今回の答申の概要
平成6年1月21日及び平成8年3月25日、厚生大臣より食品衛生調査会に対し、
畜水産食品中に残留する動物用医薬品の基準設定について諮問したところであるが、本
日、食品衛生調査会から5種類の動物用医薬品について、次のとおり残留基準値を設定
することが適当である旨の答申があった。
動物用医薬品名 ADI 残留基準値
1
スルファジミジン
(合成抗菌剤)
50μg/kg・体重/日
肉 0.10ppm
(牛、豚、羊、馬、鶏、あひる、七面鳥)
脂肪 0.10ppm
(牛、豚、羊、馬、鶏、あひる、七面鳥)
肝臓 0.10ppm
(牛、豚、羊、馬、鶏、あひる、七面鳥)
腎臓 0.10ppm
(牛、豚、羊、馬、鶏、あひる、七面鳥)
乳 0.025ppm
2
カルバドックス
(合成抗菌剤)
カルバドックスと
しては、設定せず
(注1)
豚肉 0.005ppm
豚肝臓 0.030ppm
3
アルベンダゾール
(内寄生虫用剤)
50μg/kg・体重/日
(注2)
肉 0.10ppm
(牛、豚、羊、馬、鶏、あひる、七面鳥)
脂肪 0.10ppm
(牛、豚、羊、馬、鶏、あひる、七面鳥)
肝臓 5.0ppm
(牛、豚、羊、馬、鶏、あひる、七面鳥)
腎臓 5.0ppm
(牛、豚、羊、馬、鶏、あひる、七面鳥)
乳 0.10ppm
4
イソメタミジウム
(内寄生虫用剤)
100μg/kg・体重
/日
(注2)
牛肉 0.10ppm
牛脂肪 0.10ppm
牛肝臓 0.50ppm
牛腎臓 1.0ppm
乳 0.10ppm
5
チアベンダゾール
(内寄生虫用剤)
100μg/kg・体重
/日
(注3)
肉 0.10ppm
(牛、豚、羊)
脂肪 0.10ppm
(牛、豚、羊)
肝臓 0.10ppm
(牛、豚、羊)
腎臓 0.10ppm
(牛、豚、羊)
乳 0.10ppm
注)
注1 Quinoxaline-2-carboxylic acidとして
注2 5-(propylsulphonyl)-1-H-benzimidazol-2-amineとして
注3 Thiabendazole及び5-hydroxythiabendazoleの和として