97/06/22 平成8年 訪問看護統計調査の概況

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3 痴呆の状況

(1) 痴呆の程度別利用者数

利用者の痴呆の状況をみると、全体で「痴呆あり」は49.1%であり、痴呆の程度をみると「軽度」の利用者割合は22.4%となっている。
痴呆の状況を年齢階級でみると、年齢が高くなるにつれ、「痴呆あり」の割合が高くなっている。(表12、図6)

表12 痴呆の状況別にみた利用者数 平成8年6月




利用者数(人)


構成割合(%)



平成7年

老人保健法
(再掲)
老人保健法
(再掲)
総 数 60 815 54 312 100.0 100.0 100.0
痴 呆 あ り 29 875 28 617 49.1 52.7 50.2
軽 度 13 611 13 053 22.4 24.0 21.9
中等度 9 998 9 683 16.4 17.8 16.9
高 度 6 113 5 740 10.1 10.6 10.8
程度不詳 153 141 0.3 0.3 0.5
痴 呆 な し 30 940 25 695 50.9 47.3 49.8

図6 年齢階級別にみた痴呆の状況 平成8年6月

図6


(2) 痴呆を有する者の日常生活自立度

痴呆がある者の日常生活自立度をみると、痴呆はあるが自立している者(ランクIとランクIIを合わせた者。)は47.8%、痴呆のため介護を必要とする者(ランクIIIとランクIVを合わせた者。)は47.3%であり、専門医療を必要とする者(ランクM)は3.5%となっている。(表13、図7)

表13 痴呆ありの者の日常生活自立状況 平成8年6月

利用者数(人)
痴 呆 あ り 29 875
ランクI 7 040
ランクII 7 231
ランクIII 7 171
ランクIV 6 952
ランクM 1 047
不 詳 434
構成割合(%)
痴 呆 あ り 100.0
ランクI 23.6
ランクII 24.2
ランクIII 24.0
ランクIV 23.3
ランクM 3.5
不 詳 1.5

図7 痴呆ありの者の日常生活自立状況の構成割合 平成8年6月

図7

注:ランク区分は「痴呆性老人の日常生活自立度判定基準」(厚生省)による。


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