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上野女流棋聖 囲碁竜星戦、女性棋士初の優勝ならず 一力八段が連覇

[ 2019年9月23日 22:04 ]

囲碁の第28期竜星戦決勝で初手を打つ上野愛咲美女流棋聖。右は前回優勝者の一力遼八段
Photo By スポニチ

囲碁の上野愛咲美女流棋聖(17)が23日、東京都千代田区の日本棋院で第28期竜星戦決勝トーナメントの決勝に臨み、トップ棋士で前期優勝者の一力遼八段(22)に黒番中押しで敗れた。全棋士に参加資格のある棋戦で、女性棋士として史上初めての優勝はならなかった。一力は連覇を達成した。

竜星戦はCS番組で放送される棋戦で、決勝は生中継された。1手30秒未満で打ち、1分単位の考慮時間が10回という早碁で、今期は300人以上が参加した。上野は16人で争う決勝トーナメントで高尾紳路九段、村川大介十段、前碁聖の許家元八段と7大タイトル獲得経験のあるトップ棋士を次々に撃破。女性で初めて決勝に進出していた。

上野は昨年、女流タイトルの女流棋聖を16歳で初獲得。今年は挑戦者の藤沢里菜女流4冠を退け、初の防衛を果たした。10月からの女流本因坊戦でも、藤沢に挑戦することが決まっている。一力は7大タイトルの棋聖、王座、天元に挑戦したことのある若手のトップ棋士で、上野は善戦したもののあと一歩及ばなかった。

▼上野愛咲美女流棋聖 全然取れると思っていなかった石が取れそうになって、動揺してしまった。少し間違えちゃいました。ここまで来られたことがだいぶ奇跡です。

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