プノンペン首都圏送配電網拡張整備事業(フェーズ3)(第一期)
Phnom Penh City Transmission and Distribution System Expansion Project (Phase 3) (I)
実施中案件
- 国名
- カンボジア
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 資源・エネルギー
- 借款契約(L/A)調印
- 2025年10月
- 借款契約額
- 229.11億円
プロジェクト紹介
カンボジアでは、経済成長に伴う電力需要増加に対応し、2023年時点で3,517MWの発電設備容量を2030年までに10,375MWまで拡大させる計画です。
しかし、国内電力需要の5割以上を占めるプノンペン首都圏では、数年以内に複数の変電所が処理能力の限界に近づくと見込まれており、変電所の増強・新設と、それに伴う送配電網の拡張が既設発電所からの供給拡大や、新規発電所との接続を確保するための課題となっています。カンボジア政府はこれまでJICAの協力を活用して、プノンペン首都圏の中心部から西部にかけての送配電網の整備を進めてきました。また、近年はプノンペン経済特区を中心に日本企業のカンボジアへの進出が大幅に増加しています。本事業の対象地域内には、プノンペン経済特区や日系の小売業・サービス業が含まれます。そのため、本事業による電力の安定供給は日本企業の活動の下支えとなることも期待されます。
また、本事業は2014年にフェーズ1の借款契約(L/A)調印が結ばれたプノンペン首都圏送配電網拡張事業のフェーズ3に位置付けられます。フェーズ1ではプノンペン首都圏中心部における送電系統のループ化、フェーズ2では発電所が立地する首都圏外から中心部へ電力を送る高圧送電線の整備を実施してきました。フェーズ3となる本事業では、これら既存ネットワークを活用しつつ、都市開発の進展に伴い電力需要が急増しているプノンペン首都圏の北部、東部、南部エリアにおいて送配電網を整備・増強し、首都圏郊外部まで電力供給安定化を図るものです。
【事業目的】
本事業は、電力需要が集中、拡大するプノンペン首都圏において、変電所及び送配電網を整備することにより、首都圏の電力供給の安定化および再生可能エネルギー導入促進を図り、もってカンボジアの経済発展に寄与するもの。
【事業内容】
ア)変電設備新増設(115/22kV変電所9箇所新設・増設)
イ)送配電網拡張(上記新設変電所に接続する 115kV 架空送電線新設、115kV地中送電線新設、22kV配電線新設)
ウ)EV充電ステーション、電力供給設備導入、作業用車両
エ)コンサルティング・サービス(基本設計、入札補助、施工監理、環境社会配慮支援、技術移転等)
協力地域地図
プノンペン首都圏送配電網拡張整備事業(フェーズ3)(第一期)の協力地域の地図