本文
決算 令和4年度
令和4年度蟹江町歳入歳出決算の状況
令和4年度の主要事業は、ワクチン接種事業を始めとする新型コロナウイルス感染症対策、子育て世帯等臨時特別支援事業やプレミアム商品券発行支援事業など、物価の高騰から町民生活を守り、地域経済を下支えするための施策を実行するとともに、観光交流センター駐車場整備事業、蟹江川環境整備事業など新たな賑わいを創出するための事業や、南駅前線整備事業、新市街地整備事業など、より良好な生活環境を形成するための事業を遂行し、所期の目的を達成しました。
令和4年度の決算額は、一般会計及び特別会計を合わせた予算額は21,369,186,000円に対し、歳入総額が20,484,175,862円(前年度比5.7%減)、歳出総額は19,682,546,657円(前年度比5.3%減)となっており、予算額に対する歳入決算総額の割合は95.9%、歳出決算総額の割合は92.1%となりました。
また、歳入歳出差引額は801,629,205円となり、全額を翌年度へ繰り越しました。
決算の概要
一般会計の主な歳入科目について前年度と比較しますと、地方交付税143,261,000円(前年度比12.4%増)、財産収入115,657,299円(前年度比627.0%増)、県支出金84,255,647円(前年度比10.7%増)、町税66,743,027円(前年度比1.3%増)、地方消費税交付金41,186,000円(前年度比4.9%増)、法人事業税交付金30,014,000円(前年度比54.5%増)の増加となっております。
これに対し、国庫支出金532,961,050円(前年度比20.9%減)、町債425,700,000円(前年度比42.5%減)、地方特例交付金82,273,000円(前年度比61.3%減)、繰入金80,638,370円(前年度比10.3%減)、分担金及び負担金66,215,677円(前年度比24.5%減)、繰越金29,202,497円(前年度比4.4%減)、株式等譲渡所得割交付金21,706,000円(前年度比40.7%減)が減少しております。
また、主な歳出科目について前年度と比較しますと、教育費93,408,546円(前年度比6.8%増)、商工費59,184,359円(前年度比19.2%増)、消防費35,304,343円(前年度比7.6%増)が増加し、民生費346,470,205円(前年度比6.5%減)、総務費215,669,630円(前年度比9.8%減)、衛生費154,444,854円(前年度比12.1%減)、土木費85,788,215円(前年度比6.3%減)が減少しております。
一般会計
(単位:円)
区分
令和4年度
令和3年度(対前年度比) (A)
13,291,058,438
(94.7%)
14,040,283,699
(82.3%)
(対前年度比) (B)
12,799,262,128
(95.4%)
13,411,368,033
(81.8%)
491,796,310
628,915,6660
129,000
491,796,310
628,786,666(F)
△しろさんかく 136,990,356
△しろさんかく 29,261,497435,535,213
737,098,315
0
0
400,000,000
440,000,000
△しろさんかく 101,455,143
267,836,818特別会計
(単位:円)
区分
歳入(A)
歳出(B)
差引((A)-(B))
特別会計とは…
地方公共団体の会計はすべての歳入、歳出などを単一の会計で経理することが原則となっていますが、個々の事業の損益や資金の運営実績などが不明とならないよう、特別な事業について例外的に設ける独立の会計をいいます。
財政状況
一般会計の状況は以下のとおりとなっています。
歳入の状況
(単位:円、%)
区分
令和4年度
令和3年度
決算額
構成比
前年度比
決算額
構成比
前年度比0.1
99.11.3
100.4 174,533,145 1.2 97.5合計
13,291,058,438 100.0 94.7 14,040,283,699 100.0 82.3うち 自主財源
7,293,492,184 54.9 100.2 7,279,072,869 51.8 97.4うち 依存財源
5,997,566,254 45.1 88.7 6,761,210,830 48.2 70.6・自主財源の内訳…町税、分担金及び負担金、使用料及び手数料、財産収入、寄付金、繰入金、繰越金、諸収入
・依存財源の内訳…
地方譲与税、利子割交付金、配当割交付金、株式等譲渡所得割交付金、法人事業税交付金、地方消費税交付金、自動車取得税交付金、環境性能割交付金、地方特例交付金、地方交付税、交通安全対策特別交付金、国庫支出金、県支出金、町債
引き上げ分の地方消費税交付金(社会保障財源化分)が充てられる社会保障4経費その他社会保障施策に要する経費
区 分 |
経費 | 財源内訳 | ||||
特定財源 | 一般財源 | |||||
国 県 支出金 |
町 債 |
その他 |
社会保障財源化分 の 地方消費税交付金 |
その他 |
||
社 会 福 祉 |
1,837,978,444 | 1,173,888,594 | 0 | 538,340 | 189,318,100 | 474,233,410 |
社 会 保 険 |
1,107,195,324 | 145,025,117 | 0 | 20,878,147 | 268,560,347 | 672,731,713 |
保 健 衛 生 |
226,953,884 | 4,088,500 | 0 | 106,000 | 63,555,553 | 159,203,831 |
計 | 3,172,127,652 | 1,323,002,211 | 0 | 21,522,487 | 521,434,000 | 1,306,168,954 |
地方税の状況
(単位:円、%)
区分
令和4年度
令和3年度
決算額
構成比
決算額
構成比
合計
5,332,740,465 100.0 5,265,997,438 100.0徴収率 現年度分
99.3
99.5
41.5
44.3
合計
98.6
98.6
- 町民1人あたりが負担した税金
歳入
※(注記)令和5年3月31日現在の人口37,065人で算出
目的別歳出の状況
(単位:円、%)
区分
令和4年度
令和3年度
決算額
構成比
決算額
構成比
合計
12,799,262,128 100.0 13,411,368,033 100.0- 町民一人あたりに使われたお金
歳出
※(注記)令和5年3月31日現在の人口37,065人で算出
性質別歳出の状況
(単位:円、%)
区分
令和4年度
令和3年度
決算額
構成比
前年度比
決算額
構成比
前年度比
-
-
-
-
-
-
0.5
100.0合計
12,799,262,128 100.0 95.4 13,411,368,033 100.0 81.8地方債目的別現在高の状況(一般会計分)
(単位:円、%)
区分
令和3年度末現在高 令和4年度
借入額 令和4年度
償還額 令和4年度末
現在高 構成比率
61.3
5.6
1.1
18.5
1.0
12.4
合計
10,286,353,236 576,600,000 800,122,719 10,062,830,517100.0
地方債利率別現在高の状況(一般会計分)
(単位:円、件)
区分
令和4年度末現在高 件数合計
10,062,830,517 113基金の状況
(単位:円)
基金の名称
令和4年度末現在高
計
4,602,408,851一般会計歳出の主な内容
総務費
コンビニ交付事業 1,251万円
コンビニで住民票の写し・印鑑登録証明書を取得できるようになりました
コンビニエンスストアの端末で住民票の写しと印鑑登録証明書を交付するシステムを導入しました。
マイナンバーカードをお持ちの方はコンビニのマルチコピー機で午前6時30分〜午後11時の間、住民票の写しと印鑑登録証明書が取得できるようになりました。
庁舎屋根防水及び外壁改修工事 1億3,297万円
役場庁舎の屋根防水と外壁の大規模改修を行いました
建物の劣化や腐食、それらによって起こる事故を未然に防ぎ、建物を長く利用できるようにすることによって、将来にわたって維持管理に必要となる費用を圧縮するため、役場庁舎の屋根防水と外壁の大規模改修を行いました。
民生費
移動支援事業補助金 215万円
高齢者の移動支援事業を充実する団体に補助金を交付しました
地域共生社会の実現に向け、住民相互の支え合い活動を支援するとともに、高齢者の移動手段を確保するため、鍋蓋新田・南・舟入地区において高齢者の移動支援事業を実施する住民主体のボランティア団体に対し、補助金を交付しました。
ファミリーサポートセンター事業 449万円
ファミリーサポートセンターの運営をNPO法人に委託しました
ファミリーサポートセンターの運営をNPO法人へ委託することによって委託団体の持つネットワークを活用し、幅広い方へ周知することで、登録会員数が増加しました。また、土曜日も開設することで、利用者の利便性が向上しました。
衛生費
予防接種事業(子宮頸がんワクチン接種の積極歓奨) 935万円
子宮頸がんワクチンの定期接種の積極的歓奨を再開しました
積極的な勧奨が控えられたことにより必要とされる回数の接種を受けられていない世代など定期予防接種の対象者に対して予診票とリーフレットを送付し、積極的勧奨を行いました。また、積極的な勧奨が控えられたことにより、必要とされる回数の接種を受けられていない世代に対して、追加接種を実施しました。
消防費
小型動力ポンプ付積載車の購入 1,059万円
消防団舟入分団の小型動力ポンプ付積載車を更新しました
車両の老朽化による事故を未然に防ぎ、災害活動時の機動力を強化するとともに、消防団員の安全を確保するため、車両を整備しました。この車両は、災害活動のほか、火災予防広報や啓発活動にも使用します。
土木費
空き家除却費補助金 40万円
空き家除却費補助金制度を創設しました
空き家の倒壊事故などを未然に防ぐとともに、地域の良好な生活環境を保つため、倒壊または建築材等の飛散のおそれのある危険な空き家の解体に要する費用の一部に対し、補助金を交付しました。
教育費
スクールソーシャルワーカーの配置 164万円
スクールソーシャルワーカーを配置しました
いじめ、不登校、暴力行為、児童虐待などの生徒指導上の課題に対応するため、児童生徒の置かれた様々な環境に働きかけて支援を行うスクールソーシャルワーカーを配置しました。
財政指数
地方債現在高の推移
令和4年度末の地方債現在高は、一般会計分において100億6,283万円と前年に比べ2億2,352万円減少しております。これは、令和4年度の借入額が償還額を下回ったことによるものです。
(グラフは、公営企業会計の下水道事業会計分についても参考として表示しております。)
地方債残高の推移
地方債
基金残高の推移
令和4年度末の基金残高は46億241万円で、前年と比べ3億1,722万円増加しております。
主な増減理由は、公共施設の整備を行う資金に充てるための公共施設整備基金において、取り崩した(4,100万円)こと、下水道整備事業を行う資金に充てるための下水道整備基金において、積み立て額(1億5,025万円)が取り崩し額(2億円)を下回ったことで減少しているものの、町債の償還に必要な財源の確保のための減債基金において積み立てを行った(1億18万円)こと、土地区画整理事業に資するための土地区画整理事業基金において積み立てを行った(1億5,007万円)こと、土地開発基金において積み立てを行った(1億59万円)ことなどにより、総額で増加となっています。
基金の推移
基金