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広島・森「左投手の誰しもが目指すところ」 開幕ローテへ、自主トレで今永イズムを吸収する

[ 2024年12月25日 05:45 ]

広島・森
Photo By スポニチ

先発ローテーション入りを目指す広島・森翔平投手(26)が24日までに、カブス・今永昇太投手(31)と"合体"するプランを明かした。新春1月に高知県内で実施する自主トレに参加。ホップ成分の多い独特の直球や投球術など、メジャー15勝左腕の極意を吸収したい考えだ。「左投手の誰しもが目指すところ。しっかり見て学びたい」と言葉に力を込めた。

スロースターターを返上し、開幕ローテーション入りを目指す森にとっては、ステージを変える転機になるかもしれない。新春1月にカブス・今永と高知県内で予定する自主トレ。2年連続で弟子入りが決まり、目を輝かせて意気込む。

「同じ左だし、感覚的な部分をいろいろ聞きたい。左投手の誰しもが目指すところだと思うので、しっかり見て学びたい」

三菱重工West時代の先輩が今永の先輩にあたり、憧れの左腕と縁がつながったという。初めて自主トレを共にしたのは、メジャー挑戦前の昨年12月。「シーズン中もやりとりしていた」こともあり、2回目の今回はより近い距離でのやりとりが期待できそうだ。

「体の使い方とか。対打者にしても、右と左で(細かな感覚が)絶対違うと思う。球種も似ているので、アウトの取り方とか」

とりわけ森が、その極意吸収に意欲を燃やすのが脱力投法だ。メジャー1年目にして15勝をマークした今永の最大の武器は、低いリリースポイントから放たれる浮き上がるような真っすぐ。肩や肘に余分な力を入れない、ゆったりしたフォームからドンとボールが出てくる。

「どうしても力が入ってしまうところがある。かといって力を抜くばかりではなく、打者に対して強くいく...というのが大前提としてあり、プラス良い力感。最後にドン...といくためのものを、つくっていきたい」

12月は「体を大きくしたい」と筋力トレーニングに励み、出力を上げるための土台づくりに余念がない。今季144キロだった真っすぐの平均球速は「アベレージで145は欲しい」。そこにプラスされる今永のエッセンス。森は言う。

「出力を上げたい、平均球速を上げたいと言っても、力を入れるだけじゃ上がらない。しっかりしたタイミングで投げられないと。そういう部分をつかめるように...と」

メジャーリーガーに極意を学び、手の内に入れた時、森の才能は大きく開花する。

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