音声広報CD「明日への声」トラックナンバー5 vol.106(令和7年(2025年)11月発行)
(イントロダクション:女性ナレーター)
毎年秋から冬にかけては、インフルエンザの流行シーズンです。インフルエンザは、38°C以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身の倦怠感などの症状が、比較的急速に現れるのが特徴です。インフルエンザを予防する有効な対策を実践しましょう。この音声では、「1.インフルエンザとは」「2.感染経路」「3.感染対策」「4.感染した場合の対応」「5.ほかの人にうつさないためにできること」についてご紹介します。音声は10分程度でお聞きいただくことができます。
(本文 Q.女性ナレーター / A.男性ナレーター)
Q1:インフルエンザについて教えてください。
A1:インフルエンザは、インフルエンザウイルスが体内に入り込むことによって起こり、A型、B型、C型及びD型に大きく分類されます。このうち大きな流行の原因となるのはA型とB型です。こどもではまれに急性脳症を、高齢のかたや免疫力の低下しているかたでは細菌による肺炎を伴うなど、重症になることがあります。
Q2:どのように感染するのですか?
A2:インフルエンザウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染の2つがあります。
- ●くろまる飛沫感染
- 感染したかたがくしゃみや咳、会話などで飛ばした飛沫の中に含まれるウイルスを、近くにいるかたが口や鼻から吸い込むことで感染します。
- ●くろまる接触感染
- 感染したかたがくしゃみや咳を押さえた手でドアノブや手すりなどに触れた後に、近くにいるかたがそのドアノブや手すりを触れることでウイルスが付き、その手で、口や鼻、目を触ることで感染します。
Q3:インフルエンザから身を守るための対策を教えてください。
A3:インフルエンザの予防対策をご紹介します。
Q4:インフルエンザかな?と思ったらどうすれば良いですか?
A4:睡眠を十分にとるなど安静にしましょう。高熱による発汗での脱水症状を予防するために、特に症状がある間は、こまめな水分の補給が必要です。もし、高熱が続く、呼吸が苦しい、意識状態がおかしいなど具合が悪ければ、早めに医療機関を受診しましょう。ただし、発熱12時間未満の場合、検査の結果が陽性にならないことがありますので、検査は発熱後12時間以上経過してから受けることをおすすめします。また、医師が必要と認めた場合には、抗インフルエンザウイルス薬が処方されます。用法や用量、服用する日数など医師の指示を守って服用してください。
Q5:ほかの人にうつさないためにはどうすれば良いですか?
A5: 熱が下がった後も、インフルエンザウイルスは体外へ排出されるので、数日は通学や通勤は控え、自宅療養しましょう。くしゃみや咳が出るときは、マスクを着用するなどの「咳エチケット」や、こまめな手洗いを心がけましょう。
(エンディング:女性ナレーター)
インフルエンザは、感染を広げないために一人ひとりが「かからない」「うつさない」対策を取ることが大切です。詳しくは「政府広報 インフルエンザ」で検索してみてください。