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東北福祉大の飛ばし屋・岡田 66で堂々首位発進 史上3人目のアマV意識

[ 2023年10月13日 05:20 ]

男子ゴルフツアー日本オープン第1日 ( 2023年10月12日 茨木CC 西コース )

<日本オープン第1日>10番、ティーショットを放つ岡田晃平(撮影・井垣 忠夫)
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アマチュアの岡田晃平(21=東北福祉大4年)が6バーディー、2ボギーの66をマークし、4アンダーで堀川未来夢(30=Wave Energy)とともに首位発進した。昨年の大会で、95年ぶりにアマチュアVを飾った蝉川泰果(22=フリー)に続き、史上3人目の快挙を目指す。13年マスターズ覇者のアダム・スコット(43=オーストラリア)は73で58位と出遅れた。

蝉川の快挙から1年。東北福祉大の1学年先輩に負けじと、岡田が最高の滑り出しを見せた。最終18番では、これを決めれば首位に並ぶという6メートルのバーディーパットを沈め、大きくガッツポーズ。同組の堀川が先にバーディーを取って首位でホールアウトしており、「最後はおいしいところを持っていかれそうだったので入って良かった。非常に刺激になりました」と胸を張った。

ドライバーの平均飛距離は300ヤードを超える飛ばし屋。この日も2番パー5では4Iで2オンに成功し、楽々バーディーを奪った。ティーショットは、パー3を除くほぼ全てのホールで1Wを選択。攻撃的でアグレッシブなゴルフを持ち味に、メジャー仕様のタフなコースセッティングで6バーディーを積み重ねた。

22年の日本アマチュア選手権では、蝉川と競り勝って日本一となった実力者。現在は、東北福祉大の主将としてチームをけん引する。28位に終わった昨年大会では、偉大な先輩の雄姿を18番グリーン横で見届けた。世間に認知されていくシンデレラストーリーを間近で見ており「優勝しないとやっぱり注目されない。(蝉川を)120%、意識している。優勝したい」と堂々とした顔つきで口にした。

高知県中土佐町出身の21歳は明徳義塾高、東北福祉大の先輩、松山英樹が憧れ。「凄い田舎から出てきたので、有名になれば地域の方も喜んでくれる。そんなにゴルフは好きじゃないけど、見ている人が喜んでくれるならそれに向かって頑張りたい」と意欲を示す。男子ツアーにまた一人、新星誕生の予感が漂っている。

◇岡田 晃平(おかだ・こうへい)2002年(平14)2月18日生まれ、高知県出身の21歳。父の影響で9歳からゴルフを始める。高知・明徳義塾中3年の16年日本ジュニアで優勝。明徳義塾高時代の18、19年に四国アマチュア選手権連覇。その後、東北福祉大に進学。22年の日本アマチュア選手権を制してナショナルチーム入り。1メートル72、74キロ。

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