高橋政務官、三反園政務官就任記者会見の概要(令和7年10月23日(木曜日))
【冒頭発言】
高橋)このたび財務省の大臣政務官、拝命いたしました参議院議員の高橋はるみと申します。私自身は今年7月の選挙で2期目に入った北海道選出の参議院議員でございます。この後、ご挨拶されます三反園政務官ともども、2人の副大臣とともに力を合わせて、片山財務大臣をお支えし、この国を強い日本にしていく、そのことに励んでいきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
三反園)このたび財務大臣政務官を拝命しました三反園訓でございます。私は鹿児島出身でありますけれども、政治記者を長く務めたこともありまして、当時の大蔵省の財研にも2年近く所属して、記者の皆さんと一緒になって取材をさせていただいた経験があります。今回また大臣政務官という形で、財務省で仕事することになりました。またこれまでの経験も生かしながら両副大臣、そして高橋政務官ともども片山大臣をお支えして、一生懸命また頑張っていければと思います。よろしくお願い申し上げます。
【質疑応答】
問)お二人とも知事経験者ということで、首長の経験を踏まえつつ今後政務官として取組の抱負についてお伺いできればと思います。
高橋)現下の課題として物価高対策はもとより、もともと進行している人口減少など本当に多くの課題を我が国は抱えていると。そういった中で、高市新総理の下、新しい内閣がスタートし、我々はその一員として仕事をやらせていただいていると、このように理解いたします。その意味では、高市政権、そしてその下での財務省も含めて、みんなで対処していく、強い日本づくり、そして強い内外で存在感を示す日本づくり、こういったことに一員としてしっかり頑張っていかなければならない、そういう思いを持っております。
三反園)私はもう長い間政治記者も務めてきましたけれども、またそれから鹿児島県知事に就任いたしましたけれども、政治の世界に入ってずっと貫いてきたことは、政治は国家・国民のためにある、国民の思いに応えるのが政治だということを思ってまいりました。現場の声を聞いて、それを真摯に受け止めて、それを政策に反映していきたいと、そういう思いでやってまいりました。高橋政務官からもありましたけれども、今物価高対策、そしてまた様々な課題に政治が速やかに対応してほしいという声をたくさん伺っておりますので、そういった声に応えるべく、また懸命に働いていきたいとも思っております。国民生活に影響が及んでいる物価高対策について、課題解決に向けて、また一生懸命取り組んでいければならないと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
問)高橋政務官に2問お伺いします。自民党旧安倍派の裏金問題で政治資金収支報告書に22万円の不記載があったかと思います。今回の政務三役への起用に批判の声もあるかと思いますが、どのように受け止めていらっしゃいますか。見解をお聞かせください。
もう1点が通産官僚、北海道知事として得られた経験を今後どのように生かしていくお考えでしょうか。以上2問よろしくお願いします。
高橋)まず、私自身の政治資金報告書への不記載の問題についてのご質問がございました。このことにつきましては、今年1月に開催されました政倫審、政治倫理審査会においてご説明を申し上げ、そして質疑を受けたところでございます。そしてその結果、参議院政倫審規程というのがございまして、そこにおいて規定されている勧告、これは政治的、道義的に責任があると認めるときになされるものでございますが、この勧告は受けずに終わっていると、このように理解をいたしているところでございます。いずれにいたしましても、私自身政治家として一連の問題について非常に重く受け止めているところでございまして、事務所内の様々な運営について、しっかりと私自身の責任においてやっていかなければならない、そしてそういった中で、今回財務大臣政務官、拝命を受けたところでございますので、業務に邁進し、我が国の先ほど、三反園政務官がおっしゃいました国民と、そしてその国民の総合体としての国家のためになる、そういう政策・政治をやっていきたいと考えています。
それから2つ目についてですが、経産省では中小企業政策、あるいはエネルギー政策などを主としてやらせていただいた経験がございます。またその後、地方に移りまして北海道という限られた地域ではございますが、知事という立場は全ての政策分野のことを一定程度理解させていただきながら、仕事をさせていただいたと振り返るところでございます。こういった経験を踏まえて、全国の課題解決に向けて、地元の経験をしっかり自分の中で理解を深めながら仕事に邁進をしてまいりたいと思っております。
問)三反園さんにお伺いいたします。政務官としての具体的なもしご担当等があれば教えていただきたいのと、また知事としての経験をどのように生かされるのか、改めてお願いします。
三反園)分担の詳細については後で事務方に聞いてください。基本的には全般的に対応するということだと思いますが。鹿児島はご存じのとおり、観光と農業で成り立っている県でありまして、農業に関しても日々農家、生産者の皆様、そして行政もそうですけれども協力しながら、いかにして農業を発展させて、そしてまた永続的にやっていけるような収入の確保も含めて、また若い人の支援とか、そういうものも大事でありまして、ご存じのとおり鹿児島はお茶も日本一になりましたし、和牛も日本一になりましたし、また観光のほうも伸びてきておりますので、そういったことをこれまで知事として経験させていただいて、現場の皆さん方一緒になって、それなりに農業の産出額も5,000億円を突破し、全国2位になりましたし、1位は高橋さんが知事を務められた北海道でありますけれども、2位になって、そしてまた輸出額も過去最高を、今もそうですけれども毎年更新し続けているという、そういうこともありましたので、行政がいかに現場の声を聞いて、生産者の立場に立って様々なことを努力していくか、これが非常に大事だというふうに思っております。
今回大臣政務官となったわけでありますけれども、そういった現場の声を聞いて、それを速やかに成立させていく、それが大事だと思っておりますし、高市総理大臣も言っておりますけれども、私たちの役目は暮らし、そして生活、将来の不安、未来への不安を解消していくこと、未来を切り開いていくことが仕事だというふうに言っておりますけれども、私も全く同じ思いで、今回大臣政務官に就任させていただきました。絶対に諦めないという気持ちの中で一生懸命仕事をする、それは知事のときから取り組んできたことでありますので、懸命に仕事をして、国民の生活、少しでもよくなるように懸命にこの立場の中で努力していきたいなというふうに思いますし、また結果を出すことの大切さも知事として学んできましたので、そういった形の中でやっていければなと、そういうふうにも思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
(以上)