令和6年10月10日に「がん検診を受けよう!」奈良県民会議総会・講演会を開催しました!
10月10日は「奈良県がんと向き合う日」です。
がんは、日本人の2人に1人がなるといわれているように、とても身近な病気です。
がんは、今では治る病気になってきており、早期発見・早期治療のため、がん検診は重要です。
「がん検診を受けよう!」奈良県民会議では、がん検診の受診率向上をめざし、年に1度総会・ 講演会を実施しております。
令和6年度は奈良公園バスターミナルにて、5年ぶりの対面形式での開催を行い、講演会はオンラインでの配信も行う、ハイブリッド形式で開催いたしました!
街頭啓発キャンペーンも再開!
街頭啓発
令和2年から新型コロナウイルス感染症の影響で中止していた街頭啓発キャンペーン。
令和6年は10月10日に「近鉄奈良駅」「JR奈良駅」「近鉄大和西大寺駅」「近鉄生駒駅」「JR王寺駅」「近鉄大和八木駅」の6ヵ所の駅前で街頭啓発キャンペーンを実施いたしました!
「がん検診を受けよう!」奈良県民会議 総会
挨拶(奈良県副知事 福谷健夫)
副知事挨拶
県民会議はがんによる死亡率減少を目指し、行政・地域・企業・団体の皆様が協働し、がん検診受診率向上への取組を進める実行組織として平成24年10月10日に設立したもので、今年で12年目となります。立ち上げ以来、毎年10月10日には、様々な主体の皆様ががん検診の受診率向上を目指し、総会や講演会、街頭啓発に参画いただいてきたところです。
県では令和6年3月に「第4期奈良県がん対策推進計画」を策定しました。計画では、がん検診受診率60%を目標に掲げています。目標達成のためにも、会員の皆様にご協力いただきながら、県民の皆様に、がんの予防やがん検診、早期発見の重要性をわかりやすく啓発していきたいと考えております。
皆様におかれましても、啓発ツールなどを活用いただき、皆様のフィールドにおいて、引き続き啓発活動にご協力いただけたら幸いです。
[開会挨拶の動画はこちら](配信期間:〜令和7年3月21日)
がん検診普及啓発の取組に対する奈良県知事表彰及び被表彰団体による活動報告
知事表彰
「がん検診を受けよう!」奈良県民会議総会の中で、令和6年度がん検診普及啓発の取組に対する奈良県知事表彰を行いました。今年度の被表彰団体は2団体であり、表彰状授与の後、活動報告を行っていただきました。
知事表彰式の様子や被表彰団体による活動報告の動画は令和7年3月21日までYouTubeで配信しています。
[知事表彰式の動画はこちら]
【知事表彰被表彰団体】
・アルフレッサ株式会社 奈良支社/奈良南支社 [活動報告動画はこちら]
・奈良県医療福祉生活協同組合 [活動報告動画はこちら]
県民会議会員活動紹介(奈良県議会がん対策推進議員連盟)
「がん検診を受けよう!」奈良県民会議 講演会
講演会
演題:「テレビ番組と自治体との協働によるがん検診キャンペーン
―がんで苦しむ人を減らすため、奈良県民のみなさんのお力が必要ですー」
講師:静岡社会健康医学大学院大学 准教授
厚生労働省 健康・生活衛生局参与/医政局参与
溝田友里氏
クイズを交えながらわかりやすく、奈良県のがん検診の受診等の状況、がん予防の効果、早期発見の重要性の説明をされた後、ナッジ等行動科学を活用した がん検診受診勧奨の取組についてご講演されました。
ナッジとは、行動経済学・行動科学に基づき、人が行動するときのくせやバイアスを利用することによって、人の背中を軽く押すように、合理的・最適な選択をできない人を、より良い方向に後押しするアプローチであり、言葉かけの工夫一つで受取手の行動が変わることが説明されました。
また、溝田先生が取り組まれている、テレビ番組と組み合わせたがん検診受診の呼びかけについて、メディアからの呼びかけやメディアを見た人からの声かけにより「医療職でなくても人の命を救うことができる」事を伝えられました。
この取組には全国47都道府県、約300市区町村が参加しており、奈良県からも14市町村が参加しております。
講演会の動画は令和7年3月21日までYouTubeで配信しています。
[講演会の動画はこちら]
がん検診啓発動画
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奈良市登大路町30番地 奈良県福祉医療部医療政策局疾病対策課
TEL:0742-27-8928