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西田号泣 妻・古賀紗理那へ「世界一愛しとるから頑張ろうぞ!」 高橋藍は「人生懸けてやってきた」

[ 2023年10月8日 04:44 ]

バレーボール パリ五輪予選 日本3-0スロベニア ( 2023年10月7日 東京・国立代々木競技場 )

<日本・スロベニア>喜びを爆発させる日本の選手たち(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

恥ずかしさなんて、とっくに忘れていた。大一番を乗り切った西田は号泣。「本当に最高でーす!(大会は)とりあえず終わってないけど一気に疲れが出てきた」。歓喜の表情でインタビューに答えた西田は、コートの中心で女子主将の妻・古賀紗理那に向けても叫んだ。「世界一愛しとるから頑張ろうぞ!」。一足先に五輪切符をつかんだが、今後の共闘を誓った。

最大の見せ場は、第2セット15―15の場面だった。強烈なスパイクで勝ち越すと、ブロックも見せて2連続得点で頭一つ抜け出した。このセットでチーム最多7得点をマーク。昨季は体調不良もあったが、「自分を自分で信じなかったらつぶれる。チームを救えるように頑張りたい」。この時のために、全てをささげてきた。

最後の仕上げはもう一人のアタッカー、高橋藍だった。第3セット13―14からチームは5連続得点。自身はサービスエース2本を決め、勝利への道筋をつくった。日体大生ながら、イタリアで武者修行を重ねた男は「気持ちでサーブを取ってチームに流れを持ってくる強い気持ちだった」と振り返り「いろんなことに挑戦し、人生を懸けてやってきた」とうれし泣きした。

23歳の西田、22歳の高橋藍とも石川に次ぐチーム2位の13得点で貢献。五輪切符へ欠かせないピースが、新世代の2人だった。

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