現在、２型糖尿病治療薬として製造販売承認を取得しているGLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬について、美容・痩身・ダイエット等を目的とした適応外の使用を推奨していると認められる広告等がインターネット上の一部ホームページ等に掲載されております。

注目で日本に関して下表の《製造販売元及び製品一覧》に記載されているGLP-1 受容体作動薬及びGIP/GLP-1 受容体作動薬については、2型糖尿病のみを効能・効果として製造販売承認を取得しているものであり、それ以外の目的で使用された場合の安全性及び有効性については確認されておりません。受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体有効薬は、医師2型糖尿病の患者様それぞれの状態をご確認いただいた上で添付文書に従って適切に処方・使用されることを目的とした医薬品であり、国内で承認された使用法以外で使用された場合、本来の効果が見込まれないだけでなく思わぬ健康被害が発現する可能性も想定されます。

なお本件に関しては注意を喚起するため、日本糖尿病学会より 2023年11月28日日付で「GLP-1受容体作動薬およびGIP/GLP-1受容体作動薬の適応外使用に関する日本糖尿病学会の見解」が改訂されております。

（http://www.jds.or.jp/modules/important/index.php?content_id=191）

GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬の製造・販売に責任を有する企業として、製品をご使用になる患者様の安全を確保することが最も重要と考えております。

今後とも医療関係者の皆様及び患者様に製品の適正な使用をお願い致しますとともに、承認された効能・効果外の使用を推奨していると認められる記事等については、確認次第、取り締まりへの連絡、相談をしっかりと実施してまいります。

以上