(発言)「すべての人に配慮したデザイン(design for all)」は理念的には正しいが、現実的には一つのデザインですべての人に配慮することはできない。アメリカの建築物障壁撤去法に基づくアクセスボードはADAに関しても重要な役割をもっているが、その構成は障害のある人が数多く入っている。日本でアクセスボードのような組織を作る場合も、メンバー構成が重要だ。また「追加の料金」についての報告があったが、現在新幹線では車いすで使える席は指定席にしかないため指定席料金を払わなければならず、障害のある人の選択肢を狭めている。これは差別に当たる場合があるのではないか。