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地方農政局等の取組

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地方農政局等・地域拠点等へのリンク

地方参事官室の活動(フォトレポート等)

各県域拠点のHPに掲載されているフォトレポート等を掲載しています。詳細は、各拠点のページを御覧ください。

動画についてはこちら

2023年2月

帯広地域拠点 「十勝の食品・農林水産物輸出拡大ステップアップセミナー」を開催しました。

令和5年1月23日、北海道農政事務所帯広地域拠点は、北海道十勝総合振興局と共催により、同振興局3階講堂において、「十勝の食品・農林水産物輸出拡大ステップアップセミナー」を開催し、44名の参加がありました。
このセミナーは、輸出に興味がある方が輸出に取り組むためのきっかけとして、十勝における輸出の傾向、より実践的な内容について情報提供を行い、十勝管内の更なる輸出事業者の拡大を図ることを目的に実施したものです。
冒頭、北海道十勝総合振興局 花岡産業振興部長による開会挨拶の後、合同会社ブランドスケープ 代表社員 井上俊彦氏から、「十勝における輸出品の傾向と今後の展望」について講演があり、続いて、株式会社TTS代表取締役 橘 聡美氏から、「輸出への第一歩を踏み出すため〜知っておきたい具体的な実務〜」について講演がありました。その後の質疑応答では、参加者から輸出に際しての課題や留意点などについて質問・要望が出され、講師から詳しい回答があり、個別の課題解決に向けた相談会では、7名の事業者から相談がありました。
帯広地域拠点では、十勝管内の更なる農林水産物・食品の輸出を促進するため、関係機関・団体や事業者と連携を図りながら、今後も継続して輸出に関する情報提供や相談対応の取組を進めていきます。


撮影データ

◯撮影年月日:令和5年1月23日(月曜日)
◯撮影場所:十勝総合振興局(3階講堂)


セミナー会場の様子


講演をする合同会社ブランドスケープ 井上代表社員


質疑応答の様子


講演をする株式会社TTS 橘代表取締役


質疑応答の様子

福島県拠点 令和4年度耕畜連携推進検討会を開催しました。(2023年1月25日)

1月25日、東北農政局福島県拠点において、令和4年度耕畜連携推進検討会を開催しました。検討会には稲作農家、養鶏業者、県、市から計21名の参加があり、今年度、福島市と南相馬市で、稲作農家と養鶏業者が取り組んだ耕畜連携モデルの実証結果と課題等について意見交換を行いました。

意見交換では、「発酵鶏ふんの臭いについて、周辺住民に理解を得るにはどうすべきか関係者が自分ごととして検討する必要がある。」「化学肥料の価格高騰により鶏ふんの利用を考えたい。」等の声がありました。

検討会は稲作農家と養鶏業者の結びつきも目的としていて、休憩時間や終了後には個別に熱心に意見が交わされていました。

検討会の様子 実証に取り組む稲作農家(株)カトウファーム代表取締役社長 加藤晃司さん 養鶏業者の皆さん

山形県拠点 山形大学農学部で「みどりの食料システム戦略」学生討論会を開催しました。(令和5年1月30日)

令和5年1月30日(月曜日)に、山形県拠点主催による「山形大学農学部「みどりの食料システム戦略」意見交換会」(山形大学農学部2年生等、46名参加)を、山形大学農学部の講義の一環として開催しました。
今回の意見交換会は、昨年12月に農林水産省本省とのWebによる「みどりの食料システム戦略」説明会を受けた学生を対象として、1.消費の中心となっていくZ世代に、環境に配慮した農産物などの消費拡大を発信するための手段、2.「みどりの食料システム戦略」を消費者に知ってもらうために山形大学農学部として出来ることをテーマとして学生間によるグループ討議を行っていただきました。
その後、各グループの代表から討論内容の発表を行い、1.に関しては「インフルエンサーを起用したSNSによる情報発信」や「認知度向上のためのパネルの展示、PRチラシの作成・配付」、「キャラクターを使ったCM・広告の作成」など。2.に関しては「大学の農場市を通じたPR」や「スーパーのモニターや店内ラジオ等での周知活動」、「学食でのメニュー開発」等、様々なアイデアが出されました。
今後は、これまでの学生との意見を踏まえて、希望学生やゼミ学生を中心に消費者向けコンテンツの企画化と周知活動を進めていきます。

グループ討論の様子(その1) グループ討論の様子(その2) 各グループからの発表(その1)
グループ討論の様子(その1) グループ討論の様子(その2) 各グループからの発表(その1)
各グループからの発表(その2) 各グループからの発表(その3) 討論会の総評を行う山大農学部藤科教授 (右)と佐々木地方参事官
各グループからの発表(その2) 各グループからの発表(その3) 討論会の総評を行う山大農学部藤科教授
(右)と佐々木地方参事官

富山県拠点 南砺市の女性農業者の皆さんと意見交換を行いました。

令和5年1月20日(金曜日)午後、富山県拠点は、南砺市 福光福祉会館 3階しゃくなげホールにおいて、南砺市の女性農業者3名及び関係機関と意見交換を行いました。
河合局次長の開会挨拶、局経営支援課及び富山県拠点より情報提供を行った後、女性農業者の皆さんから自己紹介をいただき、「就農への経緯や就農後の課題について」、「これからの女性・新規就農者の育成・確保について」及び「食料・農業・農村基本法の検証・見直しについて」の意見交換を行いました。最後に、佐藤地方参事官が閉会挨拶を行いました。

意見交換をする女性農業者
意見交換をする女性農業者
意見交換をする河合局次長(右)、佐藤地方参事官(左)
意見交換をする河合局次長(右)、
佐藤地方参事官(左)
会場の様子
会場の様子

愛知県拠点 「2023 食と農のフォーラム西尾」で、最近の農政をめぐる情勢について講演を行いました!

令和5年2月1日(水曜日)、西尾市の西尾コンベンションホールで開催された「2023食と農のフォーラム西尾」において、当拠点の佐藤地方参事官が、農業経営士や農業生活アドバイザー、青年農業士など、地域の農業に関わる方々に向けて、最近の農政をめぐる情勢について講演を行いました。
講演は、食料・農業・農村基本法の検証・見直しの状況、今後の農林水産政策の4本柱(「食料安全保障の強化」、「スマート農林水産業等による成長産業化」、「農林水産物・食品の輸出促進」および「農林水産業のグリーン化」)について説明し、現下の農林水産政策の状況について理解を深めていただきました。

[画像:講演(西尾市1)]


写真:フォーラムでの講演の様子(令和5年2月1日撮影)

島根県拠点 島根県立松江農林高等学校で施策説明を実施

  • 撮影場所:島根県松江市
  • 撮影日:令和5年2月8日

施策説明の様子
施策説明の様子

説明者
講義をする渡部主任農政推進官

令和5年2月8日(水曜日)、中国四国農政局島根県拠点は、島根県立松江農林高等学校において、生物生産科1年生38名を対象に、「日本の農林水産業の未来に向けて」と題し、我が国の食料、農業をめぐる課題と、みどりの食料システム戦略をはじめとする農林水産省の主な施策について説明を行いました。

講義後のアンケートでは、「お米をたくさん作っても消費者がたくさん食べていかないといけないことが分かった。」、「スマート農業で、人材不足を改善するためにロボット技術を行うというところに感動した。少人数で効率よく仕事ができてとても良いなと思った。農家の方が作った食材が無駄にならないように、食品ロスを防ぐために私も日々生活の中で出来ることをしていきたい。」、「今の農業の現状やこの先どういうことを考えているのかなどがよく分かって良かった。」などの感想が寄せられました。


香川県拠点 鳥獣被害防止対策に関する意見交換会を開催

  • 撮影場所:香川県高松市
  • 撮影日:令和5年1月30日

イノシシ対策について説明を行う多度津高校の生徒
イノシシ対策について説明を行う多度津高校の生徒

意見交換の様子
意見交換の様子

意見交換会参加者のみなさんと生徒が作成した箱罠
意見交換会参加者のみなさんと生徒が作成した箱罠

令和5年1月30日、香川県立多度津高等学校において、鳥獣被害防止対策に関する意見交換会が開催され、多度津高校、日東河川工業株式会社、多度津町役場及び香川県拠点が参加しました。
この意見交換会は、イノシシによる農作物への被害が拡大している香川県内の自治体に箱罠を贈呈するなどの地域連携活動を実施している多度津高校と、そのような地域連携活動に関心を持つ日東河川工業が、お互いの取組内容を共有して今後の活動に役立ていただくため、県拠点が調整して開催されたものです。
意見交換では、箱罠の製作に当たって工夫した点やジビエ利用、今後の活動内容などが話題となりました。
意見交換会は、今後も定期的に開催し、情報交換等を行うこととしています。


【関連リンク】
「鳥獣被害防止対策に関する」意見交換


高知県拠点 「高知オーガニックフェスタ2023」に参加しました!

  • 撮影場所:高知県高知市
  • 撮影日:令和5年2月12日

ブースでのパネル展示の様子
ブースでのパネル展示の様子

アンケートの様子
アンケートの様子

中国四国農政局高知県拠点は2月12日、高知市で開催された「高知オーガニックフェスタ2023」に参加し、みどりの食料システム戦略を中心とした情報発信を行いました。
当日はブースにみどりの食料システム戦略や有機農業、食料自給率等に関するパネルを展示し、理解の促進を図りました。また、ジュニア農林水産白書などのパンフレットの配布や有機農産物等の消費動向に関するアンケートを行いました。来場者からは「展示されている内容を小・中学校等の児童や保護者の方々に知ってもらう機会を作るべき。」等のご意見・ご感想をいただきました。
高知県拠点では今後も様々な機会を捉えて、消費者等に対して環境にやさしい持続可能な生産・消費や有機農業への関心を高めてもらうため、効果的なPR活動に努めます。


長崎県拠点 令和5年2月7日 長崎県農林部長との意見交換

長崎県拠点は、長崎県が策定した「第3期ながさき農林業・農山村活性化計画」の基本理念である「若者から『選ばれる』、魅力ある農林業・暮らしやすい農山村の実現を目指します。」の実現に向けて長崎県を後押しすることとしており、長崎県拠点が行う農業者・関係機関等との意見交換で得た農家等の生の声を長崎県農林部に共有していただくため、長崎県農林部長との意見交換を行いました。
新規就農の現状や有機農業の推進など農政の課題について情報交換を行い、引き続き長崎県農業の発展のため連携していくことを確認しました。


大分県拠点 大分県女性農業者交流会「女性が集まれば知恵と笑顔と元気が出る♪」開催(2月14日)

大分県拠点では、農林水産業の成長産業化の鍵を握る女性農業者が、農業経営を学ぶ機会と女性農業者同士のつながり・情報交換の場を提供するため「大分県女性農業者交流会」を開催しました。
交流会では、(株)IT武装コンサルティング代表取締役工藤崇氏による「女性の強みを活かした農業経営と販売戦略」をテーマにした基調講演や、女性活躍推進に向けた国の事業と農業女子プロジェクトの紹介、また、熊本県の農業女子プロジェクトメンバーである永井香織さんにはオンラインで取組事例を発表いただきました。
今回の交流会は遠方からでも参加できるよう、会場とオンライン参加を組み合わせて実施したことで、県内各地からご参加いただきました。交流会のコンセプト「女性が集まれば知恵と笑顔と元気が出る♪」を体感するかのように、グループ交流では活発な楽しいおしゃべりとなりました。「女性は課題と同時に展望を描けるところが頼もしい」とか、「目からうろこの気づきを頂きました」、「有意義な時間となった!」との感想をいただきとても盛況な交流会となりました。

交流会会場 工藤崇氏の基調講演 オンライン参加
九州農政局 松本係長 永井香織さんからの事例発表 農業女子プロジェクト展示
参加者の集合写真 オンラインの方も集合写真 会場参加者の交流メモ

愛媛県拠点 東予地域における「環」プロジェクト〜多種多様な農業者、学生等との交流会〜


秋田県拠点 雪深い秋田にあって、冬季でも野菜や花が彩ります(2月9日)

2月9日、北秋田市で、山菜のこごみ(くさそてつ)をメインに、エディブルフラワーなどの「つまもの」(日本料理に添える木の葉や山菜、野菜の総称)や多様な野菜を栽培するほか、加工食品を販売する有限会社 栄物産の藤嶋代表と意見交換を行いました。
主力商品のこごみは、代表がオランダで学んだ球根栽培を応用し、北海道から取り寄せた株を冷凍休眠させ、需要が高まる年末頃から出荷できるよう、ハウス20棟に株植えして加温により生育を促しています。こごみの出荷量は生産者としては全国一とのことです。
また、エディブルフラワーは冬を中心に栽培し、冬期間の収益を確保しつつ、従業員の負担軽減のため近隣住民にパック詰めを依頼するなど、工夫をしています。「つまもの」は、コロナ禍で外食需要が減少した影響を受けており、資材価格の高騰など農業経営が厳しい状況が続いていますが、異業種との連携や新たな食材の開発など経営安定に向けた取組を続けていくと意欲的に語っていました。

有限会社 栄物産 代表取締役 藤嶋 佐久榮氏 通年出荷しているエディブルフラワー(食用花) 赤キクイモやトマトなどを原料とした加工品
ハウス内で藤嶋代表(写真中央)から説明を受けているところ ハウスの中で元気に成長するこごみ 主な市場にパック詰めで販売

茨城県拠点 JA常陸奥久慈枝物部会【ひと足早く春をお届け『奥久慈の花桃』】
日時:2023年2月8日(水曜日)午後1時30分から
場所:JA常陸奥久慈枝物部会枝物促成施設(常陸大宮市)




JA常陸「奥久慈枝物部会」は、農家の高齢化、耕作放棄地・遊休農地の問題を解消するため取組むとともに、中山間地域に新たな農業分野として「枝物」の産地を目指し、現在約140名の部会員が花桃を中心に250品目の枝物を生産出荷しています。
2月上旬から花桃の出荷が最盛期を迎えており、ひと足早く可愛らしい春を全国に届けています。

滋賀県拠点 若手農業者の斬新なアイデアで広がるストーリー


愛媛県拠点 赤石五葉松の盆栽を海外へ

  • 撮影場所:愛媛県四国中央市
  • 撮影日:令和5年1月26日

輸出に向け手入れされている盆栽
輸出に向け手入れされている盆栽

5年から10年程度栽培管理された松の苗木
5〜10年程度栽培管理された苗木

青い瀬戸内海を眼下に見下ろす赤石山系を原産地とする赤石五葉松の盆栽が、四国中央市で栽培されています。

令和4年度「輸出に取り組む優良事業者表彰」において、食品等流通合理化促進機構会長賞を受賞された農業生産法人合同会社「赤石の泉」では、景気後退により需要が低迷する国内向けから、盆栽が人気のEUなどへの輸出に切り替え、日々丹精込めて手入れされています。

盆栽の輸出には植物検疫において厳しい対応が求められるため、2年間の適切な検疫対応栽培管理を行いますが、海外から掘取機械を導入して作業の効率化の取組を行い対応しているとのことです。

「赤石の泉」の代表社員は、「この地域の盆栽栽培を活性化させ、日本屈指の産地である四国の盆栽を海外に広めたい。」と語られていました。



2023年1月

旭川地域拠点 農業を職業選択肢の一つに!任期制自衛官の皆さんへ北海道農業の魅力を伝えました

令和4年12月8日〜14日、陸上自衛隊名寄・留萌・上富良野・旭川駐屯地において、令和5年に任期満了となる20〜30歳代の退職予定自衛官(任期制)の再就職に向けた知識の付与や職業選択の視野拡大を図ることを目的とした陸士進路補導教育が行われ、旭川地域拠点は、北海道農業の現状や魅力、就農までの流れ、動画で農作業の風景や実際に就農された方の事例等を紹介し、自衛官の皆さんが持っている資格や経験を活かすことができる職業として、農業を職業選択肢の一つとして選んでもらえるよう説明し、熱心に話を聞いていただきました。
参加者から「冬期間はどのような作業を行っているのか」と質問があり、 就農へ関心を持たれている方がいることがわかりました。
退職予定自衛官への説明は、上川総合振興局と連携して行っており、農業を職業として選んでもらい、農業を支えていただける方が増えるよう、働きかけを続けていきます。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年12月8日(名寄市)、12月9日(上富良野町)、12月13日(留萌市・旭川市)、12月14日(旭川市)
◯撮影場所:陸上自衛隊 名寄・留萌・上富良野・旭川駐屯地


【陸上自衛隊名寄駐屯地の様子(12月8日)】


【陸上自衛隊上富良野駐屯地の様子(12月9日)】


【陸上自衛隊留萌駐屯地の様子(12月13日)】


【陸上自衛隊旭川駐屯地の様子(12月13、14日)】

北見地域拠点 オホーツク農協青年部協議会との意見交換

令和5年1月17日、北見地域拠点は、北見プラザホテルにおいて、オホーツク農協青年部協議会役員7名との意見交換を行いました。
当日は、高木総括農政推進官の進行により、出席者の自己紹介の後、片野地方参事官から「食料安全保障強化政策大綱」について情報提供を行いました。
その後、「食料安全保障」「みどりの食料システム戦略」「農業経営の法人化」などについて意見交換を行いました。
現在、検証、見直しに向けた議論が行われている「食料・農業・農村基本法」については、「将来にわたり、安心して営農を継続できるような議論をお願いしたい」との御意見をいただきました。


撮影データ

◯撮影年月日:令和5年1月17日(火曜日)
◯撮影場所:北見市



高木総括農政推進官(左)による開会あいさつ


情報提供を行う片野地方参事官(中央)


説明を受けるオホーツク農協青年部協議会役員


【参加者一同】青年部役員のネクタイはオホーツクブルーで統一

山形県拠点 「みどりの報告会 in 山形」を開催しました

開催概要

令和5年1月19日(木曜日)に「みどりの報告会 in 山形」を開催しました。この報告会は、山形県内における「みどりの食料システム戦略」(以下「みどり戦略」)に係る取組を推進するため、県内でみどり戦略に取り組む9つの事業実施主体の協力により、みどり戦略に関心のある18の関係機関から参加いただきwebで開催したものです。
報告会では、事業実施主体の皆様から、事業の実施体制、事業の内容、期待できる効果及び今後の課題等について報告をいただき、山形県内関係者の認識共有が図られ、新たに取り組む地域の意向を確認できるなど、大変有意義な報告会となりました。

取組事業実施主体からの取組報告

1. グリーンな栽培体系への転換サポートの取組報告

(1) 鶴岡田川地域グリーンな栽培体系推進協議会
(発表者:山形県庄内総合支庁 産業経済部 農業技術普及課)

  • 報告内容
    鶴岡田川地域グリーンな栽培体系推進協議会では、鶴岡田川地域が一体となり、環境負荷の軽減や省力化に効果的な先進的技術を実証・検証し、それらの技術の普及定着により、「みどりの食料システム戦略」を地域内で加速させるため、おうとう、かきを実証する樹種とし、ア.剪定枝の炭化処理・農地施用 による環境負荷低減、イ.低リスクな農薬への転換による環境負荷軽減、ウ.自律走行無人草刈機を使用した草刈りの省力化に向けた実証試験等を実施している。
山形県庄内総合支庁 産業経済部 農業技術普及課

2. 有機農業産地づくり推進緊急対策事業の取組報告

(2) かわにしオーガニックビレッジ推進協議会
(発表者: 川西町産業振興課)

  • 報告内容
    かわにしオーガニックビレッジ推進協議会では、.有機農業者の高齢化を起因とする面積の減少の防止に向けた新規有機農業者の創出・慣行栽培から転換による有機農業面積の増加に寄与するための取り組み、.重点作物である枝豆の有機化の取り組み、.地元旅館や地元産直施設活用し、新たな販路拡大と合わせ、地産地消の取り組み等を実施している。
川西町産業振興課

(3) 鶴岡市
(発表者: 鶴岡市農林水産部農政課)

  • 報告内容
    鶴岡市では、.有機農業実施計画の年度内策定に向け慣行栽培農家から有機・特別栽培農産物に対する取組み意向等の調査、.水田除草機の試験貸出し実証試験の試行的な取り組み、.学校給食への有機野菜の試験導入するための試行的な取り組み等を実施している。
鶴岡市農林水産部農政課

(4) 新庄市農業再生協議会
(発表者: 新庄市農林課農業振興室)

  • 報告内容
    新庄市農業再生協議会では、有機農業の産地づくり推進のため、.生産関連の取り組みとして、有機水稲講座を3回、有機野菜講座を2回、外部講師を依頼し講座を実施。.消費者関連の取り組みとして、ワークショップを3回実施し、野菜収穫体験、オーガニック食材のスイーツ作り、餅つき体験など外部講師を依頼し、有機農業への関心・理解を深めていただく取り組みを実施している。
新庄市農林課農業振興室

(5) 米沢有機農業産地づくり推進協議会
(発表者: 米沢市産業部農政課)

  • 報告内容
    米沢有機農業産地づくり推進協議会では、.有機農業の担い手確保を図るため、実証ほ場設置事業として、小麦の自然栽培及び有機栽培の作付け、また、玉ねぎの有機栽培を作付けし、加工した商品を道の駅・直売所等で販売、加入団体の飲食店に提供する取り組み、.有機農産物の流通拡大として、オーガニックライフスタイルEXPに出店しPR、.有機農産物の消費拡大の取り組みとして、小中学校、保育園等に有機栽培米つや姫の提供の取組等を実施している。
米沢市産業部農林課

3. バイオマス地産地消対策の取組報告

(6) 東北おひさま発電会部式会社
(発表者:
東北おひさま発電会部式会社 代表)

  • 報告内容
    東北おひさま発電株式会社は、肉用牛の排せつ物を主原料に、発酵させてメタンガスを抽出し発電エネルギーとするバイオガス発電所である。
    みどり戦略緊急対策交付金の活用し、旋回式キャリアダンプ・自走バキュームタンクの購入することにより、.バイオ液肥の散布計画を確実に達成。.リース料負担を削除。.タンク架台をしっかり固定することで作業の安全性を確保。.作業効率が向上することで、散布面積、散布量の増大が期待できる。
東北おひさま発電会部式会社 代表

(7) あやめサービス有限会社
(発表者:
あやめサービス有限会社 代表)

  • 報告内容
    あやめサービス有限会社では、地域で発生する食品廃棄物を原料とした、バイオガス発電事業を計画しており、みどり戦略緊急対策交付金の活用により、調査業務として「原料の検討」「原料の分析」、基本計画業務として「原料調達、バイオガス設備の基本デザイン、消化液の利用検討」などを行っていく。今回の調査事業を終えたら、本格的に施設の詳細設計を予定している。
あやめサービス有限会社 代表

4. 推進体制整備事業の取組報告

(8) 山形県
(発表者:山形県農林水産部農業技術環境課
)

  • 報告内容
    山形県では推進体制整備を活用し、有機JAS認証を取得しようとする生産者に指導・助言を行う人材を育成するため、有機農業指導員研修(座学)、有機認証模擬演習、有機農業指導員用指導資料改訂等を行う。
    併せて、生産者等を対象とし、有機農業指導員による有機JAS制度等に関する講習会及び現地指導等を行う。
山形県農林水産部農業技術環境課

(9) 朝日町
(発表者:朝日町政策推進課
)

  • 報告内容
    朝日町では、推進体制整備を活用し、.「持続的な食料システム構築に関する計画」として「朝日町地域循環型経済構想」の策定を目指す。.併せて、生産農家の経営システム構築の道筋を示し、本構想を具体化させるため、構想実現に向けた詳細な事業計画を策定するとともに、次年度以降、持続可能な農業のあり方を町内外に提案し、新規就農者等の移住及び定住を促すことを目的として実施している。
朝日町政策推進課

5. 取組報告についてのコメント

コメント者:農林水産省大臣官房環境バイオマス政策課

  • グリーンな栽培体系への転換サポートについて、個人、農家だけでは推進出来ない。関係者が協力して技術転換を進めることが必要であり、課題として経営との両立を検討し工夫して進めていただきたい。
  • 有機農業産地づくり推進緊急対策事業について、有機(栽培)の推進は、市町村の取組が重要である。市町村が事業実施主体として進めることで、特に食育や学校給食等農業部門だけでなく、教育部門の関与が必要なので、横の連携を進めることも重要。
    有機栽培で必要な技術は、慣行栽培でも部分的に導入できるものが多々ある。有機栽培は、現在、肥料が高騰する中、重要な対策なので地域農業全体の取組として推進していただきたい。
    有機栽培で生産された農産物は、流通において小ロットとなるため需要に応えられないとの感想があった。生産・加工による商品開発をゼロから開始するのは大変、今年度得られた結果を生かして試験的に小ロットの流通を行う等のチャレンジを、交付金の活用により取り組んでいただきたい。
  • バイオマス地産地消対策について、バイオマス発電で発生する消化液について、地域での耕畜連携を進め液肥として散布を検討いただくために、畜産農家と耕種農家相互の理解が必要、発電会社が間に入った形で連携することでうまく進めていただきたい。また、消化液を液肥として農地に還元する計画は、「みどりの食料システム戦略」の根幹の取組と言えるが地域の理解が大切である。
農林水産省大臣官房環境バイオマス政策課

千葉県拠点 令和4年度千葉県農地利用集積推進協議会が開催
開催日:2023年1月13日 場所:千葉県千葉市(県教育会館)


千葉県関係各課をはじめ県農業事務所、自治体、関係諸団体・機関、当千葉県拠点より計40名近い担当者が一同に集結。
* なおこの機会を活用し、当拠点 羽賀より、当省が進めている「食料・農業・農村基本法」の検証・見直しについて情報提供した。
食料・農業・農村政策審議会 基本法検証部会:農林水産省

千葉県主催「令和4年度千葉県農地利用集積推進協議会」が開催され、県内における農地利用集積推進に関する現状認識、今後の具体的な進め方等について有意義な情報交換、議論がなされました。
特に、更なる農地の適切な利用を目指す「農業経営基盤強化促進法」等の改正に基づく喫緊の課題である、各生産現場における「地域計画(+目標地図)」の策定に向けて、県内各地に設定された「モデル地区」での状況、課題、今後の取組方針等が共有されると共に、全県にわたる今後の推進に向けた関係各位の協同・連帯意識が高まったことは、大きな成果となりました。

農地利用集積の推進/千葉県
人・農地プランから地域計画へ:農林水産省


新潟県拠点 事業創造大学院大学で「農山漁村発イノベーション」について講演を行いました。

令和5年1月7日(土曜日)、事業創造大学院大学(学校法人新潟総合学園)で、福井地方参事官が、1次産業を生かした地域イノベーションの取組について、講演を行いました。
同学では、地域社会と国際社会に貢献できる起業家や企業内人材の育成に取り組んでおり、新潟だけでなく、全国各地、さらには世界各国から学生を受け入れています。
農林水産省が推進する、地域資源を活用した「農山漁村発イノベーション」について、事例を交えながらお話したところ、取組の効果や秘訣などたくさん質問を頂きました。新しいビジネスに挑戦される皆さんに、地域の1次産業や食に関心を持ってもらうきっかけになればと願っています。

記念撮影
講演が終わったあとに記念撮影(このほかリモートでも多数の方が参加してくれました)

愛知県拠点 日本政策金融公庫名古屋支店と共同で政策勉強会を開催しました!

令和5年1月18日(水曜日)、日本政策金融公庫名古屋支店の政策勉強会が開催され、公庫職員にこれからの農政の方向について理解を深めてもらいました。
当拠点の佐藤地方参事官から、最近の農政をめぐる事情について、「食料安全保障の強化」、「スマート農林水産業等による成長産業化」、「農林水産物・食品の輸出促進」および「農林水産業のグリーン化」の農林水産政策の4本柱を中心に説明しました。地域の生産者等の課題を資金面でサポートする公庫職員のスキルアップにつながればと考えています。




写真:政策勉強会の様子(令和5年1月18日撮影)

兵庫県拠点 第60回淡路農林水産祭に参加しました





令和5年1月15日(日曜日)、淡路市の伊弉諾(いざなぎ)神宮において開催された、第60回淡路農林水産祭に参加しました。

大勢の来場者が訪れる中、近畿農政局兵庫県拠点の出展ブースにおいて、「みどりの食料システム戦略」の他、国が行っている施策について、参加者に情報提供を行いました。

また、有機農産物や環境問題に関するアンケート調査を実施し、約100名の方から回答をいただきました。

有機農産物に興味がある方、環境問題に関心がある方がいずれも90%を超える結果となりました。





鳥取県拠点 鳥取県農業共済組合役員研修会

撮影場所:鳥取県三朝町
撮影日:令和4年12月16日


みどりの食料システム戦略について説明


令和4年12月16日、鳥取県三朝町で役員・職員25名が参加して開催された「鳥取県農業共済組合役員研修会」において、「みどりの食料システム戦略」や「食料・農業・農村基本法見直し」について説明し、質疑応答を行いました。

参加者からは、「分かりやすく、理解が進んだ。」、「有機農業を広めてほしい。」、「梨の剪定した枝を炭化し、肥料にしている。鳥取県は果樹生産が盛んで原料も豊富にある。鳥取県全体で取り組めないだろうか。」、「中山間地を守っていくことが大切。」等の意見が寄せられました。

今後も、引き続き、様々な機会を利用して、積極的に「みどりの食料システム戦略」を進めて行きます。


広島県拠点 第9回「農を取りまく情報交流の広場」を開催

  • 撮影場所:広島県広島市
  • 撮影日:令和5年1月28日


会場の様子


パネリストとの自由交流の様子

令和5年1月28日(土曜日)、サテライトキャンパスひろしま(広島市)において、中国四国農政局広島県拠点の主催で、27年先(2050年)の食と農を考える〜持続可能な食料システムの構築に向けて〜をテーマとして、第9回「農を取りまく情報交流の広場」を開催しました。

中国四国農政局から、みどりの食料システム戦略の説明(局次長)の後、コーディネーターの野菜ソムリエ、有機農業やスマート農業を実践する2名の農業者、地元流通業者、消費者団体の計4名のパネリストから各自の取組を紹介し、56名の参加者(会場・WEB)の中から出された質問などに対して意見交換を行いました。

参加者からは、「生産者、流通業者、消費者がフラットに議論できる場というのは貴重。他地域への拡大を期待する。」、「持続可能な食料システムについて教育現場から広く周知していくことが大切。」など、多くのコメントが寄せられました。

食料システムに係る生産、加工・流通、消費を構成する関係者の相互理解の醸成に繋がる有意義な一日となりました。


徳島県拠点 徳島県立城西高等学校への出張講座

  • 撮影場所:徳島県徳島市
  • 撮影日:令和5年1月16日


説明の様子

生徒たちの様子

令和5年1月16日、中国四国農政局徳島県拠点では、徳島県立城西高等学校において、地元の農林水産業に関心を持ってもらうとともに、みどりの食料システム戦略等の農業政策を学んでもらうことを目的に出張講座を行いました。
出張講座では、生産技術科のほか3科の2年生78人を対象に、みどりの食料システム戦略、スマート農業の具体的事例及び農林水産省公式YouTubeチャンネルBUZZ MAFFを用いた情報発信についてそれぞれ説明を行いました。
生徒からは「スマート農業とSDGsとのつながりを理解できてよかった」「よりよい農林水産業を実現するために生かしたい」「BUZZ MAFFに興味を持った」などの感想が聞かれました。


青森県拠点 湧き水と厳しい寒さで育む「一町田のせり(いっちょうだのせり)」

せりと言えば「仙台せり」を思い浮かべる方も多いと思いますが、津軽藩政時代の古くから、弘前市一町田地区で連綿と作り続けられてきた「一町田のせり」をご存知でしょうか。
豪雪地帯の水辺は大量の降雪と寒さによりすぐに凍ってしまうのですが、岩木山のふもとにあるこの地区は、山が生み出す「清水っこ(しみずっこ)」と呼ばれる豊富な湧水が流れ込んでくることで、せり田が凍らず、真冬でも収穫作業をすることができます。厳しい寒さや霜に晒されることで、香り高く歯ごたえがよい「せり」が育まれるとのこと。
取材当日は、時折、太陽が顔を出す穏やかな天候のなか、取材先の澁谷さんご夫婦は、せり田に腰まで水に浸かりながら収穫していました。その後、離れた作業小屋でも根や葉を丁寧に洗って選別するなど、湧水の恵みと共に生きながら、厳しい冷たさにも負けずに作業する姿に、こちらも身が引き締まる思いでした。
津軽の七草にも数えられる「せり」は、冬の鍋物やお正月料理には欠かせない食材の一つでもあります。脇役扱いされがちですが、彩りや香りが豊かで、根っこまで美味しく時には主役以上の存在感さえ漂わせる逸品でもあります。厳しい環境の中で湧水に育まれた香り高い「一町田のせり」を、是非、お試しあれ。

せり田(路地) せり田(ビニールハウス) せりの収穫作業
周囲を雪で囲まれたせり田 湧水が張られた水田の中に設置された
ビニールハウスのせり田 腰まで湧き水に浸かりながらの収穫作業
(ビニールハウス内)
せりの洗浄・選別作業 洗浄したせりを束ねる 出荷姿のせり
根や葉を丁寧に洗って選別 美味しい根っこも付けて出荷します 束ねられた香り豊かな「一町田のせり」

秋田県拠点 6次産業化に取組んでいる能代市の女性グループと意見交換しました

1月13日、地域づくりや関係人口の創出、地産地消に関する取組を行っている「ときめき工房・ねま〜る」を訪問し、6次産業化に関する取組について意見交換を行いました。
能代市内の女性でつくる「ときめき工房・ねま〜る」(同市上町)は2020年7月、地元の農産物を提供しようと佐々木代表を含めた60歳以上の年代の女性7人で結成されました。現在は、地域の伝統的な家庭料理やお菓子などの製造、販売を行っています。また、佐々木代表を含むビール好きの能代市の女性が結集し、地元食材を原料に開発した「ノシロビール彩いろは」は、地元の酒店で限定販売する他、能代市のふるさと納税返礼品にもなっており、現在も品薄になるほどの人気商品になっています。開発に関わった「ときめき工房・ねま〜る」の佐々木代表と能登事務局長は「秋田県には魅力的な農産物や人が存在している。園芸メガ団地などの大規模な農業に目がいきがちだが、小さな団体でも頑張っていることを知って欲しい。」とお話してくださいました。

ときめき工房・ねま〜る 代表 佐々木 茂子さん(写真左)同事務局長 能登 裕子さん(写真右) 意見交換の様子 ときめき工房・ねま〜るにて販売されている能代市の農産物を使用した加工品と伝統おやつ
ノシロビール彩いろはの開発に関わったメンバー(写真提供:ときめき工房・ねま〜る) 「ノシロビール彩いろは」のオリジナルクラフトビール「い」の原料として使用するハマナスの花びら(写真提供:ときめき工房・ねま〜る) 「ノシロビール彩いろは」が開発したクラフトビール
「い」の原材料 ハマナス×秋田美桜酵母
「ろ」の原材料 ハックルベリー×秋田美桜酵母
「は」の原材料 ねぎ×秋田美桜酵母
「に」の原材料 ポーポー×秋田美桜酵母

愛媛県拠点 厳冬期を迎え順調に育つキャベツ

  • 撮影場所:愛媛県今治市
  • 撮影日:令和5年1月5日

渡部代表(左)と愛媛県拠点との意見交換の様子
渡部氏(左)との意見交換の様子

青々と順調に育つキャベツ
青々と順調に育つキャベツ

大規模にキャベツを中心に野菜栽培に取り組む、有限会社渡部農場と意見交換しました。

拝見したほ場では、キャベツがおいしさを増すかのように大きく育ち、近隣のほ場では定植したばかりのキャベツ苗が、寒さに耐えていました。

渡部代表は、就農して間もなく先代の養鶏経営から、畑作経営に転換されました。

野菜は水稲の裏作ほ場と、畑地への堆肥投入と緑肥を組み込んだほ場のローテーションにより、病虫害予防と地力回復を図っているとのことです。

同農場ではキャベツの秋冬、春夏栽培により、切れ目なく出荷が続くため、労働力の確保に苦労されています。

同代表は、「若い人を受け入れ、次世代を担う人材の確保につなげていきたい。」との思いを語られていました。


鹿児島県拠点 大根やぐらの風景(鹿児島県錦江町)

鹿児島県錦江町の宿利原地区では、冬の風物詩である大根やぐらが見ごろとなっています。宿利原地区では、収穫しただいこんをやぐらに並べ、錦江湾からの寒風を利用して乾燥させ、漬物用として出荷しています。
だいこんを干すためのやぐら作りは鹿児島が発祥と言われており、12月は期間限定でライトアップイベントが開催されました。

やぐらに並べられただいこん

大根やぐらと開聞岳(中央奥)


2022年12月

札幌地域拠点 親子でまなぶセミナー「知って!作って!食べて! 〜未利用資源ってなに?〜」を開催しました!

北海道農政事務所札幌地域拠点では、エゾシカ肉や規格外野菜などの未利用資源の現状と課題を消費者の方に知ってもらうことを目的として、講演、レシピの紹介、実演と試食を交えながら、活用することの意義について親子で考えていただくためのセミナーを開催しました。
エゾシカ肉を活用する意義について、「株式会社なごみの食卓」代表 坂下美樹様から講演いただいた後、西尾直子様にレシピを実演いただきました。続いて「FOODTRUCK dazzling」オーナー 大井川ひとみ様から規格外ニンジンの現状を講演いただき、続けてレシピを実演していただきました。
参加者からは、「今後もエゾシカ肉や規格外野菜を積極的に取り入れていきたい」や「とても美味しかったので、家で親子で作ってみたい」などのお話がありました。
今後は、セミナーで使用したレシピを中心に、未利用資源の調理方法を冊子として札幌市内のスーパー等に配布し、より多くの人に知ってもらうこととしています。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年11月26日(土曜日)
◯撮影場所:札幌市




岩手県拠点 全国農協青年組織協議会長と岩手県農協青年組織協議会の皆さんを迎え、意見交換を行いました(2022年11月24日)

11月24日、岩手県拠点会議室において、令和4年度の全国農協青年組織協議会の役員改選で新会長に就任した佐藤崇史氏(岩手県奥州市在住)と岩手県農協青年組織協議会(会長:五日市達洋氏、副会長:晴山貴宏氏、副会長:吉田雄次郎氏)の皆さんとの意見交換を行いました。
佐藤氏から、「みどりの食料システム戦略の基本は国民理解の醸成で、日本の農業・農産物のファン作りにつながる取り組みが必要。そのことを農業の現場も理解して取り組みを進めていけるようなシステム作りが必要だ。それには、生産者側、消費者側だけではなく、行政のパワーで関連団体も巻き込んでいくことを期待している。」との意見をいただきました。
また、岩手県農協青年組織協議会の皆さんからは、就農のきっかけや現状と課題、JA青年組織の活動等の話があり、地域農業への熱い思いが伝わりました。

挨拶をする山口地方参事官 意見交換の様子
挨拶をする山口地方参事官 意見交換の様子

発言する全国農協青年組織協議会 会長 佐藤氏 青年農業者の皆さんと山口地方参事官
発言する全国農協青年組織協議会 会長 佐藤氏

青年農業者の皆さんと山口地方参事官
(右から吉田副会長、五日市会長、山口地方参事官、佐藤会長、晴山副会長)

福島県拠点 福島県立岩瀬農業高等学校 生物生産科1・2年生の皆さんと「みどりの食料システム戦略」に関する授業を行いました。(2022年12月8日、12月13日)

令和4年12月8日に福島県立岩瀬農業高等学校 生物生産科1年生、12月13日に生物生産科2年生の皆さんと「みどりの食料システム戦略」に関する授業を行いました。

授業後には生徒の皆さんにグループ協議を行ってもらい、きゅうり生産者の立場で「みどりの食料システム戦略」を取り入れた営農について考えてもらいました。「食品ロスを減らし、規格外のきゅうりを買ってもらうために、漬物やピクルスなどに加工して消費者に買ってもらうだけでなく、飲食店と契約してたくさん使ってもらう」、「岩瀬農業高校でも力を入れているようにGAPを取得して安心・安全をアピールすれば、少し価格が高くても買ってくれる人が増えて、儲かる農業につながると思う」などといった意見があり、高校生の皆さんの豊かな発想に驚かされる場面もありました。

生物生産科3年生の皆さんとは7月に授業を行っています。生物生産科の3学年の皆さんへこのように授業を行えたのは、生物生産科長 永井國之(ながい くにゆき)先生のご理解、ご協力があってのことでした。永井先生、このような機会をいただき本当にありがとうございました。

若い皆さんとの授業を通して、私たち職員もたくさんの力をいただきました。これからも岩瀬農業高校の取組や生徒の皆さんの未来を応援していきたいと思います。

グループ協議の様子 グループ協議でまとめた意見を発表していただきました。
曲がったきゅうりを消費者に買ってもらうため、生徒が考えたマスコットキャラクター「曲がったキュウリ君」 授業終了後、個別に質問に来てくれた生徒もいました。

茨城県拠点 茨城県立農業大学校(農業部)の学生との意見交換
日時:2022年12月7日(水曜日)午後1時から
場所:茨城県立農業大学校長岡キャンパス(茨城町)





農業大学校の学生に、みどりの食料システム戦略の取組について理解を深めてもらうため、茨城県農業総合センターと共催して意見交換を行いました。43名の学生が参加し、拠点から「地方参事官室の業務」「みどりの食料システム戦略」について、茨城県総合センターから「茨城県の有機農業の現状と技術的な課題」の説明を受けました。
学生から「私は、みどり戦略の目標である有機農業の取組面積の割合を25%(100万ha)に拡大するのは難しいと思う。祖父が農業関連の業務に従事していた際、有機農業は栽培が難しいと話していた。農水省において、有機農業に取組む農業者の技術を普及するシステム等を構築して推進してほしい。」「色々なスマート農業技術を開発・普及しているが、その評価が見えにくい。国内において地域性の違いがあるので、最先端のスマート農業であっても全て使えるわけではない。地域で身近に使用している、使いやすい農業技術から取り組む方がよいと思う。」など活発な意見がありました。

愛知県拠点 紙芝居を使って親子に有機農業への理解を深めてもらいました!

東郷町では、現在、オーガニックビレッジ宣言に向けて、農業者以外の住民も巻き込み、地域で有機農業の推進に取り組んでいます。
12月4日(日曜日)、東郷町のイーストプラザいこまい館において、「親子有機野菜づくり体験」で収穫した野菜などを持ち寄って「食育料理教室」が開催され、親子12名(大人5名、子供7名)が参加しました。
愛知県拠点 佐藤地方参事官から、「2しゅるいのにんじん」と題し、有機JASマークがつけられた野菜に関するストーリーを通じて、有機農業の理解が深まる紙芝居を行いました。参加した親子からは、楽しく学び、有機農業に対する理解が深まったなどの感想をいただきました。

  • オーガニックビレッジとは、有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取り組みを進める市町村のことです。
  • オーガニックビレッジ宣言とは、地域における有機農業の取組方針や生産、加工、流通及び消費の拡大に資する事項を定めた計画(有機農業実施計画)を策定したことに対する首長のメッセージです。

[画像:紙芝居1]

[画像:紙芝居2]
写真:参加した親子に紙芝居を行う佐藤地方参事官(中央)(令和4年12月4日撮影)

[画像:料理教室3]
写真:料理教室の様子(令和4年12月4日撮影)

[画像:料理教室4]
写真:参加した親子と調理を行う佐藤地方参事官(右)(令和4年12月4日撮影)

[画像:食事風景5]
写真:有機農産物を使った料理を食べる親子(令和4年12月4日撮影)


京都府拠点 「せいか祭り2022」に出展し「みどりの食料システム戦略」をPRしました

近畿農政局京都府拠点は、令和4年11月20日(日曜日)に「けいはんな記念公園(京都府相楽郡精華町)」で開催された「せいか祭り2022」に出展し、パネル展示やパンフレットの配布を通じて「みどりの食料システム戦略」の周知を行いました。




みどりの食料システム戦略
https://www.maff.go.jp/kinki/keikaku/senryaku/210825.html

兵庫県拠点 食品表示制度と米のトレーサビリティ法の概要について講義しました

-出張講座(兵庫県立農業大学校)加西市-

近畿農政局兵庫県拠点は、令和4年12月22日(木曜日)、兵庫県加西市にある兵庫県立農業大学校の学生(2年生) 21名を対象に、出張講座を実施しました。

講座では、「食品表示制度と米のトレーサビリティ法について」をテーマに、生鮮食品(農産物、畜産物、水産物、玄米・精米)及び加工食品の表示ルールや、米トレーサビリティ法に基づく取引の記録・保存、産地情報伝達などの制度の概要について、クイズを交えて講義を行いました。

学生の関心も高く、講義中に出題された問題について解答を聞くたびに納得した声をあげ、熱心に聴講していました。


熱心に受講する学生




広島県拠点 国立広島大学での施策説明

  • 撮影場所:広島県東広島市
  • 撮影日:令和4年12月8日

国立広島大学での施策説明
添野地方参事官による講義

国立広島大学での施策説明
満席状態の教室


令和4年12月8日(木曜日)、中国四国農政局広島県拠点添野地方参事官が、国立広島大学東広島キャンパス生物生産学部において、1年次生104人に対し、「日本における食品輸出の可能性と推進体制」をテーマに講義を行いました。

講義では、食料・農業・農村基本法の検証・見直しの状況やみどりの食料システム戦略を含めて、新しい資本主義の下での農林水産政策の新たな展開、政府の輸出促進政策、輸出5兆円目標に向けた更なる取組の強化などの農林水産物・食品の輸出促進政策を中心に説明を行いました。

出席した学生からは「輸出の拡大は、食料自給率に好影響を及ぼすのか。輸出の拡大によって生産者にどのようなメリットがあるのか。国内供給に支障を来すことはないのか。」など数多くの質問が出され、活気に満ちあふれた授業となりました。

山口県拠点 「山陽小野田市農林水産まつり」で情報発信

  • 撮影場所:山口県山陽小野田市
  • 撮影日:令和4年12月4日


山口県拠点のブース風景

農林水産まつりの会場風景

令和4年12月4日、山陽小野田地方卸売市場において「山陽小野田市農林水産まつり」が開催されました。当日は、朝から雨が降り、気温も低かったため集客が心配されたところですが、祭りが開始される頃は天気も回復し、多くの来場者で賑わっていました。祭り自体が3年ぶりの開催ということで、会場では、うどんや炊き込みご飯、焼き芋、パンなどの販売から地元の野菜や花、特産品の販売、椎茸コマ打ち体験など各グループが思い思いの商品を販売されていました。
山口県拠点からは、「みどりの食料システム戦略」のパネル展示を行い、施策等の情報発信を行うとともに、来場者の方々に、「みどりの食料システム法のポイント」や「ジュニア農林水産白書2022」、「農作業安全確認運動」等のパンフレットを配付し、環境に配慮した農業や持続可能な農林水産業の必要性、農作業時における安全対策などについて説明や働きかけを行いました。

香川県拠点 高松市農業委員会定例総会での女性農業委員登用の働きかけ

  • 撮影場所:香川県高松市
  • 撮影日:令和4年12月7日

小野寺地方参事官(右)による説明
小野寺地方参事官(右)による説明

女性農業委員による女性登用の働きかけ
女性農業委員による女性登用の働きかけ

会議の様子
会議の様子


令和4年12月7日、香川県拠点は第9回高松市農業委員会定例総会において、農業委員会の女性登用に係る働きかけを行いました。

令和5年7月に行われる農業委員会の改選に向けて、小野寺地方参事官から香川県における女性登用の現状や、農業委員会における女性登用の取組事例と推進のポイントについて説明し、一人でも多くの女性農業委員の誕生に向けて協力いただくよう要請を行いました。

また、高松市の3名の女性農業委員からも女性登用の働きかけが行われ、登壇した佃さんは「県下の女性農業委員の登用拡大に向けて、高松市から変えていきましょう」と参加者に呼びかけました。

愛媛県拠点 林業と酒造業をマッチング

  • 撮影場所:愛媛県松山市、久万高原町
  • 撮影日:令和4年12月9日

久万広域森林組合の奥村課長とDD4Dの山之内社長
奥村課長(左)と山之内社長(右)

完成したバーレーワイン
完成したバーレーワイン

愛媛県拠点は、酒造業者(DD4D BREWING)からクラフトビール(バーレーワイン)の香りづけに県内産の杉を使いたいと相談を受けたことから、久万広域森林組合とマッチングし、この度商品が完成しました。

森林組合は、愛媛県産の杉材のPRにつながることから積極的に協力し、酒造業者も試行錯誤の末、杉のチップをローストすることですばらしい香りを実現できたそうです。

森林組合の奥村課長は「異業種連携で杉材の新たな利用価値が生まれ、こういう商品が完成した。今後も話し合って杉材の利用推進に繋げていきたい。」と、酒造業者の山之内社長は「杉材をローストしてこの香りが出るのかと感動した。今後も地元愛媛のよい素材を探して新しいビールを作っていきたい。」と語られました。

(注)バーレーワイン:ビールと同様の製造方法でアルコール度数を高くした長期熟成が可能な酒

宮崎県拠点 令和4年度県内報道機関との懇談会及び現地調査を行いました。(令和4年12月1日)

宮崎県拠点では、農林水産施策への理解を深めてもらうことを目的に、報道機関との懇談会を毎年開催しています。
今回は「みどりの食料システム戦略」をテーマに、宮崎県拠点から「みどりの食料システム戦略推進パッケージ」、宮崎県から「県内のみどり交付金の取組」、NPOみやざき有機農業協会から「有機JAS認証機関設立に向けた取組」、有機農業を実践している茶臼原だいち農園代表の原田氏から「有機農業の課題」をご説明しました。
意見交換では、参加者それぞれの立場から活発な議論が交わされ、現地調査を行った茶臼原だいち農園では、その場で収穫した有機にんじんの試食も行い、甘くて美味しいと好評でした。


静岡県拠点 ジャンボ干支「卯」2023 日時:2022年12月20日 撮影場所:静岡県島田市

ジャンボ干支2023卯
大代(おおじろ)地区の地域活性化のために活動する「王子田会(おおじだかい)」の皆さんが、地元の間伐材や竹、わらを使って制作しました(高さ約3.8メートル、横幅合わせて6メートルほど)。
一緒に撮影したり、撮影した写真を年賀状に使うため、多くの方が見学に訪れます。
ジャンボ干支は2月末まで展示しており、夜にはライトアップも行われます(夜9時まで)。

石川県拠点 いちごの収穫を取材しました。(金沢市)令和4年12月8日

河北潟で農業を行っている株式会社アグリ・トラストを訪問し、いちごの収穫の様子を取材しました。株式会社アグリ・トラストは、いちごをメインにハウス栽培しており、「紅ほっぺ」と「かおり野」の2品種を11月〜6月まで収穫しているほか、露地でもさといも、かぶなどの栽培を行っています。今後、いちごの観光農園にも取り組んでみたいとおっしゃっていました。また、農福連携にも取り組んでおり、津幡町の福祉施設から5人、さらに農繁期には、白山市の就労継続支援事業所から3〜5人を受け入れています。



愛媛県拠点 咲きたての花を消費者へ

  • 撮影場所:愛媛県今治市
  • 撮影日:令和4年12月12日

色とりどりのパンジー
寒い冬を彩るパンジー

ハウス前での曽我部氏
お話を伺った曽我部氏

今治市で花苗や多肉植物などの生産・販売を行っている「そがべ花園」を訪問し、代表の曽我部昌紀氏にお話を伺いました。

同園では、季節に応じて栽培のローテーションを工夫し、温室ハウス内で加温機を使わない栽培に取り組んでいます。コスト面でのメリットだけでなく、購入されたお客にとっても温度管理に気をつかう必要がないため、双方にメリットがある環境に優しいものとなっています。

また、街中を花いっぱいにすることを夢見て、多くの人に販売や寄せ植え講習会などを通して植物への理解や楽しみ方を伝えたいとしています。

自宅などの屋内で過ごす時間が長くなっている昨今、生活に安らぎや潤いを与えてくれる花や植物を飾ったり、大切な人に贈ったりしてみませんか。

香川県拠点 お正月を彩る「金時にんじん」の収穫

  • 撮影場所:香川県坂出市
  • 撮影日:令和4年12月6日

金時にんじんの収穫
金時にんじんの収穫

集荷作業の様子
集荷作業の様子

香川県が日本一の生産量を誇る金時にんじんが出荷最盛期を迎えています。

金時にんじんは、西洋にんじんと比べて、赤色が鮮やかで肉質も軟らかく、甘みが強くにんじん臭さが少ないのが特徴で、お正月のおせち料理やお雑煮に華を添える食材として需要が高い作物です。

今年の品質について、生産者の大西さんは、「長さ、重さともに今年の出来は良好である」と話し、坂出園芸センター集荷場の担当者は、「例年よりサイズが大きく、集荷量も多く感じる。12月の集荷見込みは1,600トンだが、それ以上が期待できる」と話していました。

金時にんじんの収穫は12月下旬ごろまで続き、6〜7割は関西方面へ出荷します。



2022年11月

旭川地域拠点 出前授業「学生と考えるみどりの食料システム戦略」を開催しました。

旭川地域拠点は、農林水産省が令和3年5月に策定した「みどりの食料システム戦略」について、これからの社会を担う若い世代に知ってもらうために、令和4年11月8日に幌加内高等学校の2・3年生を対象に、「学生と考えるみどりの食料システム戦略」を開催しました。今回の出前授業は、本年6月の遠別農業高等学校に続く、第2弾となります。

授業は、職員から「みどりの食料システム戦略」の概要を説明の上、本戦略の目標を達成するためにはどうすればいいか、農業の課題と解決策が記載されたカードを活用し、グループごとにディスカッションを行いました。

高校生からは、「幼稚園や保育園で農業体験を実施し、小さい頃から農業に興味を持ってもらう」、「幌加内町をPRすれば移住者が増え、担い手確保につながる」などの意見があり、中には「食品ロスを減らすため、店員が売れ行きを予知できる能力を身につける」など、大人にはないユニークなアイデアが発表されました。

ディスカッションの後、上川農業改良普及センターの鈴木所長から「今日得たような情報にアンテナを張って生活することが、『みどりの食料システム戦略』を考える第一歩」との講評をいただきました。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年11月8日(火曜日)
◯撮影場所:幌加内高等学校


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【職員からの説明】
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【カードを活用した討議】
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【ディスカッションの様子】
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【発表の様子1】
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【発表の様子2】
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【鈴木所長からの講評】

秋田県拠点 日本政策金融公庫秋田支店との業務推進会議を行いました(11月16日)

11月16日、秋田県拠点において、日本政策金融公庫秋田支店と「令和4年度業務推進会議」を開催しました。
日本政策金融公庫秋田支店からは、農業関連の融資状況や業務説明があり、当拠点からは、予算、経営所得安定対策等支払実績、水田農業をめぐる状況、米の生産費や農業産出額等の統計データについて情報提供を行いました。
その後、コロナ禍における融資に関する状況や県内農産物の輸出状況、水田活用の直接支払交付金の交付対象水田の見直しなど、秋田県内の農業について活発な意見交換を行い、今後の秋田県農業への期待や支援等について確認しました。

東北農政局秋田県拠点 田口地方参事官 日本政策金融公庫秋田支店農林水産事業
稲田事業統轄 業務推進会議の様子

福島県拠点 こども食堂へお米を提供しました。(2022年11月24日)

令和4年11月24日、相馬市でこども食堂を運営する「子育てサロンこはるびより」へ、お米42キログラムを無償提供しました。このお米は、当拠点消費・安全チームが調査用に買い取っていたものです。

「子育てサロンこはるびより」は活動を始めて2年目。代表の中村さんは元保育士でその仲間と活動しており、月1回ずつ食品の無料提供を行う「フードパントリー」と食事や団らんの場の提供を行う「こども食堂」を開設しています。

今年3月の地震で活動を一時中止していましたが、再開してほしいという声を受け再び活動を始めました。中村さんからは、「来月のフードパントリーで大切に配布させていただきます。」とのお話がありました。


子育てサロンこはるびより代表の中村美由紀さん(右)と山本地方参事官(左)

新潟県拠点 「新潟食料農業大学」にて講義を行いました。(令和4年11月15日)

令和4年11月15日(火曜日)、新潟食料農業大学にて、武本俊彦教授の「地域政策論」の一コマとして「一次産業と食文化を生かした楽しい地域活性化 〜農山漁村発イノベーションの推進〜」をテーマに、福井地方参事官が講義を行いました。
講義では、福井地方参事官が以前副市長をしていた、鹿児島県鹿屋市の地域活性化の取組(豚ばら丼、カンパチダンス等)をおもしろおかしく紹介し、一次産業を中心に、地域にあるもの、良さを活用し、地域のさまざまな人を巻き込んで(トルネードして)楽しく参加していくことが町おこしには大切であることを伝えました。
学生からは、「地域にあるもの、良さをみつけるコツは?」「トルネードする際に工夫したことは?」など質問があり、自身の経験をもとにアドバイスを行いました。
学生からは、「わかりやすかった。」「興味深い内容だった。」などの感想をいただきました。新潟食料農業大学の皆さん、ありがとうございました。

講義を行う福井地方参事官
講義を行う福井地方参事官


講義の様子


和歌山県拠点 和歌山市立三田小学校で出前授業!!

令和4年11月8日(火曜日)、和歌山市立三田小学校の5年生66名に対し、近畿農政局和歌山平野農地防災事業所と近畿農政局和歌山県拠点が合同で出前授業を行いました。
この出前授業は、三田地区周辺で工事を進めている「和歌山平野農地防災事業」を学習の題材として、地域の環境(生息する生き物)と農業を学ぶことを通して、環境保全と農業の役割について学習し、さらに、地域を思い考える力を養うことを目的としたものです。



(生き物調査終了後の記念撮影)

【3時限目:地域の環境と農業の役割について学ぶ】

近畿農政局和歌山県拠点から「日本の農業、多面的機能等」の話

近畿農政局和歌山平野農地防災事業所から「事業目的・効果、
排水施設等」の説明



近畿農政局和歌山平野農地防災事業所から「地域環境の成り立ちと
生き物」「水路の危険性と事故防止」の説明

熱心にメモをとる児童

【4時限目:名草排水機場を見学】

近畿農政局和歌山平野農地防災事業所がパネルを使って「排水機場の役割」の説明


新しい名草排水機場には大きなポンプが3機あり、1分間に三田小学校のプール2杯分の水を排出できます

【5・6時限目:生き物調査】

簡易な水質判定キットを使用する水質調査の方法を教わってい
ます

水の色の変化を確認しています


生き物調査、代わる代わる網ですくってみています



用水路にはメダカ、カダヤシ、カメ、カニ、エビなど沢山の
生き物がいます

出前授業終了後のアンケートには、子供たちから様々な感想を記載していただきました。
日本の食料自給率や農林水産業、環境問題に興味を持ってもらえたこと、三田地域が水害にあいやすく名草排水機場が水害防止に役立っている事を理解してもらえたこと、用水路には外来種も含めて沢山の生き物がいることなどを知ってもらえたこと、が良く分かりました。
農林水産業が地域の環境に深く関わっていることを、今後も学んでもらえれば幸いです。

鳥取県拠点 “あなたの未来に種を蒔く”鳥取を耕す理由(わけ)を教えてin倉農

撮影場所:鳥取県倉吉市
撮影日:令和4年11月18日


鳥取を耕す理由(わけ)は心のなかに

講師と車座ディスカッション


中国四国農政局鳥取県拠点は、鳥取県立倉吉農業高等学校と農業の理解の深化と就農のきっかけづくりに関するイベントを開催しました。イベントでは、鳥取県内の農畜産業に携わる4名を講師に招き、直接生徒に鳥取県農業の魅力や職業として農業を選んだ理由、農業の厳しさなどを伝え、意見交換し、生徒がグループごとに「鳥取を耕す理由(わけ)」について発表しました。

また、生徒へは、食と農のつながりを大切にする取組「ニッポンフードシフト」や環境に配慮した農業生産、持続可能な農業による食料システムを構築する「みどりの食料システム戦略」について、その重要性を伝え、これからの農業を考えるきっかけづくりとしました。

同校の竹内善一校長からは、コロナ禍により郊外活動などが制限される中で、今回鳥取県拠点と連携したこのイベントが実現し、生徒が将来のビジョンを深めるよい機会となった旨のコメントをいただきました。中国四国農政局鳥取県拠点は、今後も、鳥取県内で学ぶ農業高校生の可能性を広げる活動を継続していきます。


愛媛県拠点 中学生が育てた野菜販売を通じて地域を元気に

  • 撮影場所:愛媛県新居浜市
  • 撮影日:令和4年11月18日

お客さんへ生徒らが育てた野菜を熱心に説明する様子
育てた野菜を熱心に説明する生徒

元気いっぱいの別子ファームのメンバー
元気いっぱいの別子ファームのメンバー

山々に囲まれた新居浜市立別子中学校の全校生徒18名で育てた野菜の販売が、同市の道の駅マイントピア別子で行われました。

同校では、生徒の発案により3年前から学校近くの畑を借り上げ、「別子ファーム」と名付けて地域の人たちと野菜を育てています。育てた野菜を販売することで、人口減少が進む別子山地域をPRし、地域が元気になればと考えているそうです。

この取組は昨年、中国四国農政局「ディスカバー農山漁村の宝」奨励賞にも選定され、さらに全国へも優良事例として発信されることを目指して活動を続けているとのことです。生徒たちは、「実際に野菜を育てることで、農業や食の大切さを知った。」と話していました。

来場した人は野菜を手に取って、自分たちの育てた野菜を熱心に説明する生徒の声に耳を傾けていました。


徳島県拠点 とくしま棚田ネットワーク総会に出席

  • 撮影場所:徳島県徳島市
  • 撮影日:令和4年11月7日


総会の様子

令和4年11月7日、徳島県拠点では「とくしま棚田ネットワーク総会」に清水地方参事官が出席し、棚田地域振興法について説明を行いました。
この総会では、棚田地域における保全活動や活性化に関する取組の情報共有のほか、多様な主体の連携と協力を促進し、棚田地域の振興を図ることを目的に実施しています。
徳島県拠点からは、棚田地域振興法の目的や基本理念、同法がもたらす効果について説明し、棚田地域振興の取組である「つなぐ棚田遺産」の認定状況等について紹介を行いました。
続いて、「徳島県の棚田地域振興の取組」と題し、徳島県農林水産部農山漁村振興課から棚田地域の振興目的や取組支援等の説明後、県内で棚田保全活動に取り組む団体からの事例発表が行われました。


鹿児島県拠点 「オーガニックフェスタかごしま2022」に参加し、みどりの食料システム戦略のPRを行いました(令和4年11月26〜27日)

令和4年11月26〜27日、鹿児島ウォーターフロントパークで「オーガニックフェスタかごしま2022」(主催:オーガニックフェスタかごしま実行委員会)が開催され、当県拠点も鹿児島県経営技術課のブースに参加し、「みどりの食料システム戦略」をPRするため消費者向けチラシを配布しました。両日とも晴天に恵まれて多数の来場者で賑わい、用意した300枚のチラシはすべて配布し、「みどりの食料システム戦略」のPRを行うことができました。
鹿児島県拠点では、今後もあらゆる機会を通じて、みどりの食料システム戦略の推進に努めてまいります。
(「みどりの食料システム戦略推進鹿児島連絡協議会」については、こちら をご覧ください。)

会場入口
会場入口(奥に桜島を望む)



大勢の来場者で賑わう会場風景



県経営技術課ブースでのPR風景

千葉県拠点 千葉県庁から講師をお招きし「特定家畜伝染病防疫研修会」を開催
開催日:2022年11月21日 場所:千葉県千葉市(千葉県拠点)



1.冒頭挨拶する筧支局長、2.講義する県畜産課家畜衛生対策室の岡本副主査、 3.同石原副主査、4.質疑に応答する同笠井主幹、5.メイン会場の様子

千葉県拠点特定家畜伝染病対策本部として、高病原性鳥インフルエンザ等の発生時における対応体制の確立・強化を図るため、当拠点内部の研修会を例年同様に開催しました。
災害対策室をメイン会場に、Skype参加も含めて約50名が参加。講師として千葉県畜産課家畜衛生対策室から3名をお招きし、(ア)「急性悪性家畜伝染病の発生状況」、(イ)「急性悪性家畜伝染病における防疫措置について」と題して有益な講義をいただきました。
今シーズンの高病原性鳥インフルエンザについては全国的に前例を見ない早いペースで発生が続いており、例年以上に警戒が必要な状況であると認識しています。

家畜の病気を防ぐために:農林水産省
畜産課/千葉県

鳥取県拠点 日本一の甘柿「こおげ花御所柿」の選果作業始まる

撮影場所:鳥取県八頭町
撮影日:令和4年11月16日


選果作業の様子

たわわに実る「花御所柿」

JA鳥取いなば管内では、9月下旬から鳥取県のオリジナル品種「輝太郎柿」を皮切りに、「西条柿」、「富有柿」とリレー出荷が行われています。同JA郡家柿選果場では、11月16日に最終の4番バッターとして200年以上前から八頭町(旧郡家(こおげ)町)で生産され、平成30年に地理的表示(GI)保護制度(注)に登録された「こおげ花御所柿」の選果場開所式が行われ、選果作業が始まりました。

「こおげ花御所柿」は約80戸の生産者が12ヘクタールを栽培し、初選果に先だって行われた査定会において、昨年より大玉で糖度も高く、甘く仕上がっていることが確認されました。

また、GIに登録されて4年目を迎え知名度も上がり、更なるブランド力のアップに向け、昨年からは最も優れた選りすぐりの柿を「極(きわみ)」として1箱2個入りで出荷されています。

これから12月中旬までの間に100トン、五千五百万円を目標に、日本一の甘柿として全国に出荷されます。

注:地理的表示(GI)保護制度とは、特定の産地と品質等の面で結び付きのある農林水産物・食品等の産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録し保護する制度。


秋田県拠点 大館市比内町でとんぶりを栽培し、独自販売している生産者と意見交換を行いました(11月14日)

11月14日、大館市でとんぶりの栽培、独自販売を行っているとんぶり農園を訪問し、野呂さんご夫婦と意見交換を行いました。
とんぶりは、アカザ科ホウキギ属の一年草で、ホウキギになる成熟果実を加工したものです。現在、大館市の特産品のひとつとして知られる「とんぶり」は、すぐれた栄養価や効能から「畑のキャビア」と呼ばれています。
主産地である大館市比内地区は土壌の水はけがよく、山に囲まれ風が少ないことから、実が落ちやすいホウキギ栽培に適しており、加工処理に必要な豊富な湧き水にも恵まれています。
また、とんぶりが生の状態で加工されるのは、10月から3月までで、フレッシュな味わいを堪能できます。野呂さんは家族経営でとんぶり栽培を行っており、継承を契機に独自販売に切り替え、加工設備の整備を進めており、「大館市で栽培されたとんぶりを全国的にもっと知ってもらい、沢山の人に食べてもらいたい」と話されていました。

エメラルドグリーンのホウキギが一面に広がる畑 収穫されたばかりのホウキギの実 野呂さんご夫婦

広島県拠点 「地理的表示(GI)保護制度」登録の「福山のくわい」が収穫最盛期!

  • 撮影場所:広島県福山市
  • 撮影日:令和4年11月16日

福山くわい
くわい掘り取り作業の様子(写真提供:渡辺組合長)

福山くわい
収穫されたくわい(写真提供:渡辺組合長)

福山くわい
くわいのなり方を説明する渡辺組合長


福山ブランド認定品「福山のくわい」は、地域で長年培われた特別な生産方法などによって高い品質や評価を獲得している農産物として令和2年6月29日に、「地理的表示(GI)保護制度」に登録されています。現在、収穫が最盛期を迎えており、福山くわい出荷組合組合長の渡辺孝信さんを訪ねました。

栽培されている鮮やかな青藍色のくわいは、「芽が出る」ことから縁起物としておせち料理に人気です。

芽が折れやすいことから、収穫時の足運びまで気を配り、一つ一つ手作業で品質検査を行います。検査に合格したくわいは、「福山のくわい」として箱詰めし九州から関東の大消費地に出荷します。

今年新たに規格外品をレトルトカレーに加工のうえ販売を開始し、好調な売れ行きです。

渡辺組合長は、「工夫を凝らし自信を持って生産しています。ぜひとも、皆様においしく食べていただきたい」と笑顔でお話いただきました。


旭川地域拠点 道の駅「田園の里うりゅう」では、原料にお米を混ぜたレジ袋を導入しています。

雨竜町の道の駅「田園の里うりゅう」では、今年の9月25日からお米由来のバイオマスプラスチックである「ライスレジン」を25%使用したレジ袋を導入しています。

道の駅を運営する雨竜町振興公社の村本純一業務課長は、道の駅が今年で25周年を迎えるにあたって、地元の特産であるお米を活用して何かできないか考えていたところ、「ライスレジン」の存在を知りました。通常のレジ袋は、原油由来のプラスチックを使用していますが、それを「ライスレジン」に置き換えることで、環境に配慮できると考え導入を決めました。

通常のレジ袋と異なり、お米のような色合いと優しい肌触りが特徴で、雨竜に因んで竜のイラストが印刷されています。お客さんからも「デザインが良い」、「肌触りが良い」など大きな反響があるとのことです。

今後はこのレジ袋を道の駅だけではなく、イベントの場でも使用して、町のPRにつなげていきたいと村本課長は考えています。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年11月2日(水曜日)
◯撮影場所:雨竜町


原料にお米を混ぜたレジ袋
【原料にお米を混ぜたレジ袋】
村本純一業務課長
【村本純一業務課長】
道の駅「田園の里うりゅう」
【道の駅「田園の里うりゅう」】


2022年10月

函館地域拠点 イベント「道南野菜を知る・買う・食べる in THE DANSHAKU LOUNGE」を開催しました

函館地域拠点は、七飯町の複合商業施設「THE DANSHAKU LOUNGE」と共同で、イベント「道南野菜を知る・買う・食べる in THE DANSHAKU LOUNGE」を開催しました。
本イベントでは、当拠点は、道南野菜の魅力、地理的表示(GI)保護制度、みどりの食料システム戦略等について、パネルやビデオで情報発信し、大野農業高校は、学校におけるGAPの取組、SDGsの取組等を紹介しました。また、JA今金町は、今金男しゃくのパネル展示と即売会を行いました。
施設を訪れた多くの来客者に取組をPRすることができました。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年10月15日〜23日
◯撮影場所:七飯町


イベント看板

会場入り口の様子

展示スペースの様子

展示スペースの様子

函館地域拠点のブースの様子

函館地域拠点ブースの様子

大野農業高校ブースの様子

大野農業高校ブースの様子

JA今金町ブースの様子

JA今金町ブースの様子

映像による情報発信の様子

映像による情報発信の様子

今金男しゃく即売会の様子

今金男しゃく即売会の様子

イベントブースの様子

来場者の様子


北見地域拠点 オホーツク有機農業フェア in 大空が開催されました

令和4年10月16日、北海道オホーツク総合振興局は、オホーツク有機農業ネットワークとの共催で、網走郡大空町の「道の駅メルヘンの丘めまんべつ」において「オホーツク有機農業フェア in 大空」を開催しました。
当日は、オホーツク管内で有機農業に携わる農業者、事業者等が10店舗出店し、有機農産物やこれらを使用した加工品などの販売とPRを行いました。
また、オホーツク総合振興局は、来場者に対して有機農業に関するアンケートや、北海道独自の認証制度「YES!cleanマーク」について説明を行いました。
北海道農政事務所北見地域拠点としては、「みどりの食料システム戦略」の消費者向けチラシを配布し、同戦略の周知活動を行いました。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年10月16日(日曜日)
◯撮影場所:大空町


会場の様子1
会場の様子1

会場の様子2
会場の様子2

会場で販売されていた有機農産物
会場で販売されていた有機農産物

来場者に応対する北見地域拠点職員
来場者に応対する北見地域拠点職員

岩手県拠点 3年振りに開催した「有機農業の祭典」、久々のブース出展に天候も答えてくれました(2022年10月2日)

10月2日、雫石町世界アルペン記念公園において、3年振りに「オーガニックフェスタinいわて2022@雫石(主催:オーガニックフェスタ in いわて2022実行委員会)」が開催されました。当拠点でも消費者に対する「みどりの食料システム戦略」を軸とした施策周知には絶好の機会と捉えブースを出展しました。
当日は、晴天に恵まれ多数の来場者で賑わい、当ブースにも100名を超える来場があり、「みどりの食料システム戦略」のPRや未来の農業に関するアンケート調査を実施したほか、フェスタ内で開催された「パネルディスカッション」に、山口地方参事官がパネラーとして参加し、「みどりの食料システム戦略」の説明を行い、農業者、教育者、消費者の方々と有機農業の拡大や学校給食への利用などについて活発な意見交換を通じて、幼少期から食に対する関心を持つことの重要性を共有しました。

会場内の様子 岩手拠点ブースの様子
パネルディスカッション
左から 農業者代表、教育者代表、行政機関代表、消費者代表、司会者 発言する山口地方参事官 アンケート調査パネル

山形県拠点 令和5年度農林水産予算概算要求web説明会を開催しました。(令和4年9月29日〜30日)

9月29日と30日に、山形県拠点主催による「令和5年度農林水産予算概算要求web説明会」を開催し、市町村及びJA担当者等(参加者78名)に対して予算概算要求についての説明を実施しました。毎年、予算概算要求の説明は職員が関係機関を訪問し説明してきましたが、予算概算要求に関する情報を統一的かつ迅速に伝えるため、本年はWeb(Zoom)形式による説明会を開催しました。これまでも少人数のweb説明会は行ってきましたが、70名を超える説明会は初めてのことです。今後も、関係機関を対象に幅広くお知らせする必要がある場合には、積極的にweb会議を開催しますので、関係者の皆様のご協力をお願いします。

令和5年農林水産予算概算要求の概要等を説明する佐々木地方参事官 担当職員から個別事業を説明 web会議事務局風景
令和5年農林水産予算概算要求の概要等を説明する佐々木地方参事官 担当職員から個別事業を説明 web会議事務局風景

埼玉県拠点 日本政策金融公庫さいたま支店との勉強会(さいたま市)日時:2022年10月26日

日本政策金融公庫さいたま支店との勉強会

日本政策金融公庫さいたま支店との連携強化に向けた取組として、公庫さいたま支店との勉強会(第2回)を開催しました。埼玉県拠点の業務紹介や農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律の概要について説明を行い、意見交換を実施しました。

群馬県拠点 報道関係者向け現地調査 日時:2022年10月13日


群馬県拠点、19回目となる報道関係者向け現地調査を開催しました。今回は、「みどりの食料システム戦略、群馬県内の取組を見てみよう」をテーマに有機農産物の生産圃場から加工工場、スーパーマーケットでの販売の取り組み(川上から川下まで)を調査するため、今年度県内で降ひょう被害を受けた梨農家の傷ついた梨を原料としたワインを醸造・販売している【奥利根ワイン(株)】、無農薬のこんにゃく等の生産・加工・販売を行っている【グリンリーフ(株)】、本物で、おいしくて、安全・安心、健康な食品に理解のあるお客様を育てたい。をモットーに商品販売している【(株)まるおか(スーパーまるおか)】を、報道関係者9社をはじめとした関係者で調査してきました。
(中央)スーパーまるおか内での丸岡社長の説明、(左下)グリンリーフ(株)会議室内で行われた澤浦社長によるリモート説明、(右下)奥利根ワイン(株)のレストラン内での金井社長による説明のようす。


千葉県拠点 農林中央金庫の千葉支店等との「みどりの食料システム戦略」勉強会を開催
開催日:2022年9月27日 場所:千葉県千葉市同支店



農林中央金庫千葉支店からのご依頼を受け、同支店ほか前橋支店、宇都宮支店、関東業務部・営業企画部及び千葉県農業者総合支援センターから、湯山千葉支店長はじめ計約80人の方々が参加(Web参加を含む)されての「みどりの食料システム戦略」に係る勉強会を開催しました。
講師は関東農政局生産部の漆間生産振興課長が務め、同戦略の内容や「みどりの食料システム法」による認定制度等についてお話しし、熱心な質疑応答も行われました。
同支店と当拠点とは今後も引き続き協力・連携を図りながら、同戦略の推進に取り組んで参ります。

東京都拠点 「フィールドワーク〜地域の理解が生まれる役割とは〜」日時:2022年10月14日 場所:東京都世田谷区

安藤農園 世田谷区 安藤農園 世田谷区

東京都拠点では、大学連携の取組としたフィールドワークを安藤さん(世田谷区)の農園にて行いました。
今回参加してくれた立正大学法学部西谷ゼミ・明治大学農学部池田ゼミの学生と共に、安藤さんから農業をすることになった経緯、都市農業ならではの作付品種の多さ、販売戦略などを説明していただき、学生たちと意見交換。
安藤農園 世田谷区 安藤農園 世田谷区
今回、参加できなかった学生にも映像を共有します。
このフィールドワークの経験をもとに、大学生は世田谷区内の小学校の児童にアウトリーチ活動を行いました。
世田谷区山崎小 世田谷区山崎小


新潟県拠点 「令和4年度 大学生『米ふれあいスクール』」において講義を行いました(令和4年9月21日)

令和4年9月21日(水曜日)、新潟県農業大学校で開催された「令和4年度 大学生『米ふれあいスクール』」において、食料自給率・食料自給力指標について講義を行いました。
「米ふれあいスクール」は、当拠点も会員となっている新潟県米消費拡大推進協議会が主催している出前授業であり、米の消費拡大のため、県内の学生向けに年に複数回開催されています。今回は、新潟県立大学の健康栄養学科1年生向けに開催されました。出前授業では、農業に関する講義だけでなく、稲刈りや米粉パンづくりも体験してもらっています。
講義では、平山主任農政推進官から、食料自給率の計算方法や食料自給力の考え方、これらの現状について説明し、日本の農業の大切さを伝えました。学生のみなさんもメモを取りながら熱心に受講されていました。

講義の様子
講義の様子

平山主任
説明をする平山主任農政推進官

京都府拠点 よしもと住みます芸人が取材する秋の味覚、「黒大豆枝豆」

(株)新田農園 (京丹波町)

農林水産省とタイアップして地域の魅力を発信するため、よしもと住みます芸人が「全国秋の味覚狩り」をテーマに地元の農産物、絶品食材を紹介する企画として、京都府京丹波町在住の住みます芸人 木下弱(きのしたじゃく)さんが、株式会社新田農園を訪れ農作業に取り組み、BSよしもと「Cheeky‘s GoGo!」の番組収録を行いました。
(取材:令和4年9月)

よしもとすみます芸人木下弱さん

もくもくと作業に取り組む
よしもと住みます芸人 木下弱さん

収穫した黒大豆枝豆を機械にかける

よしもと住みます芸人の木下弱さんは、朝早く収穫し出荷施設に運ばれた黒大豆の株からエダマメをとるため、脱莢(だっきょう)機にかけ枝と豆の莢(さや)に分離する作業を手伝いました。まだまだ残暑が残るなか、作業を真剣に取り組まれていました。
丹波地域の特産品、黒大豆枝豆は新田農園で栽培する作物の柱となっており、8月収穫の京夏ずきん、9月収穫の紫ずきん、10月収穫の新丹波黒をリレーして出荷しており、今年も出来栄えが良く、平年作以上の収穫を見込んでいるとのことでした。


株から外された黒大豆枝豆

株から外された黒大豆枝豆

脱莢(だっきょう)後の黒大豆枝豆

黒大豆枝豆はこの後、色彩選別機・人の手による選別を経て、計量・袋詰めされて出荷、店先に並びます。


作業後試食タイム

作業後、試食タイム

収穫作業後、調理された黒大豆枝豆の料理を試食

黒大豆枝豆の調理は、シンプルに塩ゆでしたのが一般的で美味ですが、豆の天ぷら、莢ごとフライパンの上で焼きを入れた焼き黒大豆枝豆もおいしいと木下弱さんのコメント。特に焼き黒大豆枝豆は、今まで気づかなかった目から鱗が落ちる調理方法で絶品と好評でした。

番組HP Cheeky’s a Go Go! | BSよしもと (bsy.co.jp) (外部サイトに移動します。)

大阪府拠点 自治体と調理製菓専門学校がコラボした牛乳でスマイルプロジェクト!!

大阪調理製菓専門学校の生徒たち

令和4年9月23日・24日(金曜祝日・土曜)両日に枚方市駅において、農林水産省と一般社団法人Jミルクが取り組んでいる「牛乳でスマイルプロジェクト」(以下「牛乳プロジェクト」という。)(注)のメンバーである学校法人村川学園大阪調理製菓専門学校が牛乳・乳製品の消費拡大ならびに授業の一環として牛乳・乳製品を多く使ったパン及び焼菓子の販売実習を行いました。
(令和4年9月)

大阪調理製菓専門学校の生徒たち

【大阪調理製菓専門学校の生徒たち】


販売したパンは、枚方市の友好都市で牛乳プロジェクトのメンバーでもある北海道別海町とコラボし、同町産の牛乳を使用して大阪調理製菓専門学校の生徒が作りました。
北海道別海町産の牛乳を使ったパンは最(モ)ウ〜最高!!


大盛況の同ブース

【大盛況の同ブース】

今回のイベントは、枚方市の「ひらかたファミリーフェスタ」の一環として行われ、初日(23日)はあいにくの雨模様でしたが、大阪調理製菓専門学校のブースは販売開始直後から大盛況でした。 大阪調理製菓専門学校の生徒は、牛乳プロジェクトを通じて、牛乳・乳製品を使ったパンや焼菓子の製造から販売までの実践的な学習を通し、日本の農畜業について学んでいます。


北海道別海町産の牛乳を使ったパン

【北海道別海町産の牛乳を使ったパン】

酪農王国!!北海道別海町産の牛乳と原料に北海道別海町産の牛乳をふんだんに使った大阪調理製菓専門学校の生徒が作ったパン。 大阪調理製菓専門学校は今後、地元の高等学校とともに牛乳・乳製品を多く使ったレシピを開発し、牛乳メーカ等と連携して各地域のイベントに参加し消費拡大に取り組む予定です。

(注)「牛乳でスマイルプロジェクト」とは
酪農・乳業関係者のみならず、様々な企業・団体・自治体など官民から幅広い参加者に加わっていただき、更なる牛乳乳製品の消費拡大に取り組むプロジェクト。また、本プロジェクトを通して、国民の健康的な食生活に貢献し、我が国における牛乳乳製品の安定供給など、社会をより良くするための取組につながるよう、参加企業等とともに取り組んでいる。

岡山県拠点 「おかやまるしぇ2022」に初出店!

  • 撮影場所:岡山県岡山市
  • 撮影日:令和4年10月15日



オープニングセレモニーくす玉割り


農政局ブース

令和4年10月15日(土曜日)に、JR岡山駅東口駅前広場において「岡山農畜水産物マルシェおかやまるしぇ2022」(主催:JAグループ岡山、岡山県農政協議会)が開催されました。
販売コーナーでは、シャインマスカット、ピオーネ、千屋牛、美星豚などのほか、エンダイブや焼きぐりなど普段スーパーにも並ばない野菜や水産物、加工品など秋の味覚が大集合するとともに、展示コーナーでは、農政局も初めてブースを出店し、みどりの食料システム戦略や輸出などの施策のPRを行いました。
また、ステージでは、高校生によるダンスイベントのほか、10月の第3土曜日のおかやま新米記念日にちなんでパックご飯の無料配布なども行われるなど、多くの人で賑わいました。
岡山県拠点では、引き続き、このようなイベントなども活用しながら、消費者などに対して施策の周知を行うとともに、“元気な岡山県農業”を目指し、関係機関と連携した取組を実施していくこととしています。



山口県拠点 法務省山口刑務所との農福連携等意見交換

  • 撮影場所:山口県山口市
  • 撮影日:令和4年9月29日


関係機関意見交換


刑務所施設の説明


萩焼の作業所

令和4年9月29日、山口県拠点は、山口刑務所において開催された、農福連携等(触法障害者等の自立支援)の推進に向けた意見交換に参加しました。
山口刑務所での取組、施設内の見学、作業所等の説明を受けた後、関係機関(注)の農福連携等の取組紹介や触法障害者の就労支援等について幅広く意見交換を行いました。意見交換では、実際に触法障害者を雇用している事業者から、受け入れに際して情報共有が乏しく、初期対応に苦慮しているなどの課題提起や、農業関係機関からは、触法者等の受入に向けて、農業法人等が受刑者の実情を見学する場を設けることが有効ではないかなどの意見も寄せられ、今後の連携推進に向けて非常に有意義な会議となり、今後も連携し情報交換等を行います。
(注):山口県、山口県農業会議、社会福祉法人(山口、広島)、一般企業(広島)、法務省等28名)


長崎県拠点 令和4年9月30日 令和5年度農林水産予算概算要求WEB説明会(長崎県下全域)

長崎県拠点は、各市町・各JA・県各振興局向けに令和5年度農林水産予算概算要求についてのWEB説明会を開催しました。
長崎県農林部の協力を受けて、県庁会議室からWebex会議システムを使用し、予算概算要求の重要事項や新規項目などのポイントを中心に説明しました。
今後、関係機関からの質問や個別説明の要請に対応していくこととしています。
県庁会場長崎県拠点会場 地方参事官


大分県拠点 大分県農林水産祭に出展しました(10月22、23日)別府市

大分県拠点は、大分県別府市の別府公園で開催された「令和4年度大分県農林水産祭 おおいたみのりフェスタ」に九州農政局コーナーを出展しました。ブースでは大分県拠点の独自取組である「大分☆農・カーボンプロジェクト」、「みどりの食料システム戦略推進」、「SDGs」等のパネル等を展示し、来訪いただいた多くの方々にクイズ形式で環境問題と農業の関係について考えていただきました。また、スマート農業が環境負荷軽減につながることを伝えるためにブースに展示した農業用ドローンとラジコン草刈機は、多くの皆さんの関心を引いていました。

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鹿児島県拠点 「みどりの食料システム戦略推進鹿児島連絡協議会」第1回情報交換会を開催しました(令和4年10月25日)

鹿児島県拠点は、本年4月21日に発足した「みどりの食料システム戦略推進鹿児島連絡協議会」の第1回情報交換会を、10月25日に鹿児島県民交流センターで開催しました。
情報交換会では、各構成団体からの活動状況の報告及び事務局と消費者団体、小売・卸売業者との意見交換で出された意見・提案等の紹介が行われ、「環境にやさしい農産物等の消費者へのPR」や「生産と消費をつなぐ交流」などについて、活発な意見交換が行われました。
鹿児島県拠点では、今後も、「みどりの食料システム戦略推進鹿児島連絡協議会」の活動を通して、みどりの食料システム戦略を進推していきます。
(「みどりの食料システム戦略推進鹿児島連絡協議会」については、こちら をご覧ください。)

情報交換会風景
情報交換会風景

挨拶する土橋九州農政局次長
挨拶する土橋九州農政局次長
挨拶する池上地方参事官
挨拶する池上地方参事官

青森県拠点 雪にも負けず年間を通じて出荷している花き生産者を訪問しました(令和4年10月6日)

「アルストロメリア」の栽培に約20年以上取り組んでいる、藤崎町の奈良岡一美氏のハウスを訪問しました。
9棟のハウスでは、約10品種を超えるアルストロメリアを栽培し、JAを通じて全国に通年出荷しています。これから冬を迎えると、生育が遅くなり、出荷量は減少しますが、反面、茎が太く花芽が多く形成され、日持ちも良いとのこと。冬に咲くアルストロメリアは、夏場にはない力強さと華やかさが増すところ、皆さんの目も心も楽しませること間違いなしです。
奈良岡氏は「これから寒くなると暖房を炊き、雪が降ればハウス周辺の除雪作業もしなければならない。原油価格の高騰で燃油代がかさみ、これまでにない厳しい冬になりそうだが、自然や経済の風雪に負けず、これからもボリュームのある良い花の生産に向けてがんばりたい。」と話されました。

アルストロメリア(ピンク) アルストロメリア(白) 出荷を待つアルストロメリア
栽培ハウス内の様子 説明をされる奈良岡一美氏(中央) 10月下旬から活躍する石油ボイラー

島根県拠点 りんごのおいしい季節です

  • 撮影場所:島根県飯南町
  • 撮影日:令和4年10月17日

りんご園
たわわに実ってます

新世界
収穫期を迎えた「新世界」

広島県との県境に位置する飯南町にある「赤来高原観光りんご園」では、今季のりんご狩りが9月から始まり、現在は「新世界」が収穫期を迎えています。

赤来高原観光りんご園では、例年約6千人の来園者があるようですが、コロナ禍の昨年は、屋外で「3密」を避けられることから県内外から約9千人の来園があったとのことです。

今年は収穫期の異なる品種を9種類栽培されており、りんご狩りは11月6日まで楽しめ、期間を通じて旬のりんごを味わうことができます。


秋田県拠点 大館市でダリア栽培を行っている女性農業者を訪問し意見交換を行いました(9月30日)

9月30日、大館市比内町でダリア栽培を行っている女性農業者の渡辺寛子(わたなべ ひろこ)さんと意見交換を行いました。
渡辺さんがダリア栽培を始めたきっかけは、デルフィニウムを栽培していた父親と一緒に作業を行ううちに、自分でも花を栽培してみたいとの意欲が湧き、ダリアの増殖方法(球根、挿し芽繁殖)に興味を持ったことだったそうです。
就農10年目の現在は、2棟のハウス(約10a)で色とりどりのダリア約15品種を栽培しており、通常出荷は7月から始まりますが、ブライダル需要があり、花の日持ちも良くなる9月以降に出荷できるよう工夫した栽培を行っています。また、JA花き部会のダリア専門会会長や地元直売所の出荷生産者代表を務めるなど、地域を代表する女性農業者として日々奮闘しています。渡辺さんは「ダリアの魅力をもっと沢山の人に知ってもらいたい。新しく農業を始めようと考えている人に、少しでもダリア栽培の良さを伝えられれば」とお話してくださいました。

意見交換の様子 収穫したダリアを抱える 渡辺 寛子さん 大輪の豪華なダリア品種「スーパーガール」

兵庫県拠点 特別栽培たまねぎ・美味しさの秘密は「竹粉」

淡路市において、特別栽培たまねぎ「あやたけ」を栽培されている、株式会社池上農場代表取締役の齋藤亜紀美さんにお話を伺いました。





農業を始められたきっかけは?

以前は、福島県に住んでいましたが、東日本大震災が起こった際に、実家がある淡路市に自主避難しました。2010年に当社を立ち上げた父と一緒に、たまねぎ栽培を行ったことが農業を始めたきっかけです。

淡路島たまねぎをブランド作物として全国に発信していく手助けをしたいと考え、当初2haであった農地を10haに規模拡大しました。




特別栽培たまねぎ「あやたけ」


どのような農業をされていますか

池上農場のオリジナルブランドである、特別栽培たまねぎ「あやたけ」を栽培しています。

「あやたけ」は、竹を粉砕して作った当農場オリジナルの竹粉を混ぜた肥料を使って栽培しています。竹の持つ殺菌作用によって、病気になりにくく根の張りの良い元気なたまねぎが育ちます。新たまねぎと完熟たまねぎを栽培していて、スーパー、加工業務用、ネット販売等で販売しています。

消費者やバイヤーの皆様から「甘い」、「匂いが良い」という、嬉しいお声をいただいています。





池上農場の冷蔵貯蔵施設



化学農薬や化学肥料を減らしたい方にアドバイスを

農業は、毎回が一発勝負です。一気に化学農薬・肥料を減らすと収量が落ちるのではと不安になると思いますので、少しずつ工夫をしながら取組んでみてはいかがでしょうか。 今は肥料価格が上がっていることもあり、生産コストを下げるという観点からもメリットを感じやすいと思います。

今後の目標は

発注から出荷までの作業について、作業量の把握や作業内容の割り振り等をデジタル管理し「見える化」をすることによって、皆が効率よく働ける職場環境にしていくことが、今後の目標です。

また、当社は「淡路島から世界品質」をモットーにしています。淡路島全体で淡路島たまねぎの品質を高め、ブランド力を保持していきたいです。そして、世界中の人たちに味わっていただけたらと願っています。



2022年9月

旭川地域拠点「北の恵み 食べマルシェ2022」で「みどりの食料システム戦略」をPRしました!

北海道農政事務所旭川地域拠点は、多くの皆様に「みどりの食料システム戦略」を知っていただくため、2022年9月17日(土曜日)〜19日(月曜日)の3日間、「北の恵み 食べマルシェ2022」にPRブースを出展しました。「北の恵み 食べマルシェ」は、道北のグルメが旭川市に集結する「食」の祭典で、3年ぶりの開催となった今年は、3日間で延べ62万9,000人が訪れました。

今回の出展では、「令和2年度 農作業安全ポスターデザインコンテスト 農林水産大臣賞」をはじめ、多数のポスターコンクールで入賞を果たしている苫前町の酪農家 伊藤沙智さんのご協力により、「みどりの食料システム戦略」を一般の方にもわかりやすく説明したパネルを作成していただき、PRブースに展示しました。また、伊藤さんには「みどりの食料システム戦略」について解説したパンフレットも作成していただき、PRブースを訪れた皆様に配布しました。

PRブースでは、職員から「農業由来の温室効果ガス排出」、「肥料原料の海外依存」、「担い手不足」等、農業を取り巻く課題について説明の上、今の食生活を続けていくためには何が必要かアンケートを実施しました。 アンケートは、1,053名の皆様にご回答いただき、ご協力いただいた方には当拠点管内産の有機トマトをプレゼントしました。

なお、旭川地域拠点では今回の出展に併せて「みどりの食料システム戦略 北の恵み 食べマルシェ2022 特設WEBページ」を開設し、PRブースで展示したパネルを元に「みどりの食料システム戦略」について紹介していますので、ぜひご覧ください。

▶ みどりの食料システム戦略 北の恵み 食べマルシェ2022 特設ページ


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年9月17日(土曜日)〜19日(月曜日)
◯撮影場所:旭川市


画像1

食べマルシェの様子

画像2

PRブースには多くの方が訪れました

画像3

農業を取り巻く課題を説明

画像5
多くの方にパネルをご覧いただきました

釧路地域拠点「農業・農村フェア in KUSHIRO」でジャンボ牛をお披露目しました!

北海道農政事務所釧路地域拠点は、令和4年9月10日(土曜日)〜9月11日(日曜日)の「釧路大漁どんぱく」で併催された、釧路地区農協組合長会・釧路地区農協酪農畜産対策協議会が主催する「農業・農村フェア in KUSHIRO」において、牛乳パックで作ったジャンボ牛をお披露目しました。
当拠点では、牛乳消費拡大の取組として、牛乳パックで等身大の牛を作るプロジェクトを5月に企画しましたが、なかなか想定数の牛乳パックが集まらず苦戦していたところ、JA北海道中央会根釧支所のご協力で、8月11日(木曜日)、12日(金曜日)にイオン釧路店で牛乳パック収集イベントを開催し、釧路市、釧路町内の多くの小学生が牛乳パックを持ってきてくれました。また、管内の農業団体、関係機関をはじめ多くの方々にご協力いただき、イベント当日までに約3,000個の牛乳パックが集まりました。
9月10日のフェア当日には、約1か月半をかけて制作したジャンボ牛の完成セレモニーの場を設けていただき、釧路地区農協組合長会 川口 覚会長、釧路地区農協酪農畜産対策協議会 徳田 善一会長、同協議会 髙岡 透副会長、同協議会 鈴木 重充副会長、釧路地域拠点 井田 守地方参事官の手によりパーツを貼り付け、完成となりました。
9月11日には、ジャンボ牛の重量当てクイズを開催しました。50名がクイズに参加し、「本物の牛は400〜600kg」等の5つのヒントを参考に正解を選び、正解者にはチーズセットがプレゼントされました。
ジャンボ牛に使用されなかった牛乳パックは、「牛乳パックで帽子作り工作体験」で、小学生を対象とした工作に利用し、多くの子どもたちに参加いただきました。工作体験に参加した子どもは、「工作も大好きだけど、牛乳も大好き!!毎日いっぱい飲んでいるので、飲み終わった牛乳パックが可愛い帽子になって嬉しい!家でもやってみたい!」との声をいただきました。

「牛乳パックで帽子づくり工作体験」では、雪印メグミルクのウエブサイトに掲載されている作り方を参考にさせていただきました。
雪印メグミルク(株)牛乳パックを親子で楽しもう。楽しい工作(外部リンク)


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年9月10日(土曜日)、11日(日曜日)
◯撮影場所:釧路市観光国際交流センター前庭(釧路市)


▶ジャンボ牛

分割

ジャンボ牛は9分割できます

組み立て

パーツを組み立て、徐々に完成に近づきます

浅野会長

最初は釧路地区農協青年部協議会 浅野会長に牛乳パックを貼り付けてもらいました

兄弟

兄弟で仲良く貼り付けてくれました

背伸び

小さい子も背伸びをして貼り付けてくれました

記念撮影

たくさんの子が記念撮影してくれました

細部

細部までじっくり見る子どもたち

セレモニー

完成セレモニー

目入れ

目入れを担当する徳田会長

完成

最後は川口会長に貼り付けてもらいました

完成

1,520個のパックで作られたジャンボ牛

▶重量当てクイズ

解答用紙

解答用紙を配布

重量当て

配布場所は大賑わい

正解

イベント終盤に正解発表

▶牛乳パック工作体験コーナー

受付

体験希望者で賑わう工作体験コーナー受付

全景

工作体験コーナー内

選ぶ

様々なデザインから好きなパックを選びます

真剣

参加者は真剣に作り方を聞きます

慎重

慎重にテープを貼り付けます

もう少し

もう少しで完成

完成

完成!

▶会場内

入り口

農業・農村フェア in KUSHIRO会場入り口

ロール

会場には乾牧草のロールで自由に遊べます

モデルカウ

モデルカウによる搾乳体験

ロール

牧草ロールにお絵かきコーナー

試飲

釧路管内で生産された牛乳の試飲も

記念撮影

最後は運営スタッフ全員で記念撮影

▶牛乳パック収集イベント(8月11日〜12日)

イオン

牛乳パックを持ってきてくれた小学生

イオン

たくさんの方々にご協力いただきました


函館地域拠点 災害時用備蓄食料をフードバンク活動団体へ提供しました

北海道農政事務所では、備蓄の役割を終えた災害用備蓄食料について、有効利用を図り、食品ロスを削減するため、フードバンク活動団体へ提供しました。

1.概要
北海道農政事務所では、災害時に非常時優先業務が実施できるように、食料の備蓄を行っています。
令和元年10月に食品ロス削減推進法の施行、令和2年3月の同法に基づく基本方針の閣議決定など、食品ロス削減に向けた機運が高まっている中、昨年度に引き続き、備蓄の役割を終えた食品・物品をフードバンク活動団体へ提供しました。

2.提供内容・提供先
フードバンク活動団体に対して活用要望調査を行い、提供先を決定しました。
(1)提供品目・個数
・長期保存用パン(内容量40g):72袋
・アルファ米(内容量100g) :132食
・缶詰(内容量50g〜70g) :108缶
・カセットガス :141缶
(2)提供先
フードバンク道南協議会

3.フードバンク活動に関する情報 (農林水産省へリンク)


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年9月9日(金曜日)
◯撮影場所:函館市


提供時の写真

フードバンク活動団体への提供(右)フードバンク道南協議会の職員


釧路地域拠点 災害時用備蓄食料をフードバンク活動団体へ提供しました


帯広地域拠点 備蓄の役割から解かれた災害用食料を音更町社会福祉協議会に無償提供しました

北海道農政事務所では、食品ロス削減等の観点から、当所で備蓄する災害用食料・物品のうち、備蓄の役割から解かれたものを有効活用するため、本趣旨に賛同していただける団体に対し、無償提供を行っています。
令和4年9月5日、本趣旨に賛同していただいた社会福祉法人 音更町社会福祉協議会の事務局次長 佐々木拓也氏が帯広地域拠点を訪れ、拠点職員から佐々木次長へ備蓄の役割から解かれた食品の引渡しを行いました。
音更町社会福祉協議会には、コロナ禍や物価高騰の影響により生活に困っている町民が相談のため多く来会しており、令和3年9月から、無料で提供する「フードバンク」事業を試験的に行ったところ、約100件の利用があり、令和4年4月に正式に制度化した以降は、8月末までに114件の利用がありました。同協議会は、賞味期限が1か月以上ある食品の寄附を求めており、特にお米、カップ麺、レトルト類、麺類等が町民に喜ばれるとのことでした。
帯広地域拠点では、災害用食料・物品が備蓄の役割から解かれた場合には、今後も、無償提供の活動を行っていきたいと考えています。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年9月5日(月曜日)
◯撮影場所 :帯広市(帯広地域拠点)


teikyou

無償提供された食品を手にする音更町社会福祉協議会事務局次長 佐々木拓也氏


福島県拠点 インターンシップ生とともに土水空ファームを訪問し農福連携に関する意見交換を行ってきました。(2022年9月13日)

福島県拠点で研修をしている新潟大学のインターンシップ生とともに、9月13日に一般社団法人「空」が運営する土水空(ドミソラ)ファームを訪問し、一般社団法人「空」代表理事 熊田芳江(くまだ よしえ)さん、一般社団法人「空」土水空ファーム施設長 今村直美(いまむら なおみ)さん、農場主である有限会社ハッピーファーム代表取締役 安田潤一(やすだ じゅんいち)さんと農福連携に関する意見交換を行いました。
熊田さん(精神保健福祉士)からは、土水空ファームの運営のほか、熊田さん自らが作成した資料によって、農福連携の成り立ち、農福連携で得られる農家側、福祉側のメリット、農福連携を取り巻く社会的な課題について、また、泉崎村にある「こころん」で施設長をされていた時の施設の運営状況やそれに携わった精神保健福祉士としての経験などを説明いただき、改めて農福連携を学習するとともに、農福連携に携わる方々のお考えやお気持ちを伺うことができて、大変、有意義な意見交換となりました。

一般社団法人「空」代表理事の熊田さん(手前右)が作成された資料によって、農福連携などに関する説明をいただきました。 一般社団法人「空」(土水空ファーム施設長)の今村さん(奥左)と(有)ハッピーファーム代表取締役(農場主)安田さん(右手前)から、トマト収穫作業で、障害をお持ちの方々の作業内容について、説明をいただきました。
熊田さん(手前右)が作成された資料によって、農福連携などに関する説明をいただきました。 今村さん(奥左)と安田さん(右手前)から、トマト収穫作業で、障害をお持ちの方々の作業内容について、説明をいただきました。

栃木県拠点 令和3年度「食料・農業・農村白書」説明会 日時:2022年9月8日


白書説明会1
説明を受ける生徒たち

白書説明会2
会場全体の様子

令和4年9月8日、栃木県立宇都宮白楊高等学校において令和3年度「食料・農業・農村白書」説明会が開催されました
当日は農業経営科、生物工学科の1年生から3年生の希望者26名が参加し、白書の執筆に関わった、農林水産省大臣官房広報評価課情報分析室により説明を受けました。
説明者からは、「この説明会をきっかけに皆さんの学習が深まればと思います。本日は概要版で説明しますが、興味を持った項目などは農林水産省HPで白書本体を閲覧できるので調べてみてほしい」とコメントがありました。
参加した生徒からは「農業の現状といったテーマは授業ではあまりやらないので、現状をデータやグラフ等で解説されて、理解が深まった。経営体の法人化やスマート農業の導入などによる基盤強化を行い、輸入に頼らない食料確保が必要と感じた」との感想がありました。
白楊高校の教頭先生からは「こうした勉強会を継続してほしい。生徒には、自分で農業について調べてほしい」とコメントがありました。


千葉県拠点 令和5年度農林水産関係予算概算要求Web説明会を開催
開催日:2022年9月15、16、20日 場所:千葉県拠点



当拠点としては初の、県内各関係機関に一斉参加いただいての会合となる「令和5年度農林水産関係予算概算要求Web説明会」を開催し、地方参事官室の各員から「農」のみならず「林」「水」に関しても広範囲に同要求内容を紹介しました。
3回実施した説明会はいずれも同じ内容で、市町村をはじめJAグループほか諸団体、県(本庁・農業事務所)から合計約170名もの方々に参加いだだきました。貴重なお時間を充てていただき、誠にありがとうございました。
これを受け、9月下旬〜11月頃にかけて例年同様、各地区担当がそれぞれの関係機関を訪問し、情報交換、現場での課題とその解決方策などについての意見交換を進めてまいります。

令和5年度農林水産予算概算要求の概要 (農林水産省へリンク)

福井県拠点 県内で活躍中の女性農業者の皆さんを紹介します

県内で活躍中の女性農業者の皆さんの取組事例を作成しました。

福井県拠点では、県内で活躍している女性農業者の皆さんの情報発信及び情報共有のため、取組事例を作成しました。ご自身が感じている農業の魅力や農業に関心のある方へのメッセージなどを掲載しております。農業の新たな魅力発見や、農業者のネットワークづくりの一助となれば幸いです。


伊藤彩華さん、優希さん、美香さん
株式会社ef(エフ)(坂井市)
栽培品目:水稲、大麦、大豆、そば、白ネギ、いちご
取組事例(PDF : 562KB)


冨田美和さん/農業女子プロジェクトメンバー/ふくふく会メンバー
三つ星株式会社(坂井市)
栽培品目:白ネギ、トマト
取組事例(PDF : 575KB)


内江茜さん
内江農園(坂井市)
栽培品目:白ネギ
取組事例(PDF : 485KB)
instagram:u_farm.2020


近藤美香さん、井手孝美さん
近ちゃんふぁーむ(坂井市)
栽培品目:梨
取組事例(PDF : 522KB)
HP:https://konchan-farm.com/
instagram:https://www.instagram.com/konchan.farm/?hl=ja


滝本和子さん/農業女子プロジェクトメンバー/ふくふく会メンバー
滝本ふぁーむ(勝山市)
栽培品目:水稲、とうもろこし
取組事例(PDF : 567KB)
HP:滝本ふぁーむ/自然農法米・ぽん菓子・味噌 (takimotofarm.com)


岩﨑延子さん(敦賀市)
栽培品目:トマト、ほうれんそう、かぶ、だいこん、はくさい、白ネギ、キャベツなど
取組事例(PDF : 521KB)


重武順子さん、佐藤宏美さん、笠羽久美子さん)
重武(しげたけ)農園(敦賀市)
栽培品目:水稲、白ネギ、アスパラガス、とうがらし、きゅうり、トマト、ブロッコリーなど
取組事例(PDF : 638KB)



京都府拠点 京丹後市みどりの農産物認定委員会設立総会に出席しました

令和4年8月29日、遠藤地方参事官(京都府担当)は、京丹後市みどりの農産物認定委員会設立総会に出席し、「みどりの食料システム戦略」における国の動向について説明しました。

この度京丹後市では、国の「みどりの食料システム戦略」の策定を受け、有機農業の推進及び「生物多様性を育む農業推進計画」で定める環境に配慮した、人・生物・自然に優しい農業を拡大し、それにより生産される農産物のブランド化を推進するため、京丹後市みどりの農産物認定委員会を設立しました。

近畿農政局京都府拠点では、みどりの食料システム戦略を推進するため、京丹後市みどりの農産物認定委員会の取組にオブザーバー参加として協力しています。

(撮影:令和4年8月29日)

[画像:京丹後市みどりの農産物認定委員会設立総会]

設立総会の様子と説明する遠藤地方参事官


みどりの食料システム戦略(近畿農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/kinki/keikaku/senryaku/210825.html


鳥取県拠点 鳥取大学で国立大学職員にみどりの食料システム戦略を周知

撮影場所:鳥取県鳥取市
撮影日:令和4年8月25日


みどりの食料システム戦略を説明

講義風景


鳥取県拠点では、令和4年8月25日、鳥取大学において開催された「中国四国地区国立大学法人等技術職員研修」で、技術職員の13名を対象に、今なぜ「みどりの食料システム戦略」なのか等の講義を行いました。

講義は、日本国内の農業環境の変化をはじめ、他国の環境負荷低減の取組など、みどりの食料システム戦略紹介動画を交えながら行いました。

参加者からは、持続的な食料システム構築の必要性について理解が深まった旨の、多くの感想が寄せられるなど期待した効果が得られました。

鳥取県拠点では、今後もこのような活動を様々なところで積極的に行っていきます。


岡山県拠点「第1回真庭市みどりの食料システム戦略ビジョン有識者会議」開催

  • 撮影場所:岡山県真庭市
  • 撮影日:令和4年8月30日


意見交換の様子


岡山県拠点による説明

真庭市では、みどりの食料システム戦略の実現に向けた取組として、今年度、「真庭市みどりの食料システム戦略ビジョン」を策定することとしており、大学、JA、県、地元企業等の幅広い関係者17名の委員による有識者会議が設置されました。
第1回有識者会議は、令和4年8月30日(火曜日)に真庭市エスパスセンターで開催され、よりよいビジョン策定に向け、活発な議論が行われたところです。
同会議には岡山県拠点職員も出席し、みどりの食料システム戦略の理解を深めてもらうため、制度等の説明を行いました。
有識者会議は、12月までに4回開催される予定となっています。


山口県拠点 夕涼み棚田マルシェ開催!

  • 撮影場所:山口県長門市
  • 撮影日:令和4年8月27日


来場者への説明


中国四国農政局情報発信コーナー

長門市の指定棚田地域である東後畑地区において、耕作放棄地となった棚田の再生維持活動として栽培したハーブを活用した加工品と棚田の景観を存分に味わい地域内外との交流を図ることを目的に、8月27日「夕涼み棚田マルシェ」が開催されました。会場ではハーブを使用したオリジナルのカレーなどが販売され、多くの来場者で賑わいました。

県拠点も「つなぐ棚田遺産マップ」「みどりの食料システム戦略」等のパネルを用い、情報発信を行いました。併せて来場者に「みどりの食料システム法のポイント」「棚田に恋」「農業・農村の多面的機能」「日本農業遺産」等のパンフレットを用い、環境と調和のとれた持続可能な食料システムの大切さを説明し、棚田保全の取組や農地の多面的機能の紹介等を行いました。来場者から、地球温暖化対策や中山間地の活性化を図る面でも、棚田保全や持続可能な農業が大切だとの感想が寄せられました。


徳島県拠点 徳島県立農林水産総合技術支援センター農業大学校への施策説明

  • 撮影場所:徳島県石井町
  • 撮影日:令和4年9月12日


施策説明の様子


ワークショップの様子

令和4年9月12日、中国四国農政局徳島県拠点では、徳島県立農林水産総合技術支援センター農業大学校の在籍する2年生36名に対し「〜徳島の農林水産業を魅力ある産業に〜」と題し、みどりの食料システム戦略をはじめとする施策説明を行いました。参加した学生からは「SDGsと農業について理解が深まった」などの感想が寄せられました。
また、グループに分かれて、「米の作付け面積の減少」や「開発した商品が売れない」といったテーマでワークショップを行い、ロジカルシンキングによる原因と解決策を話し合い、取りまとめ発表を行いました。


大分県拠点 大分☆農・カーボンプロジェクト第4回勉強会を開催しました・・・(8月31日)大分市

第4回勉強会は、「環境にやさしい持続可能な消費の拡大にむけて」をテーマに開催しました。イオン九州(株)の福山博久氏(左写真)による基調講演のあと、意見交換が行われ、生産者から「有機農業はその大変さから慣行農業農産物との価格差があるが、その大変さが消費者に伝わっていない」「今こそ資源循環型農業が求められている」等の話があり、有機農業生産者と消費者の草の根的な交流をなお一層進めていく必要性が感じられました。勉強会後は、恒例になった名刺交換会が行われ、意見交換で感じられた交流の必要性を受けて、消費者団体と生産者の交流の計画が進んでいました。


釧路地域拠点 北海道釧路の酪農女性グループBecottoが東京で展示会を開催しました

農業女子PJメンバーとして、北海道の東部に位置する釧路で活動している酪農女性グループ<Becotto(ベコット)>が、「釧路で生きる酪農女性」をテーマにした写真展等を東京で開催しました。
写真展では、撮影に協力してくれた19人の酪農女性がイキイキと働く姿や、楽しそうな牧場の暮らしを撮影した写真が展示されました。また、酪農家の他に、獣医師や人工授精師の仕事の様子も展示されており、来場者は普段見ることのない酪農の現場を写真で体感しているようでした。展示を通して、牛乳生産に関わる人の顔が見えることで牛乳の消費拡大につなげたいとの考えです。
写真展以外にも、SNSで募集した「酪農&牛乳あるある」の川柳が展示され、どの作品も個性豊かで、思わず笑ってしまったり、酪農関係者が共感するマニアックな作品ばかりで、牛や牛乳への愛があふれた川柳は、読んだ人を幸せな気分にしてくれました。
展示会場では、釧路地域拠点が制作した牧場のジオラマや、360°動画のパネルが展示された他、農業女子PJの内容に関するパネルや農業女子PJとモンベルがコラボして制作された作業用つなぎが展示されました。
9月23日(金曜日)と10月10日(月曜日)にはBecottoメンバーやカメラマンによるギャラリートークが開催されました。
籔内代表は、「あまり知られていないが、酪農業界では女性が約4割も働いている。家庭や仕事が忙しく、なかなか外に出られない酪農家の女性を撮影し、展示という形で東京に連れてこられたことが嬉しい。酪農業界も大変だし、暗いニュースも多いが、その中でも明るく働いている人たちがいて、日々の暮らしの中で楽しく酪農に向き合っている仲間がいるということを、今回の展示で見ていただきたかった」と話されていました。来場者から「休みはどれくらい?」「収入は?」など様々な質問に答えるなど、和やかな雰囲気で終了しました。
展示は、今後も北海道内の様々な地域で行われる予定です。



撮影データ

◯撮影年月日:令和4年9月23日(金曜日)、10月10日(月曜日)
◯撮影場所:モンベル御徒町店(東京都)

▶9月23日ギャラリートーク

1_becotto代表Becotto代表の
籔内直美さん

2_全景展示全景

3_ギャラリートーク

Becottoメンバーが
ギャラリートーク

4_ギャラリートーク

ギャラリートークの様子

5_ジオラマ牧場のジオラマを
使って説明

6_360°

360°動画のパネルも展示

7_農業女子PJ

農業女子PJのパネルや
つなぎも展示

8_ジオラマ

牧場ジオラマは
子どもに大人気

9_質問

様々な質問に答える
Becottoメンバー

10_川柳

川柳の解説

11_カメラマン

カメラマンから
撮影の裏話も

12_全員

カメラマン 名塚ちひろさん(左)
Becotto代表 籔内直美さん(中央左)
Becotto副代表 金子睦さん(中央右)
カメラマン 横井千春さん(右)
(注記)写真は横井千春さんの提供

▶10月10日ギャラリートーク

挨拶ギャラリートークの始まり

ギャラリートーク写真の説明をする
Becottoメンバー

牛乳

釧路・根室管内で
搾られた牛乳を紹介

内藤さん

牛舎について説明するBecottoの内藤麻里江さん

作業服作業服の機能性について
説明するBecottoメンバー

モデル撮影にご協力いただいた
モデルを紹介

川柳思い入れのある
川柳について説明

質疑応答来場者からの質問に
回答するBecottoメンバー

名塚さん撮影の感想をお話される
カメラマンの名塚さん

グッズBecottoグッズの販売も
行われました

撮影スポットジオラマは撮影スポットに

アンケート展示会の感想を書く来場者


香川県拠点 香川大学ワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」の仕込みが始まる

  • 撮影場所:香川県さぬき市
  • 撮影日:令和4年9月26日

コンテナ一杯の香大農R-1
コンテナ一杯の香大農R-1
除梗破砕機に投入
除梗破砕機に投入

令和4年9月26日、さぬき市にある「さぬきワイナリー」において、香川大学により開発されたワイン用オリジナルぶどう品種「香大農R-1」を用いた赤ワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」の仕込み作業が始まりました。

この日は、先週末に収穫された約9トンの「香大農R-1」がワイナリーに運び込まれ、枝を取り除き実を破砕する「除梗破砕機」に次々と投入されていました。

「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」の特徴は、一般的な赤ワインに比べ、抗酸化作用で知られるポリフェノールが2〜3倍多く含まれており、とても濃い色にも関わらず飲み口が良く健康志向の方にお勧めのワインだそうです。

さぬきワイナリーの竹中剛工場長は、「今年のぶどうは、梅雨時期の雨が少なかったことで病気も少なく、しっかりとした実で糖度乗りも良い。品質の良いワインが期待できる。」と話していました。
今回の仕込みで造られるワインは720ミリリットル瓶で7千本の予定で、11月19日から、さぬきワイナリー物産センター、香川大学内生協及び県内主要酒店で販売されます。


三重県拠点 丸山千枚田「稲刈りの集い」に小林東海農政局長と吉光地方参事官(三重県担当)が参加しました!

令和4年9月11日(日曜日)、三重県熊野市にある丸山千枚田において、「稲刈りの集い」が3年ぶりに開催され、棚田オーナーなど約220人が参加し、三重県産の新たな品種「なついろ」などの収穫をしました。
丸山千枚田は、1340枚という最大規模の枚数を誇る棚田で、「つなぐ棚田遺産」に認定されています。

[画像:吉光地方参事官 稲刈り]
写真:稲刈りをする吉光地方参事官(三重県担当)(左)(令和4年9月11日撮影)

[画像:小林局長と吉光地方参事官 稲刈り]
写真:稲刈りをする小林東海農政局長(手前)と吉光地方参事官(三重県担当)(奥)(令和4年9月11日撮影)

[画像:丸山千枚田 風景 1]
写真:丸山千枚田(令和4年9月11日撮影)

[画像:丸山千枚田 風景 2]
写真:収穫後のはさ掛け(令和4年9月11日撮影)


高知県拠点 夏の味覚!メジカの新子

  • 撮影場所:高知県須崎市
  • 撮影日:令和4年8月31日

水揚げされたメジカ
水揚げされたメジカ

メジカの新子の刺身
メジカの新子の刺身

高知県の須崎市や中土佐町で夏の味覚、メジカの新子(ソウダガツオの幼魚)の水揚げが最盛期を迎えています。須崎魚市場では、例年より半月ほど遅い8月下旬からまとまった量が水揚げされており、この日は20センチ前後の新子が次々と競り落とされていました。

メジカの新子は刺身にして、ブシュカンの皮を削り、醤油にもブシュカン果汁をたっぷりと絞ります。付け合わせは特産品のりゅうきゅう(はすいも)で。今年の漁獲量は例年より少ないそうですが、9月いっぱいは楽しめるとのこと。

須崎市では例年9月上旬に「新子まつり」が開催されていますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、残念ながら3年連続の中止となってしまいました。せっかくの旬の味、最近では高知市内の居酒屋や鮮魚店で見かけることもありますので、年に一度この時期にしか味わうことが出来ないもちもち食感をぜひご賞味ください。


2022年8月

函館地域拠点 大野農業高校生へ「みどりの食料システム戦略」の出前授業とディスカッションを行いました

函館地域拠点は、「みどりの食料システム戦略」を若い世代に理解を深めてもらうため、北海道大野農業高等学校2・3学年(専攻班リーダー)を対象に「大野農業高校生と「みどり食料システム戦略」を語る」と題した出前授業とグループディスカッションを行いました。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年8月23日(火曜日)
◯撮影場所:北斗市


講義の様子

相馬主任農政推進官による「みどりの食料システム戦略」講義

グループディスカッションの様子

グループディスカッションの様子

発表の様子
グループディスカッションの発表の様子
好評の様子

仲川校長先生による講評

集合写真

ディスカッション後の記念写真


◇出前授業の感想
・テーマが大きくて、一人の力では解決するのが難しいと思った。
説明は短く分かりやすかった。
自分たちにできることを考えることができた。
一度勉強したことの復習になった。ディスカッションの進行役になったが、やはり人としゃべるのが苦手だ。発表の紙の構成を最初に話し合うべきだったとも思った。
とても勉強になった。
難しかった。
・環境の事について、あらためて考えることができた。
職員の人が優しかった。
どうなるのか想像できなかったから、すごく楽しくできた。
まずは考えることが大切だと思った。
同じような意見だったり、思ったことのないような意見も出たりで、また違う考え方も思いついた。
今の環境の問題が聞けて楽しかった。

◇今後の要望
・ディスカッションの時間がもう少し必要かもしれません。
授業の一環としてクラス全員で参加してみたい。


北海道大野農業高等学校(校長 仲川敏幸)
(1) 1941年(昭和16年)に設立、現在は、「農業科学科」、「園芸福祉科」、「食品科学科」の3学科を設置。
(2) 2018年(平成30年)にJGAP認証、2020年(令和2年)にASIAGAP認証を取得。
(3) 北海道大野農業高等学校ホームページ http://www.oononougyou.hokkaido-c.ed.jp/


釧路地域拠点 春採夏祭りに出展しました

北海道農政事務所釧路地域拠点は、令和4年8月11日(木曜日)に3年ぶりに開催された「FMくしろ春採(はるとり)夏祭り」において、「くしろの酪農応援コーナー」に牛乳消費拡大関連パネル、牧場とバイオガスプラントのジオラマ、360°動画視聴用のVRゴーグルを展示しました。開催日は夏休み期間中ということもあり、多くの子どもたちが会場に足を運んでくれました。
パネル展示では、みどりの食料システム戦略等の関連パネル、学校給食がない夏休み期間中に牛乳を飲むことがどれだけ大切かを伝えるパネルの他に、バターやチーズが手軽に作れるレシピなど、自由研究で活用できそうなパネルを展示しました。
体験コーナーでは、釧路地域拠点で制作した360°動画をVR体験できるゴーグルを置き、来場者に動画で牧場での作業やチーズ工房の見学を体験してもらいました。360°動画を体験した来場者からは「ものすごい臨場感!まるで自分が収穫機械に乗っているようだ!!」と驚きの声が聞かれました。
牧場とバイオガスプラントのジオラマでは、子どもが足をとめ、食い入るようにのぞき込む姿が見られました。「小さい牛が可愛い」と飽きることなく見つめている子どももいました。
当日は、釧路市農業農村経営生産推進会議が牛乳消費拡大のために牛乳券を配布しました。夏祭りの中盤には、釧路市で酪農を営む浅野達彦氏等がステージ上に登壇し、「積極的に釧路管内の牛乳を消費してもらいたい」と来場者へ呼びかけていました。浅野氏は、酪農YouTuberとしても活動しており、酪農の担い手確保のため小中学校に酪農漫画を寄贈するクラウドファンディングにも取り組まれており、酪農漫画の展示やチラシも配布されました。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年8月11日(木曜日)
◯撮影場所:春採アイスアリーナ駐車場(釧路市)


パネル展示の様子パネル展示の様子

ジオラマに興味津々ジオラマに興味津々

蝦名釧路市長も視察蝦名釧路市長も視察

VRゴーグルで360°動画体験をする市長VRゴーグルで360°動画
体験をする市長

牛乳券を受け取る子ども牛乳券を受け取る子ども

大人気の牛乳券は30分で配布終了大人気の牛乳券は30分で
配布終了

クラウドファンディングの説明をする浅野氏クラウドファンディングの説明をする浅野氏

ステージで牛乳消費拡大を呼びかけステージで牛乳消費拡大を呼びかけ

釧路管内で生産されている牛乳を説明釧路管内で生産されている牛乳を説明

VRゴーグルで360°体験をし、 思わず手が伸びてしまう来場者VRゴーグルで360°体験をし、思わず手が伸びてしまう来場者

秋田地域拠点 営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)に取り組む事業者と意見交換を行いました

8月3日、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)に取り組む株式会社ベストスカイ代表取締役の小林勉さんと意見交換を行いました。
小林さんは、営農型太陽光発電に取り組むに当たり、周辺地権者の方々から同意を得るための説明や、隣接する他人の水田に太陽光パネルの陰がかからないか、事前に自社システムでシミュレーションをするなど、万全の準備をして臨みました。
意見交換当日は大雨が降っていましたが、写真撮影のタイミングで青空が広がり、稲の真上でソーラーパネルが発電をしている様子を撮ることができました。発電された電気は環境に優しい再生可能エネルギーとして電力会社に売電しています。


意見交換の様子(右側が小林取締役)


営農型太陽光発電に取り組んでいる水田


パネルの下で稲が順調に生育しています



茨城地域拠点 みどりの食料システム戦略の取組に関する意見交換会

意見交換会の様子

みどりの食料システム戦略の取組について消費者への理解を深めるため、いばらきコープ生活協同組合と意見交換会を行いました。
主な意見として「農業者の取組に温度差がある。」「有機農業は国からの支援や農作物の補償など行わないと農業者は減少してしまう。農業者への手厚い支援が必要である。」「有機農法でのコスト部分が商品価格に反映され消費者の負担となるのか、有機農産物の販売価格について気になる。」「新鮮野菜、地産地消について興味があるが、現在の物価の高騰を考えると手が出ない現状である。農業者の経営負担も大きい。」など活発な意見がありました。


新潟県拠点 令和4年度「こども霞が関見学デー」に参加しました

こども霞が関見学デーの様子

令和4年8月3日(水曜日)に東京都千代田区霞が関の農林水産省の講堂で開催された「こども霞が関見学デー」のオンラインイベントにて新潟県拠点から牛乳を配合したせっけん作りのワークショップを行い、動画やパンフレットを用いて新潟県の畜産業のPRを行いました。

福井県拠点 先進的な水田高収益農家と意見交換を行いました

令和4年8月2日(火曜日)、福井市高屋にある「小西農園」を訪問し、園主の小西氏を交え意見交換や圃場視察を行いました。同農園ではブランド化した白ネギを10ヶ月間にわたり出荷しています。また、定植から収穫・調製までを一貫して機械化し省力化するなど、将来にわたった営農ができるよう工夫した取り組みがされています。


[画像:収穫の様子]
収穫の様子
[画像:園主の小西氏]
園主の小西氏
[画像:袋詰めされた商品]
袋詰めされた商品


愛知県拠点 ❝ 愛知県のてっぺんの村 ❞ 豊根村の伊藤 浩亘副村長と山間地域の活性化について意見交換をしました!

令和4年8月9日(火曜日)、豊根村の伊藤 浩亘副村長と意見交換を行いました。
豊根村は面積の90%以上が森林で、愛知県最高峰の茶臼山を有する、豊かな自然に囲まれた村です。
特産品として、豊かな自然が育んだ清らかな水を利用したチョウザメの養殖業で、地域のむらおこしに取り組んでいます。キャビアを取るには10年以上が必要で、多大な労力により生産されているため、移住者を呼び込み村の産業としてより拡大させたいとのことでした。

[画像:豊根村副村長]
写真:意見交換の様子。伊藤副村長(左から2番目)と佐藤地方参事官(右奥)(令和4年8月9日撮影)


愛知県拠点 ロイヤルフィッシュ ❝ チョウザメ ❞ の養殖生産者から、むらおこしの取り組みを伺いました!

令和4年8月9日(火曜日)、チョウザメの養殖を営んでいる株式会社トヨネフィッシュファーマーズ(豊根村)を訪問しました。代表取締役の熊谷 仁志さんは、2012年に村の特産品を創出するため、チョウザメの養殖を始めました。山間地の清らかな水で育てられたチョウザメは、道の駅などで調理して提供されているほか、今年度からはキャビアをふるさと納税の返礼品とする取り組みも始まり、豊根村の新たな特産品として注目されています。

そのような中、小早川 武史さんは、2019年に名古屋市から豊根村へ移住し、チョウザメの養殖に携わっています。小早川さんは大学3年生のときに「地域おこし協力隊」の取り組みに興味を持ち、実際に豊根村を訪れ、熊谷さんの指導のもとでチョウザメの養殖に挑戦しました。養殖は4年目となり、現在は独立しています。他にも学習塾など地域で多様な活動をしており、豊根村で活躍する若者の一人です。

[画像:熊谷代表]
写真:県拠点職員に向けて取り組みを説明する熊谷代表(右)(令和4年8月9日撮影)

[画像:小西さん]
写真:小早川さん(右)と佐藤地方参事官(左)(令和4年8月9日撮影)

[画像:チョウザメ]
写真:養殖されている成魚のチョウザメ。体長1m。(令和4年8月9日撮影)

[画像:ザメ丼]
写真:豊根村の道の駅で提供されているチョウザメ料理「ザメ重」。(令和4年8月9日撮影)


和歌山県拠点 全国高等学校農場協会近東支部大会において講演を行いました

令和4年7月29日(金曜日)和歌山県白浜町で開催された「令和4年度全国高等学校農場協会近東支部大会、近畿・東海地区高等学校農業教育研究大会」において、和歌山県拠点の寺田地方参事官が「みどりの食料システム戦略」について、講演を行いました。同大会は、新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりに開催されました。

(会場の様子)

本大会は、高等学校における農業教育の充実と振興を図るため、教育現場の諸問題について、総合的な視野と専門的な立場から研究協議を行う場として、近畿地域2府4県及び東海地域3県(愛知県・岐阜県・三重県)の農業教育関係教職員の方々約200名が参加し「地域社会と連携した魅力ある農業教育について」〜自ら学び、主体的かつ協働的に取り組むために〜 をテーマに令和4年7月28日から29日の二日間にわたり開催されました。

寺田地方参事官から「みどりの食料システム戦略」策定に至った経緯、地球温暖化による気候変動、世界情勢や主要国の取組み、我が国の食料生産の現状と課題、2050年までに目指す姿、調達・生産・流通加工・消費などをサプライチェーン全体で取り組む必要性、みどりの食料システム法のポイントなどを説明するとともに、生産者・消費者として将来を担う高校生に「みどりの食料システム戦略」について知っていただくため、学校教育現場での話題提供をお願いしました。


(会場の様子)


(講演する寺田地方参事官)



徳島県拠点 令和4年度第53回全国高等学校農場協会四国支部大会での講演

  • 撮影場所:徳島県徳島市
  • 撮影日:令和4年8月17日


講演を行う清水地方参事官


講演の様子

令和4年8月17日、徳島県徳島市のザ・グランドパレス徳島で開催された「令和4年度第53回全国高等学校農場協会四国支部大会」において、四国四県農業教育担当教職員約80名を対象に、HACCPの推進に関する取組について、より理解を深めていただくために清水地方参事官から講演を行いました。


宮崎県内の取組事例集>中山間地域農業のスマート化を地域ぐるみで支援する取組を紹介します。
~自治体、地元企業、農業法人が連携して中山間地域農業の課題を解決~(延岡市北方町)(PDF : 302KB)


島根県拠点 島根県オリジナルぶどう「神紅」が出荷最盛期

  • 撮影場所:島根県出雲市
  • 撮影日:令和4年7月29日

目合わせ会
目合わせ会

島根オリジナルぶどう「しんく」
島根県オリジナルぶどう「神紅」

島根県オリジナルぶどう「神紅(しんく)」は、シャインマスカットとベニバラードを掛け合わせて「赤色で高糖度、香りがよく、皮ごと食べられる大粒系ぶどう」を目標に10年の歳月をかけ育成された品種です。「神紅」は、令和4年6月9日に品種登録され、現在、島根県内の7市町で生産者39名により約3.8ヘクタールが栽培されています。

盆前の出荷最盛期を前に目合わせ会が開催され、生産者や検査員が出荷規格(形状、糖度、着色、果粒の大きさ等)を確認しました。今年は、天候に恵まれ着色や糖度の高い品質の良いものが出荷できる見込みです。
島根県だけで生産している希少なぶどうを是非ご賞味ください。


山梨県拠点 水土里の風景

2022081_soba.jpg
北杜市大泉町では、そばの花が満開となっています。甲斐駒ヶ岳を背景に、小さな白い花が風に揺れています。

滋賀県拠点 地域の甘〜い特産品「モリヤマメロン」

滋賀県守山市|JAレーク滋賀モリヤマメロン部会

滋賀県を代表するご当地メロンのひとつ「モリヤマメロン」を生産する、JAレーク滋賀モリヤマメロン部会の選果場の様子と、会長の前田さんが丹精込めて栽培されているハウスを見学させていただきました。


モリヤマメロン部会長の前田仁司さん
モリヤマメロン部会 会長 前田仁司さん

モリヤマメロン部会の会長を務める前田仁司さん。
メロン作り25年のベテラン生産者です。
モリヤマメロン部会は昭和55年(1980年)に発足し、現在は21戸の農家が約3haのメロン栽培に取り組んでいます。
濃厚な甘みのモリヤマメロンは予約販売が8割を占め、地域の特産品として、守山市のふるさと納税の返礼品としても登録されており、多くの人に愛されています。

守山の特産品 ホタル印の「モリヤマメロン」

モリヤマメロンの代表品種「アムスメロン」

アムスメロン
果肉は厚く、緑白色の肉色をしています。
濃厚な甘みが特徴です。

網目が美しい「アールスメロン」

アールスメロン
マスクメロンとも言われる品種で、
黄緑色の果肉を持ち、さわやかな香りがあります。


選果場は採れたてメロンでいっぱい

JAレーク滋賀守山営農経済センター内にあるメロンの選果場を見学させていただきました。
訪れた時はアールスメロンの出荷最盛期。
選果場に入ると、まんまるな形にT字のツルと網目模様のメロンがコンテナにたくさん山積みされていました。

選果場に持ち込まれたアールスメロン
選果場に持ち込まれたアールスメロン


検査官による目視チェック
熟練の検査官が形や品質を目視でチェック。

出荷されたメロンはひとつひとつチェック

出荷されたメロンはひとつひとつ、形や丸さ、網目の美しさなどを検査官が見極め、秀・優に判別されます。
さらに、糖度も計測し13.5度以上が販売の条件となります。 今年は梅雨が短く晴天が続いたため、糖度15度以上のメロンばかりだそうです。


糖度計による計測1
生産者、開花日ごとにまとめられた中から2〜3個の果汁をしぼり糖度計で糖度を計測。

糖度計による計測2
今回検査を受けたメロンは15度と甘〜いメロンでした。


重量を計測
検査を受けたメロンは、ひとつひとつコンベアに運ばれます。

規格ごとに箱詰め
重さを測り丁寧に箱詰めされます。


きれいに並べて梱包されるアールスメロン
ラベルが貼られパンフレットが入れられます。

ホタル印の箱が目印
箱の外側にサイズ、 等級、生産者番号を押印。モリヤマメロン部会が商標登録している「ホタル印」が印象的でした。


出荷準備完了

丁寧に箱詰めされたメロンは、選果場の奥へとコンベアの上を流れていき、規格ごとにきれいに仕分けされ、
後は出荷を待つばかりです。
モリヤマメロンは、予約販売以外は、JAレーク滋賀の直売所「おうみんち守山店」のみで販売されています。
美味しいメロンを求めて連日朝5時から整理券を求めて行列ができる人気ぶりです。

【出荷時期】アムスメロン:6月上旬から7月上旬 アールスメロン:7月上旬から7月中旬

規格ごとに並べます
箱詰めされたメロンは規格ごとに並べられます。

出荷準備完了
出荷準備完了。左の箱がアールスメロン。
右手前はアムスメロンです。


ハウスで栽培されているアールスメロン
日よけのため新聞紙に包まれているメロン。

匠の技と自然の恵みを受けて

会長の前田さんに無理をお願いし、アールスメロンが栽培されているハウスを見学させていただきました。
アールスメロンは甘みを凝縮させるため、1株に1玉しか実をつけません。 日よけのため新聞紙に包まれ大切に育てられていました。
モリヤマメロンの代表品種である、アムスメロンは残念ながら栽培は終了していましたが、アムスメロンは1株に2玉つけるそうです。
新聞紙の中のアールスメロン

病害虫対策が大変で栽培管理が難しいため、
毎日気が抜けず、天候に合わせてハウス内の環境を整えます。
暑さ対策に白色のマルチを使うのも会長のこだわり。
匠の技と自然の恵みを受けて、丹精込めて育てられています。


産地の維持・発展に向けて

非常に人気のあるモリヤマメロンですが、高齢化等により年々栽培面積や生産者が減少しています。 そこで、JAや守山市が連携して、メロン栽培の技術習得のためのトレーニングハウスを作り、新規生産者の育成に取り組んでいます。

新規生産者には、ハウスの確保など課題はありますが、部会の生産者や関係機関・団体が連携し、モリヤマメロンの産地の維持・発展に向け、一体となってサポートしています。

ホタル印モリヤマメロン JAレーク滋賀モリヤマメロン部会
https://www.moriyamamelon.jp/


鹿児島県拠点 ドラゴンフルーツの栽培風景(鹿児島県瀬戸内町)撮影日:令和4年8月5日

鹿児島県の奄美大島では、熱帯果樹のドラゴンフルーツ(別名:ピタヤ)の栽培が盛んに行われており、収穫期を迎えています。
ドラゴンフルーツの栽培風景
ドラゴンフルーツの栽培風景
ドラゴンフルーツの果実
ドラゴンフルーツの果実
ドラゴンフルーツの花(開花後)
ドラゴンフルーツの花(開花後)

2022年7月

旭川地域拠点 美瑛町で地理的表示(GI)保護制度の説明を行いました。

令和4年7月6日、北海道農政事務所生産経営産業部事業支援課と旭川地域拠点は、美瑛町でしか栽培されていないアスパラガス「ラスノーブル」をGI登録することで地域の活力向上につながると考えているJAびえいアスパラ生産部会から依頼を受け、GI登録の効果や事例、登録方法等、同制度の理解を深めてもらうため、美瑛町内の関係機関を対象に説明を行いました。

説明後の意見交換では、GI取得後でも生産者団体に所属していれば個別に販売することが可能であることや、登録名称と品種名が異なる場合でも申請が可能であることなどに関心が寄せられました。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年7月6日(水曜日)
◯撮影場所:美瑛町農業協同組合 会議室

GI1
【GI説明会1】
GI2
【GI説明会2】


旭川地域拠点「ひがしかわアグリ2050宣言」式で「みどりの食料システム戦略」を説明しました。

東川町農業協同組合は、令和4年6月27日、2050年までに「みどりの食料システム戦略」を踏まえた持続可能な東川農業の実現を目指す、「ひがしかわアグリ2050宣言」式を行いました。宣言式には東川町町長を始め、農業団体の関係者等約50人が出席し、樽井組合長が、同組合の青年部長、女性部長等とともに宣言を発表しました。
旭川地域拠点からは、森岡地方参事官が出席し、戦略の施策の内容や具体的な取組を説明しました。
宣言では、SDGsに賛同し、「みどりの食料システム戦略」を踏まえ、資材・エネルギー調達における脱輸入・脱炭素化・環境負荷軽減の推進、イノベーションなどによる持続的生産体制の確立、ムリ・ムダのない持続可能な加工・流通システムの確立、環境にやさしい持続可能な消費の拡大や食育の推進に取り組むとされています。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年6月27日(月曜日)
◯撮影場所:東川農業協同組合


会場の様子

【会場の様子】

森岡地方参事官講演

【講演を行う森岡地方参事官】

宣言する樽井組合長(中央)及び青年部長、女性部長等

【宣言する樽井組合長(中央)及び青年部長、女性部長等】

ひがしかわアグリ2050宣言書

【ひがしかわアグリ2050宣言書】


釧路地域拠点 合同企業説明会「道新 就活・転職フェア2022」にパネルを展示しました

北海道農政事務所釧路地域拠点では、7月13日に合同企業説明会「道新 就活・転職フェア2022」(北海道新聞釧路支社主催)の釧路総合振興局展示ブースにおいて、根釧管内の酪農とその関連業種に関心を持ってもらい、就職先のひとつとして酪農を選択するきっかけとしてもらうことを目的として、当地域拠点が作成したパネルやチラシを展示しました。
展示ブースでは、釧路総合振興局、根室振興局が発行している新規就農者向けの支援に関するパンフレットのほか、当地域拠点で作成した360°動画も放映し、ダイナミックな牧草収穫作業風景の放映中は、来場者の目を引いていました。また、酪農の仕事に興味を持ってもらうため、北海道の代表的な牧場と牛のふん尿を電気や熱エネルギーに変換するバイオガスプラントのジオラマを展示しました。
来春卒業予定の高校生や大学生、転職を希望する社会人らが来場し、各企業ブースで熱心に話を聞いたり、パネルやチラシを真剣な眼差しで見つめたりしていました。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年7月13日(水曜日)
◯撮影場所:釧路市観光国際交流センター(釧路市)


企業1

企業の雇用担当者の話に
聞き入る高校生

企業

展示したパネルやチラシ

企業3

ジオラマ展示

企業4

360°動画放映の様子


帯広地域拠点 浦幌町の生産者とオンライン(ZOOM)で意見交換を行いました。

令和4年7月13日、浦幌町畑作増産技術研究会の主催で、「耕畜連携等に関する研修会」が、浦幌町農業協同組合の会議室と帯広地域拠点をオンライン(ZOOM)で結んで開催されました。
帯広地域拠点からは、藤野総括農政推進官から畑作と酪農・畜産における耕畜連携の取組を紹介するとともに、農業者が注目している「肥料価格高騰に対する農林水産省としての対応」について情報提供を行いました。続いて、鹿嶋総括農政推進官から「みどりの食料システム戦略」の実現に向けて、この戦略が策定された背景や、農業者向けの支援措置などについて情報提供を行いました。
参加者からは、現下の肥料資材の価格高騰における国からの支援や、みどりの食料システム戦略における環境負荷低減の取組に加えて、生産性の向上などに関する質問や意見・要望が多数寄せられ、活発な意見交換を行うことができました。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年7(水曜日)
◯撮影場所:帯広市(帯広地域拠点会議室)


オンライン形式での研修会の様子

オンライン形式での研修会の様子

情報提供を行う2名の総括農政推進官

情報提供を行う2名の総括農政推進官


北見地域拠点 オホーツクのうりんすいさんクエスト

北見地域拠点では、夏休み中の小学生を対象に、オホーツク地域の農林水産業を身近に感じてもらうため、体験型コンテンツを提供する「夏休み子ども体験デー」をH28年度からH31年度まで、関係機関と協力し4回開催してきました。
試行錯誤を繰り返し、年々来場者数を伸ばし好評を得ていましたが、新型コロナの感染拡大防止のため、R2年度とR3年度は開催を見送らざるを得ませんでした。
新型コロナの影響が見通せないなか、今年度の開催方法等を検討した結果、手軽に楽しみながら農林水産業を学ぶ機会を提供するため、クイズ形式の「オホーツクのうりんすいさんクエスト」をHPに掲載することとなりました。



青森県拠点 弘前大学農学生命学部の皆さんと「みどりの食料システム戦略」をテーマに意見交換を行いました(令和4年7月13日)

弘前大学(弘前市)吉仲怜助教が担当する農業経営管理論の講義時間をお借りして、国際園芸農学科3年生を中心に39名の受講生の皆さんと、事前告知なし、飛び込みでの意見交換を行いました。
当初とまどいを見せていた学生の皆さんも、次第に「みどりの食料システム戦略」に関心を抱いてくれて、意見交換では、「食品残さを飼料として再利用する際に、例えば、食物連鎖の中で魚類の内臓に蓄積された重金属が、食べた家畜に濃縮され、ひいては人の健康に影響を及ぼすおそれはないか」などの課題が提起されました。
ほかに「農林水産業のこれからを担うのは私達の世代と考えている。これから就農する若者や廃れつつある農山漁村、地域コミュニティなどへの支援はどうなっているのか」、「水田に関する補助金の話題を耳にする。コメ余りの中、なぜ、水田を守るために税金を使う必要があるのか」などといった農政全般に及ぶ質問が多数あり、学生の皆さんが、自身の将来だけでなく、日本の農業の将来に強い危機感と関心を持って学んでいることがひしひしと伝わってきました。
青森県拠点では、生徒や学生さんを対象に、時機に応じた農政の紹介や意見交換を行っていますので、興味を覚えた方は当拠点にご一報ください。

吉仲助教と意見交換 吉仲助教(左)と木村地方参事官 教室の様子1
吉仲助教(奥)と意見交換 吉仲助教(左)、木村地方参事官 教室の様子1
教室の様子2 教室の様子5 教室の様子4
教室の様子2 教室の様子3 教室の様子4

岩手県拠点 日本政策金融公庫盛岡支店と業務推進会議を行いました(2022年7月6日)

岩手県拠点山口地方参事官は、日本政策金融公庫盛岡支店長と県内の農業情勢及び農業者の支援策等について、情報提供及び意見交換を行いました。
日本政策金融公庫盛岡支店から令和3年度の業務運営及び令和4年度の重点取組事項の説明があり、当拠点から岩手県拠点の概要、みどりの食料システム戦略、岩手県の農林水産業の主要指標及び岩手県産農林水産物・食品輸出の促進に向けたお願い事項などを説明しました。意見交換では、改正輸出促進法に基づいて、日本政策金融公庫と地方農政局等が連携して農林水産物・食品の輸出拡大を進めるとなったことから、より強固に連携し、定期的に情報共有を図り輸出拡大に取り組むことを確認しました。

竹本支店長 意見交換 地方参事官
ごあいさつされる竹本支店長 意見交換の様子 意見交換をする山口地方参事官(右)

山形県拠点 新庄市で有機栽培に取り組んでいる渡部陽一氏、石井昭一氏と意見交換を行いました。(令和4年7月21日)

7月21日、新庄市で有機JAS認証を取得し水稲を栽培している渡部陽一氏、同じく水稲、大豆及び野菜を栽培している石井昭一氏と意見交換を行いました。両氏は、山形県が有機農業の取組を一層拡大するため、長年にわたり有機農業を実践してきた熟練農業者を認定する制度「やまがた有機農業の匠」の認定を受けており、新たに有機農業に取り組む農業者に、栽培技術や経営指導などのサポートを行っています。また、みどりの食料システム戦略の「有機農業産地づくり推進」事業を新庄市農業再生協議会等と連携して取り組む計画を立てており、今後、有機栽培技術講習、加工品製造・消費者交流等を通して、市民など多くの方に有機農業への関心を持っていただき、有機農業の更なる推進を図ることとしています。さらには、両氏の奥様達が「笑和マダム.K」を立ち上げ、地域等で開催されるマルシェに出店して、有機栽培等で作った農産物や加工品を販売しているほか、有機農産物を使用した学校給食の提供に合わせて、有機農産物に関心を持ってもらえるよう小中一貫校に出向き児童との交流学習を実施しています。

石井 昭一氏(左)、渡部 陽一氏(右) 有機栽培米圃場前 意見交換を行う佐々木参事官、渡部氏、石井氏(左から) 奥様達で作るグループ「笑和マダム.K」
石井 昭一氏(左)、渡部 陽一氏(右)
有機栽培米圃場前 意見交換を行う
佐々木地方参事官、渡部氏、石井氏
(左から) 奥様達で作るグループ「笑和マダム.K」
(写真提供:山形県農業技術環境課)

福島県拠点 福島県立岩瀬農業高等学校において「みどりの食料システム戦略」に関する授業を行いました。(2022年7月11日)

令和4年7月11日、福島県立岩瀬農業高等学校 生物生産科3年生に対し「みどりの食料システム戦略」に関する授業を行いました。

授業後の質疑応答では、「地球温暖化が進む中で、農作物の着色不良が発生したり、自然災害等で農作物にキズがついてしまった場合の活用方法」や「畜産でのCO2ゼロエミッション化を進める方法」などの質問がありました。

また、岩瀬農業高校は現在18品目でグローバルGAPを取得しており、取得数が高校日本一となっています。そのグローバルGAPと環境を絡めて、「安心・安全と認められた農産物を海外に輸出してたくさんの方に食べていただきたい。安心・安全と認められたものであれば海外の方にもたくさん食べていただけると思うので、それが食品ロスを減らすことにもつながるのではないかと思う。」という意見もあり、皆さんがGAPを取得するまでの苦労や熱い思いを感じることができました。

今後、生物生産科2年生、1年生についても授業を行う予定です。

岩瀬農業高校 永井先生(右)から紹介を受ける
山本地方参事官(左) グループ討議の様子 質疑応答ではたくさんの質問がありました


千葉県拠点 日本政策金融公庫千葉支店との業務推進会議及び輸出促進学習会を開催
日時:2022年6月30日 場所:千葉県千葉市 同支店


業務推進会議の模様

輸出促進学習会の模様
輸出促進学習会の模様


前半の1時間は、 日本政策金融公庫千葉支店と当拠点との業務推進会議を開催し、農林水産物の輸出促進、新型コロナや原油価格・物価等高騰への対策、みどりの食料システム戦略の推進などについて意見交換を行いました。(出席者:公庫から井上支店長はじめ関係課長等、当拠点から筧地方参事官はじめ各総括。)
また、後半の2時間は、同公庫のご担当者が多数加わっての輸出促進学習会を開催しました。関東農政局経営・事業支援部輸出産地サポーター室の高畠輸出促進専門官(右)と鷲津輸出産地サポーター(左)から詳細な最新動向や輸出ビジネスのポイント等について講演し、熱心な質疑応答が行われました。
同支店と当拠点とは今後も引き続き協力・連携を図りながら、政策の推進に取り組みます。

千葉支店の詳細情報|店舗検索|日本政策金融公庫店舗検索 (日本政策金融公庫千葉支店)
農林水産物・食品の輸出促進 (関東農政局へリンク)


新潟県拠点 むらかみ「食のみらい」講演会で講演を行いました(令和4年7月12日)

7月12日(火曜日)、食により村上市の地域活性化を目指す、むらかみ「食のみらい」創造協議会が主催する講演会にて、「1次産業を活用した地域活性化の取組」をテーマに、福井地方参事官が講演を行いました。
講演では、以前福井地方参事官が副市長をしていた鹿児島県鹿屋市の楽しい地域活性化の取組(カンパチダンス、豚ばら丼等)をおもしろおかしく紹介するとともに、塩引鮭×村上茶×岩船米でコラボした「鮭茶漬道」の創設、教育関係者とコラボした「鮭の子奨学金」など、村上市の豊かな食文化と1次産業を生かした地域活性化策について提案を行いました。やや受けでした(本人評)。



講演の様子
講演の様子

講演を行う福井地方参事官
講演を行う福井地方参事官

愛知県拠点 愛知県のすべての伝統野菜の種を守る 高木 幹夫氏(大府市)を訪問しました!

令和4年6月23日(木曜日)、あいち在来種保存会の代表世話人を務める高木 幹夫氏を訪問しました。同氏は、大府市で自ら愛知県内の伝統野菜21品目35品種(天狗なす、愛知ちりめんかぼちゃなど)を栽培し、種を採取して次世代に残す取り組みをしています。ほ場もご案内いただき、伝統野菜の特色や栽培で苦労した点などを、実物を見ながらお話を伺うことができました。


愛知 伝統野菜 高木
写真:高木氏(左)から取り組みについて伺う佐藤地方参事官(右)(令和4年6月23日撮影)

兵庫県拠点 食料自給率と農業に関する出前授業を行いました


籾摺り及びとう精の作業




当日の資料




米、麦、豆類の展示

近畿農政局兵庫県拠点では、6月22日にラーンネット・グローバルスクール(神戸市)からの依頼を受けて、六甲山町にある同校の「のびのびロッジ」において食料自給率と農業に関する出前授業を行いました。

5年生と6年生の生徒13名(内リモート参加者1名)に、国内農業の課題、外国に依存している食料事情、自給率向上のための取組等の授業を行いました。また、米麦及び豆類の展示を行い、籾摺り及びとう精(精米)を個人毎に体験してもらいました。

籾摺りやとう精は、日常の生活では体験できないことであり、興味を持って頂いた生徒さんが多くいらっしゃり、後日大変楽しかったと、お手紙を頂きました。

食と農業に対する理解を深めるために、今後も出前授業に積極的に取り組んでまいります。


奈良県拠点 食と農に関する現状と担い手支援施策について講義 -出張講座「なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)」-

講義の様子
講義の様子

NAFIC
なら食と農の魅力創造国際大学校(通称:NAFIC)

令和4年6月30日(木曜日)、近畿農政局宮本地方参事官(奈良県拠点)が講師となり、奈良県桜井市の「なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)」アグリマネジメント学科2年生17名を対象に出張講座を実施しました。

今回受講したアグリマネジメント学科の2年生は、同校で農業経営に必要な知識と技術を実践的に学び、卒業後新規就農や農業法人・農業関連企業への就職を希望されています。

宮本地方参事官からは、「食と農に関する現状と担い手支援施策」をテーマに、奈良県農業の概況、日本の食と農の現状と変化、食料・農業・農村基本計画、農業の主な担い手施策などについての講義を行いました。

出張講座について


近畿農政局は、学生の皆さんに対し、食料・農業の現状、関係する施策等を幅広く紹介することを通じて、次世代を担う若い方々に、将来、食や農業、地域の活性化等に深く関心を有し、社会をリードする人材となってもらうことを目的として、出張講座を実施しています。

農産物の生産、食の安全と消費者の信頼確保、和食など、食料・農業・農村に関心をお持ちの大学であれば、学部・学科は問わず、講義・ゼミの1コマ等、ご希望に合わせて対応します。

随時受付をしておりますので、下記ページの「出張講座申し込みフォーム」からお申し込みください。

近畿農政局出張講座:近畿農政局 (maff.go.jp)


鳥取県拠点 「農業を職業選択のひとつに!」農福連携に関する情報提供

撮影場所:鳥取県鳥取市
撮影日:令和4年7月12日


鳥取県拠点からの情報提供

熱心に聴き入る出席者

質疑応答も活発に

令和4年7月12日、刑務所出所者等就労支援事業連絡会において、鳥取県拠点から農福連携に関する情報提供を行いました。

この連絡会は、触法者の就労支援実務担当者を集めて定期的に開催されており、法務省鳥取保護観察所から、近年取組が盛んな農福連携について学びを深めたいとの趣旨で、鳥取県拠点に講師派遣の依頼があり実現したものです。

鳥取県拠点からは、農業現場の現状や農林水産省が推進する新規就農支援策、先進的に農福連携に取り組む高知県安芸市の事例を紹介し、触法者等の就労支援には、組織にとらわれず地域全体での連携が重要であることを説明しました。

説明後には出席者との活発な質疑応答が行われ、今後の更なる就労支援に向けた協力を行うことが出来ました。


福岡県拠点 部分浅耕一工程は種技術の実演 (令和4年6月28日)

JA福岡大城みどりの食料システム戦略推進協議会(注1)で、大豆の部分浅耕一工程は種(注2)の実演が行われました。当日は、同協議会の構成員約50名が参加し、複数の報道機関も取材に訪れました。この技術は、大豆の収量アップ、栽培時のCO2排出削減、省力化につながります。当協議会では、こうした環境負荷軽減の取組みの検証を行い、地域への普及を目指しています。

(注1) みどりの食料システム戦略推進交付金(グリーンな栽培体系への転換サポート)の事業実施主体
(注2) は種部分を浅く耕起すると同時には種する技術。トラクタのロータリ爪のは種部分のみをカルチ爪にすることで浅く耕起される。荒起こしを行わず、降雨後も速やかには種ができ、適期は種が可能。
概要はこちら→大豆の部分浅耕一工程は種技術について(PDF : 245KB)

写真1 写真2_220628 写真3_220628

静岡県拠点 あさはた蓮根の花 日時:2022年7月7日 撮影場所:静岡県静岡市葵区

あさはたレンコンの花
あさはたハス池では、毎年、6月下旬〜7月にかけてハスの花が見頃を迎えています。
ハスの花は朝に咲いて、午後にはしぼんでしまうので、午前中に見に行くのがおすすめです。
ちなみに、「あさはた(麻機)蓮根」は、徳川家康公も好んで食したという逸話が残る上質な蓮根です。

青森県拠点 田んぼに出現した、壮大な元祖「田んぼアート」が見頃を迎えています(令和4年7月13日)

田んぼをキャンバスに、色とりどりの稲を絵の具に見立てた芸術品、「田んぼアート」が、発祥の地、田舎館村で見頃を迎えています。
新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催となる今年、第1会場(田舎館村役場)には、東西の美をイメージした、「モナリザ」と「湖畔」が描かれています。
特に、「モナリザ」は、平成15年度にも描かれたリベンジ作品。19年の歳月の中で、作画に展望台から見た際の遠近法を取り入れるなどして、劇的に芸術性が向上しています。
また、第2会場(道の駅いなかだて「弥生の里」)では、「縄文から弥生へ」をテーマに、岩木山を背景にした狩猟や稲作の様子が勇大に描かれています。
田んぼアートの見頃は、両会場ともに8月中旬まで続きますが、稲穂の色づきと共に、日々趣のある景色と変化を見せつつ、観覧しても飽きさせないこと間違いなし。
観覧する際は、新型コロナウイルス感染症対策をして、施設係員の指示に従っての観覧をお願いします。

劇的な進化を遂げた名画「モナリザ」 [画像:第1会場の「モナリザと湖畔」] 名画「湖畔」
劇的な進化を遂げた
名画「モナリザ」 第1会場の「モナリザと湖畔」 名画「湖畔」
平成15年度作品のモナリザ 第2会場の「縄文から弥生へ」 7色の稲を組み合わせて細かな色合いを表現
平成15年度作品「モナリザ」
(田舎館村役場提供) 第2会場の「縄文から弥生へ」
(田舎館村役場提供) 7色の稲を組み合わせて
細かな色合いを表現


旭川地域拠点 北竜町「ひまわりすいか」が旬を迎えています!

北竜町の特産品である「ひまわりすいか」が、今、旬を迎えています。「ひまわりすいか」は黄色い果肉とみずみずしくスッキリした味わいが特徴で、1981年から北竜町で生産され始め、今では6月上旬から8月下旬までの収穫期で、約1万4千ケースが出荷されています。
1984年には「ひまわりすいか組合」が結成され、多いときは20戸の組合員がいましたが、高齢化による離農に伴い、現在では生産者が7戸まで減少してしまい、渡辺俊成組合長は、後継者の確保に力を入れてます。渡辺組合長は、研修生を積極的に受け入れ、すいか栽培の指導に取り組み、去年は5名の研修生を受け入れました。また、今年は8棟あるハウスのうち1棟の栽培管理を研修生に任せています。
「30年以上続いた『ひまわりすいか』の伝統を受け継いでもらいたい。」と話す渡辺組合長。来年には、指導した研修生が「ひまわりすいか」の生産者として就農する予定で、渡辺組合長の活動が着実に実り始めています。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年7月12日(火曜日)
◯撮影場所:北竜町


収穫されたひまわりすいか
【収穫された「ひまわりすいか」】
ハウスで栽培されるひまわりすいか
【ハウスで栽培される「ひまわりすいか」】

【「ひまわりすいか」の黄色い果肉】

渡辺俊成組合長
【渡辺俊成組合長】

大分県拠点 色鮮やかな「ほおずき」の出荷が最盛期・・(7月26日)杵築市

杵築市大田では、お盆に飾る花「ほおずき」の出荷が最盛期を迎えています。堀農園では1.2haで12万本のほおずきを栽培していて、この時期は朝5時から収獲し、多いときは従業員40名程で出荷・調整作業を行います。JAを通して全国へ8月上旬まで出荷が続きます。

2022年6月

函館地域拠点 「みどりの食料システム戦略」技術カタログ(道南版)

本カタログは、近年開発された技術で、みどりの食料システム戦略で掲げた各目標の達成に貢献しうる、現場への普及が期待される技術をまとめた「みどりの食料システム戦略」技術カタログのうち、北海道の道南地域に関係する技術を抜粋し、技術カタログ(道南版)として整理したものです。
広く関係者の皆様に有用な新技術を知っていただくとともに、栽培暦の見直し等に際してご活用ください。

「みどりの食料システム戦略」技術カタログ(道南版)

地域防災フェスティバルでのパネル展(家庭での食料備蓄)

  • 撮影場所:高知県四万十市
  • 撮影日:令和4年5月28日

食料備蓄の重要性を説明
食料備蓄の重要性を説明

備蓄食料品の紹介
備蓄食料品の紹介

中国四国農政局高知県拠点は、5月28日、南海トラフ地震や風水害を想定した高知県防災総合訓練・地域防災フェスティバルに出展し、「家庭での食料備蓄」をテーマに備蓄食料品やパネルの展示を通じて災害時に備えた「家庭での食料備蓄」の重要性についてPRを行いました。

地域防災フェスティバルは、住民が楽しみながら防災への意識を高め、自主防災活動の推進や地域における防災意識の高揚を図ることを目的として、総合防災訓練と併せて開催されています。

来場者らは、3人家族の3日分の食料品の見本を見て意外な量の多さに驚きを見せ、自分の家族に置き換えて必要な品物や量を想像したり、賞味期限に対応した、ローリングストックなどにも関心を寄せていました。



兵庫県拠点 農福連携の取組事例


農福連携とは、障害者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組です。
農福連携に取り組むことで、障害者等の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む
農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性もあります。
このページでは、兵庫県内の農福連携の取組事例を収集し取りまとめました。




  • No. 所在地 団体等名 取組・作物等 事例詳細(PDF)
  • 1 川西市 矢問農園 市民農園の維持管理 (PDF : 175KB)
  • 2 神戸市 NPO法人アゲイン 野菜(多品目栽培) (PDF : 127KB)
  • 3 加古川市 JA兵庫南 大麦(ストロー加工)、野菜 (PDF : 160KB)
  • 4 養父市 (有)アグリハイランド金谷 野菜(有機栽培) (PDF : 141KB)
  • 5 淡路市 北坂養鶏場 養鶏、加工品等直売 (PDF : 116KB)
  • 事例全体版はこちら(PDF : 705KB)
ちず 1 矢問農園 2 NPO法人アゲイン
市民農園で生じた空き区画維持のため障害者就労支援施設に管理業務を委託 外で体を動かせる農作業を通じた障がい者就労支援
矢問農園 アゲイン
3 JA兵庫南 4 (有)アグリハイランド金谷
六条大麦の麦わらを活用したストロー制作 有機農場でこつこつと真面目な作業で戦力に
兵庫南 アグリハイランド
5 北坂養鶏場
一人一人に合う仕事で誰もが働きやすい職場環境に
きたさかようけいじょう

大分県拠点 大分☆農・カーボンプロジェクト第3回勉強会を開催しました・・・(6月17日)大分市

第3回勉強会のテーマは、「有機農産物の物流」。(株)ohana本舗の赤嶺社長(中央写真)の基調講演、コープおおいた吉浪統括マネージャー(右写真)の取組発表のあと、参加者による意見交換が行われ、幅広い分野の多くの方からご意見をいただきました。有機農産物の集荷、物流、販売の課題に特効薬的なものはなく、(株)ohana本舗をはじめとした県内有機農家の取組を見守りながら、今後もプロジェクトの大きなテーマとして継続することになります。また、出席者の発言から、「環境に優しい有機農業」をもっと消費者に理解していただく必要性を感じる場ともなりました。


滋賀県拠点 厳しい時だからこそ原点回帰〜高品質の肉牛生産を目指す〜

滋賀県竜王町|有限会社古株牧場 古株治明さん

滋賀県竜王町にある有限会社古株牧場は、これまでの水稲と酪農に加え、平成9年から乳製品加工による6次産業化の取組を開始し、さらに平成17年に肉用牛部門を本格的に導入。これらの部門の拡大や連携により経営の多角化による発展が図られてきました。
滋賀県拠点では、コロナ禍での経営状況や今後の展望などについて、代表取締役 古株治明さんにお話を伺ってきました。
ウクライナ情勢等により飼料価格等が高騰する厳しい状況の中、肉用牛の肥育では、「高品質の肉用牛を生産すればお客さんは自ずと付いてくる」をモットーに、日夜牛の生産管理に努めておられます。
代表取締役の古株治明さん

組織図




(意見交換の様子)

循環型農業を目指して

牧場の牛ふんを堆肥に、自ら米作りを行い、収穫後の稲わらやもみ殻を牛の飼料や敷料として活用する耕畜による「地域循環型農業」に取り組んでおられます。
近年は、肥育頭数の増頭とともに近隣の米農家との耕畜連携にも積極的に取り組まれています。


意見交換の様子

古株さんから、世界情勢等により畜産業を取り巻く環境が厳しくなっている中、会社経営の現状と課題、今後の展望についてお話いただきました。




屋外の意見交換の様子
(屋外での意見交換の様子)

お肉(HPより)
(有限会社古株牧場HPから写真を提供いただきました。)

質の良い肉をつくる!

肉用部門では「質の良い肉」を作る!をモットーに、食肉店で働いた経験を活かし、買い手目線で、信頼される品質の肉になるよう、常に考え肥育されています。
コロナ禍で、牛肉の輸出は一時中断はあったものの、2021年には肉用牛で農場HACCP(*)の認証を取得されるなど、コロナ後を見据えた取組を行っておられます。

*HACCP…Hazard Analysis and Critical Control Point の略で、危害要因分析及び重要管理点のこと。


牧場直営店「湖華舞」

牧場直営店「湖華舞」では、6次産業化部門の担当をされている妹さんたちが作る自家生乳を原料としたチーズをふんだんに使用したランチや、ジェラートなど味わうことができ好評を得ています。また、チーズやバター作りの体験等も行っており、自分で作ったチーズやバターをその場で食べることもできるなど、体験型の店舗を運営されています。

湖華舞直営店「湖華舞」 (撮影:令和4年6月)

令和2
年度(第59回)農林水産祭天皇杯等の選賞について

奈良県拠点 薬用作物のブランド化で誰もがイキイキと輝ける地域づくりをめざす〜(有)ポニーの里ファーム〜

薬の町として知られる奈良県高取町で薬用作物等の栽培、加工、販売を行う有限会社ポニーの里ファームは、「農」を通して誰もがイキイキと輝ける居場所づくりをめざし農福連携、6次産業化、まちづくりの事業に取り組んでいます。
6次産業化では、奈良県や高取町と連携して大和トウキやキハダなどの薬用作物のブランド化、まちづくりでは農業体験や薬草ワークショップ、農村健康観光ツーリズムなどを行っています。
また、同法人は創業当初から福祉事業所と連携し、障害を持つ方との協同で地域ブランドの創出に取り組んでいます。法人から福祉事業所へ薬草や野菜の生産、出荷作業、加工品の製造などの作業を委託することで、福祉における仕事の創出と就労訓練、工賃の向上などにつながる取組を進めています。

代表取締役の明見美代子氏は、「一人一人に合った仕事があり、丁寧な作業で商品を作っている。農業の担い手不足が進むなか、農業と福祉が連携することで誰もがイキイキと働くことができる場をつくりたい。そして障害者が自立できる雇用をめざしたい」と抱負を語られました。

(撮影・取材:令和4年5月)

キハダ

【キハダ】

キハダはミカン科の落葉高木で、キハダの内皮を乾燥させたものが生薬「黄檗(おうばく)」となります
キハダから十分な「黄檗」を採取するには約20年かかります
(写真は内皮を剥ぐ作業の様子)
(画像提供:ポニーの里ファーム)


【キハダの苗木づくり】

【キハダの苗木づくり】

キハダの生産農家が減少するなか、同法人では2018年から苗木の生産に取り組んでいます
(写真は3年生の苗木、写真右下は播種後4カ月)


【キハダの文化を20年後の未来につなぐ】

【キハダの文化を20年後の未来につなぐ】

「キハダは生薬としての歴史だけでなく、栽培や内皮を剥ぐ技術などは文化でもあり、20年後の未来にキハダの文化をつないでいきたい」と語る明見代表


開発商品1

【キハダを利用した商品の開発】

これまで廃棄されていたキハダの未利用部位(芯材や葉・実など)を活用するプロジェクト「Re;KIHADA」を立ち上げて様々な商品を販売しています
(写真左:芯材を利用したコースター)
(写真右:乾燥した実を原料にしたクラフトコーラ)
(画像提供:ポニーの里ファーム)


【キハダの芯材を薪に利用】

【キハダの芯材を薪に利用】

乾燥したキハダの芯材は火持ちが良く、キャンプ用の薪として販売しています
(写真左下は乾燥した芯材)


【大和トウキ】

【大和トウキ】

「根」は生薬として薬問屋へ販売し、「葉」は食用として利用しています
大和トウキの栽培は除草や害虫駆除などの手作業が多く、手間のかかる作物ですが、丁寧な作業で良質な大和トウキの栽培に取り組んでいます


【大和トウキ葉を使った商品開発】

「大和トウキ葉」は生葉をサラダなどに使うほか、乾燥葉は調味料、茶、入浴剤等に加工して販売しています
(写真は、大和トウキ葉入りのハーブソルト)
(画像提供:ポニーの里ファーム)

【お問い合わせ先】

農業生産法人有限会社ポニーの里ファーム
ホームページ:https://www.ponynosatofarm.com/
電話:0745-67-0104

【奈良県漢方のメッカ推進プロジェクト】

超高齢化社会の到来を受け、増大する医療費削減の観点からも予防医学の意義が再確認されつつあり、漢方が世界的に注目を集めています。そこで、奈良県は平成24年に”奈良県漢方のメッカ推進プロジェクト”を立ち上げ、今後、需要が見込まれる漢方に関し、原料となる薬用作物の生産、漢方関連商品の製造販売、新たな商品・サービスの等の創出など県内の産業の活性化に取り組んでいます。
また、奈良県は平成27年に薬用作物の生産者や漢方関連商品の製造者などで構成される「奈良県漢方のメッカ推進協議会」を設立し、165団体(R4.5末)が加入しています。同協議会では会員間の情報交換や交流を促進することで、新たな漢方関連商品の開発やビジネスモデルの創出などに取り組んでいます。(有)ポニーの里ファームも加入しています。

[お問い合わせ先]奈良県漢方のメッカ推進協議会事務局(奈良県 産業・観光・雇用振興部 産業政策課)
電話:0742-27-8814

〇奈良県漢方のメッカ推進プロジェクト
https://www.pref.nara.jp/kampo/
〇大和トウキ総合PRサイト
https://www3.pref.nara.jp/sangyo/yamatotouki/


京都府拠点 オーガニック野菜を通じて自然と人をつなげ、すべての人々に幸せと健康をとどけたい

ビオ・ラビッツ株式会社(京丹後市)

2020年4月に法人化したビオ・ラビッツ株式会社(旧:梅本農場)は、自然豊かな京丹後市で20年近くにわたり有機農業に取り組まれています。
大切にしていることは「オーガニック野菜を通じて自然と人をつなげて、すべての人々に幸せと健康を届ける」こと。子供たちに自然とつながることの大切さや地元の食を伝えるため、食育活動にも取り組まれています。
現在、同社では自社で生産した有機野菜を用いて加工品の製造やカフェも運営されています。

(取材:2022年5月)

[画像:ビオ・ラビッツ株式会社代表取締役梅本修さん]

ビオ・ラビッツ株式会社
代表取締役梅本修さん

有機農業をはじめたきっかけ

有機農業を始めたきっかけは、子どもたちに安心・安全な地元野菜を食べてほしいとの想いを持たれたためです。
現在、京丹後市内の学校給食における地元食材の割合を高めていくことを目標に、地域の生産者や行政関係者と連携し、地産地消・食育に取り組まれています。


[画像:栽培ほ場での定植作業]

栽培ほ場での定植作業

植物本来の力を引き出す土づくり

落葉や刈草などの自然のものを使って土づくりを行い、野菜を育てられています。
また、余分な肥料は与えず、植物本来の力を引き出すことで病気にも負けない野菜を育てているとのこと。
栽培品目はニンジン、京野菜、ダイコン、カブラ、ゴボウ、ネギ、サツマイモなど100種類以上の野菜を1年を通じて栽培されておられます。


[画像:ビオ・ラビッツ株式会社のみなさん]

ビオ・ラビッツ株式会社のみなさん

オーガニックがより身近で楽しいものに

ビオ・ラビッツ株式会社では、オーガニックがより身近で楽しいものになるように、日々仕事に取り組まれています。

また、一般の消費者の方向けに、野菜の栽培を体験できる体験畑や畑ツアーも企画し、多くの方にその魅力を伝えておられます。


[画像:Organic Cafe てんとうむしばたけ]

Organic Cafe てんとうむしばたけ

Organic Cafe てんとうむしばたけ

同社が運営する「Organic Cafe てんとうむしばたけ」では、自社栽培の新鮮な有機野菜を使った料理を提供しておられます。
専属シェフの料理は素材の味を最大限に引き出し、旬の野菜をおいしく味わえます。


[画像:店内に並ぶ旬の有機野菜]

店内に並ぶ旬の有機野菜

カフェ店内では、旬の有機野菜のほかに、フランス生まれのお惣菜ケーキ「ケーク・サレ」や有機野菜と相性が良い「いわし醤油」等のたくさんの加工品も購入することができ、来客者からも好評です。


[画像:砂糖を使わずに、有機野菜の甘みが感じるケーキ「ケーク・サレ」]

砂糖を使わずに、有機野菜の甘みが感じるケーキ「ケーク・サレ」

てんとうむしばたけビオ・ラビッツ株式会社
https://tentoumushi-batake.com/

みどりの食料システム戦略
https://www.maff.go.jp/kinki/keikaku/senryaku/210825.html


棚田特集!

和歌山県拠点 450年守り継がれた「芋谷の棚田」 今年も田植えが行われました



芋谷の棚田

【芋谷の棚田】

橋本市柱本地区の「芋谷の棚田」は、約450年前に開拓されてから今日まで守り継がれてきた棚田で、令和元年12月に指定棚田地域に指定、令和4年2月に「つなぐ棚田遺産」に認定されました。
この棚田を保全するため、柱本地域棚田協議会(以下、協議会)を中心に、地域住民と都市住民が協働して休耕田の再生、子どもの農業体験などの活動が取り組まれています。


【田植え風景】

令和4年6月9日、「芋谷の棚田」で地元柱本小学校の5年生児童と柱本幼稚園の園児、約30名が田植え体験をしました。
子どもたちは、はだしになって田んぼに入ると、はじめて経験する土の感触に思わず声を上げていました。




田んぼに入って地元の農業者の方から田植えのやり方を教えてもらうときの顔は真剣そのもの。
児童たちは、最初は慣れない手つきでしたが、すぐにコツをつかみ、お互いに声を掛け合いながら手際よく田植えをしていました。




園児たちは、田んぼに入るのも歩くのも一苦労。ひざまで入ってしまう子、しりもちをついてしまう子もいましたが、最後まで誰も泣かずに田植えができました。
泥んこになった足を川で洗っていると
「あ、おさかな」、「かにもいる!」園児たちの元気な声。これも貴重な自然体験です。



【今日の記念に・地域の方々と】


協議会の方から、「皆さんが田植え体験をするために、大勢の方が準備作業に携わっています。支援してくれている人への感謝の気持ちを忘れないでください」とのお話がありました。
田植え体験を通して、子どもたちが地域の方々に感謝する気持ち、生まれ育ったふるさとへの愛着を深められた一日でした。


和歌山県拠点 「つなぐ棚田遺産」小阪の棚田で田植えが行われました!(那智勝浦町)

那智勝浦町の「つなぐ棚田遺産 色川の棚田群」小阪地区の棚田で田植えが行われました。
小阪地区は全体の7割以上を山林が占め、多くの農山村と同様に過疎高齢化が進んでいることから、棚田を守ろう会では、棚田オーナー制度やイベントの開催など、地元住民と都市住民との交流を行い、棚田の保全に取組んでいます。


【小阪地区の棚田風景】

色川地域で棚田の保全に取組んでいる色川棚田地域振興協議会の浦勝良会長、小阪地区棚田を守ろう会の松木繁明代表にお話を伺いました。
今年の田植えイベントは、新型コロナウイルス感染症の影響から、都市住民との交流は中止になりましたが、5月22日(日曜日)に地元住民、援農ボランティア、色川中学校の生徒など約50名が参加して田植えを行いました。松木代表は「若い人が多く参加してくれたので、地域に活気が運ばれ、楽しい田植えになりました。」と活動の成果を話されました。


【田植え後の水田】

棚田で栽培するお米は、堆肥による土づくりをして無農薬、無化学肥料の環境保全型農業で作られており、棚田オーナーからは「安心して食べられて、とても美味しい」と好評です。
浦会長は「色川地区にある妙法山は、かつて銅鉱山で銅を採掘した影響から田の保水力が失われており、水稲の作付けが難しくなった水田で、水を必要としない小麦栽培に取組んでいます。収穫した小麦は、地域でのパン食普及に活用し地域活性化につなげたい。」と抱負を話されました。



【石積の水田が広がる棚田】


棚田を守ろう会では「棚田を若い世代につないでいくこと」がこれからの課題となっています。
令和5年11月に開催が予定されている、那智勝浦町での「全国棚田サミット」が色川の棚田群の魅力をさらに多くの人に知ってもらえる好機となることに期待を寄せています。


徳島県拠点 「つなぐ棚田遺産」上勝町の棚田

  • 撮影場所:徳島県上勝町
  • 撮影日:令和4年6月17日



府殿の棚田


樫原の棚田

徳島県内には、「つなぐ棚田遺産〜ふるさとの誇りを未来へ〜」に選定された美しい棚田が5か所(市宇の棚田、樫原の棚田、八重地の棚田、田野々の棚田及び府殿の棚田)あり、その全てが上勝町にあります。
どの棚田も田植えが終わり、手入れが行き届いた水田は見事な景観でした。
上勝町は、面積が約110平方キロメートルで、その約90%が山林です。人口約1,500人の、四国一人口の少ない町です。
また、2003年に「2020年までにごみをゼロにする」という目標を立て、「ゼロ・ウェイスト宣言=埋立てや焼却処分をしないこと」を目指し、自治体として初めて行った町としても有名です。


鹿児島県拠点 梅雨入り前の棚田の風景(鹿児島県指宿市)撮影日:令和4年6月9日

鹿児島県指宿市にある「つなぐ棚田遺産」に選定された「新永吉の棚田」と「尾下の棚田」の風景です。


【新永吉の棚田】
新永吉の棚田(その1)

新永吉の棚田(その2)

新永吉の棚田(その3)

【尾下の棚田】
尾下の棚田(その1)

尾下の棚田(その2)

尾下の棚田(その3)


香川県拠点 「唐櫃(からと)の棚田」の地域振興に係る意見交換

  • 撮影場所:香川県土庄町
  • 撮影日:令和4年6月10日

現地視察の様子
現地視察の様子 小野寺地方参事官(左)と保存会の会長(右)
豊島棚田プロジェクトの看板
豊島棚田プロジェクトの看板

令和4年6月10日、香川県拠点は、土庄町豊島(てしま)において「唐櫃(からと)の棚田」を視察し、地域活性化に取り組む豊島唐櫃棚田保存会の会長及び公益財団法人福武財団の職員と意見交換を行いました。

豊島唐櫃棚田保存会は、年間を通じて「田植え体験」や「収穫祭(稲刈り、太鼓演奏、綿摘み体験)」などの地域振興及び棚田の保全活動を行っています。

棚田で収穫したお米や野菜、みかんなどは、島内の飲食店や豊島美術館のカフェで味わうことができます。また、棚田と空と瀬戸内海が一体となった美しい景色が一望でき、食とアート(豊島美術館)の魅力が発信される場所となっています。

意見交換では、唐櫃地区の農村振興、棚田の農作物を使った6次産業化が話題となりました。

(注記) 唐櫃の棚田は「つなぐ棚田遺産〜ふるさとの誇りを未来へ〜」及び「さぬきの棚田アワード」として認定されています。

【関連リンク】
「つなぐ棚田遺産〜ふるさとの誇りを未来へ〜」(農林水産省へリンク)
さぬきの棚田アワード(香川県へリンク)



愛媛県拠点 棚田地域振興コンシェルジュが「千町の棚田」で意見交換

  • 撮影場所:愛媛県西条市
  • 撮影日:令和4年6月2日


山間に広がる千町の棚田


関係者との意見交換の様子

棚田地域振興コンシェルジュである愛媛県拠点地方参事官が西条市千町(せんじょう)を訪問し、「千町の棚田」を核とした地域の振興について、同地区で活動する団体「千町2500」のほか関係者と意見交換を行いました。

同棚田は、県内でも屈指の棚田風景が広がる場所として知られており、農林水産省が優良な棚田を認定する「つなぐ棚田遺産〜ふるさとの誇りを未来へ〜」でも、全国の271棚田の一つとして選定されています。

当日は、棚田地域における地域振興を国が総合的に支援していることについて情報提供を行った後、同団体からは地域の現状や活動を行う上で感じていることなど、幅広く意見が出され、活発な意見交換となりました。


【関連リンク】
地方創生ホームページ(棚田地域振興コンシェルジュ)(外部リンク)


宮崎県拠点 高千穂町中川登棚田群で好例のアート米田植えが行われました。(令和4年6月18日)

梅雨の合間の貴重な晴天の下、町内外から集まった120人の老若男女と一緒に水田アートの田植えが行われました。子ども達は、泥だらけになりながら元気にぬかるんだ田んぼを楽しんでいました。今年のお題は、平和のシンボルである白いハトと高千穂神楽の面で新型コロナウイルスの沈静化を願い、「ハトと神楽の面でLOVE&PEACE」と決まりました。秋の収穫前(9月中旬頃)には稲の色づきがピークになるそうで、今から楽しみです。


東京都拠点 「甘酸っぱい美味しさのボイセンベリー」日時:2022年6月14日 場所:東京都稲城市

ボイセンベリー
ボイセンベリーは、国内では生産量が非常に少なく希少価値の高いキイチゴです。香りが豊かで甘酸っぱい美味しさがあり、実の部分はとても柔らかいのが特徴です。ビタミン・ミネラル・ポリフェノールなどの成分が豊富で、抗酸化作用もあり、健康食品として注目されております。(川清園撮影)


長野県拠点 陸(おか)ワサビ収穫中! 日時:2022年5月25日 場所:安曇野市

陸(おか)ワサビ収穫中

ワサビの生産が盛んな安曇野市で、農業用のビニールハウスを使って畑で育てた「陸(おか)ワサビ」の収穫が始まっています。湧き水などで栽培する「水ワサビ」と違い、冬場の農閑期にビニールハウスを活用でき、暖房も不要で手間や経費がかからないのが利点。主に茎や根茎はチューブタイプ製品の加工わさび原料へ、葉はお菓子向けの原料になるという。

広島県拠点 『マル赤馬鈴しょ(ばれいしょ)』白い花が咲き、収穫も始まる!

  • 撮影場所:広島県東広島市
  • 撮影日:令和4年5月27日

早期栽培ほ場の収穫風景
早期栽培ほ場の収穫風景

普通栽培ほ場の開花風景
普通栽培ほ場の開花風景


馬鈴しょの主産地である東広島市安芸津町は、広島県の中央南部の瀬戸内海側に位置し、1年を通じて平均気温が16度前後と温暖で降雨量も少なく馬鈴しょ作りに最適な地域となっています。

特に赤崎地区では、レンガ色をしたミネラル分が豊富な赤土を持つ傾斜畑で生産されることから、『マル赤馬鈴しょ』という名称の由来となっています。

マルチによる早期栽培のほ場では、5月下旬から収穫が始まり、普通栽培のほ場では、星形の白い花が畑一面を埋め尽くしています。




2022年5月

岩手県拠点 農作業事故防止に向けた啓発活動を行いました(2022年4月12日〜4月28日)

岩手県拠点では、「令和4年春の農作業安全確認運動」の一環として、農作業が忙しくなる春の農繁期に、県内JAの資材センター、農機センターなど18か所を対象に注意喚起と啓発パンフレット配付の協力をお願いしました。これは、令和3年秋の取組を継続したものです。
また、農業者に直接「毎年、農作業事故が発生しているので、十分に注意し安全に作業をお願いします。」と農作業事故防止の働きかけを行いました。

農業者への説明風景
雫石町の農業者へ働きかけ

農業者を訪問して声かけ
紫波町の農業者を訪問し声かけ

農機センター職員に説明
農機センター職員に協力を依頼

トラクターに乗る農業者に説明
トラクターで作業を始める
奥州市の農業者へ働きかけ
働きかけをした方々の切り抜き
各地で働きかけに応じていただいた
農業者及び資材センター職員の方々


山形県拠点 鮭川村で廃園となった「観光ワラビ園」を再興し地域創生を目指す地域おこし協力隊を取材しました。(令和4年5月26日)

鮭川村の大芦沢観光ワラビ園は、角田氏ほか2名の地域おこし協力隊が再興して2年目を迎えましたが、「他のわらびよりも粘りがあっておいしい。」と好評で、前年より2割増しで客足が伸びています。現在は、「鮭川わらび」のブランド化を目指して村の加工場「工房・七つの里」でわらびの加工品を作ろうと、”地域のお母さん”方に塩蔵方法を教わるなど試行錯誤しながら準備を進めています。
また、角田氏は、最上地域全体を見据えた活動につなげようと、最上地域の各市町村で活動する地域おこし協力隊が立ち上げた「活動推進研究会」というグループにも参加しており、最上地域の連携強化、地域創生に向けて取り組んでいます。

01_鮭川村地域おこし協力隊-角田-歩さん-(写真提供:鮭川村地域おこし協力隊)
鮭川村地域おこし協力隊 角田 歩 氏
(写真提供:鮭川村地域おこし協力隊)
取材の様子
取材の様子

03_ワラビ園オリジナル手ぬぐいと角田さん
ワラビ園オリジナル手ぬぐいと角田氏

わらび園の様子
わらび園の様子


千葉県拠点 食品表示法に基づく食品表示監視業務を通じた「みどりの食料システム戦略」の普及啓発
日時:2022年5月12日 場所:千葉県船橋市



「みどりの食料システム戦略」の幅広い理解、浸透に向けた取り組みとして、当拠点の消費安全業務チームが行っている一般巡回調査の機会を活用し、食品・流通事業者等へパンフレット等を配布して、周知を進めることとしました。(今年度内、2百数十件程度を予定)
同戦略の内容について、多くの方々に関心を持って実践していただけると幸いです。

みどりの食料システム戦略 (農林水産省へリンク)
食品表示に関する取組 (農林水産省へリンク)


帯広地域拠点 足寄町で「あずきにキュン♡」展が開催されています

令和4年5月10日から22日までの間、足寄町民センターのロビーにおいて、足寄町と足寄町教育委員会の主催で、「あずきにキュン♡」展が開催されており、北海道農政事務所帯広地域拠点からは展示物を提供しました。
小豆は、コロナ禍による外出自粛などで、お土産品向けなどの業務用の需要が減少していますが、加工業者によっては、輸入品から国内産への切替えの動きがみられ、十勝産小豆の需要は徐々に回復傾向にあります。しかしながら、生産者の販売価格は依然として低迷を続けています。
「あずきにキュン♡」展では、小豆の消費拡大を目的とした帯広地域拠点独自の取組にスポットを当て、当拠点が作成したポスターの掲示や、小豆の手作り料理の写真を使ったカレンダーなどを紹介し、小豆の魅力をアピールしています。あわせて、「牛乳をモ〜1本」と題した牛乳の消費拡大をPRするポスターも掲示して、足寄町の基幹産業である酪農業への支援も呼びかけています。


撮影データ

◯撮影年月日:令和4年5月11日(水曜日)
◯撮影場所:足寄町(町民センター1階ロビー)


「あずきにキュン♡」展の様子1

「あずきにキュン♡」展の様子(1)

「あずきにキュン♡」展の様子2

「あずきにキュン♡」展の様子(2)


宮城県拠点 海洋プラスチック問題に配慮した米生産の田植作業を見学してきました。(令和4年5月11日)

JA新みやぎ南三陸統括営農センターは、プラスチック被膜殻による海洋汚染の問題を解決するための実証試験として、肥料メーカーと生産法人の協力のもと、海に程近い気仙沼市波路上地区の水田において、マイクロプラスチックを使用しないペースト肥料の2段施肥による田植えを行いました。この実証試験では、水田ごとにペースト肥料の施肥量を変えながら、3枚の水田に田植えを行い、生育状況、収穫量及び品質等の確認も行うこととしています。

粒状のプラスチック被膜殻が
海洋へ流出し問題となっている 2段施肥機能アタッチメントを付けた
田植機にペースト肥料を注入 マスコミや近隣農家も多数集まり
関心の高さがうかがえた

鳥取県拠点 新たな技術でシカを捕獲

撮影場所:鳥取県若桜町
撮影日:令和4年5月17日


小林式誘引捕獲の説明

小林さんによる実演

令和4年5月17日、若桜町の小舟山国有林において、鳥取森林管理署が中心となって「効率的なシカ捕獲を目指す現地検討会」が開催され、鳥取県拠点を含む鳥獣対策に関わる行政機関や県猟友会など約50人が参加しました。講師の林野庁近畿中国森林管理局の小林正典さんによる、くくり罠を使用した新しい捕獲方法「小林式誘引捕獲」の説明と実演が行われました。

近年、ニホンジカによる農林業への被害や、狩猟者の高齢化や人手不足による捕獲率の低下が問題視されています。その対策として、より効率的に捕獲する事が可能な「小林式誘引捕獲」が考案されました。従来のくくり罠とは異なり、餌があれば誰でも簡単に活用できるのが魅力です。

今後は鳥取森林管理署など関係機関が協力しながら、より効率的なシカの捕獲による鳥獣対策に取り組んでいくことになっています。

【関連リンク】
近畿中国森林管理局ホームページ(外部サイト)


島根県拠点 しまね農業女子のマルシェを開催しました!(令和4年5月3日、5月4日)

令和4年5月3日(火曜日)、5月4日(水曜日)に松江市、益田市でそれぞれしまね農業女子のマルシェを開催しましたので、その様子を紹介します。

〇松江歴史館(令和4年5月3日火曜日)
令和4年5月3日(火曜日)、松江歴史館にて、しまね農業女子のマルシェを開催しました。
この日は天候も良く、トマト、マーマレード、バタフライピーティー(注記)などを販売したほか、はちみつ石鹸づくり体験も行いました。
令和4年4月5日のマルシェの打ち合わせで決まった、お揃いのエプロンや、名札などを身に着け、しまね農業女子として統一感を出すことが出来ました。

この日は歴史館のイベントで「鉄砲隊演武」があり、マルシェの前で足を止めてくださるお客様も多くいらっしゃいました。しまね農業女子について説明すると「応援します。」といってくださる人もおられ、励みになりました。
(注記)バタフライピーとは、マメ科のハーブで、アントシアニンという青い色素を多く含み、酸を加えると化学反応して、紫色に変化する性質を持つことから、見た目の変化を楽しめるハーブティー等に利用されています。

歴史観

〇さんさん牧場(令和4年5月4日水曜日)
令和4年5月4日(水曜日)、しまね農業女子メンバーの松尾さんが勤務しているさんさん牧場にて、しまね農業女子のマルシェを開催しました。

マルシェではピンクのつなぎがトレードマークの豊田さんが勤務する(農)横尾衛門の農産加工品やご飯ものを販売しました。
商品の中でもひときわお客様の目を引いていたのは「猪肉の炊き込みご飯」。連休で都会から帰省した人には珍しかったようです。

また、この日はメンバーの紹介パネルやしまね農業女子メンバーマップを用意し、熱心に見ているお客様も見受けられました。

sansan

宮崎県拠点 (株)杉本商店と意見交換をしました。(令和4年5月17日)

高千穂町で干しシイタケの輸出を行い、先日、GFPアンバサダーに認定された「(株)杉本商店」の杉本和英代表取締役社長と意見交換を行いました。杉本社長は、現在、生産者の負担軽減を図るため、アシストスーツの導入にも取り組んでいらっしゃいます。

右から杉本代表取締役社長、アシストスーツを装着した城農政推進官

同社で輸出している干しシイタケ、シイタケのパウダー


青森県 県内初のバイオマスプラントで地域資源を持続可能なエネルギーへ(令和4年5月17日)

青森県十和田市に新設された「バイオガスエネルギーとわだ」を訪問し、意見交換を行いました。
本施設は、廃棄物処理のスペシャリスト県南環境保全センター(株)が運営する県内初、東北地域で3番目となる地産地消型バイオマスプラントです。県南地域の食品関連事業者の有機汚泥や食品残さ、野菜くず等を受入れ、発酵槽で発生させたメタンガスを、電気と熱(温水)に変換して施設内で利用するほかに、余剰電力を売電しています。また、ガスを取り出した後の発酵残さは肥料化して農家に還元され、リサイクルループが構築されています。廃棄物の処理量は約80トン/日、年間発電量約525kWh(一般家庭1,100世帯分相当)を見込んでいます。
今後は、肥料化する際に発生する消化液の液肥利用の検証や、食品残さ等の搬入先、搬入量を拡大するなど、地域の環境負荷低減にもっと役立つ施設を目指したいと力強く話してくださいました。

処理施設棟での説明の様子 ながいも・ごぼうの残さ受入れ 発酵残さを肥料化した製品と液肥を検証している消化液
処理施設棟での説明の様子 ながいも・ごぼうの残さ受入れ 発酵残さを肥料化した製品(左)と液肥を検証している消化液(右)
発酵タンクと発電機 発電量と供給量を表示するパネル 意見交換の様子
発酵タンクと発電機 発電量と供給量を表示するパネル 意見交換の様子

三重県拠点 丸山千枚田「田植えの集い」に吉光地方参事官(三重県担当)が参加しました!

令和4年5月21日(土曜日)、三重県熊野市にある丸山千枚田において、「田植えの集い」が3年ぶりに開催され、棚田オーナーなど332人が参加しました。
丸山千枚田は、1340枚という最大規模の枚数を誇る棚田で、「つなぐ棚田遺産」に認定されています。

[画像:丸山千枚田 田植えの集い 吉光地方参事官]
写真:田植えをする吉光地方参事官(三重県担当)(令和4年5月21日撮影)

[画像:丸山千枚田 風景]
写真:丸山千枚田(令和4年5月21日撮影)


鳥取県拠点 整いました! 倉吉プリンスメロンの出荷が始まります!

撮影場所:鳥取県倉吉市
撮影日:令和4年5月16日


糖度計で糖度を測定します

香り高いプリンスメロン

倉吉特産のプリンスメロン査定会が開かれました。

プリンスメロン特有の甘い香りに包まれた会場では、JA鳥取中央の担当者が半分に割ったプリンスメロンの糖度を一玉ずつ計測し、今シーズンの仕上がりを確認していました。

「例年通りの仕上がりです。」倉吉メロン生産部部長佐々木敬敏さんの言葉の奥には、54年の長い歴史を繋ぎ、生産者一人一人が責任を持って倉吉プリンスメロンを生産、出荷しているという誇りがあります。近年、目まぐるしく変化する気象条件の中でも、変わらない高品質なプリンスメロンの仕上がりが確認されました。

初夏の味覚、倉吉プリンスメロンの出荷は7月上旬まで続きます。

【関連リンク】
JA鳥取中央ホームページ(外部サイト)


山形県拠点 本格的な春の訪れとともに、米どころ庄内平野で田植え作業が始まりました。(令和4年5月10日)

庄内米で知られる米どころの庄内平野で、田植えの本格作業が始まりました。鳥海山の山肌の残雪が腰を曲げた男性に見える「種まきじいさん」の姿を背景に、菜の花が咲きほこる中、苗運びや田植え機の操縦など忙しくも手際よく作業を行っていました。
山形県内の田植え作業は、庄内地区を皮切りに5月下旬まで続きます。

鳥海山を背景に田植え作業が本格化 代かきを終え田植えを待つ圃場
鳥海山を背景に田植え作業が本格化
(三川町の長南さんの圃場で撮影) 代かきを終え田植えを待つ圃場
(赤丸は種まきじいさん)
田植えの時期を告げる鳥海山の残雪「種まきじいさん」(赤丸)袴をはいた姿で、手にはざるをもっているような・ 田植えの時期は、菜の花が咲きほこっています
田植えの時期を告げる鳥海山の残雪「種まきじいさん」(赤丸)袴をはいた姿で、手にはざるをもっているような・・ 田植えの時期は、菜の花が咲きほこっています。


愛媛県拠点 「はだか麦」が収穫最盛期を迎える

  • 撮影場所:愛媛県松前町
  • 撮影日:令和4年5月18日


収穫作業の様子

収穫期を迎えたはだか麦

愛媛県内では、5月中旬から「はだか麦」の収穫が最盛期を迎えており、生産者は収穫作業に追われています。

令和3年産は県下で1,860ヘクタール作付けされ、収穫量も35年連続日本一で、令和4年産も天候に恵まれ4年連続で豊作が見込まれます。

撮影した松前町は、令和3年産「はだか麦」の作付面積268ヘクタールで、愛媛県の「はだか麦」作付面積の14パーセントを占めています。


2022年4月

鹿児島県拠点 「みどりの食料システム戦略推進鹿児島連絡協議会発足式」を開催しました(令和4年4月21日)

鹿児島県拠点では、農林水産省が昨年5月に策定した食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を鹿児島県内で具体的に推進するため、県内の自治体、研究開発機関、農業団体、有機農業団体、卸売・小売業者、消費者団体等を構成員とする「みどりの食料システム戦略推進鹿児島連絡協議会」を設立し、令和4年4月21日に発足式を開催しました。
発足式では、事務局から「みどりの食料システム戦略推進鹿児島連絡協議会の具体的活動の方向性(案)」を提案し、構成員の了承を得ました。
今後、この具体的活動の方向性を基に、オール鹿児島で各構成員による具体的な取組を進めていくこととしています。
(「みどりの食料システム戦略推進鹿児島連絡協議会」については、こちらをご覧ください。)


みどりの食料システム戦略推進鹿児島連絡協議会発足式風景
発足式風景

挨拶する相本九州農政局次長
挨拶する相本九州農政局次長
挨拶する池上地方参事官
挨拶する池上地方参事官



石川県内で地域活性化に取り組んでいる農業者の事例を掲載しました。(令和4年4月)

石川県拠点では、新規就農者や農業に従事している女性、農業に従事するため移住(Iターン)してきた就農者などが、石川県内で地域の活性化や農地の保全等に取り組んでいる活動状況を紹介する取組事例をまとめました。 石川県内の地域活性化、Uターン・Iターンの促進等の参考になれば幸いです。

秋田県拠点 秋田市で野菜の無化学肥料栽培に取り組んでいる伊藤農園と意見交換を行いました(4月14日)

4月14日、秋田市で化学肥料を使わずに有機質肥料で野菜の栽培に取り組んでいる伊藤農園の代表伊藤和平(かずひら)さんと意見交換を行いました。
伊藤代表は、45年ほど前にサラリーマン生活にピリオドを打ち、後継者として野菜や花の育苗販売をメインに営農されてきました。膝を痛めたため、一時は廃業も考えたそうですが、大手スーパーから葉物野菜の出荷の打診があり試験的に出荷したところ、好評だったことから、ほうれんそう、しゅんぎくの通年出荷を始めました。伊藤農園の土作りは、鶏糞ペレット、豚ぷん堆肥を使用しており、その中でも豚ぷん堆肥は地域の養豚農家へ委託して作ってもらっているとのことです。
「育苗から手がけているため種子代がかさむものの、種子の仕入れ先から色々な種類の野菜の情報を得ることができる。育苗で培ってきたノウハウを活かして育てた苗により、食味の良い野菜を生産している。それはこれまで頑張って作ってきた土からの贈り物と思っている。」と話されていました。

意見交換の様子
意見交換の様子

伊藤農園の用土
伊藤農園の用土
ハウス内の様子
ハウス内の様子
伊藤代表
伊藤代表

香川県拠点 小豆島町の新規就農者との意見交換

令和4年4月12日、香川県拠点は小豆島町において、新規就農者である実都農園の向井氏と意見交換を行いました。

実都農園は、三都半島の荒れていた耕作放棄地を自分たちで開墾するところから新たな就農を始め、現在はブラッドオレンジ、キウイ、ニンニクやスイートコーンなどを栽培しています。

意見交換では、小豆島で就農したきっかけ、耕作放棄地の現状や課題、地産地消などが話題となりました。

向井氏は「自分が目指す農業は島内での地産地消であり、小豆島にも美味しい果物や野菜があるということを食べて感じてもらいたい。」と話していました。

意見交換を行う向井氏(右)と小野寺地方参事官(中央)
意見交換を行う向井氏(右)と小野寺地方参事官(中央)

向井氏が栽培するニンニク畑
向井氏が栽培するニンニク畑

大分県拠点 地域の遊休農地をタラノキに替えて保全していきたい・・・帯刀和男

10年前からタラノキを栽培しています。春にはタラの芽を町内の日本料理店に卸し、葉や樹皮はお茶に、枝や幹は杖や孫の手に加工しています。タラの葉茶は、日出町のふるさと納税の返礼にも選定され、地域の店舗のみならず、大分市内のデパートやおんせん県大分の通販サイトでも販売しています。トゲのない品種で、栽培の手間もかからず高齢者や女性でも栽培しやすいため、知人や希望する人に種根や苗を分けて地域の遊休農地等で栽培することを提案してきました。今後は協議会を起ち上げ、タラノキの栽培・加工の普及に貢献していきたいです。
(注)タラの葉や樹皮は中国では漢方薬として使用されてきており、日本では古くから糖尿病・腎臓病・胃腸病の民間薬として広く利用されてきた歴史があります。



愛媛県拠点 宇和海沿いのスジアオノリ養殖

宇和海に降り注ぐ陽射しを受ける水槽で、順調にスジアオノリが生育しています。
西予市明浜町の佐藤真珠株式会社では2020年9月からスジアオノリの養殖を始め、同年12月から出荷を開始しました。アコヤガイの大量死によって、真珠養殖産業は打撃を受けており、同社は雇用維持と収入源確保のため、陸上養殖産業の可能性を模索。地球温暖化の影響で収獲量が減少しているスジアオノリの養殖に注目しており今後、養殖スジアオノリの需要が高まることを期待しています。同社の佐藤氏は、「あくまでも真珠産業がメイン。宇和海の真珠産業を守りながら地域の新たな特産品として定着させていきたい。」と話されていました。


スジオアオノリ養殖場の様子

水槽で生育中のスジアオノリ

福井県拠点 「Fukui GAP Association」に対し、令和3年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール農産局長賞を手交しました。

令和4年4月5日(火曜日)、佐土原地方参事官は、令和3年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール(GAP部門)で農産局長賞を受賞した、GAPに関心を持つ稲作の農業者有志の組織「Fukui GAP Association(略称FGA)」に表彰状を手交しました。手交後、取組内容について意見交換を行いました。
GAP(Good Agricultural Practices:農業生産工程管理)とは、農業生産の各工程の実施、記録、点検及び評価を行うことによる農業経営改善や効率化に繋がる取組。

受賞したFGAの皆さん
受賞したFGAの皆さん
意見交換の様子
意見交換の様子

奈良県拠点 県内有数のナス産地から若い世代に農業の魅力を発信〜ユキファーム〜

広陵町の古川敏之・真知夫妻は脱サラして、令和3年4月に父・乾 勝全氏が代表を務める「ユキファーム」に就農し、ナス(ハウスと露地)を栽培しています。
ユキファームでは、ナスの甘みをより強くするため土や堆肥、水管理にこだわり、長年試行錯誤しながら作ったナスを、県内はじめ大阪などの直売所や通販により販売しています。
古川夫妻は、就農後一年を振り返り「農業は3Kのイメージが強いが、この一年農業をやってきて農作業は楽しく、作ったナスがおいしいと言われることに働きがいを感じている。同世代や女性の方にもっと農業の魅力を発信していきたい」と語られました。

(撮影・取材:令和4年4月)

古川夫妻

【ナスの成長を見守る古川夫妻】

「広陵町産野菜を販売するマルシェや地元野菜を使った料理を提供できるカフェを開きたい」と語る古川夫妻


ユキファーム代表

【土づくりにこだわったナス栽培】

「廃棄野菜や木くず、米ぬかなどを肥料に混ぜることで、土の中で根が全体に広がり強いナスが育つ」と語る代表の乾氏


千両二号

【収穫を迎えたナス(千両二号)】

濃い黒紫色でつやが良く、とても柔らかく甘みが強いとのことです


珍しいナス

【珍しい種類のナスも栽培】

左:ゼブラナスは、皮は硬く果肉もしっかりしているため焼き物や煮物に合うとのことです
右:白ナスは、皮は硬いが果肉はとても柔らかく焼き物や揚げ物に合うとのことです


袋詰めされたナス

【出荷用に袋詰めされたナス】

出荷時期はハウス栽培では3月下旬から7月中旬頃、露地栽培では6月から11月頃までです


兵庫県拠点 美方大納言小豆で未来へつなぐ!伝統と故郷(ふるさと)

美方郡香美町で美方大納言小豆の栽培・カフェ経営をされている「aoite.azuki.base(アオイテ・アズキ・
ベース
)」の三浦由紀子さんにお話を伺いました。



美方大納言小豆を選んだ理由は?

令和3年3月まで香美町の職員をしており、地域特産物である 「美方大納言小豆」の生産を振興をする立場でした。しかし、後継者の高齢化が進んでいることもあり、作付面積はなかなか伸びませんでした。

「美方大納言小豆を絶やしたくない」という想いから、自ら小豆栽培を始め、あんこを使ったメニューを提供するカフェを開店しました。この取り組みを広げていき、伝統や農地の保全方法を若い方々に示していければと思います。


あんこたっぷり『あんバタートースト』

aoite.azuki.baseについて

美方大納言小豆に特化したカフェは令和4年1月にOPENしました。メニューは、おはぎ・あんバタートースト・あんバターコッペ・スコーン(あんこ添え)の4種類で、夏には新メニューの追加も検討中です。

面積は、令和3年産の10aから今年は20aに拡大する予定です。さらに、今年から、新たに地域の農家さんにもお願いできることになりました。ほ場で作業をしていると、地域の農家さんが見に来てくださり「今年はちょっと増やしてみる」「今年は新たに作ってみようかな」といったお声も聞けるので、やって良かったと感じます。



空き家を改装した落ち着きのある店内

今後の目標や挑戦したいことは?

将来的には、地域の農業者や事業者と協力して「美方大納言小豆」を推進し、地域おこしに繋げていければと考えています。

また、香美町は稲作中心の地域のため、フードメニューの材料の一部を、小麦粉から米粉に移行できないかとも考えています。実現には、地域の水稲を米粉に適した品種へ切り替えてもらったり、米粉への加工施設の準備など一人では難しい課題は多数ありますが、地域の御協力を得て、前向きに進めていきたいと思います。

美方大納言小豆とは
…たじまの北西部に位置する美方郡で生産される『美方大納言小豆』は、白いさやで粒が大きいという特徴があります。また、色鮮やかで荷崩れしにくいことから、特に和菓子に適していると好評で、著名な和菓子店などからも高く評価されています。(JAたじまホームページより)


東京都拠点 「稲城市の果樹生産者」日時:2022年4月20日 場所:東京都稲城市


稲城市で幻の梨「稲城」を栽培している川島幹雄さんを訪問しました。川島さんは梨の他、梅、高尾ブドウ、ボイセンベリーを栽培しています。梨の受粉にはネパールから持ってきた梨の花粉を使用しています。また銚子産煮干しを使って自家配合した肥料を使用しています。川清園フェイスブック


函館地域拠点 農事組合法人函館つるの生産組合との意見交換

函館地域拠点は、函館市で野菜の生産を行う農事組合法人「函館つるの生産組合」会長の大槻寅男氏と、有機肥料を使った生産の取組等について意見交換を行いました。

函館つるの生産組合(会長 大槻寅男氏)
(1)経営耕地面積34haで、ハウス50棟(3.5ha)でアスパラガスを栽培しているほか、露地栽培で、大根、にんじん、きゃべつ、スイートコーン、ブロッコリー等を生産
(2)アスパラガスは、地元漁協が廃棄していた昆布根と函館競馬場の馬糞を活用した有機質肥料を使用し、特に大きいものを独自ブランド「海の神」として、有名食品スーパー等で販売


意見交換の様子
大槻会長(左)と齋藤地方参事官
収穫されたアスパラガス
収穫されたアスパラガス
アスパラガスを発送する包装箱
アスパラガスを発送する包装箱



過去の地方参事官の活動記録は こちら から

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