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BL東京・モウンガ オールブラックスの貫禄!16点差も慌てず逆転勝ち「自分たちを信じることが大事」

[ 2024年12月23日 04:20 ]

ラグビー・リーグワン第1節 BL東京28-21横浜 ( 2024年12月22日 日産ス )

<BL東京・横浜>前半、コンバージョンを決めるモウンガ(撮影・島崎忠彦)
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3試合が行われ、昨季王者のBL東京は同4位の横浜に28―21で逆転勝利を収め、連覇へ白星発進した。一時は16点のリードを許す苦しい展開だったが、加入2季目のSOリッチー・モウンガ(30)のタクトで逆転に成功。No・8リーチ・マイケル主将(36)も絶大の信頼を寄せる司令塔が、今季も初戦から躍動した。また2季ぶりの頂点を狙う東京ベイはトヨタを、昨季9位の相模原は初昇格の浦安を下し、白星発進した。

オールブラックスでW杯2大会出場、南半球の強豪クルセーダーズでも6度の優勝を経験した10番にとって、前半30分での16点差は慌てる要素ではなかった。立ち返ったのは原点。キックを減らし、強いFWを縦に走らせて防御ラインにくさびを打つ。前半終了間際には自陣からボールを継続してFB松永がチーム初トライ。後半逆転の流れをつくったモウンガは「18年に28点差から勝ったことがある(実際は0―29から逆転)。特別なことではなく自分たちを信じることが大事」と説いた。

後半は自らトライも奪い、4本のコンバージョンも全て成功。トライを防ぐタックルを2本も決める活躍を見せた司令塔に、リーチ主将も「ボールを持ったら何かをしてくれる。今日は久しぶりにバテた顔を見られた」と独特の表現で称える。「頼り過ぎると良くない」とも付け加えたが、この日は急きょ先発のCTB真野が決勝トライを挙げるなど、出場選手全員が役割を遂行。トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチも「選手層の厚いチームを持ててラッキー」と選手全員を称えた。

帰宅時にはドジャースのキャップをかぶり、「オータニと会える方法があれば教えてほしい」とアピールしたモウンガ。来日2年目のスーパースターは、日本が生んだスーパースターに興味を持つほど、ラグビーにも文化にも溶け込みつつある。(阿部 令)

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