新日本石油開発(株)のパプアニューギニアにおけるLNG プロジェクトの債務保証(完工保証)採択について 〜我が国へのLNGの安定供給に寄与〜
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC理事長:河野博文)は、新日本石油開発(株)(取締役社長:古関信)が間接出資するニッポン・パプアニューギニア・エルエヌジー・エルエルシー(Nippon Papua New Guinea LNG LLC)がパプアニューギニアで推進するLNG事業について、債務保証(プロジェクトファイナンスにおける完工保証)案件として採択し、平成21年12月15日(ニューヨーク時間)、本LNG事業融資団との間で完工保証契約を締結いたしました。
Nippon Papua New Guinea LNG LLCは、エクソンモービル社が主導しているパプアニューギニアにおけるLNGプロジェクトの約4.7%の権益を保有しており、本年12月8日にプロジェクト参加企業間でLNGプロジェクトの事業化に向けた最終投資意思決定が合意されました。
本プロジェクトは、パプアニューギニアにおける初めてのLNGプロジェクトであり、陸上のガス田及び油田から生産される天然ガスを、全長750キロメートル超のパイプラインで首都ポートモレスビー近郊まで輸送し、LNGプラントで液化して商業化することを計画しております。今後、約4年間の建設期間を経て、2014年にLNGの出荷を開始、プロジェクト全体の生産数量は年間660万トンを予定しています。
本プロジェクトにより、パプアニューギニアは日本への重要なLNG供給国の1つとなります。生産される予定のLNGのうち、約半数が日本に持ち込まれると見込まれ、我が国へのLNGの安定供給に貢献することが期待されます。
以上
・名称 Nippon Papua New Guinea LNG LLC
・設立 平成21年8月3日
・代表取締役社長 古関信氏
・資本金 100米ドル【2009年10月末現在】
権益保有者
権益比率
Nippon Papua New Guinea LNG
4.7
エクソンモービル(オペレーター)
33.2
オイルサーチ
29
サントス
13.5
パプアニューギニア政府・地権者
19.6
本プロジェクトについては、
(1)技術的事項、(2)経済的事項、(3)政策的事項、(4)事業実施関連事項等の観点からのJOGMEC採択審査基準を満たすと判断されることから、債務保証対象事業として採択することとした。
なお、本プロジェクトの採択に際しては、経済産業大臣と協議し、同意を得ている。
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