情報・社会系
知的財産法
本研究室の研究テーマは「知的財産法」です。「知的財産」の法分野は、普通考えられるよりも、相当に広い範囲をカバーしています。発明という技術思想を保護する特許法、小説や音楽などの創作的表現を保護する著作権法はもちろん、有名人に備わる顧客吸引力を保護するパブリシティ権なども知的財産に含まれます。本研究室での研究は、実定法の解釈論が基礎とはなりますが、「価値ある情報」のうち何を「知的財産」として保護するべきなのか、ということ自体も問題とするので、立法論も展開します。何のために知的財産の保護が正当化されるのか、その保護は人類を裨益しているのか、といった根本問題も視野にいれて深みのある研究を行いましょう。