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マスカットシラガイのワイン仕込み始まる/甘い香り漂わせ

2025年09月17日更新理大レポート

マスカットシラガイのワイン仕込み始まる/甘い香り漂わせ

タライに入れたマスカットシラガイの粒を踏みつぶしていく古谷さん

岡山県のみに自生する野生種の「シラガブドウ」と、マスカット・オブ・アレキサンドリアを交雑したワイン用ブドウで、岡山理科大学などが農林水産省に新品種登録を申請している「マスカットシラガイ」を使ったワインの仕込み作業が9月17日、同大学ワイン発酵科学センターで始まりました。

提携している倉敷市のふなおワイナリーで栽培しているマスカットシラガイを9月6日、学生たちも加わって収穫。この日はその一部1.6キロをタライに投入し、マスカットシラガイを使ったワイン醸造の卒業研究に取り組んでいる生物科学科4年、古谷真由さんが裸足にビニール袋を履いて果実を踏みつぶしていきました。ブドウの粒をつぶしていくのは、裸足が一番いいそうです。

マスカットシラガイのワイン作りは今年度で3年目。つぶしたブドウを発酵させ、その後、滓(おり)下げ・濾過を経てワインになります。来春には関係者向けに試飲会も開く予定です。
昨年度は約14リットルのマスカットシラガイのワインが出来ましたが、今年度はブドウの収量も増やして20リットルを予定。金子明裕・ワイン発酵科学センター長(教授)は「さらに品質向上をめざして研究を続けていく」と意欲を燃やしています。

・マスカットシラガイの記者発表の記事はこちら


マスカットシラガイのワイン仕込み始まる/甘い香り漂わせ

タライの中には甘い香りを放つ果汁がたっぷり

マスカットシラガイのワイン仕込み始まる/甘い香り漂わせ

たわわに実ったマスカットシラガイ

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