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石綿は、アスベストともいわれる天然の鉱物であり、保温・断熱性能に優れ、建築物の原材料との親和性も高いことから、耐火・断熱・保温・吸音・吸湿・腐食等に対する性能が要求される各種の建築部材に長年使用されてきました。 一方で、石綿の粉じんにばく露することによる健康被害が確認され、現在では発がん性物質として製造禁止物質に指定されたことから新たに使用されることはありませんが、現存する多くの建築物等には石綿を含有する建材が使用されており、これらの建物を維持管理するには十分な知識を有する者がリスク評価を行い、正しく管理を行う必要があるほか、建物の改修・解体時には石綿の含有する建材を見極め、粉じんの飛散防止措置を徹底し、かつ、石綿含有建材が再利用されないよう適切な廃棄物処理を行わなければなりません。 本講座は、石綿が使用されている可能性のある建築物の調査を行う者に取得が義務付けられた「建築物等石綿含有建材調査者」の講習を登録講習機関で行うインストラクターを養成するための講座であると同時に、一般建築物石綿含有建材調査者講習を修了することが出来るものです。 なお、本講座は、当センターの教室を題材とした書面及び現地調査と、それに基づく調査書作成の演習の時間を設けており、体験型実習の度合いの高い実践的な講習として、受講者の皆様にご好評をいただいております。資格取得後の業務従事に向けた即戦力を養える、お奨めの講座です。
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