にある、アジアの近現代の美術作品を系統的に収集し展示する世界に唯一の美術館。「福岡アジア美術館」はアジア23ヶ国・地域の美術作品約2900点を所蔵・展示。作品展示だけにとどまらず、アジアのアーティストを招いての制作やワークショップなども行っている。また、ミュージアムショップには、オリジナルグッズや関連出版物、アジア各国の多彩な小物や調度品など魅力的な商品が豊富だ。
博多旧市街エリア
「第13回九州沖縄八県連合共進会」の開催に際して、会期中の来賓接待所を兼ねて明治43年(1910)3月に建設。旧公会堂の内、貴賓館は数少ない明治時代のフレンチルネサンスを基調としている。木造公共建物として貴重であり、国の重要文化財(建造物)に指定。
【入館料】・大人 200円・子ども(15歳未満) 100円・6歳未満、65歳以上は入館無料
旧福岡県公会堂貴賓館では、展示物を案内する無料の多言語音声ガイド『jaj.jp』が常時利用できます。来館者様のお手持ちのスマートフォンやタブレット等で、インターネット接続やアプリのダウンロードの必要なく、各スポットを紹介した音声を聴くことができます。
博多旧市街エリア
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